the shadow of silver
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3月31日(木)
引っ越し関連。
インターネットで注文したダンボールがなかなか届きません。
震災による配送の遅れというやつです。
まあ仕方ないと思いつつ、それなら街の文房具屋さんで買えば良かったんじゃないかと、ちょっと失敗した気分になっています。

このような状況になって改めて思うに、私たちの日常は色々と「過剰」なものが多かったような気がします。
ネット購入だとこれまで翌日発送、あるいは当日発送なんてことが普通にありましたが、システムを考えるとかなり過剰というか、相当無茶なことをしていたような気がします。
あるいは街のネオンサインやコンビニの照明なども、かなり過剰に照らされていたように思います。
ネオンサインとしては、他の看板より目立たなくてはならないという思いから、明るさ競争になりがちです。
またコンビニも、まるで示し合わせたかのように同じくらいの眩しさで煌々と照らされています。
あれは過剰だったのではないでしょうか。

配送なんて無理をしてまで早くに届く必要もないかなと。
ネオンサインやコンビニの照明も、もう少し暗くてもいいかなと。
その方が信号機や標識がよく見えていいんんじゃないかなと。
不便になりつつある今だからこそ、見直せるものもあるように思います。

[一日二報]
[p4j] 20年連れ添った最愛の妻を救うため、スキューバ装備で津波の濁流に飛び込んだ43歳の男性

[朝日新聞] 天井崩落、女生徒救う 中1柔道部員「日本一強い男に」

本日の男前。
有事の際にとっさに動ける男はやっぱりカッコイイですね。
それは年齢や経験ではなく、信念のように思います。
それにしても中学1年生の龍虎くん。
大仰な名前にかかわらず、名前負けしていないのがなかなか。
こういうのを見ると、世間のキワモノネームも悪くないんじゃないかなとも思います。
「天使」と書いて「ミカエル」とか。
「宝石」と書いて「ジュエル」とか。
どんどん偉そうな名前を付けて、思いっ切りプレッシャーを与えていきましょう。
8割性格が歪むと思います。


3月30日(水)
近々、家を引っ越すことになりました。
今のマンションにはかれこれ10年近くも住んでいました。
20代前半に大阪への足がかりとして、とりあえずは仮住まいに選んだ家でした。
仮住まいだから、一応住めればそれで充分。
そこから出世する内に住居のグレードを上げていこうと目論んでいました。
でもビックリするほど出世しなかったので、ずっと同じところに住み続ける羽目になりました。
さすがにこのままだと根が生えそうな気がしてきましたので、ここらで移転することを決めました。

さて、引っ越しに際して必要はものとはなにか。
家財道具や家電用品なんて、ぶっちゃっけどうだっていいです。
カーテンやお風呂のフタなど、ひとまずダンボールでも構いません。
必要なものと言えばそう、もちろんネット環境です。
ネット万歳、現代の投網漁。
これさえあれば、もう10年引き籠もれます。

という訳で、プロバイダを探しています。
条件は以下の通りです。

・新居もマンションである。
・既にNTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」回線が引かれているので利用したい。
・お仕事があるのでFAX(固定電話)が必要。
・現在OCNのメールアドレスを使っている。他プロバイダを選ぶ際はメールアドレスを捨てるか、OCNのバリュープラン(250円)でメールアドレスのみを取得する。

という状況からのプロバイダ探しです。
回線が限定されているのでNTT西日本の「料金シミュレーション」で検索しました。
ポイントは「月額費用」。
どこのプロバイダも初期費用や無料期間などで争っていますが、実質3年以上使い続けるつもりなら基本的な月額費用で比較すべきかと思います。

●共通費用 4,084.5円
(内訳)
・回線使用料 3,559.5円
・ひかり電話使用料 525円

これは固定料金。
ただ生きるだけが、なぜこれほどまでに高額なのか。
この時点でもうへこたれそうですが、まあ仕方がないです。
これに加えて、今回検討しているプロバイダ料金をシミュレートします。
(2011年3月30日現在)

●OCN 料金 850円

私も何だかんだで一番使い続けているプロバイダ。
加入者数ナンバーワン。
メールアドレスも継続できるので移行するには一番手っ取り早いです。
一応の基準として考えています。

●So-net 料金 945円

私が二番目に使っているソニー系列のプロバイダ。
OCNより95円高い。
使い慣れているので不満はありませんが、それならOCNで良さそうです。

●hi-ho 料金 935円

私が三番目に使っているプロバイダ。
昔はパナソニック系列でしたが、今は違うみたいです。
料金はOCNより85円高くて、So-netより10円安い。10円て。

●BIGLOBE 料金 840円

息の長いNEC系列のプロバイダ。
OCNより10円安い。10円て。
割と信頼していますが、やっぱりNECってところが個人的に引っかかります。
色々あって苦手なの。

●@nifty 料金 997円

なぜか価格.comで人気のプロバイダ。
初期費用や無料期間がお得のようです。
でも基本月額費用はこの価格。
OCNより147円も高くなりました。

●plala 料金 840円

有名だけど使ったことのないプロバイダ。
OCNより10円安い。10円て。

●TOPPA! 料金 987円

近ごろ営業に力を入れているプロバイダ。
2005年設立ということで、新規事業者のようです。
OCNより147円高い。
バックボーンも強そうに見られないので、今回は選ぶこともなさそうです。

●WAKWAK 料金 630円

実はNTT-ME系列のプロバイダ。
NTT-MEはNTT東日本の系列なので、NTT西日本と相乗りしても喧嘩しないかと気になります。
自社で回線を持っているせいか、資本の強さか、一気に値段を落としてきました。
OCNより220円も安いです。

●ASAHIネット 料金 578円

パソ通と呼ばれていた時代からひっそりと続いているプロバイダ。
縦書きサイトで有名な筒井康隆がユーザーとして知られています。
こっそり業界の評価は高いですが、サポートが良くないらしく一般の評価は低めです。
料金は今回調べた中では2番目の安さ。
嫌いじゃないけど、どうか。

●B.B.excite 料金 525円

検索やら翻訳やらでお馴染みのエキサイト運営のプロバイダ。
今回調べた中では最安値。
世間の評価も、安いのが良ければという理由で集中しています。
じゃあこれがいいのかと思ってよく調べてみたら、実はメールアドレスは別料金。
280円プラスで805円になりました。

■結論

まあいいか、どれでも。

なんかもう月額で10円高いとか100円安いで熱心に調べているのもバカらしくなってきました。
今回の話は、皆さんの参考になればいいかなと。
結論としては、そんなに変わらないから一生懸命になる必要もないってことでした。

