すすめーすすめーものどーもー
2000年11月
霜月

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11月29日(火)

検索サイト、インフォシーク(www.infoseek.co.jp)に「キーワードランキング」というモノがあって、その名の通り週間、月間と一番多く検索に使われたキーワードを発表しています。
ちなみに、
【2000/11/14〜2000/11/20】の時事ネタの順位は、
1位-年賀状、2位-クリスマス、3位-加藤紘一、4位-温泉、5位-ドラフト会議、6位-自由民主党、7位-年末調整、8位-忘年会、9位-ボジョレーヌーボー、10位-巳年 でした。
芸能ネタでは、
1位-モーニング娘、2位-浜崎あゆみ、3位-DASH村、4位-優香、5位-ビートルズ、6位-広末涼子、7位-SMAP、8位-飯島愛、9位-叶姉妹、10位-GLAY でした。

なかなか面白いランキングだと思いますが、皆がそれ程「年賀状」で検索をかけたのかどうかは怪しいものがありますね。 あと芸能3位の「DASH村」というが無知故に一体なんの事かサッパリ分かりませんでしたが、多分くだらない事なのでしょう。 5位の「ビートルズ」ってのも良いですね。 ヤンチャな少年達がコンビニ前に座り込んで
「やっぱよービートルズってスゲーと思うべ俺マジで。」
「なんかカッケーよなー。」
「ジョン・レノンじゃんかよー。」
「ポール・マッカトニーもなー。」
「あとよー、リンゴ・スター。 リンゴはねぇべ?」
「リンゴときてスターじゃん。」
「あともう一人いたなー。ダレ?」
「知らね。」
「いたじゃん、ナントカっての。」
「あー?三人だべ?」
「ちげーよ、もう一人よー。」
いいよ三人でー。
って感じにウダウダやるのでしょうか。 相変わらずジョージ・ハリスンはいまいち他メンバーに比べて浸透しなかったりするのでしょうか。 ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズの如く、メタリカのジェイソン・ニューステッドの如く、彼らがいるから成り立っていたというのに残念です。

もとい、まあキーワード検索によるランキングですから。 限定された単語内での競争ですから、こんな感じなのでしょう。
これがフリーワード検索によるランキングなら、総合一位は間違いなく「セックス」で、それ以降もそれを深く掘り下げた単語が軒を連ねているんだろうなと思ってみつつ、だからこそ単語を限定しているのだろうなと考えたりしていますが、それは言わぬが花というモノかも知れません。 言っておきながら何ですが。 こういう「ランキング」程手っ取り早い情報操作は無いのかも知れません。 それも言わぬが花。 健全に行こうぜ! ヤフーオークションに児童ポルノなんて掲載しないでさ。 よく見ておくと良いですよ。 混沌から社会を築き上げた世界の変遷が、ここではすごいスピードで行われますから。
元の濁りの田沼恋しき。 だったかしら?


11月26日(日)「どんな星の下?」

前回の日記で、ネプチューンマンのモデルをスタン・ハンセンと書いておりましたが、それは大きな間違いで、実際のモデルは明らかにハルク・ホーガンだったりもしますが、その辺りのツッコミが皆無だったので、このまま通しておいても良かったのですが、「そりゃチョンボじゃねぇか?」って印南さんのカエル口で怒られたりしたら割と傷つきそうなので、この場で訂正しておきます。 ハルク・ホーガンね。 ネプチューンマンは。 あと「やっぱアホーガン」もね。 大体年齢がバレてしまいますが。 何が言いたいのかサッパリです。

新聞屋さんから「平成十三年福壽暦」を頂きました。 簡略版ですが。
どんなものかってのは説明すると大変だから簡単に書きますと、まあ運勢表です。 中国の。 昔の「羅針盤」みたいな、八角図で表して、吉凶の方位とか占って、今日は東南が大将軍だとか、明日は豹尾神だとか、そんな事言っている親父がいるじゃないですか。 いないか? そうかもな。
それで来年の運勢が分かるのですよ。 一白水星とか四緑木星とかあるじゃないですか。 無いかな? いやあるんですよ。 それで、全世界60億人の来年の運勢を9つにしか分けていないという乱暴なヤツが。
それがどうしたって言われたら、別にどうって事も無かったのですが。 ただ見つけただけです。 別に運勢もそう良くもなかったですし。 平穏とか平坦とかいう単語が多かったですし。 「目立たぬよう、消極策に徹すれば無事安泰」とか書かれていますし。 見なきゃ良かったなと思っています。

