ハテナくんおにいさん
31日−

登場人物・・・の頭





おにいさん「・・・」

ハテナくん「・・・おにいさん。」

おにいさん「・・・」

ハテナくんおにいさんってば。」

おにいさん「ん? ああ、どうしたんだい? ハテナくん。」

ハテナくん「すごい集中力で爪を摘むんだね。」

おにいさん「危険だからね。」

ハテナくん「そうなんだ。」

おにいさん「よし、爪切りは止めにしよう。」

ハテナくん「まだ右手の3本しか終わってないのに?」

おにいさん飽きた、続きは明日しよう。」

ハテナくん「明日はもう9月だよ。」

おにいさん「それが?」

ハテナくん「・・・」

おにいさん「・・・」

ゲイツさん「夏休みはもう終わりだって言っているんだよ。 呉青秀。」

ハテナくん「あ、ゲイツさんだ。」

おにいさん「なぜ本名で呼ぶのだい? ビルゲイ。」

ゲイツさん『ツ』だけを略すんじゃない、貴様。 敬意を込めて本名で言ってやったまでだ。」

おにいさん「そうか。 それは光栄だね。 ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世君。」

ゲイツさん・・・貴様。」

ハテナくん「・・・それが、ゲイツさんの本名なの?」

おにいさん「こんなトコで言っても信じて貰えないかも知れないが、本当だよ。 ビル・ゲイツなどと名乗っているが本当はこんな立派すぎる程の名前なんだよ。」

ゲイツさん「あんまり言うんじゃない、呉青秀。」

おにいさん「隠しているのかい? ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世。」

ゲイツさん「そういうワケではないが、わざわざ言う事もないだろうが、呉青秀。」

おにいさん「これでもうここを観ている人には覚えられたよ、ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世。」

ハテナくん「・・・みんな本名があって良いなぁ・・・」

おにいさん「・・・」

ゲイツさん「・・・」

おにいさん「・・・人の名前をネタにするのは良くないな。」

ゲイツさん「・・・ああ、ナンセンスだ。 いや、ノンセンスと言うべきか。 ガイジン風に。

ハテナくん「それで、ゲイツさんは何しにし来たの?」

ゲイツさん「用が無くて来ちゃいけないのか? そんなのにまでボクは法の裁きを受けるのか?

おにいさん「用が無くて来ても良い程、君とは親しいつもりは無いよ。」

ゲイツさん「全く、ジャパンはウィンドウズの次に好きだが、その敷居の高さだけは理解出来ないな。」

おにいさん「ウィンドウズと言えば、また何か出すと聞いているね。」

ゲイツさん「ボクは聞いていない。」

おにいさん「何だっけ? ハテナくん。」

ハテナくん「ええとね。 『Windows Me』だよ。」

ゲイツさん「そうか。 エムイーとは何の事かね?

おにいさん「それはこちらの質問だね。 君の会社だろ?」

ゲイツさん「ときに、このコーナーはいつからこうなったんだ?

おにいさん「来年の春頃からだよ。」

ハテナくん「・・・?」

ゲイツさん「ふん・・・おお、エムイーか。 エムイーじゃないか。」

おにいさん「エムイーだよ。」

ゲイツさん「エムイーだ。 エムイーとは何の事だね?

ハテナくん「話が進まないなぁ。」

ゲイツさん「そんな事は無い。 話は日進月歩で流れて行っている。」

おにいさん「もう少し歩みを速めてみようね。」

ゲイツさん「まあ待ちたまえ、思い出すから。 君達は何かあるとすぐレスポンス・タイムがどうのこうのだ・・・・」

おにいさん「・・・」

ハテナくん「・・・」

おにいさん「・・・夏休みも終わりか。」

ハテナくん「・・・来月からはどうするの?」

おにいさん「・・・そうだね。 ラジオ体操のおにいさん役も終わってしまうね。」

ハテナくん「・・・そんな事してたんだ。」

おにいさん「・・・ときに、このコーナーはいつからこうなったんだい?

ハテナくん「・・・」

おにいさん「・・・」



ゲイツさん「ぐはぁっ!!」

ハテナくん「どうしたんだいゲイツさん! 大丈夫!?」

ゲイツさん「・・・エホッ、そうだ、ついに思い出したぞ! そういう事だったのだ! ハハハハ・・・ゲボッ!

ハテナくん「しっかりしてよ、ゲイツさん! なんか口が赤いよ!

ゲイツさん背中に触れるな! 背中は弱点なのだ。 古のジークフリードのごとくっ! 思い出したぞ、呉青秀!!

おにいさんそうか! じゃあ気を付けて帰りたまえ!」

ゲイツさんオゥケィ! こうしちゃおれん! 待っていてくれ、子供達!・・・・」




ハテナくん「・・・」

おにいさん「・・・」



ハテナくん「・・・夏が、終わるね・・・」

おにいさん「・・・夏休みの宿題・・・」

ハテナくん「・・・ドリルだね。」

おにいさん「ドリル・・・・!」

ハテナくん「・・・そのドリルじゃないよ。

おにいさん「・・・。」





ハテナくん「・・・おにいさん、『Windows Me』って何の事だい?」

おにいさん「・・・うん。 『ウィンドウズ前』って事だよ。」

ハテナくん「ウィンドウズ前? じゃあ『ウィンドウズ後』ってあるの?」

おにいさん「無いよ。 バス停の名前だからね。

ハテナくん「・・・ふぅん。」


























ゲイツさん「・・・・・ちくしょうっ! ウィンドウズめっ!」

おにいさん「・・・ああ、それでエムイーか。」


戻る