2006年の2月日記


【ひとこと】

「言いたいことも言えない」なら言うな。[0211] / 



2月28日(火)「28歳からサイキックフォース」


おかしな夢を見た。


夢の中で私はトリノオリンピックを観ていました。 実際にはほとんどテレビで観ていないのに、なぜか夢では観ていました。

夢の中では二人の選手が登場していました。

一人は荒川選手で、もう一人は韓国の何とかって選手です。

二人はサーカスの高いハシゴに上ると、空中ブランコの演技をはじめました。

二人で演技をするのです。

アナウンサーは「息のあった素晴らしい演技です」とか「ここで空中3回転!」とか言っていました。

やっぱりすごいなあと思ってみていました。

アナウンサーは「これはもうメダル確実でしょう」とか「こんなこと普通できませんからねえ」とか言っていました。

そして、「おっとこれは、イナバウワーです! イナバウワーが出ました!」と叫びました。

解説者も「これは実に見事なイナバウワーです」と感心していました。 なぜか相撲取りのつぶれた声で。

イナバウワーは、韓国の選手が足をブランコに掛け、さらに荒川選手の足首をつかんで空中に大きく放り投げます。 荒川選手はそのまま空中で4回転くらいクルクルして、その後ふたたび韓国の選手に足首をつかまれて戻り、自分のブランコをつかむという、確かにとんでもない技でした。

会場は大きくどよめき、盛んに手を叩きます。

カメラは会場のその様子をナメます。

そして一人のお爺さんにズームアップします。

あ、これは、イナバウワーですよ! なんと会場に、ムラヌシ選手の隣にイナバウワーがいますよ!」

なんとイナバウワーは、イナバウワーさんというお爺さんでした。

「ああ、笑っていますね。 イナバウワーも荒川の演技に笑顔を見せています!」

多分、この世界は有名人なのでしょう。

「荒川のイナバウワーに、イナバウワー自身も喜んでおります! 歴史的瞬間です! 世代と国境を越えて、今まさに世界が繋がりました!!(名言)」


そこで目が覚めました。


何が驚いたって、後で調べたらイナバウワーってホントに人名だったんですね。
(1958,1959年世界選手権4位になった西ドイツの人)
多分、ベッケンバウワーにインスパイアされたんだろうけど、なんか俺、目覚めたかもしれん。


あと誤読のまま覚えていたムラヌシ選手は、誰を意識したのかやけに和製ヘラクレスの入った男性でした。


2月25日(土)「リビング、ファーブル、ビオランテ」


【本日のリビングメッセージ】


『近頃、急に』


と書かれたメモが発見されました。
真っ白なメモ用紙の真ん中に、エンピツでそれだけ書かれていました。

私はいつも手元にメモ用紙や手帳(2005年度版)を置いて、思い付くものを片っ端から控えておく習慣があります。 なので、たまにこんな風にダイイングメッセージならぬリビングメッセージのようなものが残っていることがあるのです。 しかも控えておきながら、その存在すらも忘れてしまうのでマメなのか何なのかも分かりません。 近頃、急に。 私はどうしたのでしょう? 近頃、急に腹が出だしたとか? 近頃、急に異性を意識しだしたとか? うーん。


【本日の欲しくないけど気になるもの】


アウトドア顕微鏡「ファーブルフォト」


ネーミングがイカす。 無骨なデザインと優れた拡張性がステキ。 絶対使わないクセに、何だか持っているだけで探検とかしたくなりますよね。 なりませんか? ごめんね。


【本日のだから何なんだよそのムービー】


鳩山由紀夫ホームページ


この場でも何度か取り上げている、某議員さんのオフィシャルホームページです。 相変わらずのキモ気持ち悪いFlashムービーが秀逸。 今回はなんかビオランテみたいなのと戦っています。 SOSは某議員さんのホームページのみを応援しています。


