2002年1月
睦月

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1月29日(火)「虹色薬品幻覚仕様」

生き返りました。

未だリハビリ中ではございますが、どうやらなんとか復活の兆しは見え始めてきたのでご連絡させていただきます。 心配して下さった皆様には感謝しておきます。

なかなか永田町並にゴチャゴチャした体調ではありますが、まあなんとか。 体温も人並みに戻ってひと安心といった所です。
昨日は前にも書いた共産党系病院で診察も受けまして、まあ扁桃腺炎みたいなもので、だから熱だけが異常に上がってしまったのだろう、という診断を下されました。 お薬を出しておきますと言われ、診察後受付で待っていると、処方箋だけを渡され、お薬はココではなく、ちょっと離れた所の指定薬局で貰って下さいと言われました。 そのまま怠い体を引きずりつつ、数十メートル先の薬局へ向かいました。

薬局は「レインボー薬局」という名前でした。


名前は修正しています

別にどんな屋号を付けようと人の勝手だし、巷にはもっと変な名前だってあるのですが、よりによって薬局なのにこんな胡散臭い名前付けなくてもと思いました。 レインボーですよ、レインボー。 ワケ分かんないですよ。

入ってみるとこれがまあ、昔話に出てきそうなオジイとオバアがいて、緩慢な動きでのたのたと作業していました。 レインボー薬局にも関わらずですよ。 レインボー度0ですよ。 七色のどの色にも当てはまらないスタイルで仕事しているんですよ。 しかもオジイ、胸の名札を見ると「あきふみ」って書いてありましたよ。 平仮名でですよ。 何だかもう、名字なのか名前なのか、それとも別の何かなのか、サッパリ分かりませんでした。

で、そんな「あきふみ」達の動きを、薄汚れたソファーに座って見ていたのですが、その内店の電話が鳴りだして、店があまりに静かなものだから、オジイ(あきふみ)もオバアも、私も含めて飛び上がりそうに驚いて、それでもオジイ(あきふみ)が何とか一命を取り留めて、受話器を取るなり開口一番、

「はい、レインボウです。」

って言ったので、私は思わず吹き出してしまいました。 あまりにも自然に、コードネーム”レインボー”って感じでした。

でもそんな怪しげな虹色のお薬はとても良く効き、お陰で予想より早く回復できました。 あきふみに感謝です。


1月27日(日)

熱がぶり返してきました。

昨日、バファリンのお陰で36.8℃まで下がって、良かった良かった、これで明日はホームランだとか、栃東は優勝だとか、クジラは標本にするつもりだったけど、なんか重すぎるからもうイイやって事にしたのは、なかなか言える事じゃないぞとか、そんな風にようやく平穏な健康生活に戻れるなと思っていましたが、今朝再び39℃まで上がっていました。 どうやらバファリンパワーが切れると元に戻るらしいです。 常にバファリンを摂取し続ける事で生命を維持できるという、ハカイダーとかそれ系のカッチョイイ位置に知らない内に収まったしまっていたようです。 素直にヤク中みたいと言わない所が愛嬌です。

まあつまりは治っていなかったワケです。
おまけに日曜日で病院はやっていないし、でももしかしたらと思って電話してみると、「イイですよ、今から来てください」と言われました。 何でも言ってみるモンです。 対応もやたらと親切です。 やっぱりやたらと親切で良いですね、共産党系病院って。 至る所に「打倒小泉」っぽいポスターが貼られていましたが。

とまあ大して面白くもない話を、しかもまとめる事もできないまま終わります。 これはヤバイですよ。 もうなんか、全然アタマ回ってないです。 皆さんは私が死なない事でも祈っておいて下さい。 電車の待ち時間とか、そういう無駄時間の時にね。 アタシャちょっと一人集中治療室状態に入ります。


1月26日(土)

今度は風邪をひいてしまいました。

またもや体調不良です。 昨日、なんだか悪寒がするなと思いつつもお仕事をしていましたが、段々異常に寒くなってきて、こりゃあいかんと早退して、ウチに帰って体温計で熱を計ったらなんと38.7℃とか言われてしまいました。 感覚ではなく数値で言われると一層こたえますね。 ていうか平熱が35.5℃の私にとっては38.7℃、+3.2℃なんて未知の値です。 それでいて咳もほとんどなく、ご飯だって食べれているのですから完全な熱風邪です。 いよいよいかんと思って、風邪薬を飲んで、ビタミンCを大量に補給して、とりあえず寝る事にしました。 お医者さんが風邪をひいたら、とりあえずビタミンCを摂って寝る、それだけ、それだけしかない。 という話の通り、死ぬ程眠りました。 

