「血染めの」というフレーズが世界一似合う服
2000年6月
水無月

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6月29日(木)

何か、忘れている様な気がする・・・

私的な都合によりバタバタと最近は変に忙しかったワケですが、それもどうにか一段落着いて。 ほうと溜息をつきつつ、やりたかったけどやる暇の無かったCDーRを触り始めて、色んなモノをジュウジュウと焼いたり。 いやなかなか愉快なシロモノですねありゃ。 ハードディスクの中身も随分減らす事が出来ましたし。 その他には夢枕獏の「陰陽師・鳳凰の巻」を読みまして、この著者は昔から好きなのですが。 氏も思わぬブームでウハウハだろうなと思いつつも、やはり内容はそれに慢心する事無くなかなかに面白いです。 しかもHPまで始めた(本人が作るワケではないが)というのも書かれていたので覗いてみれば、筒井康隆以来近頃流行のオンライン小説の様なものも行われる様で、でも会費がいるので私は却下。 掲示板に度々氏が現れるのは、ファンにとってはなかなか嬉しかろうと思われます。

まあ最近の話題と言えばムツ@ゴロウさんが動物に指を噛みちぎられて、それもまあ「やっとかいな」と思っておられる方も多いと思われますが。 あとはノックかな。 あっちこっちで「吉本、『ノックは無用』」などという、有名映画か、氏が長年上岡龍太郎と続けていた有名関西ローカル番組のタイトルが書かれています。 大変だなノックさん。 知名度では現大阪府知事は足下にも及ばないんだけど。 愛称フゥちゃん。 ババァじゃねぇか

ついうっかりとでは済まされない個人的な迂闊な事件といえば、キング・クリムゾンが油断している間に新CDを出していまして。 3,4年周期で活動をするというオリンピックみたいなバンド且つ今更プログレは流行らないというこの世間の点で私の耳に入るのが遅れていました。 こうしちゃおれんとばかりに土砂降りの雨の中自転車かっ飛ばして、それも今更格好良いんだか悪いんだかですが、これで売ってなかったら世間の物笑いだと思いつつ近所にツタヤに行ったらちゃっかり売っており一安心。
内容的にはもう、ジャケットもスペイシーなら中身もスペイシー。 いや良かったのですが。 相変わらずの超高等テクニックと超最新テクノロジイと超最先端の曲調に驚かされつつも、そりゃ今更人気出ないわなと思いました。 特異過ぎて。 9分越えるインストゥメンタルなんて車で聴けません。
でも個人的にはやはり好きだったりしています。 どうやら10月には来日コンサートもやるようで。 こりゃもう行かなきゃなりますまいて。 もうアタシ一人でも応援させて頂きます。 同時期にスティングやらポール・ギルバートやらも来日しますが、知ったこっちゃねぇや。

・・・そうか、仕事探すの忘れてたんだ。


6月26日(月)

朝っぱらから「○○をお願い致します」だの「○○を男にして下さい」だの時代錯誤な大音響で走る抜ける車に起こされ、昼間っから何度も何度も「○○の後援会のものですが25日の選挙には是非・・・」などと話しかけられ、夕方の駅前では「来るべき21世紀を、果たしてこのままの状態で迎えても宜しいのでしょうか」と的を射ていない演説を繰り返されて近頃はほとほと迷惑でしたね。
で、昨日選挙が終わるとどうですか。 随分静かなものじゃないですか。 どうせなら当選させて貰った人は例の演説車で「ありがとうございます。 これからも頑張らせて頂きます」の一言も言えないものなのでしょうかね? ガキのお受験みたいに入るまでが大変で、入ったら馬鹿で良いってのと同じじゃないですか?

とまあいきり立つのも似合わないか。 考えてみればそれはそれで分かり易いな。 ビジネスとしては。 でももうちょっと投票してくれた人達に感謝をあらわした方が良いと思うな。 そうすればもっと支持されますよ。 この国の人達はそういうのが好きだから。 義理と人情。 ヲブチっ娘、圧倒的な勝利。 相変わらず好きだね、仇討ち敵討ちが。 と思ったら、TVに映ってた群馬人のババァが「可愛いじゃないのー」と言っていましたね。 良いコメントです、可愛いから投票。 そんな事がまかり通るのもヲブチっ娘と宮沢喜一くらいでしょうね。

何はともあれ、そもそも選挙に行っていない俺には言う資格はないですね。 行けなかったんだけど。

ちなみに、「男にして下さい」と言っていた○○さんは男になれなかった様です。


6月22日(木)

