前回までのあらすじ(旧サイト参照)
物事に常日頃から疑問を感じているハテナくんとおにいさんは
伝説のアレを求めてナニをしていたワケだが、
突然、サイトが終了してしまった。
呆気にとられた二人だが、
おそらくサイトは復活するだろうと見込んで、
普段通り、コレとソレをナニし続けるのであった。
おにいさん「ね、言った通りだろ。」
ハテナくんとおにいさんの
よくわかるパソコンの仕組み
おにいさん「おや、ハテナくん、何だいその箱は?」
ハテナくん「えへへ、パソコンを買ったんだよ。」
おにいさん「へぇ、カラダを売ったお金でそんなモノを買ったんだね。」
ハテナくん「売ってないよ。」
おにいさん「で、ハテナくんはパソコンが使えるのかい?」
ハテナくん「これから覚えていくんだよ。」
おにいさん「なんだ、そうなのかい。 どれ、ボクがひとつ、レクチャーしてあげよう。」
ハテナくん「え? おにいさんパソコンが使えるのかい。」
おにいさん「当たり前じゃないか。 誰がハテナくんを造ったと思ってるんだい?」
ハテナくん「あ、そうか。 おにいさんはパソコンを使ってボクを造ったんだね。」
おにいさん「パソコンと、竹ひごと輪ゴムでね。」
ハテナくん「竹ひご? 輪ゴム?」
Qマウスって何?
A
おにいさん「日本語で書くと「舞う巣」、机の上で舞うように動かすからこの名前が付いたんだよ。」
ハテナくん「巣ってのは何?」
おにいさん「良いトコロに気が付いたね。 つまりこの中がパソコンの巣になっていて、CPUとかHDDとかが入っているんだよ。」
ハテナくん「え? じゃあ、コッチの大きい箱は何なの?」
おにいさん「それは、パソコンだよ。 そんな事も知らないのかい。」
ハテナくん「でも、パソコンの中身はマウスの中に入ってるんでしょ。」
おにいさん「そう、パソコンの重要な機関は全て舞う巣の中に入っているよ。 でもパソコンと呼ぶにはコッチの箱が必要になってくる。」
ハテナくん「どうして?」
おにいさん「その箱が無いとサマにならないからだよ。 だからその箱はパソコン本体と呼ぶべきなんだよ。」
ハテナくん「・・・哲学だね。」
おにいさん「気分の問題だよ。」
Qバックアップって何?
A
おにいさん「不慮の事故で大切なデータが失われない様にしておくことだよ。」
ハテナくん「コンセントに繋がなくても、覚えてられるのはなぜ?」
おにいさん「パソコンに内蔵されている「ちいさな奴隷」さん達が木の棒とかをグルグル回して発電しているんだよ。 分かり易く言うと「北斗の拳の中央帝都」みたいなコトをしているんだよ。」
ハテナくん「ソレは良く分からないけど、可哀想だね。」
おにいさん「科学の進歩には、ある程度の犠牲が必要なんだよ。」
QTCP/IPって何?
A
おにいさん「ハテナくん、パソコンはね、突き詰めていくととても複雑なモノなんだよ。 だからただ遊ぶだけなら、そんなモノ知る必要は無いんだよ。」
ハテナくん「おにいさん、ホントは知らないんじゃないの?」
おにいさん「・・・そんなコトは無いよ。」
ハテナくん「じゃあ、教えてよ。」
おにいさん「・・・ストローを包んでいる紙の袋があるね。 ソレを蛇腹に、右左右左に繰り返し折っていく。 で、小さくなったソレに水を一滴垂らすと、まるで生き物のようにジワジワと伸びていくね。」
ハテナくん「うん、そうだね。」
おにいさん「ソレだよ。」
ハテナくん「何が?」
Qインターネットってどうやるの?
A
おにいさん「無知の知(ソクラテス)を自称するハテナくんも、さすがにインタネットは知っているんだね。」
ハテナくん「うん、でもこのままじゃインタネット出来ないんでしょ?」
おにいさん「若干の作業は必要だね。」
ハテナくん「おにいさん、やっておくれよ。」
おにいさん「しょうがないね。 まずパソコン本体を裏返す。」
ハテナくん「いっぱいコードが出てるね。」
おにいさん「そうだね。 で、次にこのコードと、このコードを切る。」
ハテナくん「え? 良いのかい? そんなラジオペンチで切っちゃって。」
おにいさん「インタネットには必要ないからね。」
ハテナくん「インタネット以外に必要なんじゃあ・・・」
おにいさん「ハテナくん、ホラ見てごらん。 ココに変な穴があるだろ。」
ハテナくん「ホントだ、凸型の穴があるね。」
おにいさん「コレはモジュラー・ジャックといってね、電話線を繋ぐ穴なんだよ。 インタネットは電話線を通じて情報のやりとりを行うからね。」
ハテナくん「さすがおにいさんだ、物知りだね。」
おにいさん「で、この穴にねんどを詰める。」
ハテナくん「良いのかい!おにいさん。」
おにいさん「もち米の方が良かったかい?」
ハテナくん「おにいさん、キャラクター変わってきてるよ。」
おにいさん「良し、コレで完成だ。 インタネットしてごらん。」
ハテナくん「準備が出来ていませんって言われたよ。」
おにいさん「まったく、ノロノロした奴だな。 このパソコンは。」
おにいさん「どうだい、インタネットの調子は?」
ハテナくん「うん、なんとか出来たよ。 業者さんにすごく怒られたけど。」
おにいさん「ま、ボクとは流派が違うからね。」
ハテナくん「流派?」
おにいさん「何にしても、貞操を捨ててまで手に入れたパソコンだ。 大切に使いなよ。」
ハテナくん「だから売ってないってば。」
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