で、死ぬ程寝た深夜、寝過ぎなのかなんなのか、頭がボーっとしていて、でもなんだか体は楽になった気がして、どれくらい回復したかなと体温計で熱を計ると、39.3℃とか言われてしまいました。 39.3℃ですよ。 南の島ですよ、一人で。 もう慌てて体温計を捨てて布団に入りました。 絶対体温計って体に良くないですよ。 人の気持ちなんてちっとも考えないでデジタル数値で決めつけるんですから。 とりあえずは見なかった事にしましたが、鈍い頭の中では、「平熱より2℃上がったら脳細胞が崩れ始める」とか「40℃を越えたら種なしになる」とか、そんな俗知識がグルグル回っていて、とりあえず、死ぬんだろうなと思いました。 

でも結局、今も生きています。 体温は36.8℃まで下がりました。 バファリンのお陰で。 でも頭は未だ鈍く、全身が疲労しています。 その内、インタネットで注文していた「ザナック」が届いて、こんな時に参ったなあと思いつつも病床でピコピコやっています。 面白いです。 15年前のファミコン版は完全移植で懐かしく、新しくなったザナック・ネオってヤツは、内容はほとんど同じで絵が綺麗になっただけという潔さでした。 さすがは「のーみそこねこねコンパイル」の製品です。 熱でかなり柔らかくなった私の脳によく馴染みました。

そんなこんなでリハビリ中の私でした。
最近どうも、よろしくないです。


1月22日(火)

「本日の妄想」
ジャンプの漫画の「ワンピース」ってヤツは、海賊だから良いんでしょうね。 山賊だったらあんなに爽快じゃないんでしょうね。 同じ賊でありながら。 盗賊であっても、それはそれで「ネズミ小僧」みたいな爽やかさは醸し出せるんでしょうが。 山賊はどうもダメです。 「山賊王に俺はなる!」って言われても、いまいちピンとこないものがあります。 どこの山の?って感じに。


私の住むマンションの玄関に黒猫のクロコちゃんがいる事を覚えておられる方もそこそこおられると思います。
夏に引っ越して来てしばらく後にゴミをあさっている所を見つけたのですが、それがもう小さくて黒くて目が大きくて、もの凄くかわいい猫でした。 エサを求めて、上目使いですり寄ってくる様は、もうぶっちゃけた話、「こいつめ」って感じでした。
やがてその愛らしさっぷりが発揮されたのか、毎晩毎晩、どこからともなく、誰とでもなくエサを与える様になり、ペット禁止である(多分)にも関わらず、家に連れて帰る住人も数人見かけるようになりました。 さらには玄関の片隅に段ボールの箱がおかれ、中に座布団みたいなのが入れられ、爪とぎ器が置かれ、エサ皿と水皿が置かれるようになりました。 管理人さんもちょくちょく訪れているのにそのままにしています。 いやはやなかなか、みんないい人なんだなと思っていました。
やがて冬になり、どうにもこうにも玄関も寒くなってくると、気付けばずっとクロコちゃんは現れなくなりました。 まさか凍死って事はないでしょうから、誰かの家にいるのか、もっと暖かい所へ行ったのか、ともあれ寂しいものだと思っていました。
で、年も暮れ、年も明け、もう20日も過ぎた今朝、久しぶりにクロコちゃんが顔を出してくれました。

見事に太っていました。

まあ冬の毛ってのもあるかも知れませんが、それでは言い訳にならないくらい太っていました。 ブタ猫です。 痩せた体に大きな目をしたクロコちゃんは、少々住人達の寵愛を受け過ぎてしまったようです。
まあ、福々しくて良いですが。


近頃どうも自転車が疲れます。 唯一の機動力である為に何かにつけて乗っているのですが、もうなんだか、坂道とか、坂道ならまだしも平坦な道でも息切れしていまいます。 いよいよタバコがいけなくなってきたのか、ジャンクフードで肥えてきたのか、それよりもジャンクフードのせいで、なけなしの最大ヒットポイントが下がっているのか、牡蠣の毒がまだ残っているのか、色んな事を考えましたが、どれも納得いかないと言いますか、どれもが原因のような気もして、ここは一つ得意の健康改善。 健康改善が得意って時点で不得意なのでしょうが、そういうのをひとつやってみようなかなと、一大決心をして、自転車に目を落とすと、