私としては、バックボーンの強さと継続性を意識してOCNにするか。
最安値と文系を買ってASAHIネットにするか。
そんな選択になるかと思います。

詳細はまた後日にでも。

[一日二報]
[読売新聞] 此処より下に家建てるな…先人の石碑、集落救う

[朝日新聞] 消波ブロック、津波には逆効果 切れ目に集中、堤防決壊

想定内の出来事と、想定外の出来事。
何かしらの形で復興を目指すのは当然ですが、「どう復興するか」ということが大きな課題となりつつあります。
復興費用は10兆円になるとも言われていますが、それは単に元通りに戻すための金額ではないでしょうか。
現状のままでは大津波が防げないと分かった以上、同じものを作る訳にもいかないはずです。
記事のように「此処より下に家を建てるな」とするにも範囲が広すぎます。
堤防を高くすれば防ぎきれるのでしょうか。
根本的な対策が必要に思います。

マンガの未来都市みたいに、街全部をドームで包んでしまうとか。
冗談ではなく、いっそ世界一の未来都市を目指すのもいいかもしれません。


3月28日(月)
[一日一報]
[読売新聞] アエラ表紙に抗議、野田秀樹氏が連載降板

例の「放射能がくる」表紙問題の続報。
どうやら内部(紙面関係者)でも色々と波紋が起きているようです。
私の意見としては、前にも書いた通り、週刊誌なんて大体こんなモンじゃないの。
皆が関心を持っている問題を取り上げるのが週刊誌であり、畢竟、危機感を煽って買わせるのが基本だと思います。
がんばろう、がんばろうと言っているだけじゃ、わざわざ誰も買ってくれないでしょう。
この筆者が自らの意思をもって降板されるのはともかく、読者でもない人が不謹慎だ扇動だと言って抗議するのもおかしな話かと思います。

でも、売り上げを伸ばしたかったら、「今号の売り上げは義捐金に回します」とか言った方が効果的だったかもね。
あと一番の問題は、未だに「放射能がくる」を虚偽と言い切れない現状にあることです。

[本日の独言(ひとこと)]
テレビCMは果たして有効なのかと思うことがあります。

テレビCMは一般的に莫大な費用がかかる巨大な宣伝媒体です。在京キー局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビ)と各ローカル局とによって金額の幅は大きく異なりますが、大体数百万円から数千万円の予算が組まれています。キー局とローカル局とで金額が変わるのは、CM内容のクオリティの差もありますが、放映するために番組スポンサーとして出資する枠の値段が大きいからです。低予算テレビCMといっても安いのは制作費のみで、放映費は何百万円とかかってしまうものです。

しかし、それだけ費用をかけたテレビCMの効果となると、なかなか推し測りにくいものがあります。15秒間映像を流すと10個お菓子が売れると言えるなら分かりやすいですが、誰もそんな約束はできません。たとえ商品がヒットしたとしても、それがテレビCMのお陰なのか、商品そのものの魅力によるものかも分かりません。一切テレビCMを放映しなくても売れる商品はありますし、どれだけ宣伝をしても全く売れない商品もあります。また商品ではなく企業をアピールするテレビCMとなると、その効果はさらに分かりにくくなります。オーストラリアの大木を映してグループ企業を紹介して何が変わるのでしょうか。良い企業イメージを効果的に印象付けるというのも、曖昧な売り文句ではないかと思います。

では、テレビCMというものは所詮、皆が何となく必要と感じているだけの幻想なのでしょうか。そう感じられていた矢先に、決定的な結果が現れていました。それは今、オンラインショップのアマゾンで、宮澤章二と金子 みすゞの著作がが異常に売れていることです。3/25現在で、 宮澤章二の詩集「行為の意味」が11位、金子 みすゞの童話集が16位にランキングされています。詩集や童話集というジャンルを考えると、異例ともいえるヒットです。一週間ほど前はさらに上位に食い込んでいたと思います。

理由は書くまでもありません。「思いは見えないけど、思いやりは見える」という宮澤章二の詩、「ごめんねって言うと、ごめんねって言う」という金子 みすゞの言葉。公共広告機構(AC)のCMとして、震災以降もの凄い頻度でテレビに流されました。あまりに流されるので、しつこいと苦情まで出たそうですが、その結果、二人の作品は全国民に知れ渡り、買い求める人が一気に増えました。失礼を承知で述べますと、これまでほとんどの人はこの著者たちに注目しておらず、素晴らしい言葉ですが、ほとんど知られていない作品ではなかったでしょうか。それゆえに、これはテレビCM単体の効果を端的に現した出来事だったかと思います。

とはいえ、これは通常考えられないケースであったことには違いありません。圧倒的に視聴率の高まった状況の中、在京キー局とローカル局ともに一日中同じテレビCMを流せる状況自体が異常と呼べるものです。天文学的な費用がかかる上に、枠の取り分があるので通常では物理的に不可能です。ただ、テレビCMに効果はあるのかという疑問については答えが出されたように感じました。

なお、テレビCMの効果は歴史的にも数字の上でもしっかり考察されており、企業や関係者が何となくという思いやバクチで放映している訳ではないことも付け加えておきます。今回の話はあくまで一般視聴者としての感覚でした。


3月27日(日)
昨年来なぜか恒例となりつつあるストロベリーハンティング(いちご狩り)。
今年も行きました。



場所は昨年と同じく、奈良の飛鳥。
聖徳太子とか蘇我入鹿たちが活躍した古都ですが、個人的には苺王国です。



狩り場となるビニールハウス。
入る前はハウスごと喰らい尽くす勢いでしたが、1レーン(畝)も攻略しない内にギブアップしました。
そんな苺ばっかり食えんよね。



飛鳥村の品種、あすかルビー。
基本的に異様にデカイのです。



展望台からの眺め。
凄く高所に見えますが、山も街も低いのでそんなに高くはありません。
寒い冬の空でした。



でも菜の花も咲いていました。
そんな春っぽい週末でした。

[一日一報]
[下野新聞] 客足遠のくイチゴ狩り 生産日本一の真岡・益子、震災でキャンセル相次ぐ

いちご狩り関連のニュース。
栃木県です。
震災の二次災害とも呼べる影響、他の業種も軒並みダメージを受けており、経済全体の落ち込みが懸念されます。
今となっては日本全国が被災地です。
キャンセルする人には様々な理由があるでしょうが、もしそれが何となく控えよう、被災地に申し訳ないから自重しよう程度のものであったら、積極的に参加するのも復興支援に繋がるのではないかと思います。
そうしないと全体の復興が遅れるばかりでなく、生産地が廃業すると復興後も楽しめなくなってしまいます。
だから私は積極的に遊んでいます。
まあそんな偉そうなつもりは全くありませんが。
私が遠慮しても意味ないですから。


3月25日(金)
そろそろ東京電力の問題点が指摘され始めている感じ。
原発問題が一番重要ですが、その他にも問題解決のプロセスや企業姿勢にも疑問を抱かれるようになっています。
ホームページを見れば計画停電の案内とともに、電力の使用状況グラフも掲載されています。
他の電力会社もそうですが、使用状況って平時から公開していても良かったように思うのですが、どうか。
結局、こういう事態にならないと動けないものなのかもしれません。