本屋で見付けた「月」かなんかに関する本で、自分の産まれた日の月の満ち欠けが書かれていました。 それによると私の日はどうやら見事に満月だったらしく、酷くなるほどなと思ってみる反面、なんだか「選ばれし者」みたいな感じでいい気になっている自分が嫌になったりもしました。 だってさ、12月25日産まれよ。 しかも満月よ。 支配星が「影」を表す土星で、干支が全世界共通のタタリ神の巳年よ。 あ、干支言っちゃった。 まぁイイや。 どうでも。 すごいじゃない、アタシ。 モロで憧れのアンチヒーローじゃないの。 シャアじゃないの。 ハカイダーじゃないの。 こりゃもう「選ばれし者」じゃないの? うわぁすげぇや。 俺カッコイイー。 仮面付けなきゃ。 マント被らなきゃ。 ニヒルに振る舞わなきゃ。 選ばれてんだよ、私。 だからさ、だからさ、選んでよ! 早く!!


(評)
こういうのが典型的な「占いのめり込み型」の例です。
キリストと月と占星術と干支を組み合わしている所で、既に方向性に欠いています。 いわゆる「良いトコ取り」というヤツです。 都合の良い所のみ信じています。 ピラミッドの高さが太陽への距離を表しているとか、エビを食べれば腰が曲がるまで長生きできるとか、源義経がジンギスカンだとか、天草四郎が三輪明弘だとかです。 気を付けましょう、と言いたい所ですが、そういう信じ方が一番よいのかも知れません。
皆さんも、ここぞという勝負の時には、神社へ祈願へ行っても絶対に「おみくじ」を引かないようにしましょう。 そんな心意気。


11月23日(木)

(核爆)

ええ、もう(核爆)ですよ(核爆)。 なんかそういうのあるじゃないですか。 そういう表現。 ネットでね。 私がツラ文字が嫌いなのは御承知の通りでしょうけども。 うん、ツラ文字じゃないですね。 (笑)は使いますよ、よくよく。 文字の発言だと誤解されるトコもありますし。 「バカ」と「バカ(笑)」じゃ全然違いますからね。 でも(爆)ってのはよく分からなくて、使えないです。 で、(核爆)ってのは(爆)の強力版みたいなのでしょう? だから使い方も分からないし、使われてもよく分からないんですよ、実際の話。 別に良いんですけどね、(核爆)。 うん、(核爆)ね。 なるほどなぁ   馬鹿じゃねぇの?

まあ、プロレスの話です。 今日は。
女性にモテない方面の話です。 「釣り」とどっちが良いかなって思いましたが、結局同じですね。

スタン・ハンセンが引退らしいじゃないですか。 ウェスタン・ラリアートの。 ウィーッ!の。 ネプチューンマンのモデルの
肩書きが「浮沈艦」でしたね。 「ブレーキの壊れたダンプカー」ってのもありましたね。 こういう表現は好きです。 上手いこと言うなぁってやつ。 「世界の巨人」はジャイアント馬場ですね。 あれはそのまま巨大な体を表現しつつも、実は元読売巨人軍のピッチャーだったという事実も踏まえているのですよ。 ちなみに「オール阪神・巨人」はオール巨人さんが身体が巨人というのではなく、巨人軍のファンだから、そうなりゃワテは阪神かいなでオール阪神って事らしいですね。 「燃える闘魂」はアントニオ・猪木ですね。 この人は抜群に面白いですね。 試合中、モロ反則のコブシで殴りつけても、「鉄拳制裁」だの「闘魂注入」だので皆を納得させちゃうんですから。 「人間風車」(ビル・ロビンソン)とか「人間発電所」(ブルーノ・サンマルチノ)とかもありましたね。 人間発電所は良いな。 意味分かんないけどすごいパワーって感じは分かるし。 「殺人医師」(スティーブ・ウィリアムス)とかも反語を繋げてある点で良いですね。 殺して治して殺して治して。