タイヤが思いっきりへこんでいました。

それと同じくらい私もへこみました。 なんだそうだったのか。 そうだったのか? と思いつつも空気入れでシュコシュコすると、これがもう素晴らしい位に走りやすくなりました。 そういう事でした。 空気は大切です。 別に私の体がどうって訳でもなかったのです。 心配して損しました。 健康改善ヤメヤメ。 冗談じゃないです。 とか思いながら、今日も「僧侶」なみのヒットポイントで自転車を走らせる私でした。 おしまい。


1月20日(日)

シューテングゲームソフト「ザナック」を探してうろつき回っていますが、一向に見つからないまま過ごしています。 こんばんは、鷹司です。 久しく訪れていませんでしたが、最近ゲーム屋さんって見なくなったなあと思いました。 でも多分それは、見なくなったのではなく見えなくなったのでしょうね。 個人の興味によって町の景色って変わるんじゃないかなと思います。 車乗る人はどこにガソリンスタンドがあったのかを覚えているでしょうし。 もっと単純に、電車で通勤通学をしない人は路線図もしらないから、どの駅からどう繋がっているかも知らないし、駅前に何があるかも知らない。 ゲーム屋さんなんてのも、あまり大通りに無かったりしますから、アタシャどこにあるのかも知りません。 いくつか電器屋さんをハシゴしましたが、結局ザナックはありませんでした。 仕方がないのでデパートで「しめじ弁当」を買って帰りました。 別にどう繋がりがあるってワケでもありません。 ただやっぱり、自然と海幸彦よりは山幸彦意識で物事が進んでいる事に注目しておいて下さい。 ザナックは宙(そら)幸彦って事でひとつ。

今月号の「monoマガジン」で、まあ物欲の固まり雑誌ですが、そこで「メガネ特集」が行われていました。 時計だの靴だの、家電品だので特集はよく行われていますが、メガネです。 誌面に大きく、何ページにも渡ってメガネ特集が組まれていました。 歴史だの最近のスタイルだのが書かれていて、なかなか興味深いです。 メガネも随分世俗にまみれたものです。 かつてはメガネといえば「ビジョンメガネ」だの「メガネの三城」だの「メガネの愛眼」だの、だいたい決まっていましたが、町を歩いていても「メガネ激安」の店があったり、つい最近はウチのマンションの並びにも「三千円メガネ」なるものがオープンしました。 三千円メガネですよ。 物価も人件費も安い某国で作っているのでしょうが。 あたしのなんて4万円程したのに。 でも行ってみると、確かに三千円たるものでした。 ノーズパッドがいまいち馴染みません。 まあそんな事はともかく、で、メガネ特集。 世界各国の有名(らしい)デザイナーさんだの、メガネ作りの巨匠さん達が何なりと「メガネ愛」を語ったり、スタイリッシュなメガネを載せたり。
まあつまる所、カネになるようになったのでしょう。 ビジネスとしてね。 メガネ人口はどんどん増えているでしょうし、高齢化によって老眼者も増えているでしょうし。 もはや弱視者専用器具ではなくなったのです。 そうなればスタイリッシュなのも求められるでしょうし、激安なんてのもする様になります。 一大マーケティングが確立されたのでしょう。 だから雑誌にも特集を組まれます。 メガネ活性化です。 結構な事だと思います。 不況日本を救うのは、こういう、新しい価値を見いだせるモノ達なのかも知れません。 かつらメーカーにも頑張ってもらいたいものです。 ファッショナブルで、スタイリッシュなヅラをひとつ。

それにしてもまあ、格好良くなったものです。 「ガリ勉」だの「牛乳瓶」だの「ザマス」だのの匂いはもはや微塵も感じられません。 目が悪い悪くない関係なく、オシャレとして、アクセサリーとして身に付けるってのも、そろそろ定着するのかも知れません。 カップルでメガネ屋さんへ、クリスマスにはおしゃれなメガネをプレゼント。 休日にはお気に入りのメガネで。 そういう世の中が来れば、それはそれで気持ち悪いかも知れません。

更新「かぐや姫」。 微妙なお話。


1月19日(土)

どうも皆さんこんにちは。 鷹司です。 お陰様で復活致しました。 もう大丈夫です。 でももうしばらくは牡蠣が食べられそうにありません。 さようなら海幸彦。

本日は全自動の洗濯機を使いました。 今までは2槽式、洗濯槽と脱水槽が別々のヤツを使っていました。 昨年夏にお引っ越しに際して、安かったので買ってみましたが、やはり洗濯物をせっせせっせと入れ替えるのが面倒で、全自動の方が良かったなと思い始めていると、知人がもっと大きな洗濯機に買い換えるというので、その古い全自動洗濯機を譲り受ける事になりました。 まあ今では洗濯機を捨てるのにもお金がかかるご時世ですから、知人にとっても助かった事なのです。 私の方も大助かり。 そんなこんなで未来の洗濯機を導入できました。