駅のホームで二人組の女子高校生がおりまして、その内の一人、ゾマホンに似ている方が、
「やっぱりトーダイセーってアホやんかぁ」って言っておりました。
なぜ大阪の女子高校生が、しかも「やっぱり」付けでそう非難したのかは知りませんが、なまじオジサンがそう語るよりは、余計な偏見が感じられ無い分、説得力がありそうに思えました。 偏見といえば私の眼もそうなのかも知れません。 もしかしたらゾマホン(ベナン共和国出身)似の彼女が、実はハーヴァードとかMITとかを狙っているのかも知れませんからね。 みんな頑張って欲しいものです。 トーダイセーも女子高校生も、ゾマホン(出稼ぎ)も。

さすがに真っ昼間からゴロゴロとテレビを観るのは、我ながらいただけない行為だと思いますが、やはり観てしまいます。 「必殺仕事人」を
格好良いですね。 三味線屋勇次こと中条きよし。 弦弾くもんなぁ、ベォンと。
それに比べて、中村主水こと藤田まこと。 主人公のクセに卑怯ですね。 敵に寄り添って味方のフリしてて、後ろから刀で斬りつけるもんなぁ。 基本的に武士道を無視してますね。 もうちょっと中条きよしのカッコ良さを見習って貰いたいです。 藤田まことは。 二人揃って選挙演説できそうな名前していますが。 あるいは「必殺まこと・きよし」として再出発? 時代劇ネタで?

とまあのっけからゴロゴロ主婦の様な本日の日記でした。 頑張って欲しいものです。 何よりもまず俺に


6月19日(月)「死んだり産まれたり」

小渕恵三氏、梶山静六氏に続いて竹下登氏まで亡くなっちゃいましたね。
何なんでしょうね、この『亡くなり率』は。 塩沢兼人氏、ジャンボ鶴田氏、そして皇太后氏、そして上記の国政重鎮の三氏。 共通点は、私が一目置く人物達!? そうか、俺が犯人か!! 何の?

もとい、大変な事になっています。 全日本プロレス。
御存知の事と思いますが、只今全日本プロレスが崩壊寸前だったりしています。 社長の馬場さん、さらには上記のジャンボ鶴田氏亡き後、次期社長且つトップ・レスラー、三沢光晴氏が馬場夫人と経営上のトラブルが発生。 三沢氏は社長を辞任、さらに全日を退団し新団体を作ると言い出したのです。 しかもそれに全日レスラーのほとんどが賛同し、一斉辞職したのです。 そうなるとレスラーがほとんどいなくなる全日は経営出来なくなってしまうって寸法です。
ちなみに全日本プロレスは新日本プロレス(藤波辰爾社長、坂口征二会長、元会長が猪木)と並んでプロレス界の二大メジャーと呼ばれます。 その一つが無くなるかも知れないというのだから、これは大変な事です。
分かりますか? 分かり易く説明すると、プロ野球の長島監督が、巨人を抜けて新チーム「東京長島ボンバース」を作ると言い出し、その提案に、松井、高橋、清原、上原、江藤、工藤などが賛同して巨人を抜けるという事です。 どうですか? 大変な事でしょう? マルちゃん事マルティネスしか残らないんですよ!! 

そんなワケで、眼が離せなかったりしています。 ガルベスには。 ガリクソンってどうなったのかなぁ。

もとい、この総選挙が近付く時期にのみ、一斉に放映される各党のCM。 知名度向上、税金無駄遣い、しかもこの時期のみ。 良いですね、ビヂネスは。 福祉介護もビヂネス、葬儀屋もビヂネス、政治もビヂネス、所詮はそういう事です。 割り切っていきましょう。 国民も政治家も、曖昧にしないでね。 自民党のマーク、ハッキリしようぜ!


6月15日(木)「人間は死ぬまでに一体何個のボタンを押すのかな?」

今年もやって来ました恒例の『クーラー開き』の儀式。

文明の利器、有史以来人類の最大最高の発明品に向かって柏手一つ。 おもむろにスイッチを入れようとしましたがリモコンが見つからない。 汗だくで家中漁りやっと発見。 しからばとスイッチを入れても電池切れで動きません。 新品アルカリ乾電池を詰め込んでいざスウィッチ・オン! ホコリっぽい冷風に夏を感じ、思わずうっとりとしていると湿気排水ホースが詰まっていて、水が送風口へ逆流。 カーテンびちゃびちゃ。 毎度ながら問題多い儀式だなぁと思いながら汗だくでホース修理をして儀式は滞り無く(嘘)終了いたしました。

