the shadow of silver
SOS日記本メルマガ掲示板プロフィール

お知らせ 8月25日(月)「ハイパーオリンピック」

[ことばメモ]


したり顔 → どや顔


[雑感]

私思いますに。 オリンピックは、発展途上国を開催地にするのがいいと思います。 道路も未舗装で、水も食料も少なく、飢餓と悪い病気に苦しんでいる国。 そこに参加各国が莫大な金と物と技術を送り込んで、今回くらいの規模のオリンピックを催せばいい。 きっとすごく大変だろうし、色んな事情ですごくモメるでしょう。 でも成功したら多分、すごく感動できる大会になる気がします。 ぶっちゃけもう、国家間の見栄の張り合いなんて見たくはないのです。


【新作(ウソ)】

「The Shadow Of Silver 10年目にしてついに書籍化!」

ここまで続けてきた甲斐がありました。
10年の歴史を集約した、大スペクタクル西部劇小説です。
そうそう、そんな感じ。  ごめんウソです!


[独言(ひとこと)]

NTTドコモの携帯電話「らくらくホンV」がなかなかの優れモノだそうです。
「らくらくホン」シリーズといえば、auの「簡単ケータイ」やソフトバンクの「かんたん携帯」(同じ名前なんですね)と同じく「シニアケータイ」と呼ばれるもの。 携帯電話が使い慣れないシニア世代向けの製品です。だから機能は単純だけど性能は制限されています。 音楽も聴けないし、テレビも観られません。もちろん「おサイフ」にもなれません。 要は最新ケータイの「最新部分」が何も入っていません。 じゃあどこが優れモノかというと「別方向の最新部分」が入っているらしいのです。

そのひとつが「歩数計」。いかにも年寄り臭い機能ですが、ふたを開けてみれば3軸センサーで歩数を正確にカウントできるという最新の「万歩計」なのです。 また、日々の健康をチェックする「脈拍計」。これまた若者には不要な機能ですが、その計測の仕方がすごい。なんと内蔵のカメラに指を押しつけることで血液の流れを測定するというのです。 そして、他の携帯電話よりも相手の声がよく聞こえて、こちらの声をよく拾ってくれる「スーパーはっきりボイス」。 その仕組みは、周囲の騒音を拾って逆位相を発生させるという、AV機器好きは当然知っているノイズキャンセルが使われています。

いかがでしょうか。なかなか興味深いとは思いませんか。 私は音楽再生やワンセグよりも使ってみたいと思いました。 特にノイズキャンセルなんて、シニアケータイでなくても搭載して欲しい機能ではないでしょうか。

「誰かにやさしいは、みんなにやさしい」というのはユニバーサル・デザインのコンセプトですが、最新を追い求める携帯電話にもそろそろ新しい波が見られ始めているようです。 機能の追加よりも機能の強化を望んでいるユーザーも結構いると思います。 ほら、驚きはいらないから、綺麗で丁寧な小説が読みたい時もあるじゃないですか。 と、むりやりオチをつけてみました。


8月18日(月)「パソコン金属、メダルも金属、おぬしは犬の眷属か」

[広告塔]


鉄鋼業界2009年新卒採用サイト

マーティ・フリードマンの親日っぷりにはいつも感心させられます。 そりゃメガデスやめるわ、やめさせられるわ。


[こわれた]

会社のパソコンが、こわれました。

お盆休みが明けて、さあ今日もお仕事がんばるぞとばかりにパソコンの電源を入れたのですが、OSを起動して3分後くらいにいきなりダウン。 以降延々と再起動が繰り返されるようになりました。 ああ、なんか凄く懐かしいふるまいです。 以前に、いきなりCPUファンが故障してしまい、オーバーヒートでいきなり落ちるというトラブルに見舞われたことがありました。 だから今回もそれだろうと思いおもむろにパソコンのフタを開けて点検。 ところがファンは快調に回っていました。 仕方ないので、無駄と分かりつつも、せっかくだからパソコンの中を清掃。 改めて立ち上げてみても、やっぱり直ってはいませんでした。

トラブルの原因がハードウェアでなければソフトウェアか。 でも特に不適切な操作をした覚えもありません。 開き直って毎月恒例となっているWindowsのアップデートは行ったかも知れませんが、ついぞ最近はアプリケーションを追加した覚えもありません。 繰り返される再起動を前に考え込んでいる内に、なんだかどんどん動作が怪しくなり、とうとうレジストリのエラーっぽい表示まで現れるようになりました。 ほとんど「こいつ、進化してやがる……」みたいな気分です。

忙しい時に限って発生するのがパソコンのトラブル。 お陰で自宅までノートパソコンを取りに帰り、お仕事の応急処置をするハメになりました。 こうやって日記を書いている間も、頭の中では「明日、あのデータをどうやって吸い出そうか」とか考えてしまっています。 ああやだやだ。 明日になったら直ってやしないかしら。 「ごめんねー、休みボケしてたよー」みたいなことにならないかしら。 そうなってくれれば、喜んでデータを吸い出して叩き壊せるものを。


[独言(ひとこと)]

あまり興味のなかった北京オリンピックですが、フェンシングで日本人選手が銀メダルを獲得したというのには驚かされました。 22歳の太田雄貴選手。 日本フェンシング界としては初のメダルを獲得の快挙だったそうです。