そんな全自動洗濯機。 使ってみるとこれがもう楽で楽で、素晴らしいものでした。 だって、放っておくだけで良いんですよ。 全部自動ですよ。 IC(インターチェンジ)ですよ。 AI(イラストレータデータ)ですよ。 IT(イスラエルてんやわんや)ですよ。 凄いじゃないですか! とまあ、今時全自動洗濯機にこれだけ感動するのも私だけの気もしますが。 やはり時代は全自動です。 錯誤した発言ですが。 全自動調理機器とか、全自動作業マシンとかね。 もう全自動マンションに全自動住人です。 俺いらないのなんのって。 な!

三和銀行と東海銀行が合併してUFJ銀行になりました。 何の略かは良く知りません。 UFなんだから多分UnFortunateとかUnFairとかUnFriendlyとか、Unからはじまる否定語なのでしょう。 で、ジャパン。 私は主に三和銀行を使っていたのでなかなか放っておけない事だったりします。 三和銀行HPへ行くと無下に新HPに飛ばされてしまいました。
 そこにある、UFJ銀行頭取の言葉としては「三和銀行ではできなかったこと、東海銀行では難しかったことを実現する為に、UFJ銀行は誕生しました」とありました。 正確には「三和銀行ではできなくなってきたこと、東海銀行では難しくなってきたこと・・・」だと思ったり。 まあモノは言いよう。 日本の銀行初のアルファベットの名前は「他にはない初めての挑戦をこれから試みていくという意思」だそうです。 「さくら銀行」だか「トマト銀行」だかの「変な名前銀行ブーム」の時もそんな事を聞いた気もしますが。 アルファベットだから新しい、カッコイイという概念はいい加減どうにかした方が良いんじゃないかなと思います。 大リーグ。 どうにかした方が良いといえば、どこかの「ケータイ代このままでイインカ委員会」ってのもどうかと思ったり。 自分で言って自分でどうにかするってのもなあ。

更新:[Panacea Box]。 ニーチェさんです。


1月15日(火)「養生しまっせ」

依然として体調が芳しくない私ですが、本日、この体調不良がどうやら牡蠣(カキ)に当たったらしい事が判明いたしました。 大当たりです。 そして大笑いです。 海のミルクの底力を見せつけられました。 吐き気と下痢は収まりつつあるものの、微熱と、あとなぜか首がやたらと痛いです。 長年抱えている首爆弾まで再発しています。参った。

そんな状態にありながらも、おいそれと休む事のできないお仕事。 駅前には献血センターの車が止まり、オジサンオバサンが拡声器を手に血が足りない血が足りないと言っています。 真っ青な顔をしている私に向かって、「どうですか?」など言います。 どうもこうもねぇよ。 俺だって血がたりねぇよ。 と無駄に対抗意識を燃やしてみたり。 ああ、首が痛いので今日はここまで。 おウドンさんでも食べて寝ます。 皆さんも牡蠣には気をつけましょう。 食うか食われるか的要素を十分考慮しておきましょう。


1月14日(月)

新成人の皆さんこんばんは。 おめでとうございます。 飲んでますか? 喫んでますか? 綺麗なべべさん着てますか? 紋付き袴ですか? 会場荒らしますか? 荒らしてしまえ、何もかも。 

とまあ荒れた気持ちでいる私です。 荒れています、胃腸が。 何だかよく分かりませんが、朝起きるなりもの凄い疲労感を受けました。 久しく健康をキープしていましたが、年末、正月とグダグダと過ごしていたせいか、やられました。 「食ったら吐く」状態です。 下品ですが。 水を飲んでも吐きます。 昼間に変なオジサンがやって来て、何かと思えばADSLとかにしませんかと言われました。 真っ青な顔している私にADSLを薦めるんですよ。 死体にムチ打つようなものです。 よく分かりませんが。 オジサンはしきりとADSLは良い良いと言い続け、レスポンスタイムの高速さをうたいます。 「食ったら吐く」状態の私のレスポンスタイムも相当なものだぞと言おうとした瞬間に、催してトイレに駆け込んで嘔吐。 水しか出ません。 呆気にとられているオジサンに向かって、「そういう事だから。」と言うのが限界でした。 オジサンそそくさと退場。 畜生、ADSLめ。(八つ当たり)

