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日本時間の22日午後6時48分。 中東、東ギャクタマノコシアン帝国がアメリカ合衆国に向けレーザーを数回発射させました。
詳しい事情は方は未だ不明です。



東ギャクタマノコシアン帝国は、中東にある小さな国で人口は正確には報告されていませんが、それ程多くはないと推測されています。
首都マッチ・バコ
●クタマノの首都、「マッチ・バコ」



帝国と名乗っておりますが、政治は概ね民主主義をとっており、皇帝「ガリレオン・デ・パロマガスキグ16世」は、「象徴」と呼ばれる存在ですが、あまり象徴とはなっておらず、国民の中でも皇帝の存在を知っているのはごく僅かとなっております。 政治情勢は近隣の中東諸国と比べると相当安定しており、今回レーザーを当てた米国とはあまり関わりはありません。
皇帝
●皇帝、ガリレオン・デ・パロマガスキグ16世(25歳)



宗教ではクタマノ独自の「コッパミジンコ教」を、崇拝する事もなく崇拝しています。
コッパミジンコ様
コッパミジンコ様

教典も戒律も特になく、信仰する人もこの神が救うとか救われるとか、そういう事ではないようです。
その為、米国をはじめとしたキリスト教との宗教確執ではとの情報は正しくないと専門家はみています。

主に頭髪の神
●コッパミジンコ教所属、音楽と頭髪の神「キ・ダタロ・ウ」



それでは貿易・流通の面から、米国との確執があったのではという情報も流れていますが、
確かにクタマノの主要産業とされる
「消しゴム」制作は近年のIT化により外国からの需要も減少していますが、
元来中東でありながら「南の島」や「マリネラ王国」的な
適当気質の為、それ程のこだわりもなかったとみられます。
その為、米国を攻撃した動機の方は、未だはっきりとはしておりません。

ごむけし
●クタマノ消しゴム(日本輸出用)



今回使用された兵器は未だその設計方法は不明とされる、「この世界のあらゆる物質を次元の彼方に葬り去る」と呼ばれる最強兵器、
「東ギャクタマノコシアン帝国消しゴムレーザー’2001・春」(East Gyakutamanokosian Eraser Laser'2001 spring edition)
通称「E.G.E.L.'2001春」と見られております。

EGEL
●「E.G.E.L.'2001春」(中央にはクタマノ国旗が貼られている)

有史以来使用されたという文献はなく、それでいて年四回も改良を重ねる凝りようのこのレーザーは、ワシントンDCのすぐ脇を通り抜け、そのまま大気圏を突破、木星の一部を削り取り、現在イスカンダルの隣あたりに差しかかっている模様です。
発射風景
●首都地下にあったと思われる「E.G.E.L.'2001春」は、突如姿をあらわし、間髪入れずに発射した後、再び地下に潜っていった。(地元のカメラ小僧が撮影)

破壊1破壊2
●直撃は免れたが、レーザーの熱と風圧と「がんばりっぷり」によって破壊されたワシントン郊外。(ワシントンのカメラ小僧が撮影)



レーザーの故障、誤砲、皇帝のシャレ、出来心、なんとなく、イイじゃん、オッケーオッケー、全然問題なし、飲みに行こうよ、などと言われている今回の事件、今後の米国の対応、クタマノのごまかしに注目が集まるところです。


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