あまり知られていない話のようですが、他の地域の電力会社から電気を買って使う「電力自由化」の世論もこれから高まってくるかもしれません。
噂では今でもゴネたら変えてもらえるって聞いたこともあります。
あっちこっちの地域から電力が使われるとかえって不便な環境になりそうですが、ここまで独占企業の問題点が見えてしまうとみんな考えてしまうかもしれません。
ちなみに電力自由化があまり知られていない理由は、まあ言わずもがなということで。
色んな企業、団体の色んなおエライさんが拘わっているから、話題にしたくないんだと思います。

それと、こういう事態になると気を付けたいのは、恨むべくは「東京電力」であって「東京電力の人間」ではないということ。
問われるべきは企業であって、関係者本人へのバッシングは絶対にやってはいけないことです。

[一日一報]
[ロイター] 中国の男性が塩6.5トン買いだめ、放射能パニック収まり困惑

混乱に乗じて乾電池や水を買い占めてインターネットで転売する不届き者がいます。
中にはいっぱしのビジネスマン面をして、社会情勢を見て安くで仕入れて高くで売るのは商売の基本だとばかり語る者までいるから呆れるばかりです。
そのエネルギーを復興支援に回せば、長く見ると結果的に儲けられそうに思うのですが、どうか。

それはともかく、この記事の人は一体何がしたかったのでしょうか。


3月24日(木)
いつの間にやら月末近く。
今月は皆さんともども色々ありすぎて、果たして3月とは何だったのかと感じています。
さらにいえば、日常とは何なのか。
ごく普通の日々も見失いがちになっています。

これではいけません。
でもどうすれば日常の精神状態を取り戻せるのかも分かりません。
という訳で、去年の今日は何をしていたのだろうかと、この日記をプレイバックしてみました。

2010年3月24日。
わたしは、観葉植物の観察をしていました。
ああ、なんという平和な日常。
お前はどこのジジイだ。

という訳で今年の今日も、うちの観葉植物、ガジュマル&アロエリーナの観察。

2009年7月22日

  

2010年3月5日



2011年3月24日



わーい、育ちすぎ。
去年は2009年との比較でその成長ぶりを驚いていましたが、この一年でさらなる進化を遂げました。
たまに水をあげているだけなのに、植物って凄いですね。
それに引き替え俺はどうだ。
結局、色んな意味で怠けていられない日々が続きそうです。

[一日一報]
[CNN] ユタでブローニング短銃を「州の銃」に指定、全米初

ケント・デリカットも目を大きくさせて驚くレベル。
殺し屋やマフィアのシンボルマークとしてはカッコイイかもしれませんが、州で決めるのはどうかと思います。

アメリカと言えばピストル、日本と言えば刀。
そんな比較もよくされていますが、結局アメリカにとってピストルへの思いは、日本にとって刀への思いと近いものがあるんでしょうね。
いわゆる魂、スピリッツ。
単に人殺しの道具ではなく、精神論にも及ぶ文化的な側面も大きいかと思います。

とはいえ、日本刀を県章に使うはずがないように、州が指定するはちょっとやりすぎかと。
みんな、批判以前にドン引きだったんじゃないかと思います。


3月23日(水)
どうやらいよいよ水道水にまで問題が発生したとか。
そんなことを言い出したらオミズはおろか、外へ出歩くのもためらってしまいます。
計画停電も続いているようですし、いよいよ経済も人の気持ちも冷えつつあるのを感じます。

それにしても、相変わらず後手後手の対応が目立ちます。
今回の件も、まず最初に水道水に放射性物質が確認されたとの報道があってから、ペットボトルの水の配布が発表され、ミネラルウォーターを買い占めないように呼び掛けられました。
せめてこの順番が逆だったら、お店のパニックも抑えられように思います。
せっかくみんな頑張ろうとしているのだから、指示は明確にしてもらいたいものです。

ていうか、汚染される前に防ぐことはできないものなのでしょうか。
ダムにでっかい風呂のフタを付けるとか、原発の周辺に広大なビニールシートを敷くとか。
でっかい扇風機で風向きをかえるとか、でっかい掃除機で放射性物質を吸い取るとか。
初めてで想定外の事態なら、初めてで想定外の対策をやるのも面白いと思うのですが。
ジワジワ迫ってきて、ゴテゴテ動かれるのは精神的に辛いですね。

[一日一報]
[ITmedia] 「週刊少年ジャンプ」無料配信 震災の影響で「緊急措置」

「電子マンガ」の波が徐々に高まりつつある昨今。(この表現も不謹慎かしら)
緊急措置とはいえ、一足飛びにジャンプしてしまった感があります。
ビュワーをインストールするのは面倒ですが、入れてしまえば普通に読めて充分楽しめます。
皆がこれでいいと思ったなら、急速に広まっていく可能性もあるかと思います。

しかし、久しぶりに読んでみると、知らないマンガが多くて、知っているマンガも続きものばかりで話が分かりませんでした。
それならばと鉄板で安心できる「こち亀」を開いてみたら、これまた新たな展開になっていたり。
うーむ、僕の少年ジャンプはどこへいったのか。


3月22日(火)
当たり前だと思っていたものが、当たり前ではなかった。
震災の話ではありません。
スペースシャトルの話です。

宇宙ロケットと言えばスペースシャトル。
ずんぐりとした飛行機(軌道船)に、赤銅色の巨大な燃料タンク1本に、細長い補助ロケットが2本付いた姿。
でも、あれって実は去年に全部引退する予定だったそうです。
考えてみれば、宇宙ロケットといえば私が子どもの頃からあの形でした。
人類が生み出した世界最高峰とも呼べるマシンが、30年も同じ形で続いていた方がおかしかったようにも思えます。

で、今回引退するスペースシャトルの後釜としては、「オリオン」というラムネみたいな名前の有人宇宙船が予定されているそうです。
これはスペースシャトル型の前、アポロ・ソユーズ型と呼ばれていたコンパクトなタイプです。
なぜ旧式っぽい型に戻るのか(技術は進んでいるでしょうが)というと、小さくて安くて使いやすいからだとか。
複数回使用できるスペースシャトルのメンテナンスよりも、こいつを1往復の「使い捨て」にした方がお得なのだそうです。

ただ、このオリオンの運用については2015年を予定しているそうです。
それで今は、その間の4年間をどうするかと議論を続けているそうです。
その辺の段取りの悪さはよく分かりません。
きっとNASAも色々と台所事情があるのでしょう。

火星探査機以降、いまいち話題にかける宇宙事業。
オリオンの登場により、また新たな展開をみせてくれることを期待しています。

でも私は多分、今後も「ロケットを描け」と言われたらスペースシャトルを描いてしまいそうに思います。
だって、やっぱりカッコイイじゃん。

[一日一報]
[読売新聞] 津波で損壊した信用金庫、4千万円盗まれる

火事場泥棒ならぬ津波泥棒。
酷いことをするなと思いますが、あの惨状の中に金庫が転がっていたら、とりあえず開けてみる気持ちになるかもしれません。
でもダメなものはダメ。
回り回って復興が遅れかねないということまでは、頭が回らないんでしょうね。
しかしこんなことを報道したら、ますます山賊みたいなのが来たりしないかと心配です。


