おにいさん「みんな元気かな? もう出てこないと思ってたかな? 甘い甘い、同人誌が作られるまで続けるよ。」

ハテナくん「・・・そうなんだ。」

おにいさん「ソコの君、真に受けるんじゃないよ。 おや、ハテナくん、何を読んでいるんだい?」

ハテナくん「マンガ、「日本の歴史」を読んでいるんだよ。」

おにいさん「またネタに使うた為に不自然な行動をとっているね。」

ハテナくん「そんな事言わないでよ。 結構面白いよ。」

おにいさん「興味ないね。 そんな極東の島国の過去なんて。」

ハテナくん「でも、ボク達の国の事だよ。」

おにいさん「あいにく僕は今現在、中国人だからね。」(参照

ハテナくん「そういや、おにいさんはどうして中国人になったの?」

おにいさん毎日ラーメンが食べたかったからだよ。」

ハテナくん「裸の大将みたいな考え方だね。」

おにいさん「・・・早まった事をしたと思っているよ。」


ハテナくんおにいさん
よくわかる日本の歴史
もう10枚目



縄文時代

ハテナくん「なんで『縄文』って言うの?」

おにいさん「その時に作られた土器には、縄の文様が入っていたからだよ。」

ハテナくん「なんでナワで文様を入れたの?」

おにいさん「目印だよ。 この土器は縄文時代作ですよって。」

ハテナくん「え? ナワの文様が入っていたから縄文時代なんでしょ? で、縄文時代に作ったって教える為にナワで文様を入れたの? あれ?」

おにいさん「折角作った土器なのに絵も装飾も何もない。 ただ縄の跡があるだけ。 コレはもう目印意外何ものでも無いよ。」

ハテナくん「・・・もしかして、おにいさんすごい事を発見したんじゃないの?」

おにいさん「あるいは、縄文人は凄い縄フェチズムだったとか。 ヒトに飽きたらず、土器までも縛り上げたとか・・・」

ハテナくん「ソレを言わなきゃ・・・」

おにいさん「多分アレだよ。 ボディワイヤーの先駆けだったんだよ。」

ハテナくん「ソレは違うと思うよ。」


邪馬台国

おにいさん「卑弥呼って女王が、アチコチの国を治めたり、中国から鏡やら印鑑やら貰って、てんやわんやの時代だよ。」

ハテナくん「なんで女のヒトの王様になったの?」

おにいさん「女も男も関係ないよ。 卑弥呼が変な力を持っていたから、みんな尊敬したんだよ。」

ハテナくん「変な力って? 超能力?」

おにいさん「全身の関節が外せたり、剣を飲み込めたり、金魚を飲んだり吐いたり。」

ハテナくんビックリ人間の先駆けだね。」


聖徳太子

おにいさん「法律作ったり、十二官位を作ったりしたツッパリだよ。」

ハテナくん「ツッパリだったんだ。」

おにいさん「なんせ十二官位の最高位の烏帽子の色は紫だからね。 ツッパリ総長も紫色だね。」

ハテナくん「そりゃツッパリだね。」

おにいさん「きっと竹槍マフラー、ちりとりパーツのじゃじゃ馬に乗っていただろうね。」

ハテナくん「聖徳太子も?」

おにいさん「聖徳太子はトップだからね。 パンチとベルサーチと黒ベンツだよ。」


奈良時代

ハテナくん「大仏さまを造ったんだね。」

おにいさん「勉強してるね。 そう、バカみたいに大きな偶像を造ったんだよ。」

ハテナくん「なんであんなに大きくしたの?」

おにいさん「本当『小仏様』というのとセットで造ったんだよ。 でもあまりに小さかったから『小仏様』は無くしちゃったんだね。」

ハテナくん「どれ位小さかったの?」

おにいさんヲブチ総理の人間の器くらい小さかったんだよ。」

ハテナくん「そんな抽象的な例えじゃなくて・・・」

おにいさん「約7cmだよ。」

ハテナくん「すごく小さかったんだね、小仏さま。」

おにいさん「ヲブチさんもね。」


平安時代

