the shadow of silver
SOS日記本メルマガ掲示板プロフィール

お知らせ 5月26日(月)「平穏はミリメシと音をたてて」

野球選手でゴンザレスって、なんか「こち亀」とかに出てきそうね。
フュラーリ・テスタオッサンドナイシテマンネン。


[本日の独言(ひとこと)]

近頃は「ミリメシ」というものが密かなブームだと聞いています。 「ミリメシ」というのは、昨今の「メガメシ」ブームに対抗した少量の食事のこと、ではなくて、軍隊(ミリタリー)で配給される戦闘糧食のことです。 英語ではレーションと呼ばれています。

過酷な野外の戦場で出される食事なんてロクなモンじゃないだろう、と思っていましたが、過酷さゆえに食事くらいはマシなものを与えてあげたいということで、「ミリメシ」の内容は結構充実したものになっています。 各種の缶詰はもちろん、パンやクラッカーの味付けにも気が遣われており、化学反応で過熱させたアツアツのカレーライスなどもあります。 またお国柄の違いもよく反映されており、自衛隊ならもちろんご飯、アメリカ軍ならビーフシチュー、フランス軍ならスイーツ付きなどが出されるそうです。

そんな非現実的な食卓風景が興味を惹きつけるらしく、「ミリメシ」を扱った書籍や実際に「ミリメシ」がもらえるクレーンゲームなどが人気を集めているそうです。 某コンバット系雑誌でも早速特集が組まれており、マニアでなくてもなかなか楽しめる記事が書かれていました。 この流行は災害への危機感ではなく、やはり単なる興味の部分が大きいように思えます。 一昔前の「宇宙食」ブームに近いもの、美味しくはないだろうけど、食べてみたいという好奇心が刺激されるのだと推測しています。 まあつまり、みんないつものご飯に飽きてるということでしょう。

人がいる限り、国がある限り、敵があってもなくても軍隊というものはなくならないと私は思います。 それなら各国の軍隊や自衛隊の間で「ミリメシ」が交換し合えるような友達同士になって欲しいものです。 お前んとこ、今日は何? みそ汁とビシソワーズ交換しね? みたいに。 いちゃいちゃすんな。


5月19日(月)「ストレスが溜まると余計なことを考えてしまう」

[本日のXファイル]

「松坂大輔がメジャーリーグで”ダイスK”と呼ばれているのなら、ノリスケだって”ノリスK”と呼ばれるべきじゃないのか?」

「モルダー、あなた疲れているのよ」

「……タウンゼント・ノリスK 日米修好通商条約」

「いい加減にしてよ、モルダー」


[本日の独言(ひとこと)]


今週は公私混同で多忙に追われしまい、メルマガの内容も短めにさせていただいております。 すいません。

やりたい物事はたくさんあるのに、優先事項が多くてとても手が回らない。 そういうのを私は「老後物件」と一人で呼んでいます。

例えば旅行。スペインとかトルコとかマチュピチュとか、行きたい場所は沢山あるのですが、多分何十年後かになるだろうなと思っています。

あるいはスポーツ。天性の運動オンチではありますが、いつかはせめて、一つくらいは得意なスポーツを作りたいものです。

もしくはホームページ。10年近く続けている個人サイトをもっと有効利用する方法や、個人や小説に関係なくケータイやインターネットで遊べるサイトなども立ち上げたいのですが、思うばかりでなかなか行動を起こせていないのが現状です。

あとは、映画を撮ったり、プラモデルやラジコンを作ったり、四国八十八箇所巡りなどもしたいです。

そしてそんな中、また新たにやってみたい物件が増えてしまいました。

TENORI-ON (テノリオン)

ヤマハが作った新しい電子楽器です。 海外で先行発売されていた時から気になっていたのですが、いよいよ日本でも発売されたそうです。 何だか、ありそうでなかったという新鮮な感覚を抱いています。 音楽は学生時代の終わりとともに離れてしまいましたが、いつかまた真剣にやりたいなと思っています。

山積する老後物件。 やっぱり私は、いつまでもヒマにはなれない気がしています。


5月12日(月)「わかものとものまね」

[本日のニュース揚げ足とり]

映画字幕で業界が四苦八苦 若者の知的レベル低下が背景か?