相変わらずの事ですが、この体の弱さにはホントに参ります。 休日なのに。 こんな理不尽な仕打ちを受けるのはいつも休日です。 平日はそれなりに元気。 がんばり屋さんですから。 平日5日を120%のパワーで生きているものだから、6日目には合計ちょうど100%のリバウンドを受けるのです。 上手くできています。

ああ、えーと、ダメです。 モニタ観ているのが辛くなってきたので寝ます。 わざわざこんな時に更新したのは、今日はサイト作るつもりだったのですよという事のアピールです。 愉快にね、期待しているかどうかはともかく、なんか愉快なお話でも書いて、皆さんのご機嫌を窺おうかなと思っていました。 って事のアピールです。 でもダメ。 次回更新は回復後です。 明日になるか3日後になるか1週間後になるかは分かりません。 上り1.5下り8メガ状態が終わったら。


1月12日(土)「正岡子規ジャーマンスープレックス」

正岡子規に野球殿堂入りが決まりました。 正岡子規です。 広岡じゃないです。 パリーグでもないです。 ご存じの通り俳人です。 漱石のツレです。 そんな彼が野球殿堂入りです。 野球選手だったとは驚きました。 初代ミスタープロ野球、しかも日本人初のメジャーリーガー。 数多くの伝説を残し、米国の野球ファン達は、ジュンイチロー・コイズミを知らなくてもシキ・マサオカは知っているという有様です。

というのです。 どこまでが嘘かも怪しくなってしまいましたが、野球殿堂入りは本当です。 「新世紀特別表彰枠」なる奇妙な囲いに填められちゃったワケです。 理由は野球貢献に大きく関わったから。 日本野球黎明期に子規はその魅力に取り憑かれ、野球の歌を多く残したり、地元の子供達に野球を指導したりしていました。
そして何よりもの貢献は、バッターを打者、ランナーを走者、ストレートを直球、三振、四球、死球、凡打、安打、飛田、大リーグといった野球用語の和訳を行った事です。 大リーグは違うと思いますが。 なるほど、現代でも使われている野球用語を作ったのは、確かに大変な貢献なのでしょう。 野球実況者が「振りかぶって投げた、直球ストレート!」というちんぷんかんぷんな事が言えるのも、彼のお陰なのです。

日本人初 火星人

これが、あまりにも有名な彼の写真です。 日本野球の父と言っても過言ではないでしょう。 現代においても、野球の基礎として彼を崇拝する事が重んじられており、高校球児は頭を丸めるようにしているというのは、もちろんです。

まあ、そんなこんなで死んでちょうど100年経ってからの殿堂入りです。 正岡子規がそれを喜ぶかどうかは知りませんが、こんな風に未来の人達が好き勝手な枠に入れてしまうのは、どうかなとも思います。 天国の正岡子規も喜んでおられるでしょう、というのは全くもって勝手な意見だと思います。

私たちも未来人に、うっかり見当違いな枠に収められてしまわないように気をつけましょう。 どうやってかは知りませんが。


1月10日(木)「ゲーム神社」

ああ、そうだ、ザナックだ!

すっかり忘れていました。 発売しているじゃない、ザナック。 ザナックってのは昔ファミコンで発売していた、のーみそこねこねコンパイルのイカしたシューティングゲームです。 それが復刻+パワーアップしたのが去年の冬にプレステションで出るっていうから、去年の夏辺りに無駄に興奮して日記でも紹介していましたが、キレイさっぱり忘れていました。 そんなもんなのかな? 私の情熱とか、そういうのってそんなもんなのかな? そうかも知れないなあ。 どうしようかなあ、ザナック。 やりたいなあ。 でももうなんか、どうでも良い気もするなあ。 とか言っておきながら、日記に書いた以上は買う事になるのでしょうが。 参った。

今日は今宮戎(いまみやえびす)神社に行って来ました。
関西ではお馴染みだろうと思いますが、毎年1月9日10日11日は大阪の今宮戎神社にて何か祭り事が行われます。 「商売繁盛、笹もってこい」という不条理なスローガンを掲げ、大阪、関西、果ては全国から商売人達が神社に集まり、今年一年の商売繁盛を祈願して、縁起物の笹の葉やら、ザルみたいなのを持って帰ります。 東京の、例の「熊手」のヤツと似たようなものじゃないかなと思います。 詳しくは知りません。 個人的にはあまり馴染みがありませんでした。