おにいさん「社会的に安定してたけど、実質は農民から搾取して、貴族がデカダンに耽っていた時代だよ。 あと陰陽師が公務員になったとか。」

ハテナくん「『おんみょうじ』って、悪霊をやっつけるヒトだね。 マンガで勉強したよ。 でも悪霊なんていたの?」

おにいさん「悪霊はどうか知らないけど、エイリアンならいたよ。」

ハテナくん「エイリアン?」

おにいさん「おかげで、検非違使(けびいし)という、今の警察官みたいな職の人達は毎日の様に穴を掘って埋めてたんだよ。」

ハテナくん「ソレって、すごく古いゲームの事じゃないの?」

おにいさん『平安京エイリアン』だもんなぁ。 実際凄くシュールなタイトルだね。」

ハテナくん「アレは本当だったの?」

おにいさん「多分ね、『昭和の怪物』もいた位だし。 誰だっけ? 岸信介か?」

ハテナくん「ソレも古いね。 しかも理由になってないよ。」


鎌倉時代

おにいさん「イイクニ作ろうとか言っておいて、結局出来なかった時代だよ。」

ハテナくん「自分で言ったの?」

おにいさん言ったのは木曽義仲だよ。 だから殺されたんだ。」

ハテナくん「どうして?」

おにいさん「笑いには厳しいお人でしたから。」


室町時代

ハテナくん「金閣寺、銀閣寺だね。」

おにいさん「開いたのは金閣寺は足利義満、銀閣寺は足利義政。 おかげで国の財政はガタガタになったんだよ。」

ハテナくん「どうしてそんな事したの?」

おにいさん「そりゃ、一休さんの謀略さ。」

ハテナくん「一休さんが造らせたんだ。」

おにいさん「彼の飽くなき『ひと休み』への欲望が、ついには国をも動かしたんだよ。」

ハテナくんすごい休みたがりぶりだね。」

おにいさん世界の謀略の6割は彼が絡んでいると言っても過言ではないよ。」


安土・桃山時代

おにいさん「戦国時代だね。 この時代の武将達に経営戦術を学べとかいう胡散臭い本が流通する位盛り上がった時代だよ。」

ハテナくん「学べと言われても困るね。」

おにいさん「そう。 根本的に違うからね。 でも世間のおじさん達には『自分はどの武将のタイプか?』とかを真剣に考えてるヒトもいるんだよ。 どう考えても悪代官なのにね。」

ハテナくん「で、この時代はどうだったの?」

おにいさん「織田さんとか豊臣さんとか、その他大勢が殺戮の限りをつくした野蛮な時代だよ。」

ハテナくん「戦争ってヤだね。」

おにいさん「何にせよ彼らから学ぶ事は何一つ無いよ。 もちろん彼らを目指してるおじさん達からも。」


江戸時代

ハテナくん「時代劇の時代だね。」

おにいさん「そう、東山の金さんも水戸黄門も大岡越前もネズミ小僧も暴れん坊将軍も銭形平次もこの時代だよ。」

ハテナくん「アレは本当にあったの?」

おにいさん「もちろんだよ。 金さんはとりあえず脱いでいたし、水戸黄門は印籠見せびらかしていたし、ネズミ小僧は窃盗しまくったし、将軍は暴れまくったし、銭形平次は金ばらまいていたし。」

ハテナくん「そうだ、ボク分からないことがあるんだ。」

おにいさん「へぇ、君の場合は分かっている事が存在していた方が驚きだね。 で、何だい?」

ハテナくん「水戸黄門、なんで印籠を見せたらみんな参ってしまうの?」

おにいさん「アレは印籠の中心を見て参ってしまうんだよ。」

ハテナくん「印籠の中心って、あの変な紋様を?」

おにいさん「紋様というか、砲口だね。」

ハテナくん「砲口?」

おにいさん「実は、あそこからビームが出る仕組みになっているのさ。」

ハテナくん「ビームって、あのビームなのかい!?」

おにいさん「他にどのビームがあるのかは知らないけど、そのビームだよ。 どんな悪い奴だって、せいぜい拳か刀か、良くても鉄砲位しか持っていなかったからね。 そんなヤツらの前で光線銃を突きつけられたら、ひれ伏すしか無かったんだよ。」