3月21日(月)
[一日二報]
[朝日新聞] 緊急地震速報、的中3割に低下「誤報と思わず身構えて」

[AFP] 北朝鮮、「動物の異常行動に注意せよ」 巨大地震で呼びかけ

笑えない現実。
遠い宇宙の出来事ではなく、自分の足の下で土台が動くという分かりきった現象なのに、まだまだ予知するのは難しいようです。
動物の異常行動は、迷信ではなくよく知られた事実です。
でも、それだけでは予知しきれないのも事実です。
そういや、日本の動物園でも何かあったのかしら。
サルが騒ぐとか。

動物ではなく、感受性の強いニュータイプな人間を使って地震を予知するとか、そんなエスパーな方法は無理なのでしょうか。
なんとなく、根本的にやり方を変えた方がいいような気もしています。

[本日の独言(ひとこと)]
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震から10日が経ちました。冬の終わり、年度末とあって、普段ならあっという間に過ぎ去って行くはずの10日間が、なぜか異様に長く感じられたのは、きっと私だけではないかと思います。救助活動、救援活動は今も日夜続けられていますが、厳しい見方をすると未だほとんど回復には至っていないように思います。今後もより大規模な救助活動を期待するとともに、運良く無事であった私たちも弛まず注視し、支援に努めるべきかと感じています。

私自身は災害の被害を受けることなく過ごしていますが、影響としては新刊の発刊が延期となりました。3月発売予定だった新刊「タイムカプセル」は、4月、あるいは状況によりさらに後に発刊となるそうです。出版社にも実害はなかったようですから、印刷所か、物流か、書店か、それらすべてを含めた社会情勢を見た上での判断かと思います。発刊していただけないのは正直言って辛いですが、被災地、被害者の過酷な状況を思うと、いくらでも我慢できるというものです。発刊に関する諸々のエネルギーが、巡り巡って支援に繋がるものと期待しています。

こういう事態となると「事実は小説より奇なり」という言葉がよく使われます。こんなこと想定できるはずがない。現実は小説よりも奇妙なのだという意味です。でも、物書きの立場から言わせていただくと、こんな大震災ものなど小説でも映画でもありふれた設定であり、いくらでも世に出回っているものです。物書きの人たちは平和な世にあっても、無理矢理にでも大事故・大事件を何度も起こしては、解決し続けています。壊滅的な大地震、予期していなかった原発事故と首都圏の大規模停電、同時多発的に発生する火山の噴火、よくある話です。決死の覚悟で臨む救援部隊、後手後手に回り混乱するおエライさんたち。不安を煽る報道、繋がる支援の手、パニックを引き起こすデマ。予想通りの展開ではないでしょうか。やはり「事実も小説では凡なり」ではないかと感じています。

では、様々なドラマを見せるこの物語の結末はどうなるのでしょうか。こうなると「結局誰も助かりませんでした」で終わるのはあまりにもつまらない。やはりここは、皆の活動によりようやく復興の兆しが見え始める。だが、大災害の記憶はいつまでも人々の心に残り続け、人類はこれからも新たな滅亡に立ち向かい続けるだろう。というラストがふさわしいかと思います。一応のハッピーエンド。でも日本の復興は必然です。私たちが皆で頑張れば、もっと早くにそうなることでしょう。


3月20日(日)


もうとりあえず言葉を繋げて付加価値を高めようという感じ。
でも長すぎると、かえって安っぽく見えてしまったり。
要するにセッケンのいい匂い。

[一日一報]
[産経新聞] アエラが謝罪 表紙の防毒マスクに「放射能がくる」 風評被害助長批判に

確かに、これはない。
でも週刊誌なんて大体こんなモノだとも思う。
そして謝罪をしたといっても、あくまでツイッター上での話。
ツイッターで怒られて、ツイッターで謝る。
それでいいんだろうけど、何だろうかこの狭さは。


3月19日(土)


スーパームーンとやら。
ケータイカメラの限界。
分かんないや。



こんにちわ

こんにちワン!

ありがとう

ありがと雲来末、風来末、
食う寝るところに住むところ、
やぶら小路のぶらこうじ、
パイポパイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助!

まほうのことばで、たのし〜い、なかま〜が、長助!

[一日一報]
[日刊スポーツ] 米ロボット出動!原子炉付近で作業可能に

コメロボットではなく、アメリカのロボット。
アイロボット社といえば自動掃除機ルンバのメーカーです。
どこまで期待できるかは分かりませんが、この際いろんな方法を試してもらいたいですね。
しかし、日本はロボット大国と言われていますが、今回はあまり活躍の場が得られていないように思います。
日進月歩で技術は進化を続けていますが、結局アシモやアイボ程度では未だ災害救助には使えないということでしょうか。
「間に合わなかった」と思うと大変残念です。
でも災害はこれからも様々な所で起きるでしょうから、開発は続けてもらいたいものです。
いつか必ず、助けてもらえる日が来ると思います。


3月18日(金)
えらく長い一週間が経ちました。
災害関連も心配ですが、そろそろ経済関連も心配になりつつあります。
日課として見ている日経プレスリリースも、さすがに今週は随分と本数が少なかったです。
自粛という理由だけではないでしょう。
ダイレクトに工場が被害を受けたという理由。
産業のライフラインともいえる電気と物流が安定しないという理由。
人々の関心が災害の方に向いているので、アピールしにくいという理由。
そういうものが重なって、動きづらい状況になっていると思います。
低迷するのはいたしかたなし。
せめて、ドミノ倒産にならないよう踏ん張ってもらいたいものです。

早くじゃんじゃん作って、じゃんじゃん売り買いできるようになるといいですね。
この際エコ活動だのモッタイナイ活動だのは、ちょっと待ってもらった方がいいんじゃないでしょうか。

[一日一報]
[ロケットニュース] NASA「3月19日のスーパームーンは14%大きく30%明るく見える」

色んな人がワクワクしそうな話題。
明日は月が大きく見える、かもしれません。

荒俣宏の「帝都物語」では、月を近付けることで引力に影響を及ぼし大地震を発生させるシーンがありました。
それに限らず、この手の話は古今東西の作品で格好のネタとして扱われています。
もちろん、スーパームーンと地震は何の関係もありません。
むしろ、電気の届かない地域を心配して、月が近付いて来てくれたんだと思うようにしましょう。


3月17日(木)
家中のシステムをオール電化にすれば、電気代も安くなってスマートで管理もしやすくなります。
でも地震で電線が分断されたり、計画停電で電気が止まると、照明はもちろん空調も料理もお湯も使えなくなります。
家計の銀行をメインバンク一行にすると、余計なカードもいらずスマートで管理もしやすくなります。
でもその銀行が破綻したり、破綻しないまでもATMが故障しただけで、もの凄く不便になってしまいます。