そんな祭りに行きました。 まあ祭り自体はどこも似たようなもので、無駄に人が集まったり、やたらと拝んだり、無秩序に夜店が建ち並んだり、そんな感じでした。
ただ、その神社が、大阪の電器屋激戦地区である日本橋の近くなものだから、神社周辺には商売人、厳しいながらも毎日額に汗して労働する現実現金主義のナニワ商人が大量に集まっていましたが、道を一つズレると、毎日額に汗してパソコンとゲームとアニメに興奮する自室夢想主義の得体の知れない人達が大量に生息していました。 そのギャップが良い感じでした。
道行く人々の会話を、聞くともなしに聞いていると、商売祭り周辺の、いかにも「町の社長さん」っぽい人は、

「・・・せやけどお前、あっちの方の納期が休み明けやないか。」

と言っているのに対して、一歩道をズレて電気屋街に近づくと、若い、しかしどうも地味な女性が、

「・・・でもさあ、でもさあ、クリスタルの戦士じゃないもんねえ。」

と言っていました。
いずれにしても、どちらも当事者にとっては同程度に大変なんだろうなあと思いました。

ちなみに、神社で引いたおみくじは「凶」でした。

「物事がだんだんくずれ、たおれるかたちである。 すべてのことにひかえめにして信心しなさい」

年明け早々、全ての事をひかえさせられました。 了解。


1月7日(月)

今年一発目の驚いた事なのですが、
タラバガニって実はカニじゃなかったんですね!

知っていましたか? 私は知りませんでしたよ。 タラバガニなんて、スーパーでもカニコーナーで売られているし、レストランだってカニとして出されるじゃないですか、でもカニじゃないんですよ。 ヤツは。

じゃあ何かっていうと、実はヤドカリの仲間なんですって! 奥さん!

(比較資料1)
ズワイガニ タラバガニ 宿借り
(ズワイガニ)              (タラバガニ)            (ケスジヤドカリ)

カニじゃないですか! どう見たってカニ寄りですよ。 カニを激しく意識していますよ!

でもヤドカリなんだって。

動物ってのはどうやら足の数が重要な分別材料らしいです。 上記資料を観ても分かるように、ズワイガニがハサミ2本に足8本なのに対し、タラバガニはハサミに2本に足6本です。 だからカニじゃないんです。 カニっぽいヤツなんです。
国語辞典で「タラバガニ」を調べてみると、「北海でたくさん取れる、カニによく似た節足動物。」とされています。 カニじゃないんですよ。

迂闊でした。 騙されていましたよ。 カニ食いに行こうって言っても、タラバガニを食っちゃダメなんですよ。 今日は奮発してカニすきにしようかしらって思って、安いタラバガニを買って、みなさん今日はカニですよ、おお、こりゃ贅沢だな(父)、やったぁパパ、明日はホームランだ(息子)、ってのは違うんですよ。 カニじゃないんです。 ホームランなんて打てやしないんです。 なんか、根本的に違うんですよ。 牛とネズミを同じに考えている程違うんですよ、カニとタラバガニは! 安いお肉だけとステーキですわよて言って、ネズミの肉を出しているのと同じなんですよ! 奥さん! あ、ちょっと例えが悪いな、ごめん。 でもそれくらいの勢いですよ。 ショックです。 サネトモショック2002です。

だから、カニ屋でタラバガニ扱っちゃダメなんですよ。 扱うなら「カニ専門店(*例外含む)」の表示が必要なんですよ。 じゃないと、ザリガニとかカブトガニもカニだって言ってるようなモンなんです。 とんでもない事ですよ。

別にヤドカリの仲間だからダメってワケじゃないんですよ。 ヤドカリだって、カニとエビの中間みたいなヤツだし。 食べても良いんですよ。 でもタラバガニは何なんですか? どうしてそんな、中途半端なナリしてるんですか? それがなんかヤなんですよ。 足の数が違うんだから、全然違うんですよ。 ヒトとサルを同じでも、ネコとライオンを同じにしても、カニとタラバガニは同じにしちゃいけないんですよ。

なんかもうそうなると、他のヤツまで本当にどうなのか疑いたくなりますよ。 そもそもカニって何なのよ。 虫なの? 上記のタラバガニ、なんかタランチュラっぽくもないですか? クモなんじゃないですか? 本当は。 ああもうダメ、もうタラバガニ食えないや俺。 参ったなこりゃ。 こういう時にふさわしいセリフがあるじゃないですか、「知らない方が幸せな事もある」。 ホント知らなきゃ良かった。 この偽ガニ野郎が!