ともかく、ハンセンは引退らしいです。 元祖ウェスタン・ファッションの。 やはり近年のウェスタン・ファッション風の女性達も、彼を見習って投げ縄の一つ位は携えてもらいたいものです。 当然それで近付く男をひっぱたいて。 ハンセンのそれは荒くれ者というよりも酷い近眼で敵もファンも分からなかったらしいですが。 お疲れ様でした。

藤波社長が辞任するとかいう話もありますね。 新日本プロレスの社長です。 その裏にはやはりアントニオ・猪木が絡んでいるらしいです。 元々新日本プロレスは猪木が作ったもので、社長でしたが、後に会長となり、今は新団体を設立して離れている様に見えますが、結局事実上のオーナーであり、大株主ですし、そもそも日本プロレスラーのカリスマですから誰も逆らえないのですね。 そしてお金に厳しいので有名ですから、ビジネスと成り得るものなら何だってやっちゃうワケです。 今回も藤波社長に向かって「ブーツを用意しておけよ」って言ったらしいですし。 まだ戦わせる気かよ。

最近は熱が冷めてしまっているのですが、私がどうしてプロレスが好きなのかというと、前にも書いた気もしますが、プロレスラーは人間じゃないと思っているからです。 あんな大きな体と打たれ強さは、とてもじゃないですが自分と同じ種族とは思えません。 ロボですロボ。 つまり私はスーパーロボット大戦を観ているワケです。 だから暴力が嫌いでもプロレスは好きなのです。 派手でも八百長でも良いと思います。 その辺(ロボっぽさ)をアピールすればもっと面白くなるのになとも思います。 あくまで私見ですが。 アメリカではさらにショー・ビジネス化となっており、モロ八百長です。 八百長が行き過ぎて何が何だか分かんなくなっている場合も多々あります。 試合でリングに登場しようと通路を歩いていると、いきなり敵側の「伏兵」数人の襲撃を受けて、慌てて会場から逃げ出して、車に乗り込むと、後ろからどんどん追いかけてきて、さらに逃げるが敵の車に邪魔されて止められて、フロントガラスを割られて、複数人にボコボコに殴られて、後日裁判で勝訴とかですね。 それは行き過ぎだと思いますが。


11月19日(日)

あー、公園デビューしたいなあ!

夜中に野良猫のトイレになって大変という理由で、砂場の周りに鉄製のを設けている公園を最近見かけますが、その檻の中に細かい幼児を詰め込んで、檻の外で談笑を交わしている奥様方を見ると、良いのかなぁと思ってしまいます。 どうせ早かれ遅かれ檻の中に入れられるのですから別に構わないのかも知れませんが。 そもそも私が口を出す事でも無いのかも知れませんが。 それにしても、奥様が檻の外から菓子を幼児に与える姿は随分サディスティックな光景です。 分かり易すぎます。

私の家には侵入してはいけない場所があります。 どうしてかと言うと、そこには大量の漫画本が並んでいるからです。 お手軽現実逃避地帯なワケです。
で、今日は迂闊にもその地帯に入り込んでいました。

「スーパードクターK」
数年前に週間少年マガジンに連載されていた漫画です。
なかなか面白くて、30巻以上出ています。
劇画タッチですが、色んな意味で典型的な漫画で、キワ物で無い分、万人が素直に楽しめます。

