ハテナくんおにいさん


-第4回-


 「遅ればせながら明けましておめでとう! ハテナくんだよ」

 「やあおめでとう! おにいさんだよ!」

 「あ、何だか今回は随分やる気みたいだね、おにいさん」

 「何言ってんだい、このポンコツ。 おにいさんはいつだってやる気だよ!」

 「さらっと酷いこと言うね」

 「今年のおにいさんは違うよ!」

 「どう違うの?」

 「昔の明るいおにいさんでいくつもりなんだよ」

 「わーい、やったあ」

 「うん。 先祖返りってヤツさ」

 「違うと思うけど……」

 「おや、おねえさんは元気ないね? ひょっとして今日はあれかい? えーと……独立記念日?

 「誰のよ」

 「さあ質問でも何でも持ってきてくれたまえ。 矢でも鉄砲でも取り揃えておりますよ!

 「わー!」

 「わー! さあ、おねえさんも!

 「……わ、わー……」

 「回って!」

 「ええ!?

 「くるくるー」

 「ハテナくん、首だけ回さないよ

 「じゃあまず今日は『黒ゴマキーズ』さんからのご質問だよ」

 「おや? どうしてお名前からなんだい?」

 「なんか沢山送ってきてくれたからだよ」

 「欲張りだね、それは」

 「どうしよう、その中から1個だけとかにしておく?」

 「そうだねえ。 適当なのをいくつかピックアップしようか」



Q5.
野中さんは何で引退したんですか?


 「野中さんって誰?」

 「なんか教頭先生みたいな政治家さんだね」

 「政治家さんにも教頭先生がいるんだ」

 「いるよ。 沢山いる。 教頭だらけの学校だよ

 「じゃあ校長先生は、やっぱり小泉さんなの?」

 「あれはどう見ても、海外旅行した事ない英語の先生だろ」

 「あ、それっぽい」

 「で、何で野中さんは引退したの?」

 「ヒジを壊したからだよ。 はい次」


Q6.
バファリンのもう半分は野中ですか?


 「その通りさ!

 「ええ!」


Q7.
バファリンを半分に割ってもう一回半分に割ったら何が入ってる確率が一番高いですか?


 「バファリンに決まっているじゃないか」

 「ああ、うん」


Q8.
お姉さんはヌーブラ買いましたか?


 「ヌーブラってなに?」

 「これのことだね」

 「ひゃあ、せくしーだね。 おねえさんはこんなの着けてるんだー」

 「着けてないわよ」

 「着けてないのかい!?

 「いや、ヌーブラはね」

 「で、買ったのかい?」

 「買ってない」

 「貰ったのかい?」

 「貰ってない」

 「せっかく郵便受けにねじ込んでおいたのに?

 「あ、あんただったの?


Q9.
おにいさんはたまにはババンとなにをしますか


 「たまにはババンと不法投棄さっ!

 「ダメだよ!





 「………」





 「じゃあ次は『遠藤小雪』さんからのご質問だよ」

 「おや? どうしてお名前からなんだい?」

 「なんか沢山送ってきてくれたからだよ」

 「欲張りだね、それは」

 「どうしよう、その中から1個だけとかにしておく?」

 「そうだねえ。 適当なのをいくつかピックアップしようか」



Q10.
ゴキブリの質問がyuuさんと、被ってしまいました。おにいさんは、どうしますか?
1.寝る
2.放置する
3.渋々、答える
4.その他

 「株主総会でも開くかな


Q11.
はてなくん、飴あげるから、ちょっと、関東まで遊びに来ないですか? って言うか、皆さん、そこは、一体ドコなんですか? 関西ですか? 本当に日本の中ですか? あれ、そう言えば、おにいさんは中国籍でしたっけ・・・? 実は、地底深く隠された秘密基地だったりしませんか?


 「石川県だよ!

 「うわっ、微妙

 「それはそれで失礼だね。 本当の事を言うとどこかは説明できないんだよ」

 「それはやっぱり、ボク達のファンが来るからだね」

 「いや、移動しているから、家が

 「……そうなんだ」

 「でも危ないよ。 他のお家にぶつかっちゃうよ」

 「大丈夫、浮いてるから

 「そんな家にいるんだ……」

 「8センチくらいね」

 「低いよ!


Q12.
モテモテパセリくん、その後、彼女なんか出来たりしましたか? 「嘘はつくな」と、最初に、釘を刺しておきます。 むしろ、トドメをさしておきます。


 「僕は特定の彼女は作らないんですよ。 あなたを悲しませない為にもね

 「おや、いたのかい」

 「いますよ。 さっきから、ずっと」

 「……気持ち悪い」

 「いや、そんな真面目な顔で言われても

 「彼女、作らないんだ」

 「え、ええ。 そうですとも」

 「そっか、じゃあ私も他を探すよ」

 「え! あ、いや、ちょっと待ってください! も、もう一回チャンスを下さい!

 「何のチャンスよ」


Q13.
モモさん、私が、嫁き遅れたらもらってやってくれませ・・・やっぱ、いいです。


 「あれ!? 僕じゃないんですか?

 「おう。 構わねえぞ。 30越えてフリーターだけどな」

 「男らしいね。 相変わらず」

 「着ぐるみは準備しておいてやる

 「やっぱり着せるんだね」


Q14.
山下監督が100敗を成し遂げたら、おねいさんはどうなってしまいますか? ちなみに、おねいさんは、いくつでしたっけ?


 「23です」

 「え!?

 「23なの!

 「へえ。やっぱりおねえさんは、おねえさんなんだね」

 「まあハテナくんと比べたらねー」

 「まあ僕が18だからねえ」

 「あんたはどんだけサバ読むのよ」

 「パセリくんは?」

 「今年成人式でした!」

 「じゃあ君が本当のおにいさんだ

 「え、まだ言い張るんですか?」

 「でもモモさんが一番おにいさんだね」

 「……まあ俺が21だからな」

 「あんたさっき30越えてって言ってたじゃない

 「あれは、ほら、体重だよ」

 「越えてるに決まってんでしょ」

 「つまり、こうなる訳だね」



23歳 21歳 20歳 18歳 5年目



 「ウソウソ! アンタとアンタは絶対上よ! 特にそこのなんて肌質変わってきてんじゃない!


 「よろしくね。 おねえさん

 「……え、えー。 アタシってばー、マジ言うと16歳だったりするしー(↑) チョ、チョベリグー?

 「やめようよ、もう。 痛々しいから

 「……なんて汚い人達」

 「あ、山下監督は?」

 「知らないわよ! どうなろうと関係ないでしょ」




 「じゃ、今回はここまでだよ。」

 「なんだなんだ、もう終わりかい?

 「わあ、すごいやる気だね」

 「まだ質問あるんでしょ」

 「うん、またその内答えてもらうね」

 「駄目だよ、今じゃないと」

 「じゃあ近々またやろうよ」

 「今日じゃないと駄目だよ。 薬が切れるから

 「……やっぱり『地』じゃなかったんだ」



[つづく]