結局、リスク分散型で上手く取り回していくのが賢いってことでしょうか。
なかなか僕らはスマートにはいきませんね。


明日で大地震の発生から一週間。
幸運にも、もうそう表現するしかないですが、関西に住んでいる私は、全く実害を被ることなく済んでいます。
電気もガスも水道もネットも問題なく、銀行も止まっていません。
もちろん、皆さんと同じく被災地ならびに被害に遭われた方々については本当に心配しています。
でも、個人としては生活も仕事も滞りなく続けられていることに安心しています。

と思っていたら、新刊の発売が延びました。

先日、3月刊行予定とお伝えしていました、新刊「タイムカプセル」は、4月頃刊行予定となりました。
お待ちいただいている皆さんには申し訳ございません。
ただ、このような状況にあることをご理解いただき、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

まあ、仕方ないです。
またホラーやサスペンスやパニック小説が楽しめる、平和な世の中へと復興することを願っております。
私も募金を続けます。
今、本当に困っている方々のために。
あと、未来の読者さんへの投資として。
善意の欠片もない私ですが、これは絶対、無駄じゃない。

[一日一報]
[GIGAZINE] 六本木ヒルズが東京電力に独自のエネルギープラントから電力供給を決定

いわゆるひとつの、大規模自家発電。
なにこの要塞、ワクワクします。

でも今後、こういう機能を備えたビルは増えてくるかもしれませんね。
考えてみれば、発電所から電線を引いて電気を届けるのって、結構リスクが高いです。
ビルや家での自家発電。
あるいは自治体ごとに発電装置を持つ。
もしどこかで停電が起きても、周囲からすぐに電気を持ってこられる。
実現可能かは置いておいて、未来に向けてそういう街作りがあってもいいかもしれません。


3月16日(水)
大阪京橋駅を通りがかった際、吉本興業の人たちが募金活動をしていた。
そういえば、日本の芸能人の方って、あまりバーンと募金しませんね。
非難や嫌みではなく、客観的な意見です。
慈善行為を強制する気はありませんが、なんとなく、やっても不思議ではない人もやっていない気がします。
あの人とか、あの人とか、あの人とか。
個人的にこっそりと募金している人がいたとしても、なぜ目立とうとしないのかが分かりません。
ハリウッドスターとはギャラのシステムが違うことも分かります。
税金の問題があって、大金の寄付がやりにくい国であることも分かります。
それでも、積極的に参加しようとしないのはなぜでしょうか。
売名行為に見えるからかもしれませんが、芸能人なんだから売名行為でいいと思います。
守銭奴と思われるよりはよほどいいと思います。
じゃあ、やらない理由はなんだろう。
あと考えられるのは「事務所」の問題くらいです。
そういえば個人事務所や小さな事務所の人ほど積極的な気がします。
「事務所」に何か考えがあって、芸能人の個人的な活動を抑えているのでしょうか。
でも何が問題なのか分かりません。

何か、深い理由がありそうな気がします。

[一日一報]
[共同通信] 大阪府が2千戸提供 公立高で3千人受け入れ

復興に向けた良い提案。
被災地での復興が第一ですが、あの状況を見る限り、すぐに現地や近隣での生活は難しいように思います。
難民や浮浪者を生まないためにも、早めにこういう前向きな対策を立てておく必要があるでしょう。
特に関西は関東よりも東北出身者が少ないので、いい文化交流にもなるかもしれません。
大阪もいいよ、お節介だけど。
オバちゃんがアメちゃんくれるよ。


3月15日(火)
こういう状況になると、書いた文章が「不謹慎」かそうでないかが気になってしまいます。
目には見えない謎の圧力、「不謹慎」。
被災者に聞いてもいないのに、自分勝手な判断で決め付ける言葉狩り「不謹慎」。
有名人でも何でもない、一般人のつぶやきすら槍玉に挙げる「不謹慎」。
あんまり書くと、これすらも「不謹慎」。

会見ごとに疲労の色が濃くなっていく枝野官房長官。
でもある時、急にヒゲを剃って(たぶん)メイクで顔色を戻していたので、思わず「なんかサッパリしてるー」とテレビの前でツッコんだ。
こんなこと書いてもいいのだろうか。

ようやくテレビも通常番組をぼつぼつと流し始めている。
でも、あるチャンネルでは物資の届かない被災地の危機を伝えているのに、チャンネルを変えると「洋食フルコースダイエットで、なんとマイナス40キロ!」とか言ってる。
こんなこと書いてもいいのだろうか。

私も、どことなく遠慮しながら書いている次第です。
気にすることないんですけどね。

どうせ、大震災当日に被害状況を心配しながら、人殺し小説書いていましたから。
もういいよ不謹慎で。

[一日一報]
[ロイター] 米アフラックがアヒル声優解雇、ツイッターに震災ジョーク

「不謹慎」の例として、なぜか被害地・被害者から遠くへ行くほど敏感な反応を見せる傾向にあります。
これもまたそういうものかもしれません。
でもCMに起用されているのだからアウト。
なおジョークの内容とはこんな感じです。
わぁ、色んな意味でひでぇ。

[痛いニュース] 「さすが日本!海に出かけなくても波が彼らに向かってくるのだから。発展してるね!」


3月14日(月)
[一日一報]
[GIGAZINE] 東北地方太平洋沖地震の応援イラスト集

被災地の方も、不安でやきもきしている方も元気づけてくれるイラスト集。
月並みですが、こういうのは本当に嬉しいですね。

そして、僕らの大河原邦男先生も寄稿されていました。
まさに勝ちフラッグ。

[本日の独言(ひとこと)] ※震災直前に書いたテキスト
坂上二郎さんが亡くなられたことをネットのニュースで知りました。その時は正直言って「そうなんだ」としか感じませんでしたが、その内にあちこちで速報として流れ大ニュースになるのを見て、なるほど凄い影響力のある方だったのだと分かりました。

1977年生まれの私で言うと、お笑いと言えば「ドリフターズ」の終盤から始まり、「ひょうきん族」へと続き、「とんねるず」や「ウッチャンナンチャン」や「ダウンタウン」が全盛期となりました。だから「コント55号」についはほとんど観た覚えがなく、私としてはむしろその弟子格の関根勤さんや小堺一機さんの方が馴染みがあります。上の世代の方に言わせると、それらテレビのお笑い文化の礎となったのが「コント55号」なのだということでしょうが、それはあくまで歴史に過ぎず、心底笑う、感嘆することがない限り、感情を共有することもできないと思います。なおそれ以降についてはもうほとんどテレビを観なくなったのでよく分かりません。

そのように考えると、お笑い芸人もまたスポーツ選手のように全盛期の短い職業であり、世代というものを強く意識させられる文化だと感じています。私にとって「コント55号」とは、ほとんど萩本欽一さんとなり、その印象は「お笑い界の偉い人」に過ぎません。偉い人なのでたびたび登場されるのは分かりますが、特に面白い方とも思えないので、なぜ皆がそれほど有り難がるのか理解できないのです。これについては怒る方もおられるかもしれませんが、やはり世代が違うので仕方がないことです。