内容は、「ブラックジャック」と「北斗の拳」を足して水で薄めた様な漫画です。
主人公のドクターKは、ブラックジャックの様に、基本的には一匹狼であり、常にマント姿で、裏にはメスやら注射器やらを隠しており、オペの天才で、メスを投げれば百発百中です。
でも、マントを脱ぐとムキムキのキン肉マンなのです。 医者なのに。 その辺が「北斗の拳」です。 勿論、しこたま腕っぷしが強いです。 ブラックジャックのスマートな強さではなく、叩きつぶす様な強さです。 ブラックジャックの様に、自分を犠牲にしても、真の医学と人間愛を貫きますが、その姿はどうもケンシロウの様に父性が強すぎます。 身体に入った弾丸を、筋肉の収縮で弾き出します。 なぜか牛と相撲で戦い、当然勝ちます。 濃い男前の顔と引き締まった筋肉、そして抜群の頭脳とメスさばき。 そんな彼に「お前の痛みはよく分かる!」何て言われても、嘘だぁと思えて、面白いです。

後半になるとどんどん「北斗の拳」色が強くなります。 ドクターKのKはその主人公の名前、ケンシロウでもクロオでもなく、カズヤといいます。 家はジョースター家の様に、代々イニシアルが「K」で、父も祖父も「ドクターK」と呼ばれていた医者です。 その医術は北斗神拳と同じく一子相伝です。 その内、先祖代々看護婦で、一目見て死期が読める能力をもった女性も現れます。 ブラックジャックとドクターキリコの様に、主人公と価値観の違う悪ぶれた一匹医師も現れます。 さらには実の叔父が悪の組織の長で、医師的に悪い事をしたり、ドクターKの超人的な能力を持った遺伝子を求め、クローンを作ろうとし、結局最後は改心する辺りは、もう何が何だか無茶苦茶で愉快です。

まあ機会があれば立ち読みでもすると良いと思います。 つまり買う程のモンでも無かろうという事です。

そんな漫画なものですから、数時間読み続けてから、しまったと思い、日が暮れてゆきました。
今日の日はさようなら、また会う日まで。 都合の良い言葉です。


11月18日(土)「e-ビヂネスを、食べやすく」

私の勤めるひみつ事務所の近所は、とりあえずは大阪の真ん中に含まれてはいるのですが、中途半端な土地柄で、百貨店の類からも離れているし、目印となりそうなビルもなく、ただ団地と女子校と、他には何をやっているか想像できない秘密結社が乱立しているという、辛気くさい場所です。

近くに一件、味の良いラーメン屋で、割合盛況しているのですが、何を考えているのか、なぜかドメインを取得しており、ドットコムで簡単にインタネットアクセスが出来ます。 もちろんチェーン店ではなく一店舗個人営業です。 全世界に向けてメニューを公表しています。 こちらの方は店と違ってあまり流行っていないようです。

さらに、近所に一件、100円ショップでは無いけど素性の知れない所から仕入れていそうな粗悪品を安価で販売している、ありがちな小さな何でも屋さんがあります。 個人満足の典型の様なお店で、ネピアでもスコッティでもない、何語なのか分からない字の書かれたティッシュやら生活用品やら、ビックリする位くだらないゲーム盤を置いたりしています。 それでも安いものだから事務所の備品などはそこで購入する事がよくあります。 買うと、飴玉が貰えます。 その辺に当店の経営方針が見えるなと、飴玉を頬張りながら思うワケです。 当然ちっとも美味しくないです。
ところが最近、その店がサイトを立ち上げました。 独自ドメインではありませんが。 見れば気味悪い程安価な品物が陳列しており、ネットで購入、発送致しますという頑張りぶりです。 100m界隈をテリトリーとしていると思っていたら、いつの間にか全世界。 ネットで便所タワシを買う人は少ないだろうなと思います。

髪が伸びたので美容院へ行きました。 数年来通っているので相当馴染みである店長さんは、パソコンを購入したらしく、それが明日届くらしく楽しみにしていました。 携帯電話のメールを開く事もできない人です。 それでも行った店で一番高いパソコンを買おうと思い立った勢いは立派だと思いました。 ダンナの金であっても。
その思い立った理由には、やはりサイトというのがあるらしいです。  電子メールがインターネットなのかと、素っ頓狂な事を尋ねてくる流れで言い出されました。 誰にそそのかされたのかは知りませんが。 カットやらカラートリートメントやらのキャンペーンを公表したいつもりらしいです。 また今度教えてよ、とも言われました。 よっぽど、そんな事しても意味無いから止めなさいと教えてあげようかと思いつつ、結局苦笑いのまま刈りたての頭を撫でてみました。