1月6日(日)「毎日更新するぞ大会(最終回)」

「寝溜め」できればなあ、と思う事があります。 私の場合、平均して一日6時間寝ないといけない、ホントは10時間くらい必要なのですが(赤子)そういうワケにもいかないので、ギリギリで6時間寝ないといけない。 それはそれで仕方がないと思います。 でも毎日6時間ずつ睡眠に当てはめるのが、ちょっと都合が悪いというか、メンド臭いです。

そんな時に「寝溜め」というのができれば、一気に丸一日24時間眠り続ければ、翌日から4日間全く睡眠と取らなくても元気いっぱいだったら、色々と便利だなあと思います。 

あと「食い溜め」と。 一気に3万キロカロリー位食べれば、10日位絶食しても平気になれば、やはり色々便利だなあと思います。 つまりは毎日毎日、寝たり食べたりするのが、そうしないといけないのが難儀なのです。

とまあそういう考えが起こること自体、割と病んでいる気もしますが。 科学文明の矛盾。 定期的にガソリンを与えてやれば走り続けられる自動車、タンクを大きくすれば「食い溜め」もできます。 コンピュータだって、電力さえ供給してやればいつまででも動けますからね。 それなのに私たち人間は、色々とメンド臭いです。 たまに、どうして自分だけが生物なんだろうなと思う事もあります。 生活なりなんなりで、至る所で効率化が進められていくに従って、どうやら一番効率が悪いのは人間だという結論に達しつつある気がします。 寝溜めも食い溜めもきかないし、困ったことに。 そして一番困った事に、ご飯は美味しくて眠りは幸せだったりします。

まあ何が起こってもおかしくないのが現代。 そろそろ「寝溜め」「食い溜め」が可能になるのかも知れません。 DNA解読も進んでいる事ですから。 食欲、睡眠欲、性欲を完全にシステム化できるようになったり。 そうすれば肥満の人も不眠症の人も変質者もいなくなるかも知れません。 そんな所までシステム化されるのはちょっと怖い、というのは旧世代(オールドタイプ)の考え、可能となれば皆こぞって希望してしまう気もします。 とどのつまり、人工的な進化です。 そろそろこれが望まれるんじゃないかと思います。 それ以上にもっとすごい潜在能力、超能力ってヤツまでできたりね。  テレポートさえできれば、電車も車もいらずに、どこにだってすぐ行けるし。 できないのかなあ、テレポート。 できそうだけどなぁ、ダルシムだってできるんだし。 3m位だけど。 ヨゥガッ。

テレポートといえば、高校時代の先生がテレポートできました。 物理の玉井先生ね。 物理ってトコが説得力あります。 白衣を着て、黒カバン持っててね。 校門で挨拶をして別れて、自転車に乗って3kmくらい走って、自宅の近くまで来ると、同じように白衣と黒鞄の玉井先生が歩いていました。 で、同じように挨拶をして、しばらく走ってから、その異常事態に気づいて驚きました。 で、それっきりです。 後日その瞬間移動の謎を尋ねる事もありませんでした。 謎も何も、テレポートをしたのは事実ですから、聞くまでもありません。 聞けばバスを使っただのタクシーに乗っただの言われるかも知れませんし。 そんな事を言われるくらいなら、テレポートか、あるいは奥歯に加速装置を埋め込んだのか、そのどちらかに違いないと思う方が良いなしたワケです。 そういう曖昧さを残しておこうとするのも、人間なんだなあと思います。 え? 俺だけ?

更新:[Misty Hermit]。 プロフィール更新。 最近の私の近影です。 強面だけど有名服飾デザイナーにも似ているよね、とよく言われます。


1月5日(土)「テレビの話」

なんか今年のお正月は、志村ばっかり観ている気がします。
いや良いんですけどね。 志村。 好きだし。 でもなんか見過ぎている気がします。 色んな志村が観れるのは良いのですが。 そんな志村ばかり登場されても。 正月に志村と言えば「バカ殿」位だと思っていましたが。 バカ殿。 あのベタ笑いのね、微妙なお色気シーン満載のね、側近の田代はいつの間にか暇を出された様ですが。 今更ながら、田代が唯一必要とされる番組だと思います。 くわまんではやはり、なあ。 まあどうでも良い話ですが。

あと観ると言えば、ガッツのパソコンのCM。 「今年はやるぞ!」って意気込んでいるヤツね。 あれ、やたらと多くないですか? 確かに年頭で、オジサンの多くも家でゴロゴロしている今こそ、一番アピールする時だとは思いますが、それにしてもなあ。 まあ、世の「今年はやるぞ!」的オジサン達は頑張ってみては如何でしょうか。 ガッツもやるらしいし。 エロサイト開いてブラウザクラッシュでもして、サポートセンターを困らせてみて下さい。