でも、字幕が読めないのって若者だけじゃないと思う。
中高年や老人でも苦手な人は多いでしょ。 ただカッコ悪いと思って言えないだけでさ。

あと記事で「字幕以前」とか言っちゃってる、「ソ連」や「ナチス」のこと。
だったら、ちゃんと説明できる大人ってどれくらいいるんだろうか。
少なくとも私は、「知ってる」と言えるほど知らないぞ。

こういう「最近の若者ネタ」って、定期的に出てきますね。
毎度毎度、著者の「仲間内で見下すような感情」がモロに出てて、ヤな気分にさせられます。
「最近若いヤツらってバカだよなあ、アンタそう思うだろ?」みたいな。

字幕制作者は文句言わずに、ニーズと流行に合わせて作ればいい。
若者は、聞く前にググってウィキればいい。
そしてこの記事の著者は、居酒屋でクダ巻いてればいい。


[本日の独言(ひとこと)]

なんだか、あっという間に5月も半ばです。
毎年のことではありますが、これから7月後半まで祝日がないのは寂しい限りですね。 学生・生徒さんにとっては夏休みまで祝日なし。 「ドラえもん」ののび太くんもそんなことを言って嘆いていました。 年中有休のクセにそんなことを考えてしまうのも、いかにも彼らしいです。

さて「らしい」といえば、面白いテキストがあったのでご紹介しておきます。

「爆発音がした」まとめ


作家、漫画家、有名人による「爆発音がした」の表現をまねています。 それぞれ色々なんとなく、それっぽい。コロッケの物まねみたいな感じ。 夢枕漠はいいですね、行くのかよ博雅。 あと荒木飛呂彦の第4部的な表現と、岡田彰布の近所のおっさんみたいなコメントも面白かったです。



巨大な爆発音が足元を震わせた。

全身が総毛立ち、飛び跳ねるような感覚で振り返る。 立ち止まる大勢の視線の先には、アスファルトの地面を溶かし煙をたなびかせる2つの球体があった。 落ちてきたのか? 空から? 考える間もなく球体は半分に割れ、中からそれぞれ一人ずつ男が姿を現す。 頭髪のない筋肉質な大男と、黒髪を逆立てた小柄な男。 なんだ、こいつらは。

「ああ、疲れた疲れた。……なんだぁ、ちっぽけな星だなあ」
大男が牛のような低音を響かせる。

「ぼやくなよナッパ。水も緑も、まだ多い」
小柄な男のつまらなそうな声が聞こえた。

日常の異変に体は硬直し、地面がなくなってしまったかのように心許ない浮遊感を抱きはじめる。 だが次第に胸の奥からは響く心音は速度を増し、熱い刺激が血液に乗り全身を駆け巡り始めていた。 危険、でも俺は期待している。 この2人、とてつもなく強いぞと。

つづく。


爆発音を表現している内に「ドラゴンボール」になっちゃった。


5月5日(月)「キャラが立つということ」


なんか「社会に出たらそんなのは通用しないぞ」と言って怒る先生とかいるけど、
ぶっちゃけ社会の方が何でもアリだったりするよね。


[本日の独言(ひとこと)]

近頃は「ゆるキャラ」というものが注目を集めています。 「ゆるキャラ」とは「ゆるいキャラクター」の略で、国や公共団体、公共機関などがイベントなどに使用するキャラクターのことです。 企業などが作るキャラクターに比べてどこか脱力していたり、弱々しかったり、アピールが空回りしていたりします。

この「ゆるキャラ」の成功例としては、昨年「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターとして登場した「ひこにゃん」でしょう。 適度な脱力感と可愛らしさが一大ブームとなり、お陰でイベントは大成功。 著作権でモメるまでに至りました。

そしてもうひとつの成功例になりそうなのが、今年「平城遷都1300年記念事業」のイメージキャラクターとして登場した「せんとくん」。 こちらは「ゆるキャラ」とはかけ離れたデザインゆえに話題となり、周囲からの猛反対を受けつつも抜群の宣伝効果が得られています。

「ゆるキャラ」の原点は、アーティストのみうらじゅんが遙か昔に話題にしていたものです。 それがインターネットの普及による「どうでもいいものが面白い」という意識とちょうどマッチして、国や公共機関を動かすブームとなりました。これはなかなか新しい宣伝の流れです。 流行は、井戸端会議からテレビへと移り、再びご近所の噂話へと戻りつつあります。 しかし今の僕たちには世界の端々にまで伝達できる目と声と耳を持っている、という感じです。

さて、先の「ひこにゃん」の成功により各地では次々と「ゆるキャラ」が生まれていますが、「狙ったゆるキャラ」が登場しだした今となっては、いずれ廃れていくブームになる予感がしています。 キャラクターの浸透は「言い続ける」のが基本。果たしてその「ヘボキャラ」を何年も言い続ける自信はあるか、担当者は冷静な目で今一度検討すべきかと思います。


●2007年10月の日記

●2007年11月の日記

●2007年12月の日記

●2008年1月の日記

●2008年2月の日記

●2008年3月の日記

●2008年4月の日記

●今月の日記