更新:[押入ひらひら円盤の詩
昔バンドで作った詩集です。
超個人的な懐かしさと面白さで思わずupしています。
観るに堪えられない可能性アリです。 使いたい人は使って良し。


11月17日(金)

「一つのビスケットを二人でワケワケ、ポッケにナイナイ」

以前にも書きましたが、ひみつお仕事のイベント関連で今週来週と大忙しでどうにもこうにもならない私です。 申し訳ないですが、今だけだからと思いつつ、多分。
こうなってくると、結局体力って大切だなと、思ったりする時点で相当なのですが、思ってしまうワケです。 ビヂネスマンとしては、やっぱりビヂネスマンじゃない、私。 リゲイン飲んでいるしさ。 前向きにスポーツたらジムたらで体力を付けるワケではなく、マズイ健康ドリンクで誤魔化しているワケです。 24時間働くんじゃなくて、24時間働かされるのですよ、リゲインってのは。 どうやら。 新幹線が速くなったらその分動き回されるワケですよ。 携帯電話が出来たらドコにいても呼び出されるワケですよ。 忙しいのではなくて、忙しくしているのですよ。 平均寿命伸ばしておきながら、一分一秒疎かにしなくなっているワケです。 花を愛でれば暇人と言われ、空想にふければボーっとしていると言われるワケですよ。 何が驚いたって、朝から電車に座っていたご老人。 読書しておられたんですが、読んでいた本がなんと「あるなしクイズ」だったりするワケですよ。
何が面白かったって、バスの中でタコ焼きをむさぼりつつ下校途中の女子高校生二人の話の内容で、
「この間の曲、ベース覚えたいんだけどスコア売ってへんかなー?」
「でもあれって、すっごい難しいよー。 あたしギターで弾けへんよー。」
「でもやりたいなー。 何てバンドだっけ? アレー?」
「んー。 パンテラ。」
ってのがあるワケですよ。 別に何やって貰っても構いませんが、そんな細腕でやるのは大変だろうなと思うワケですよ。 ていうかパンテラとかが知らない内に女子高校生に大人気だったら良いなと思うワケですよ。 スコアよりも耳で覚えるべきだと感想を持ったりするワケですよ。

そんなワケで、結局どんな状態になってもアタシャこのままなワケですよ。 そればかりはな。 空想でフラフラしながら、名門私立小学生、放課後は夜九時まで塾通いという感じに、リゲイン飲んで小賢しくなっているワケです。 ネクタイ締めるワケです。 頭も七:三にワケるワケです。 いや分けてないけどね。 申し訳ないですが。



11月12日(日)「ヒゲ部」

鬼才・フランクザッパの曲に「ヒゲをはやすぞ」ってのがありましたが、
アフガニスタンのイスラム原理主義勢力であるタリバーンは、「男は、預言者マホメットにならってヒゲを蓄えねばならぬ」との告知を、21世紀間近のこの世界で、驚く程真顔で言い出したりしました。
タリバーンというのは数年前に首都を制圧して以来、厳格なイスラム国家建設を目指して女性の就労を禁じたりと無茶苦茶な事を言っていますが、今回の「ヒゲたくわえ令」は、百年前日本の最高権力者が出した「お犬様ラヴ令」に匹敵する程の理不尽ぶりです。 分かりますか? 「ヒゲを蓄える事が望ましい」ではありませんよ、「ヒゲを蓄えねばならぬ」ですよ。 ならぬ。 どれくらい「ならぬ」かと言うと、ヒゲを剃っている男性には公共サービスや仕事が与えられません。 そればかりか警官に殴られたり果ては逮捕、投獄も辞さない所存ですよ。 凄まじいばかりのヒゲ部っぷりじゃないですか。 モエモエの国じゃないですか。