というワケで、『近頃、急に』の結論は、『近頃、急に物忘れがひどくなった』という事にしておきます。 わざわざメモるなよ。


2月24日(金)「通常時で53万」

【本日の首相】


首相もフィギュアスケート女子を絶賛「やってくれたね」




お前はどこのフリーザ様だ。



というワケで、漫画「ドラゴンボール」の悪の帝王フリーザ屈指の名セリフはこちら↓。
おそらく首相はこの言葉を省略して発言されたものと思われます。


「やってくれましたね、みなさん……」

「よくわたしの不老不死への夢を見事に打ち砕いてくれました……」


「ギニュー特戦隊5人の反応がありませんね……あなたたちが殺したんですか?」

「どうやったのかは知りませんが、これはちょっと意外でしたよ……」


「それにしても、あと一息のところでドラゴンボールが石ころになってしまうとは……」

「ベジータさんには残念でしたが、わたしはもっとでしょうか……」


「はじめてですよ……このわたしをここまでコケにしたおバカさん達は……」


「まさかこんな結果になろうとは思いませんでした……」




「ゆ…ゆるさん…」




「ぜったいゆるさんぞ虫ケラども!!!!!」

「じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!!」

「ひとりたりとも逃がさんぞ覚悟しろ!!」










言ってない

誉めてやれよ、首相。




2月21日(火)「トリノへの思いとお茶」

近頃、急にこのサイトのアクセス数が増えていると気付いたのでちょっと調べてみたら、

「トリノ メダル 取れない」

「オリンピック面白くない」

「トリノ 金メダル ダメ」

などのキーワードで辿り着いている人が沢山おられました。 お前らちょっとは応援しろよ。 あとなぜか「ガチャピンのパジャマ」で見付けて来た方もおられるようです。 ごめんね、こんなサイトで。


【本日の Tea for one (LED ZEPPELIN)】



[ローズヒップティー]

海外物の酒屋さんに行った時に購入。 期待せずに飲みましたが、酸味も少なく花の香りがなかなかの風味を醸し出していました。

しかもローズヒップを調べてたら、南米、チリのアンデス山脈の麓に群生している野ばらの一種で、レモンの約42倍のビタミンCに加えて、トマトの約8倍のリコピンとベータカロテンを含み、さらに牛乳の約8倍のカルシウムで、しかもホウレンソウの約2倍の鉄分で、おまけにワカメの約2倍のマンガンを持っているそうです。 何だかウサン臭いけど、凄いぜR.H.!(ローズヒップの略) 成分を聞いた途端に元気になる現代っ子の私なのでした。 プラシーボ・フォーエヴァー。 ヴァー。


2月19日(日)「まとめると、女の子のこと」

【本日の街のコピー】


冬のポロリンピックで目指せ!金メダル


電車内の吊り広告で見つけた、雑誌「フライデー」のグラビアページの見出し。 学ぶべきものはなにもない。 しかし同ページの内容とテーマに対して、これ以上の見出しが書けるかと言われるとちょっと自信ないです。 バカです。 バカだけどハマりすぎ。 SOSは冬のポロリンピックを読まずに応援しています。


【本日の一冊】


[ちいちゃんのかげおくり]

店頭で見付けて衝動買い。 今は知りませんが、私の頃は小学校の教科書に載っていた作品です。 悲惨な戦争に巻き込まれる女の子とその家族の話。 切ないのに、キレイです。


【本日のサイト】

ウェブテント(音アリ注意)

アニメFlashのサイト。 クオリティ高いです。 戦車なのにやわらかい「やわらか戦車」が人気ですが、むしろ頭にクワガタのツノを持った「クワガタつまみ」が秀逸です。


なんだかんだ言っても、日本はまだまだ平和です。



2月16日(木)「白い手帳と黒い必殺技」


手帳の曜日欄がどうもズレていると思ったら2005年度版だった。


こんばんは、社会人として色々どうかと思うすぎもとです。
気付かないままに1カ月半過ごしていたというよりも、去年の1月のカレンダーがまっさらである方に驚かされました。 お前はどこの風来坊だ。



【本日のニュース】


【訃報】「パロ・スペシャル」でおなじみのジャッキー・パロ氏死去。


2年前の8月24日の日記でも紹介した、イギリスのプロレスラーのジャッキー・パロさんです。 記事には「日本のファンにもパロ・スペシャルの技で知られていた」とありますが、多分日本のファンの大半は「ウォーズマン」の必殺技として知っていたかと思います。 

パロスペ
[パロ・スペシャル(オリジナル版)]