その後、一仕事終えた自分への御褒美も兼ねてテレビをスウィッチ・オン! 例によってNHK。 「おじゃる丸」が放映中でした。 氏も余と同じくプリン好きという事でその活躍ぶりを正座して拝見。 まったりと終了。 さてテレビのスウィッチを切ろうかと思うと、次の番組で、よく分からないけどグッチ祐三の子供番組が始まったので更にしばし拝見。 グッチ以外は全部人形。 そのシュールな光景に改めてNHKのセンスに感心してしまいました。 グッチ、人形相手に大立ち回り。 その後は「忍たま乱太郎」が始まったので間髪入れずにスウィッチ・オフ! で、このページを書いています。 今日も充実した一日でした、まる。

更新「Panacea Box」「Silvania Family
おじゃる丸とグッチ祐三と老子と荘子。
共通点は自然主義という所でしょうか? ああ、グッチはどうか知りませんが、ていうか不自然だったな。 すごく。


6月14日(水)「絶対温感、貼って利く」

昨日、「あのオッサン、テレキャスみたいな頭してんなぁ」という発言で有名なカナダ在中ギタリスト兼浮き草の私の兄様から朝早く(といっても10時前)から電話で起こされ、寝惚けながら受話器を取ると、「ちらし寿司ってって黒酢でできんの?」と言われて初めて昨日の疲れが殆ど取れてない事に気付いた鷹司です。 ちなみに彼は今「島」にいるそうです。 島流し。

本日、起きて(といっても1時前)しばらくボンヤリとタモリの顔を見ながらお茶を濁していると、電話が鳴りだしたのでいつも通り無視していましたがそれでも鳴りやまないので仕方なく受話器を取ると、The Black Crowesの全CDを日本版と輸入盤で二組ずつ持っている私の兄様からの電話で、「マイクロソフトってどうやって起動させんの?」と言われて初めて昨日例のバイトが不採用になった事を思い出しました。 そうです不採用です。 どうしようもなく。 参りましたが参っていても収入が無いので、結局アルバイト情報誌を眺める日々に逆戻り。 少し『ファッション・アドバイザー』なるバイトに惹かれてみたり。 ていうかバイトで雇うものか? ピーコ。

家を漁っていたら古いCDの山が発見され、やれモトリー・クルーやらヴァン・ヘイレンやらでちょっとヤな気分になってしまいましたが、その中にRCサクセションを発見して、ちょっとこの荒んだ精神状態を忌野兄貴に慰めて貰おうかとケースと開けるとなぜか入っていたCDはXジャパン。 ていうか買った覚えも手に入れた覚えもないのですが。 まあそれも縁とばかりに産まれて初めて真剣にXジャパンを聞いてみてそのあまりのジャーマン・メタルっぷりに思わず大爆笑。 ノドの枯れた守護神伝(ハロウィン)ココにありという感じで、いやはや実に予想外に気分転換の役に立ってくれました。 良いなぁXジャパン。 もっと早くに聴けば良かったです。 「いくぞコラ! もっとかかってこいコラ!」とか言っちゃってくれて、一歩間違えれば春一番。 闘魂注入。 これからの活躍に期待したいですね。 TOSHIKI JAPANさんには。 誰?


6月10日(土)「毎度バカバカしい話で・・・」

全くもってどうでも良い話ですが、私は全部食べないと気が済まない人です。 自分に出されたものは例えそれが苦手な肉類やサツイマイモ(大嫌い)であったとしても食べないと気が済まない。 ガムも買ったその場で全部噛まないと気が済まない。 お菓子も、あまり食べませんが袋やら箱やらを一旦開けてしまうと、例え素敵な保存用処置が施されていても全部平らげてしまいます。 で、小食な上に大量に食べてしまうので食べて後悔する、胸やけがして逆に痩せるという何とも愚かな奴です。
今、私にしては大変珍しいのですが、サッポロポテトつぶつぶベヂタブルなるお菓子の袋を開けてしまいました。 ああ止まらない

で、止まらない上に珍しく土曜洋画劇場なるものを観てしまっています。 とある作業が一段落して何も考えたく無かったので。 で、観てみると以前観た『ゼブン・イヤーズ・イン・チベット』でした。 いや良い映画ですね。 以前行ったネパールを思い出しましたよアタシャ。 ただ、私は日本語吹き替え映画がどうも苦手です。 てめぇらガイジンじゃねぇかと失礼ながら考えてしまいます。 まあ良いんですが、ちゃんと観てるし。
それにしても久しぶりにNHKニュース以外のテレビを見ると面白いですね。 何で日産・バサラ(車)のCMにYESの曲を使っているんだろう。 しかも古いし、プログレ万歳だけど、バサラだし。 なぜ仏教用語Vajara(金剛)を用いたのでしょうね。 それとも単に婆娑羅大名から取ったのかしら? 上っ面の美意識を主とした? あ、新文化の象徴かな、それならブログレッシブ(前衛)・ロッカーのYESを起用したのも分かりますね。 YESと婆娑羅大名。 しかしどちらも古いよなぁ。 などと想像も膨らみます。 ぷくりと。