外国の文化、習慣を理解するのは難しいものです。 たかがヒゲ、されどヒゲ。 黒船(ブラック・シップ)でやって来たペリーさんも、日本男児全員の奇妙なちょんまげ頭にはさぞ驚かれた事でしょう。 しかもそれが当然、ちょんまげじゃないと普通じゃないっていうんだから、そりゃ大砲も撃ちますよ。 でもそんな事も今は昔。 モリリン事森総理がいきなり「男は、武士にならって「ちょんまげ」をこしらえねばならぬ」などと言い出そうものなら、さしもの加藤さんも、「あ、やっぱダメだわコイツ」ってはっきり答えてくれるでしょう。 ミアザワさん辺りは支持してくれるかもしれませんが。 大蔵大臣さんね。 頑張っておられます。 一般家庭なら「ホラ、おじいちゃんにそんな大金持たせちゃ危ないじゃないの!」って叱られる事必至だったりしますが。

ともあれ、勝てば官軍。 厳格なイスラム原理主義者さん達はとりあえずマホメットのコスプレから入ろうというワケです。 そういうのあるじゃないですか。 まずカッコからってのが。 天上のマホメットさんもビックリです。 うわーっゴメンなぁ。 このヒゲは別にイスラムとかじゃなくて単なる趣味だったんだけどなぁ。 って感じに。

などと考えつつ、おもむろにアゴを撫でてみたり。 あ、ヤベッ、俺ツルツルじゃねぇか。 良かった、ユルユル日本人で。


11月9日(木)「文化祭と屈強な男子と箱男」

こんばんは、「14代目マルコメ君」こと鷹司実朝です。 よろしく。

言わずと知れたプチカリだかサブカルだかマルコメだかで、繋がる広がるインタネット世界でありながら局地的な支持を得ている私ですから、当然の様に頂くメールというのも、皆さんの想像以上に少なかったりしています。 そもそもどの世界においても「友達」が少ないですから、それもいたしかたないと思っています。 でもまあこの位の頻度でメールが来るのが一番楽しいでしょうし、キチンと御返事も出来るから良いのですが。

そんな赤の他人から来るメール。 ちなみに「ダレ?メール」と呼ぶことにしましたが、そんな中のお一人から、「最近、文化祭の準備で忙しい」とか何とか、そんな事アタシに言われてもなぁってメールが来ました。
なるほど秋と言えば文化祭のシーズン。 私はもはやひみつ工作員となってしまって文化祭やら大学祭やら、そんなイベントとは疎遠となっておりますが、あれはなかなか楽しいモノだったなと記憶しております。 不衛生極まりない食料がタダ同然配給されるとか、文化祭を通じてあの子との距離が縮まってとか、そういうのも別に良いのですが、何が一番良いなと感じたのはダンボールとガムテープとカッターナイフでした。 ああいうのでバタバタするのが好きなのです。 冷蔵庫かなんかが入っていた巨大なダンボールを頭から被って、覗き穴を開けて、安部公房の傑作「箱男」のコスプレをして小説通り完全に無視されるのが好きだったのです。 そして何よりも好きなのは、前日夜遅くまで必死になって作った、御世辞にも上手とは言えないが苦心の建築物を、祭りが終わるやいなや全力でぶち壊すという行為です。 あの何とも言えない爽快感。 チベット僧が暗い建物内で何ヶ月もかかって作る、恐ろしく精緻なバター細工の曼陀羅を、祭り当日に寺院の壁面に飾り立てるが、太陽の熱であっという間にドロドロ溶けだし、崩れ落ち、イカロスの翼よろしくボロボロになるが、それも良し! むしろその為に作った! という心意気が非常に好もしくてならなかったりしています。