そのレスリングは結局見ずじまいでしたが、ご冥福をお祈りいたします。


ていうか、2年前からそんな事書いてたんですね、私。 そりゃカレンダーいらないわ。


2月14日(火)「トリノオリン」


やっべ、トリノオリンピック全然面白くねえ。


メダルが取れないから面白くないのではなく、たとえ金メダルを取れたとしてもこの真っ平らな気持ちに変わりはないと思える典型的なシラケ国民の私は、この間あんな事書いたせいか本当にチョコ一個すらいただけなかったというとても愉快な一日を過ごしました。 そんな俺に金メダル。 と思ったらチロルの五円チョコ。 なるほどそうきたか。


2月11日(土)「聖バレンタイン処刑の日」

某アイドルが喫煙現場をスクープされて、活動を自粛するというニュースを聞き、遺憾というよりはむしろ「もうそんな歳になったんだあ」と思ってしまった私。 ちょっと昔の、ホントに幼い頃の映像しか知らないだけに、その時の流れの速さに驚かされていたらまだ未成年じゃん。 そりゃダメだろお前。 同じ奈良県出身者として勝手に恥ずかしいわ。

[本題]

バレンタインデーにチョコレートとかをもらいたいと思っている男性、
というのは女性の想像でしかない、
と思っているのは私だけでしょうか。

ややこしくてすいません。

つまり、お前ら本当にあんなモン欲しいのか? という事です。 これはお歳暮とかにもいえる事ですが、時節だけの理由で、「心のこもった贈り物」をあげなければならない、そして貰わなければならないというのが、どうも私的にしっくりこないのです。 まあお歳暮は伝統として納得しますよ。 でもバレンタインデーごときがいっぱしの伝統ヅラをするなと言いたいのです。

なぜ行動の頭に「バレンタインデーだから」と付けなければならないのか。 プレゼントなんて、あげたい時にあげろよ。 その方が貰った方もありがたく頂戴できますよ。 「バレンタインデーだから」というのは、受け取る方も「バレンタインデーだからか」と捉えられてしまうんですよ。 そんなプレゼントに何の価値があるというのでしょうか。 そんなものに、なぜ女性は職場の人間にまで気を遣わないといけないのか。 また男性も意識しておかなければならないのか。 なぜ必死になって貰おうとするフリをしなければならないのか、なぜ貰えなければ僻むフリをしなければならないのか。 フリなんですよ、実は。 ほんとはチョコレートなんてどうでもいいし、欲しけりゃ自分で買いますよ。 ゴディバだろうがマルコリーニだろうがロイズだろうがデメルだろうが、それくらいのカネ持ってますよ(と思って今サイフのぞいたら207円しかなかった、信じられん)。

まあ、要は半ば慣例化しつつあるこの行事と、世間のどこかソワソワした空気がキライなのです。 この時期にこんな事書くのも結構冒険だったりしますが、あえて。 誤解のない様に付け加えると、欲しくない訳じゃない。 でもあなたからの贈り物なら、いつ戴いても嬉しいのですよ。 と言いたいのです。 多分みんなもそう思っているはずです。


2月8日(水)「脳系コンテンツ」


オトナゲないとは思うが、最近テレビで見かける「双子の子供マジシャン」ってなんかムカつくわ。


テレビといえば、最近テレビやゲームなどではどうも「脳」が流行っている感がありますね。 クイズというかテストというか、知識よりも知恵を試すような番組が多いです。 盛り上がり方もこれまでにもあった「知的好奇心くすぐり系」ではなく、さらに切実な、まるでこのままじゃバカになってしまうぞみたいな強迫観念に起因している様な気がします。

まあ、悩みストレスの現代社会を生きる人々が、その疲れから「解のある問題」を求めているのか。 あるいは「総中流社会」から「下流社会」と呼ば出した事への焦りからか。 そういう番組・ゲームが求められる時代なのかも知れません。 色々大変ですね。 まあ、大丈夫ですよ。 お前らそんなにバカじゃないから。 お兄さんは知ってるから。