たとえばビートたけしさんとなると、私にとっては凄く笑わせてもらった天才であり、テレビには欠かせない存在だと思っています。しかし私の下の世代の方にとっては、やはりもう「お笑い界の偉い人」になっているんじゃないかと感じています。見た目も言動もお爺ちゃんになり、マシンガントークと謳われた滑舌も随分と悪くなってきています。冴え渡る頭の中には百万のネタがあるのでしょうが、それを確実に伝えられない。そんなもどかしさも感じられます。とはいえ、その言動はやはり無視できず、テレビに映れば見入ってしまいます。それが全盛期を知る世代の期待であり、だからこそテレビ局が起用し続ける理由だと思います。そして、この方がやっぱり凄いのは、80年代後半にはもうそんな自分の限界を知り、いち早く映画界に身を投じたことではないかと思います。

一人の偉人の死は、残された者に世代交代を印象付ける。それもまた巨大な影響力のひとつと感じました。


3月13日(日)
災害関連の情報はこのサイトにはありませんので、他サイトをあたってください。

大阪の安全地帯から今回の災害状況をつぶさに見ています。
情報を確認し、必要な手立て、といっても募金程度しかありませんが、それが済めばあとは節電しつつ冷静に状況を見守るしかありません。

今回の災害は、非常の多くの情報を目の当たりにしました。
ネット時代における情報の有り難みを感じるとともに、情報飽和社会の危うさも感じています。

意図的に重大な情報を隠そうとしているように見えた公的機関。
速報性と過剰報道の合間に誤報を流してしまうテレビ。
結果のみを伝えることしかできず、信頼性は高いが何分遅すぎる新聞。
本当に必要な情報を、いち早く伝達できたネットユーザー。
故意に不安を煽るデマを流し続けるネットユーザー。
自身の不安を共有したいがために叫び続けるネットユーザー
親切心からデマを伝達し続けるネットユーザー。

岩手にいる知人と連絡が付き、何とか無事ということが分かりました。
被災地には電気も電波もなく、ラジオのみが頼りだったそうです。
そのため、上記の情報はほとんど被災地には届いていませんでした。

結論は特にありません。
しかし、これだけの情報社会に浸っているならば、より正しい情報伝達手段もあるような気がしています。
それが何かは私には分かりません。
もし私のように安全地帯にいて、自分のやるべきこと、できることをやった人は、落ち着いて考えてみてはどうでしょうか。

そして覚えておいてください。
この最中に、災害関係のタイトルを語って無数の迷惑宣伝メール・ツイートが流れていることを。
彼らこそ最も質の悪い情報社会の屑です。

[一日一報]
[CNN] 震災の日本に海外有名人からメッセージ ツイッターに続々

[AFP] 2011年のミス・ドミニカ共和国は心理学部の女子大生

国内の情報は溢れ返っているので、あえて海外からの応援を。
2つ目のリンクは、まあ、元気出せってことです。



3月11日(金)


産経新聞の速報表示は、いつ見ても恐い。
普通、緊急表示の場合は赤色や黄色を使って目立たせるものだが、黒地に白文字という地味な仕様で圧倒的なインパクトを示しています。
ひとつは、ネット上では珍しい表記方法だから。
もうひとつは、実は紙の新聞と同じ表記方法だから。
もしこれが新聞世代である自分の刷り込みでないとしたら、WEBデザイン上でのヒントになるかもしれません。

なお、今回の地震に関する情報につきましては、こんなサイトではなく他の情報サイトでご確認ください。
もしこのサイトの常連さんで被害に遭われた方がおられましたら、どうかご無事で、冷静に、しかし油断せずご対応ください。
いち早いインフラの復旧を祈っています。

[一日一報]
[読売新聞] 池に車転落、そこへクレーン車…10分で救助

まるでマンガのような幸運。
手に技があったとはいえ、とっさに状況を判断し救出に向かったクレーン車の方も大したものです。



3月10日(木)
今日はお仕事の合間にブックマークの整理。
気軽にペタペタと追加してしまうので、油断すると結構いっぱいいっぱいになってしまいます。
気になったのは、知人友人ネット人たちの個人ホームページが、ことごとく閉鎖されていること。
作る人は多いけど、続ける人ってなかなかいないものだなと感じました。
まあ10年も経つと卒業したり入学したり、大人になったりしてしまいます。
皆さん真面目に更新しようとするから、大変になっちゃうのかもね。
もう二度と交わる機会はないかもしれませんが、まあ、ほどほどに元気にやっておられることをお祈りしておきます。

[一日一報]
[中日新聞] 静電気、しびれる謎を解明 名古屋工大グループ

今まで分からなかったのかよ、と思えた話。
いや私は知らなかったけど、きっと他の誰かは知っているものだと思っていました。
世の中にはそんな「当たり前だけどよく分からない現象」も多々あるのかもしれませんね。
記事にもある通り、この技術を応用すると色々なことにも使えそうです。
まあそれも、きっと他の誰かが頑張って作ってくれることでしょう。


3月9日(水)
先日、NASAが「地球外生命体の化石」を発見して話題となりましたが、早速「科学的根拠なし」という反論があったとか。
残念でもあり、安心でもあり。
やっぱり、どうせなら世界初の地球外生命体は、UFOに乗ってやって来て欲しいなと思っています。

それはそれとして気になるのは、ではなぜこんな話題が出てしまったのかということ。
あっさり否定されるなら、最初から発表しなければ良かったのではないでしょうか。
あのNASAが一人の学者の発表を止められなかったとも思えないし、他の学者による見解を聞かなかったとも思えません。

もしかすると、これは単なるアピールのひとつだったのかもしれません。
さらに言うと、予算確保のためのアピール。
宇宙事業については彼の地でも必要か不必要か、そこまで予算を確保すべきかと盛んに議論がなされています。
「そんなカネがあるのなら、無意味な宇宙事業など止めて貧困層に還元しろ!」というトンチンカンな話もよく出されています。
NASAとしてはそんな声を抑えるべく、地球外生命体の発見を伝えたのではないでしょうか。
私たちはこんなにも重要な活動を続けています。
今回は残念ながら違ったのかもしれませんが、次回は必ず発見に至ることでしょう。
だから予算は頂かないといけないのです。
そんな、したたかなアピール活動だったのかもしれません。

日本のJAXAもそんなことをすればいいと思うのですが、ダメなんでしょうか。
なんか「はやぶさ」の中に小さい宇宙人が入っていたとか。
よく見たら違ったけど、次は上手くいくかもしれないよと言っちゃダメなんでしょうか。