そんな事を思いつつ、ああ良いなぁ、またやりたいなぁ、でも一人でやってもつまんないだろうなぁ、もうする事も無いだろうなぁ、などと考えていました。
が、今週月曜日から今日まで、ひみつ工作員ひみつ仕事で、某企業の商品展示会に関わっていました。 だだっ広いホールに色んな展示台を作り、大画面のディスプレイを設置し、アチコチから電源を確保し電話線を伸ばしたりしました。 もちろん非力な私がやったワケではなく、数十人の屈強な男子達、どれ程屈強かといえば、作業中いきなり鼻血を出し、驚いて原因を問いかけると、「大丈夫ッス。 4日程寝てないだけッスから。 オレ、鼻血出るくらいが丁度良いんス。」と答える程の屈強っぷりです。 そんな彼らがあれよあれよの間に前面華やか背面ハリボテな展示台をこしらえました。 いや大したものでした。 私はまあ、立場的にはそんな彼らの支持役なのですが、そもそもそんなプロの文化祭には無知且つ不慣れなものですから、責任はさらに上にある事を良い事にウロウロと見学させていただきました。 もの凄く寝不足ですが面白かったです。

ただ、会合が終了しても、まだ二会場まわらないといけないので、叩き潰す作業が無かったのは残念でした。 でも鉄板やらアングルやら釘やらばかりだから、叩き壊すとこちらが叩き壊されそうです。 箱男ボコボコ


11月4日(土)「内側と外側の日記」
(内側)

焼きイモが大嫌いで悪いか!!

しょうがないじゃない、嫌いなんだもの。 それをあたかも万人のお手軽大好物みたいに扱わないでくれよ。 焼きイモだとかサツマイモだとか、もう観ただけで喉が締まる感じがするんですよ。 焼きイモ屋さんトラックを観ただけで胸やけを感じるのですよ。 ああもう、キライだキライ。 そんな俺だ。 そんな鷹司だ。 帰れ帰れ! 焼きイモ好きは撤収だ。 回れ右してダッシュで帰れ! って回れ右したら元の方向だっつーの。 それでダッシュしたらこっちに向かって来るって事だっつーの。 かぁちゃん勘弁してくれっつーの(ジャイアン)。

とか言ってみましたが、別に誰も「悪い」と言われたワケでも無かったりします。
別に焼きイモが嫌いでも問題ないッス。 あとカレーライスも苦手です。 それと焼肉もな。 じゃあ何食ってるかって? 何でも良いじゃない。 ハクサイだよハクサイ。 あと味噌田楽とかな。 そんなのよ。 レタスとプリンがありゃ半年は過ごせるよ。 ああそうさ、虫だよ虫。 グレゴォル・ザムザ君よろしく。 タンスをうまく使って立ち上がってみせるさ。 アルゴン君の魔法チョークで十分さ。 うん、そうさ。 きっとそうさ。 さあ、かかってこい。

(外側)
駅前でセクシー・サンタ服を着たお姉さんが、どこぞのクリスマス・ケーキのチラシを配っていました。
何だか、焼きイモ屋を見た時と同じ様な胸やけを催したので、そのまま自転車で走り去って、事務所へ行きました。
事務所でお掃除などをしていると、ボスが出勤してきて、サンタ姉さんが配っていたのと同じチラシを渡されました。
11月4日。
多分そういうのが、季節感を失わせ、ワケもなく急かされていく理由となっているのだなと思いました。
一ヶ月半後のクリスマス。 JRがCMで山下達郎再起用を発表したクリスマス。
御存知の通り、私の誕生日です。 かかってこい。


11月3日(金)

さて11月です。
先月は10月でした。 そして来月は、なんと12月になってしまうのです。 いやはや驚くばかりですね。 はい挨拶終わり。

皆さん新聞は読んでおられますか? 新聞は読んだ方が良いですよ。 TV欄とアサッテ君だけですか? いけませんね。 別にタメになるとか一般常識とか、どっかのアサヒさんみたいに受験問題によく使われるから読むべきというのではありません。 そんなくだらない理由ではなく、単に面白いからです。 昔の、ガチガチに固まったウソもホントに思わせる新聞の時代は既に終わっています。 最近の新聞は、ウソもウソとして、冗談も冗談として取り扱っています。 その辺に気が付けば、なかなか侮れない読み物であったりもするのです。 だから読みましょう。 受験勉強や社会勉強ではなく、暇つぶしに。