それと気になるのは、例の長瀬が布袋に追われるCM。 コラボレーションCMってヤツらしいですね。 色んな企業が共同でCM制作をするという。 面白いですね。 ボスはもちろん、スカパーだのauだのを巻き込んで、今年一発目はフジフィルムでしたね。 これからが楽しみです。 確か去年にJALだかJASだかの航空会社も絡む予定でしたが、テロの思わぬ影響でお蔵入りになったとか。 空飛ぶ飛行機の中での長瀬を布袋が、例の顔で追いかけ回して機内は無茶苦茶という内容だったとか。 そりゃダメだわ。 でも個人的には、WTCの脇をかすめたり、ペンタゴンの上を通過したり、空飛ぶ絨毯に乗る某指導者にあいさつしたりとかのシャレが欲しかったなとも思います。

昨日の新日本プロレス中継は、参りましたね。 冒頭から散々期待させておいた小川VS健介。 それをメインに中盤の吉本新喜劇みたいな試合にも我慢していましたが、始まったらすぐに関係のないレスラー達が現れて大乱闘。 二人がほとんど組まないままに没収試合となりました。 ちょっといけないなと思いました。 アマチュアの大会じゃないんだから、プロだったらちゃんとやらないとね。 そう、プロですからね。 個人的には八百長でも何でも良いと思います。 面白ければね。

とまあ近頃はテレビばかり観ているテレビっ子でした。 テレビにツッコミを入れるようになるといよいよだと言われますが、何がいよいよかはともかく、私もいよいよかもなあと思いました。 今はなんか、例によって志村の出ている番組ですが、世界一丈夫なスーツで熊と戦おうとする男の話をやっています。 ホント、バカばっかりだなあとツッコミを入れてみたり(いよいよ)。 熊と戦うといえば、空手家なりプロレスラーなり、「熊殺し」として一種のステータス、もといレジェンド化していますが、キミがどれだけ強いかは知りませんが、熊さんが可哀想だなといつも思います。 とまあ何でもかんでもツッコミを入れてみたり。 テレビってやはり有害なのでは?(いよいよ)


1月4日(金)

新年あけましておめでとうございます。
お陰様でと書くと一体何のお陰なのかもよく分かりませんが、このサイトも無事に2002年を迎える事ができました。
まあ放っておいても年は明ける、汚いカネでも倉は建つ、情に生きれば流される、とかくこの世は住みにくいとも言いますが、今年もひとつ、宜しくお願い申し上げておきます。 とりあえず。

正月三ヶ日、という言い方も近頃では中身を伴っていないようですが、ここ三日程は延々ゴロゴロと過ごしておりました。
溜め込んだ本を片っ端から読み散らかしては、いよいよ数が少なくなると、それはそれで不安みたいなモノを感じてしまって、結局新たに買い足して元の木阿弥っぷりを発揮しました。

あとは新年会。 気の置けない友人知人を集めて盛大に新年でも祝おうと思い立ちましたが、フタを開けてみると私とパソコン師匠is氏の二人だけ。 新年早々類い希なる人望の低さを垣間見る結果となりました。 それでも仕方がないので男塾名物「二人鍋」(今決定)。 たまたま見つかった、2年前にやっていたバンドのライブビデオを上映しつつ決行しました。
画面の向こうではしゃいでいる私達。 思わず口に出た「あの頃は良かった」のセリフ。 それは別に今が悲惨というワケではなく、たとえ10年後に大成功をおさめて、億万長者になってワインセラー付きのリムジンにガウンで乗り込んで、葉巻を吸いつつ黒猫と金髪美女を撫で回す境遇になっても、やはり「あの頃は良かった」と言ってしまうのだろうと思いました。 いつの日でも過去と未来は美しく、今現在だけが永遠に辛いのではないでしょうか。 そんな湿り気含みまくりの鍋でした。

それでもまあ、酔ってしまえば湿り気蒸発。 安物赤ワインで赤ら顔の師匠はもう一度バンドやる、今やる、すぐやると言い出しては、遠く離れた元メンバー達に声を掛けたり、このビデオをMPEGエンコードしてネット配信するとか言い出す始末。 私は私で例によってビール一杯で気持ち悪くなっているので放ったらかし。 その内なぜかストリートファイター2で対戦。 お互い長い間やっていないものだから、中パンチでKOしたりのグダグダ試合。 そして撤収。 色んな事を思いつつも、何もかもがメンド臭くなって就寝。 翌朝、車に乗ろうとすると、いつの間にかサイドミラーがもぎ取られているというオチまでついてしまいました。

おおむねそんなお正月でした。
世の中の一切はそう簡単には変わらず、変わるもの当人の心。
ミラーが無ければ後ろは見えないんだなぁと思いました。