そんなことをしたら多分、ウソつき呼ばわりされて潰されちゃうんでしょうね。
その真摯な活動がいいところでもあり、NASAと比べて下手なところかもしれません

[一日一報]
[産経新聞] 「ひこにゃん」法廷へ 彦根市が類似キャラグッズ製造・販売者を提訴へ 4900万円の損害賠償求める

一瞬、あの着ぐるみが裁判所へと向かう姿を想像してしまいました。
裁判になるのなら、どっちが良いか悪いかは私には判断できません。
ただ、このような問題が発生した大きな要因は、やっぱり大ヒットしたことにあるのだろうなと思います。
大ヒットしたから市も長く大きく扱いたくなってしまった。
だって市にとっては大切な観光資源だから。
大ヒットしたから作者も惜しくなってしまった。
だってキャラクターで人気を出すのは本当に大変な作業だから。
どちらが欲張りではなく、当然の流れとしてそうなってしまったようにも思えます。
本当はみんなにとって「愛されるキャラクター」なんですけどね。
難しい話です。



3月8日(火)
リアルタイムに、モンスターが次第にレベルアップするRPGというのはどうだろうか。

ドラクエでいうと、ゲームを始めて、出発地の周りにいるモンスターといえばスライムだ。
小手調べとレベルアップのために何度か戦うことになるだろう。
ある程度レベルが上がると、次の土地へと繰り出して、そこでさらなるモンスターと戦い続ける。
もし次の土地のモンスターが自分より強ければ、レベルが足りないからまた元の土地へと戻りスライムと戦い続けるだろう。

このゲームでは、スライムは待ってくれない。
放っておくと、どんどん強いモンスターへとレベルアップしてしまうのだ。
町の宿屋で休んでいる間にも、どの武器を買おうかと迷っている間にも、外ではどんどんモンスターは強くなっていく。
だから、素早く行動して、モンスターが弱い内に戦ってレベルアップして、先へ先へと進んでいかなければならない。
しかも、そのレベルアップ間隔はかなりタイトなので、要領よく進めていかないと追いつかれてしまう。
もしモンスターのレベルがプレイヤーのレベルを超えてしまい、どうやっても勝てなくなってしまったらゲームオーバーとなるのだ。

新しい土地やシーンが進むとモンスターが強くなるRPGは多い。
あるいはプレイヤーのレベルに合わせてモンスターも強くなるRPGもあったと思う。
しかしこのゲームは、油断しているとモンスターがプレイヤーより強くなり、絶対にに勝てなくなってしまうのだ。
プレイヤーの行動の素早さと、要領の良さが問われる、アクション性も強いRPG。
いかがだろうか。

そういや、リアルの人生も、大体そんな感じの無理ゲーだよね。

[一日一報]
[朝日新聞] 試験場に漢字の答え 椅子「投」げるな 広島の高校入試

高校入試の試験に、「投」の漢字を書かせる問題。
どこのバカ高校かと思って記事を読んだら、「パラドックスをナげかけて……」という問題だと分かり、さらに混乱してしまいました。
今時の中学生は、パラドックスなんて言葉も学校で習うのでしょうか。



3月7日(月)
[一日一報]
[マイコミジャーナル] イヤホンなどで音楽を大音量で聞き続けると聴覚異常を引き起こすことが判明

分かりにくいですが、分かるような発表。
でもこういう影響を受ける人というのは、大抵むやみやたらと大音量を聴いているような人だと思います。
電車の車内でシャカシャカと音漏れさせている人ほど、イライラとさせられるものはありません。

むかしお遊び音楽バンドをやっていたころ、特定の音楽を何度も聞きながらそれぞれの楽器に「耳を合わせる」という遊びをやっていました。
分かりやすくバンドでいうと、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードを、それぞれ特定の楽器のみに耳を集中させて、メロディやリズムを聴き取ろうとする。
これを繰り返していると、その内に他の楽器音はほとんど聞こえなくなり、その楽器音のみが異様にクリアに聞こえるようになってきます。
いわゆる「耳コピ」のための方法です。
そのお陰かどうかはよく分かりませんが、今では日常生活においても特定の音や声のみに耳を集中させるコツのようなものを身に付けることができました。
「勝手に耳に入ってくる」ということで放ったらかしにしがちですが、耳の訓練というのも結構重要なものかなと思っています。

[本日の独言(ひとこと)]
昨年オープンした大阪梅田の「丸善&ジュンク堂」に、先日初めて足を運びました。売り場面積が日本最大というだけあり大変な蔵書数で、正直言って見て回るだけで疲れました。フロアを紹介すると、B1Fがコミック、1Fが雑誌と新刊、2Fが新書と文庫と文芸と文具、3Fが地図・旅行と実用書、4Fがコンピュータと社会関連、5Fが芸術と人文、6Fが洋書と理工と医学、7Fが参考書と語学と児童書でした。それら全てが一般書店以上の広さが確保されています。古代中国の文人董其昌は「万巻の書を読み、万里の路を行く」と言いましたが、恐らく先生でも一生で読み切れる量を超えているでしょう。

このような大型書店において、私のお薦めとしてはやはり大型本、特殊本の捜索だと思います。フロアでいうと5F以上。小難しくて、やたらと高い書籍群です。コミックや新書、文庫といった書籍は内容的にも価格的にもインターネットで気軽に買えるものが多いです。しかし先の書籍というのは実際に中身を見ないことには大いに失敗する可能性があり、しかも適当に買い集めるにはためらう値段の書籍が多いです。電子書籍化も期待できません。だからこういう書籍を求めるには書店に足を運ぶ必要があり、それがまた今後書店が生き残る道のひとつではないかと考えています。なかなか売れないから大変そうではありますが。

ちなみに「丸善&ジュンク堂」が入るチャスカ茶屋町は23階建て。上層部はウェディング施設とホテルが入っていますが、中層階はマンションとして一般開放されているそうです。家の下階が書店という夢の生活! 賃料が高そうですが。


3月6日(日)




岐阜 鷲ヶ岳スキー場。
遠くの山々や木々を見ても分かるように、もうほとんど雪は残っていません。
5日の天気も快晴で、ウェアを着ていると汗ばむほど。
地上の残雪もシャーベットのようにギシギシしていました。

今シーズンのスノーボードもこれにて終了。
これまでウェアもボードもレンタル品で済ませていましたが、今シーズンのように頻繁に足を運んでいると、そろそろ割高感が強くなってきています。
いっそ買い揃えて本気で取り組んでもいいか、いや、もうそろそろ飽きているんじゃないかと迷っています。
果たして来シーズンもやるのか、新しい遊びを見つけているかも。
近ごろは「ワカサギ釣り」が気になっています。

[一日一報]
[産経新聞] 高島屋がセキュリティ不備 オンラインストアのカタログ申し込みで

よくよく見かけるネット関連の事件と思いきや、よく読むと初めて見るケース。
なんと事件は起きていませんでした。

確かにセキュリティ不備は重大な問題ではありますが、流出の事実が確認されていないのなら、わざわざ公に発表する必要はなかったのではないでしょうか。
指摘した顧客に事実を認めて謝罪するだけでは済まなかったのでしょうか。
企業は誠実を大前提とした上で、損得勘定で成り立っています。
これを「真摯な対応」ととらえるか、「心配なお店」ととらえるかとなると、無関係な私としては後者を感じてしまいます。
問題がなければこっそりやっておけばいいと思うのですが、ダメなのかしら。