個人的にはテレビとかゲームとかまで頭を使いたいとは思わないので、なんかもう「バカ殿」とかでいいじゃんって気分です。


2月5日(日)「投げっぱなしパジャマ・パーティ」


朝起きたら、違うパジャマを着ていた。


どうも夜、寝ている間に寝汗をかいてしまったらしく、それを着替えてそのまままた床についたらしいです。 周囲にはいらだたしげに脱ぎ散らかした旧パジャマがありました。 でも、サッパリ覚えていません。 私はあまり安眠とかできる人じゃないみたいで、よくよくこんな風に寝汗をかいて起きたり、起きたのを忘れたりしています。 日常のなにかに不満を抱いているのか、妄想が過ぎるのか、悪い夢でも見ているのか、その辺はよく分かりません。 うなされていたと言われる事もあります。 その辺をうまく記憶しておけばさらに楽しいネタになるのでしょうが、そうも上手くいかず、大抵忘れてしまっています。


さて、本題はそんなナイトメアではなくて、


男がパジャマを着るのは変なのか という事です。


私はパジャマ派です。 照れもせずに堂々とパジャマ派を宣言します。 でもどうも世間はそうではなさそうなのです。 そうではないのはちょうど私くらいの、10代後半から20代まで位の独身男性です。 それ以下やそれ以上では圧倒的にパジャマ派が優勢です。 つまり、お母さんや奥さんがいる所ではパジャマを着させられるようです。 でも、なぜか先の年代だけは違うっぽい。 人に尋ねても、テレビを見ても、大体ジャージとかシャツとハーフパンツとかを着ているのです。 パジャマなんて誰も着ていません。 海外の映画では半裸にブリーフという無駄にセクシーな野郎もいる位です。 確かゴルゴ13もそうでした。 奴の夜はブリーフとブロンド美女しか身に付けません。

これは一体どういう事か。
そこから導き出されるのは、つまり「パジャマ、カッコ悪い」という意識なのです。 デキるオトコはスタイリッシュにスリーピン。 渋いオトコにパジャマは不要なのです。 イケメンのカレシ(↑)が、「じゃあ俺そろそろ寝るべ、みたいな?」とか言ってグラサン外して、パーカー脱いでパジャマを着だしたら「マジそれちょっとありえないゲンメツ、みたいな?」 なのです。 全く理解できませんが、どうやらそうらしいです。

俺は着るぞ。

ジャージなんて着て眠れるか、シャツ一枚でなんて眠れるか。 父親がイトヘンに勤めているからかも知れませんが、夜は絶対パジャマなのです。 材質とかデザインとは関係ないんです。 パジャマなんです。 パジャマで、裾はちゃんとズボンに収める。 それでゲンメツされるというなら、むしろこっちがゲンメツしてやる。 それ程の勢いです。 おかしいか? 女子的にはどうなんですか? でもどうあろうと俺は着るぞ。 そしてお前にも着せる。 カッコ悪いとか、そんなのはいいんです。  そんな些細な問題で私の眠りは妨げられないのです。 うなされるけどね。

というワケで、2006年は「パジャマ男子復権活動」に取り組みたいと思います。 パジャマがんばれ、パジャマでおじゃま。 ホラー書いても深夜はパジャマ。 ボロを着てても心は錦ですよ。 ボロ言うな。



2月2日(木)「ガチャばな」

【本日のウソの様なマジ話】


「科学忍者隊 ガッチャピン」


語感とノリだけで作ったような新キャラクター。 タツノコプロとフジテレビのコラボグッズ販売が目的みたいです。 こういうのが気軽に作って公開できるのもネットとFLASHのお陰でしょうか。 現在同サイトで第2話まで公開中。 何がしたいのかはよく分かりませんが、何かガチャピン頑張っています。 例によってムックはないがしろです。

でもなんか、内輪ウケで終わりそうな匂いもプンプン。
ガチャピンといえば無茶なチャレンジで知られていますが、あれはそもそもチャレンジ内容自体が見せ物であって、ガチャピンがチャレンジすること自体は不問だったはずです。 それにツッコミを入れたのは視聴者側であり、ネタに笑ったのも視聴者側でした。

だからガチャピンのチャレンジ自体を製作者側がネタに転化するのは間違いだと思うワケです。 ガチャピンとムックは真面目に子供向け番組を演出するのみ、それを観て「ガチャピンすげえ!」とか「ムック仕事してねえ!」とか思えるから面白いのです。 誰もガチャピンにネタを求めてはいないと思うのですが、どうか。

今はどうか知らんけどね。 でも俺の中の二人はもっと子供の味方でしたよ(ほえろマンモスくんあたり)。 ガッチャマンなんて、俺も知らねえし。