2004月5月の煮えきらない日々

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5月5日(水)「師匠と連休とドラクエ(アーケード版)」

【本日の我が師】

おくやみ:牧之内三郎 氏

牧之内三郎(まきのうち・さぶろう=大阪大名誉教授、計算機応用工学)2日、食道がんのため死去、80歳。前夜祭は4日午後6時、葬儀・告別式は5日午前10時半、大阪府吹田市桃山台5の9、千里会館で。喪主は長男、秀夫(ひでお)氏。

我が国最初の計算機の専門書「計算機械」(城憲三・牧之内三郎共著)を書かれた方であり、私に情報処理の基礎概念とその複雑さを教えてくれた方でした。 もっとしっかり講義を拝聴しておくべきだったと今更後悔。 ご冥福をお祈りいたします。



この連休は、前半はお仕事をして後半は実家でのんびりしてました。 衝動的に買って読んだ歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」、松岡圭祐「千里眼」は、なぜか微妙にテーマが似通っていて不思議。 他にも3冊ほど読んで、いまだに読み終えないのがジョイスの「ユリシーズ」。 頭痛い。 そんな感じでした。 あとは慣れない実家の布団で寝てたり、猫にもふもふしたりされたりしてました。 にくきゅう足でもふもふされたり。 略してあしもふ。 予定していたレンタルビデオを10本程借りて一日引き篭もるのと、「ドラクエ」とか「FF」とかを買って一日中プレイするという「6畳一間で夢のバカンス」はまた次回の連休に持ち越されました。残念。

「ドラクエ」と言えばいつも思い出すのですが、昔近所の駄菓子屋のアーケードゲーム機に「ドラクエ2」が入っていました。 50円。 「は? 何言ってんの?」と思われる方もおられるかと思いますが、言葉通りです。 50円入れたらおなじみのファンファーレと共に「ドラクエ2」が始まるのです。 いやもうまったくそのままに。 そして、なんと、驚くべき事に、30分程したら時間切れでゲームオーバーになりました。 ドラクエでゲームオーバーです。 つまりその30分内に「ふっかつのじゅもん」を書き取って、次にまた50円を入れて「ふっかつのじゅもん」を入れてプレイするという仕組みです。 画期的なシステムです。 でも多分エニックス非公認。 一体いくらつぎ込めばハーゴンをやっつけられるのか。 ちなみに戦闘中でも容赦なくゲームオーバーになります。 約30分の間にロンダルキアのハーゴン城で「ルビスのまもり」を使って、「アトラス」と「パズス」と「ベリアル」をやっつけて、ハーゴンを懲らしめて、最後の、その昔ゲーム雑誌「ハイスコア」を廃刊に追い込んだ事で有名な悪霊の神「シドー」を倒さなくてはならないのです。 そんな無茶な。 もちろん私はそこまで辿り着けませんでした。 お金もないし。 ローレシアでスライムと戦って終わりです。 サマルトリアの王子の妹にも会えませんでした。 

あの機械が一体何だったのかは未だに分かりません。 駄菓子屋の自作マシンだったのかも知れません。 落ち着きのないドラクエ。 タイムアタック大冒険。 ご存知の方はご一報ください。


5月1日(土)「キャシャーンと老人とゴールデン・ウォーク」


「キャシャーンがやらねば誰かやる

「キャシャーンがやらねばお前やれ

「キャシャーンはいいからお前やれ

「キャシャーンはゆっくり休んどけ

キャシャーンの話はもうするな

休日出勤でお前がやれ

田舎へは1日遅れで帰れ

逃げたなお前、覚えとけ



キャシャーンもいないし俺がやる


まあ、得てして世の中そういうものです。 君がいなくても誰かがやる。 結局誰もいないから自分がやる。 そうやって人は過労の死神呼び付けます。

さて、以前にも話しましたが、第一生命の「サラリーマン川柳」に投稿している人は8割はサラリーマンじゃないと信じて疑わない事で有名な鷹司です。 みどりの日に徹夜でモノカキのお仕事をして、そのまま翌日普通に会社出勤して、帰ってきてまたモノカキに戻ろうとしたら、何だか世界がグルグル回ってやっぱりあなたが好きみたいな状態になっていたので、ちょっとお布団に入って充電したらそのまま10時間寝てしまって起きたらすっかりゴールデンウィークでした。 やあ参った。

で、まあ今年のGW(ゴッド・ウォーリアー(神闘士))も何だかまったりぐったりとしたまま過ごしてしまいそうです。 海外旅行にでも行きたいねみたいな話も聞きますが、個人的には2泊3日や3泊4日程度だったら国内旅行にした方が絶対に良いと思うワケで。 でもまあそれすらする予定もないですが。 映画は、先の「キャシャーン」がちょっと気になりますが、どうなんでしょ? 「宇多田のダンナが監督」という所を除いては全く注目できないんじゃないでしょうか。 大滝の秀ジイはちょっと観たいですが。 そういやこの間知人から「老人書くの好きでしょ」という指摘を受けました。 はい。 私の書くものには大抵老人が登場します。 占い師であったりマンションの管理人さんであったり、邸宅のお手伝いさんであったり。 老人は、面白いです。 発展が期待できないのが良いです。 つまらない間違いを繰り返したり、軽く動いただけで「はー、ちょっと休憩させてもらお」という態度。 これが子供だったら「ふざけんな」となりますが、老人だったら「まあ仕方ない」となります。 改善されませんから。 その辺は小動物相手に近い愛情なのかも知れません。 だから大滝の秀ジイも好きです。 そういう意味では森繁の久ジイはやる気に溢れていてあまり好きじゃないのかも。 GW(ジジイ・ワンダーランド)

何の話だ。 そう。 そんな具合に連休はモノカキお仕事とのんびり本でも読んで過ごす予定です。 実家に帰って猫撫でもしよう。 あと、寝よう。 めっちゃ寝よう。 皆さんはどの様に過ごされますか? いや、知ったこっちゃないですが。