演歌
「男坂」
セリフ:「よぉ、俺はこの町を出ていくぜ
へ、しけたツラするんじゃねぇよ。
心配するな、帰ってきてやるぜ、
ひとまわりでかい、男になってな・・・」
故郷に思い出を残したままで
男は一人、夢を見る
故郷に涙を捨てたままで
今日も越えるぜ、男坂
得体の知れないでっかい壁に
男は親父を思い出す
叩きつけた思いの果てに
今日も眉毛をなびかせる
ああ、男坂、男坂
お前はそれでも男坂
ああ、男坂、男坂
まばゆいくらいに男坂
セリフ:「よぉ、アンタも旅人かい?
男は一生旅人だ。
よぉ、アンタのツラ見てるとよ
俺の親父を思い出すぜ・・・」
心に思いを隠したままで
男は今夜も、夢を見る
心に怒りを燃やしながら
今日も越えるぜ、男坂
日本海の荒れた波に
男は女を思い出す
殴りつけた拳の先に
メガネの飛んだ社長の姿
ああ、男坂、男坂
坂を越えても男坂
ああ、男坂、男坂
鼻の大きい男坂