あ、ヤベ、マジで食い尽くしそうだ。 サッポロポテトつぶつぶベヂタブル。 美味いかどうかは別として


6月8日(水)
ボンヴァヘッ!!
とまあMCAT兄さんの名言からはじまりました本日のSOS、管理人の鷹司です。

はい、今日は面接の日でした。 今度の業務内容はデータ入力と言いますか、送られてくる手書きデータを延々とPCに打ち込むという奴隷の様な気楽なアルバイトです。
駅を降りれば大阪ど真ん中のビヂネス街。 道行くホワイトカラーには自分とさほど変わらない様な年齢のサラリ君も混じっていて、粗末な格好の私の胸には熱いものやら酸っぱいものやらが込み上げてきてなかなか大変でしたが、そこを堪えて歩き続ける無生活臭地帯。
会社へ行ってみれば既に10人程の面接希望者が入口で手持ちぶさたにしているのを見て、にわかに帰りたくなりましたがそこを堪えて一緒に待機。
定時に社員さんが現れ、然るべき部屋に案内されて、一般常識テストなるものが行われたのには、にわかに帰りたくなりましたがそこを堪えてせっせと受験。
漢字の読み書き、ボールペンしか持っていないので間違いは許されまいと緊張しつつも、どう考えても間違え様のない水準だったのでひとまず安堵。 隣に座った、なぜかスーツを着込んで男が必死にこちらを覗き込んでいましたが、それも黙認。 逆に覗き込んでやるとものの見事に『携える』を『そなえる』と読んでいましたが、そのスーツに免じてやはり黙認。
漢字テストの下には更なる一般常識として、『今年のオリンピック開催地は?』だの『北方四島の一つは?』だのにまじって『今の日本の首相は?』やさらには『米マイクロソフト社の会長は?』だのといった、SOS管理人にとっては侮辱以外何物でもない問題が出され、怒りを覚えましたが、そこを堪えてビル・ゲイツ。 夕刊で熱弁風景。
テスト終了後はありきたりの面接が10分程度で、全行程終了。
これで不採用だったら、真剣に面接態度を改めなければならないなと思って速やかに撤収。

帰り道、とある町中に『猿岩石来る』というポスターが貼られていました。 地域住民の方はおやすみ前に戸締まりをお忘れにならない様、切に願います。

その後はNHKで放送されたヲブチさんの最後のお別れを不敬にも寝転がって見ていました。 いやはや世界各国からのお偉いさん達が集まったのですね。 そんな政府要人を葬儀委員長でもあるモリリン総理が日本の伝統文化の一つ、『朝礼における校長の長話』でもてなされたのには感慨深いものがありました。 ホントに、お偉いさん達が貧血で倒れないかとヒヤヒヤしましたよアタシャ。


6月2日(金)

はい6月です。 気が付けば二千年ももう5ヶ月も過ぎてしまったという訳です。 去年は恐怖の大王とかナントカだったのですが今年は如何なものでしょう。 そうこうしているウチに21世紀もあっという間にやって来るのでしょうね。 ドラえもん? ああアレは22世紀か。 ギガゾンビ? ああアレは23世紀か。 上手く考えてやがったなぁ藤子@トキワ荘。 ああそうだアトムだ。 さっさとアトムも造って貰わないとなぁ。 エックスボックスだのドルフィンだの言ってる場合じゃ無いよなぁ。 良いなぁ、シド・バレット。 今聴いているんですがね、知ってます? ピンク・フロイド創設者にして狂気の天才と呼ばれるミュージシャンです。 この綱渡りの様な旋律。 『香ばしいカバの子は伝言を無視するふりをして馬鹿な洗面器のことを聞いた、イヤー』という詩。 ホントたまらないですね、金も、小さなメダルも。 キーボードカバーは猫のノッキーに食いちぎられるし。 そうなんですよ。 ここんとこ人と接してないから舌の根がカラカラなんですよ。 ずっと机に座ってます。 もとい、椅子に座って机に向かってるんですね。 何してるって? 色々大変なんだよ、俺も。 引き籠もりだよ引き籠もり。 家にいれば引き籠もりと呼ばれ、外へ出ればフラフラしてると呼ばれる。 どうすりゃ良いのよ僕達男の子。 あ、働けってか、そうかそうか。    うん、ごめん。

今月の絵↑、ウェディングドレス。 そのまま、ジュウンブライドって事です。 調子乗って背景透明化にしたら妙に怖くなったけどまあそれも良し。 純白のドレス。 小市民一世一代の大舞台。 ホント着るアテも着せるアテも無いんですがね。 だからこそ。