ハテナくん「スゴイや。 ビームは使ったことあるの?」

おにいさん「過去一回だけ。 さすがにシャレにならなかったから以後は脅す為だけに使うようにしたんだよ。」


明治時代

ハテナくん「そろそろ息切れしてきたね。」

おにいさん「確かに。 でも同人誌が作られるまで頑張らないとね。」

ハテナくん「元が限りなくアンダーグラウンドなんだから、どうにもならないと思うよ。」

おにいさん「出来ないかなぁ、エッチな同人誌。」

ハテナくん「無茶言うね。」

おにいさん「まぁ出来たら出来たで、思いっきり辟易するんだけどね。 さて明治だ。 西洋文化が山の様に入ってきたせいで無茶苦茶になったんだよ。 西洋人に対して卑屈になったのもこの時代からだ。 この時、チョンマゲを止めなかったら、もう少し堂々と出来たのにね。」

ハテナくん「西洋文化ってどんなの?」

おにいさんステルス戦闘機とか、遠心力分離装置、DVDとか、カーナビとか。」

ハテナくん「それじゃ、日本は敵わないね。」

おにいさん「当時の日本人はまだマンモスを追っかけていたからね。」

ハテナくん原始肉食べて?」

おにいさん「原始肉食べて、穴で暮らして。」


大正時代

おにいさん「15年間しかなかったからね。 地震が起こったり、戦争したりしなかったり、ふくらんだりしぼんだりしていたよ。」

ハテナくん「ふくらんだり?」


昭和時代

ハテナくん「最近だね。」

おにいさん「まぁ、前半が破壊、後半が復興の時代だと思っていれば良いよ。」

ハテナくん「随分長く続いたのはどうして?」

おにいさん「寿命が延びたからね。 あの男も長生きしたんだよ。」

ハテナくん「あの男って?」

おにいさん「東京の一等地で国民の税金で暮らす貴族だよ。 全く、コンビニでバイトでもしろって思うね。 何の政治的発言権も持たないなら税金で養う必要も無いと思うよ。」

ハテナくんおにいさん、あんまり言わない方が良いと思うよ。」

おにいさん「僕は彼らが可哀想だと思っているんだよ。 産まれてから死ぬまで、一生さらし者だからね。」

ハテナくん「そうだね。」

おにいさん「ふん、実に羨ましい・・・」

ハテナくんえ!?


平成時代

ハテナくん「やっとココまで来たね。」

おにいさん「この時代はもう、無茶苦茶だね。 政治はダラダラだし、大量の情報が飛び交ってるし、十代の歌手がサラリーマンの一生分の給料の何十倍も稼いでるし。 サッチーとか呼ばれてるし。」

ハテナくん「コレからどうなって行くんだろうね?」

おにいさん「今がピークだろうね、サッチーは。」

ハテナくん「いや、サッチーじゃなくて。」

おにいさん「日本も今がピークだよ。 今までの歴史通り崩壊していくよ。 年号もそういっている。」

ハテナくん「年号って、平成?」

おにいさん「平らに成る。 国が平らになるのはそれ以上の発展が見られなくなるからだよ。 そして崩壊すれば、ソレもソレで平らに成る。」

ハテナくん「すごくネガチブな捉え方だね。」

おにいさん「ポジティブに行こうか? 平成はつまり『Hey Say!』って事だよ。 もっと声を出していこうぜという意味を込めて。」

ハテナくん「野球部みたいだね。」



おにいさん「コレで日本の歴史の大体のあらましが分かったね。」

ハテナくん「日本の歴史だけでこんなにあるんじゃ、世界の歴史となると凄いね。」

おにいさん「そりゃもう、抱腹絶倒だよ。」

ハテナくん「笑えるんだ。」


もどる