ビジアル・バンド、「ラファエル」の華月さんが亡くなられました。 19歳らしいです。
ちなみに初めて聞く名前です。 今更何もいう事も出来ませんが、せめて亡くなられる前に言ってあげたかったですね。
「ラファエル」ときて「華月」はねぇだろって。

東京株式市場で、なぜかいきなり「モリリン首相が辞意を表明する」という、デマの様だが誰一人として真っ向から否定できない、タチの悪い冗談が流れました。 場は混乱し、政府首脳が緊急会見。 勿論デマはデマだったのですが、それに対してのコメントが、「辞めたくても辞められない。それが総理大臣という最高権力者のきついところだ」という、アル中の様な言葉だったのが笑えました。 といっての別に総理の椅子に中毒効果をもたらす何らかの物質が塗り込まれているワケではなく、単に「ポスト森」といいますか、後釜がいないからです。 誰もやりたがらないのです。 一番上に立つと大変だから、その直属の「その他大勢」に含まれてぬくぬくと身をすり寄せ合っていたいのです。 ジジイばっかりで。 多分もの凄い「加齢臭」なのでしょうが。 そんなダラダラな寄り合いが、この国の雲の上で行われていたりもします。 そして、こんな噂が流れると、たまに血気盛んなジジイが「そんな事を軽々しく口にすべきではない!」などと、あたかもバチが当たると言わんばかりに怒ります。 勿論バチというのは御自分の身の安全が崩れる事です。 そんな素敵な老人会のメンバーが、この国を動かしています。 くわばらくわばら、くわばら?

英軍パイロットの間で「ペンギンは空を飛ぶ飛行機やヘリコプターを見上げているうちに体のバランスを失って転んでしまう」という説が流れ、英軍が生物学者と共同で近く調査に乗り出すことになりました。 ペンギン、御存知ですね。 みんなで固まって、ぼうっと立っている動物です。 みんなで固まっているので、一羽が飛行機に見とれて、体を反り、パタリと倒れてしまうと、将棋倒しの様にパタパタとみんな倒れてしまうらしいです。 それだけなら随分愛らしいですが、後ろの方のペンギンはどんどん重みで潰され、最後の一羽なんてモロに氷の床に直撃し、大変危険なのです。 だから動物保護団体もこの調査には注目しています。
ライト兄弟も想像できなかった飛行機の自然界に対する影響です。 本当に人間って、知らず知らずに迷惑かけていますね。
まあそれは只今調査中の事であり、学者さんの中には「全くの空想だ」と否定する意見も多く出ています。 個人的には事実であって、何らかの愉快な対策が生まれる事を期待しています。

そんなこんなの今月の絵↑。
ファミコンの名作「ぺんぎんくんウォーズ」にしようと思いましたが、一歩進んで「ボコスカ・ウォーズ」です。 中央の銀色の人が主人公の王様です。 この王様が、悪い王様を倒しに行くという、単純明快意味不明瞭なRPGです。 RPGです。 王様も兵士も、戦う毎にレベルアップします。 ただし、戦闘時の勝敗の判定は、完全に運任せなので、いきなり死ぬ事もしょっちゅうです。
ただ左に進んで、ボコスカと戦っていきますが、注目すべきは、ちょっと見辛いですが、画面下段の一番左の枠、「591m」とあるのは、そのまま後591m左に進めば、悪い王様まで辿り着けるという事です。 その発想がすばらしいと思います。 ちなみに最後の悪い王様(オゴレス)との戦闘も当然運任せ1/2です。 死んだら終わり。 それが人生。

更新:[Silvania Family]
横浜ベイスターズの金城内野手の背番号でもある 37番が欲しくて入会らしいです。
アタシャ野球はあんまり興味はありませんが、背番号ってのは一体何の為にあるんですか? ステータスかな? それなら良いんだけど。 「栄光の03番」とか何とか言われても、栄光なのに3番なの? って思ってしまいます。 栄光とくりゃ1番じゃないの? あ、1番はワンちゃん事王選手ですね。 そうか、ならば良し。