それとも、他に何か重大な問題でも発生していたのでしょうか。
そんな勘繰りまでしてしまいます。


3月4日(金)


今日の缶コーヒー。
アサヒ ワンダ イエローダイヤモンド。
味は普通。

普段缶コーヒーは飲みませんが、「数量限定 緊急出荷」という文字を見て、すわ一大事とばかりに買いました。
ところが缶のどこを見ても「緊急出荷」しなければならなかった説明は書かれていませんでした。
大体「貴重なコーヒー豆」だとか、凄い技術だとかを、それっぽくアピールするものなのですが。
何か書いておかないと誇大表現ともとらえられそうです。

それにしても、一体何をそんなに急いでいたのでしょうか。
もうすぐ年度末決算だからってことでしょうか?
いやいや、知らんがな。

[一日一報]
[CNN] マツダの乗用車、クモに好かれてリコール

近ごろよく耳にするリコール話ですが、今度はクモだそうです。
ディーラーで修理してやればいいような気もしますが、やっぱり回収しないとダメなものなのでしょうか。
自動車業界もなかなか大変そうです。

文末、
”現代の車はどれも同じような装備だが、「きっと『ズームズーム』と走る車が好きなのでは」”
というのはジョークでしょうか。
マツダの「ズームズーム」は、いわゆる英語圏での車の音「ブーンブーン」に由来していると聞いています。
そこから「小虫の羽音」を連想して、だからそれを捕まえる「クモ」が棲みつくということでしょうか。
いやいや、分かりにくいがな。


3月3日(木)
アップルの新商品第2弾、iPad2がついに発売されたとか。
それよりなにより、プレゼンテーションにジョブズさんが帰ってきたことに驚かされました。
元気かどうかはよく分かりませんが、まあご無事でなにより。
しかし本当にサプライズの上手い人だと思います。

今日は何となく、という訳でもありませんが、試しにウェブブラウザの「Lynx」をインストールして使ってみました。
知る人ぞ知る、テキストオンリーのウェブブラウザです。
画像表示は不可、テーブル未対応、フレーム未対応。
その他色々なウェブパーツをなくした、プレーンなブラウザです。

中身はこんな感じ。
「Lynx」でこのサイトを閲覧すると、こうなります。



ちなみに僕らのYahoo!だと、こうなります。



なお、ジョークソフトではなく、低スペックPCや低通信環境下でのサイト閲覧、ウィルス感染サイトでの検証目的としての閲覧、あるいはウェブサイト開発者がアクセシビリティの検証を目的に使っています。
でも一般ユーザーもこれはこれで、何も思い付きませんが、何かに使えそうな気もしています。
ぶっちゃけ、テキストオンリーのサイトだと結構読みやすかったりもします。

Linx
Lynx for Win32

[一日一報]
[産経新聞] 他人のベンツに「ベンツ」と削り書きした医師逮捕「自分も欲しかった」

面識のない歯科医師の女性(57)のベンツに、「ベンツ」と落書きをした開業医の男性(58)。
被害者にとっては甚だ迷惑な話ですが、ネタとしてはいい感じです。
大体「バカ」とか「アホ」とか落書きするところを、わざわざ「ベンツ」と落書きしたのはセンスあります。
私としては、「パジェロ」と書いたならもっとポイント高かったです。
「いや、全然似てないし。あとこのマーク、三菱じゃないから」
みたいにツッコまれたりしてね。
いや、ホント迷惑な話なんだけど。



3月2日(水)
京大入試問題ネット流出の件は、どうやら犯人が特定できたとかなんとか。
大方の予想通り、受験生とは別に質問投稿者が存在し、2人の連携プレーによる犯行だったようです。
ミステリ的にはさらにそれを操る第3者が存在していたとか、実は中継役は受験生の親だったとか、犯人を特定したものの、なぜか当人は1年前に死んでいたとかなりそうですが、どうもそこまで捻った話にはならないようです。
犯人としては画期的なカンニング方法を思い付いて実行したら、バレた上に予想以上に大騒ぎとなって焦っているのではないでしょうか。
まあそれでも未成年なので名前は知られず、一生受験資格が剥奪される訳でもないでしょうからマシかもしれません。

[一日一報]
[AFP] 京王電鉄、一部の車両に防犯カメラ設置 痴漢防止

痴漢や迷惑行為対策として車両内に防犯カメラを設置する話は以前からよく聞いていましたが、ようやく広まりつつあるようです。
でもよく分からないのですが、どうしてここまで慎重なのでしょうか。
95年の「地下鉄サリン事件」を機にテロ対策として実施しても良かったと思うのですが。
ゴミ箱を無くしたり、「女性専用車両」を設けたりするよりも余程有効的な手段だと思うのですが。
結局、費用面での問題なのかもしれません。
10円ほど値上げするかもね。


3月1日(火)
で、まあ今年も1/6過ぎたワケですが、マジですか。

月が新しくなると、ネット・リアルともに色々な物事が始まるものです。
地元、奈良の話をすると初春の風物詩、東大寺の「お水取り」が始まりました。
1260年も続いている伝統的な行事ですが、未だに何をしているのか私はよく知りません。

一方、ネットの話になると、ジャニーズ事務所のホームページにて、アイドルたちの顔写真がついに公開されました。
長年に渡って頑なにWEB内での写真掲載を拒み続け、ドラマや映画の番宣サイトでもジャニーズ所属の方々の顔写真だけは閲覧できませんでした。
しかし時代の流れか、運営方針の転換か、ようやく解禁となったようです。
とはいえ、転載はもちろん不許可ですが。
安易に保存だのコピペだのをしているとまた機嫌を損ねて一斉に削除されるかもしれません。
ファンの方はサイト内だけで見て楽しむようにしましょう。

まあ、何をやっても今時ならガンガンコピーされてしまうのでしょうけど。
それでも、安っぽいアイドルがブログで「すっぴん顔」をさらして自らの商品価値を落としても放っておく事務所よりは、プロ意識を感じさせる企業姿勢だと思えて私は評価しています。
誰が誰だか全然知らないけど。

[一日一報]
[時事通信社] 24時間リズム、50年以上維持=ハエ、暗闇で1300世代−京大

以前からちょくちょく発表されている、暗闇バエの研究報告。
こういう所はハエもヒトも変わらないように思えます。
結局、ヒトの「朝型」「夜型」なんてのも単なる習慣に過ぎず、誰しも本質は「朝型」なんでしょうね。
1300世代経っても変わらないのだから、できるならやっぱり朝はちゃんと起きて、夜はちゃんと寝た方が色々と良さそうです。
今は午前3時前ですが、そう感じました。