元野球少年がいくつになっても高校野球に興味を示してしまうように、ヘタウマにかかわらず、昔やっていた競技の話題には気をとめてしまうものです。 フェンシングは、日本では剣道があるせいか知名度の割に競技人口は少なく、やはり層の厚い欧米諸国に一歩も二歩も遅れている感がありました。 それだけに、これほどの成果を挙げられたことにはただただ感心させられました。 本当に凄いことだと思います。

フェンシングは見た目の軽やかさとはうらはらに、もの凄く集中力とスタミナを使う競技であり、また一番最初に覚える技術が「結線のはんだ付け」という不思議な競技です。 でも、相手の隙をうかがう駆け引きの面白さと、「一突必殺」的な快感が味わえる素晴らしいスポーツでもあります。 これを機に注目を受けて普及が進むことを期待しています。 とりあえず、気軽にプレイできる環境が欲しい所ですね。


8月11日(月)「フツーにしてれば、なんらネタには困らない」

[クッキング三国志]

料理本でジュンイク? と思ってよく見たら、「筍浅漬け」(たけのこあさづけ)って書いてあったよ! あいや。


[WHY SO SERIOUS?]

気が付けば、サイト始めてから10年経過していました。

SOSは1998年07月23日開設。 実は『僕秩。』よりも『ろじぱら』よりも古参。 1998年04月12日開設の前サイト(ホシヲミルヒト)と合わせると『ほぼ日』よりも古かったりします。

長生きの秘訣は「がんばらない」こと。 盛り上がりもせず、荒れもせず、10年経ってもあくまで普通。 これからもネット世界のすみっこでダラダラし続けたいと思います。 コンゴトモヨロシク。


[独言(ひとこと)]

インターネットでは先日、地図ツール「Google Maps」に搭載された「ストリートビュー」という新機能が話題となっています。

「Googleマップ ストリートビュー」

「ストリートビュー」機能は、東京、大阪をはじめ全国の主要都市の街路を、360度の写真で確認できるという機能です。 全方向がパノラマ撮影ができるカメラを搭載した特殊な車で撮影されており、その画像は驚くほど詳細に表示されています。 米国や欧州の風景が見られる海外版は以前より公開されていましたが、日本版も登場したことで一気に注目されるようになりました。

閲覧してみると、なかなか面白くもあり、恐ろしくもあるものとなっています。 面白いというのは、訪れたことのない街をまるで実際に歩いているかのような感覚にさせられること。 観光地だけではなく普通の街並みも見られるので、特に海外などでは「プチ旅行気分」が味わえます。 そして恐ろしいというのは、あまりにも詳細に撮影された画像であること。実際、我が家の近所までバッチリ見えるものだから、「俺、写ってたりしないだろうな」と心配させられました。

実際ネット情報では、ラブホテルに入ろうとするカップルの姿や、公道で立小便をする者、なぜか倒れている者など、意図なく撮られてしまった街の風景が多数確認されています。 Googleからは、公道から撮影しているので問題はないとしながらも、もし不適切な画像があれば報告して欲しいという回答を出していますが、遅かれ早かれプライバシーの問題は出てくるだろうと思います。 ただ結局は、便利さと面白さが勝って、今後も閲覧可能範囲は拡大されていくでしょうね。

インターネットは「技術先行型」の社会です。儲けよりも「何ができるか」というのが重要視され、結果評価に繋がり利益を生み出しています。 Googleの強さと恐さは、全世界にカメラ車を走り回らせる潤沢な資金力ではなく、「こういうの、どう?」と言って閲覧者を驚かせる、ベンチャー企業的発想力にあります。


8月4日(月)「死ぬまで生きろ」

[本日の筋骨番付]

最近は整骨院通いをしています。 肩から背中を通って腰へのコリが酷いので。
段々といい感じにはなってきているのですが、そもそも「365日、1日12時間強、イス座りっぱなしの毎日」が問題なんだろうなと思っています。 分かっちゃいるのですが、なかなか。 いっそ空気イスで仕事するか! 夏だし!!


[独言(ひとこと)]


先月25日、米カーネギー・メロン大学でコンピュータサイエンスを教えていたランディ・パウシュ教授が亡くなられたそうです。 享年47歳、すい臓ガンでした。

この方についてはご存じの方も多いかと思います。
コンピュータ科学者で、バーチャルリアリティ研究において様々な功績を残し、また人間味のある面白い指導法で多くの学生を育てられました。 しかし彼の名を一躍広めたのは、昨年9月18日に同大学で行われた「最後の授業」という講演会。 闘病生活に向かうために、名の通り行われた彼の最後の講演映像は、「YouTube」に公開されるやいなや全米で大変な反響を呼び、数百万を超える閲覧数を記録しました。後に再編集された著書「最後の授業」もベストセラーとなり、現在は日本を含めて30か国語に翻訳されたそうです。
(「最後の授業 ぼくの命があるうちに」/ランダムハウス講談社刊)

「最後の授業」での教授は体の不調を全く見せず、その場で腕立て伏せをするパフォーマンスを披露。 その後「子どもの頃の夢をどう実現するか」をテーマに自身の半生を、ユーモアを交えつつ紹介していました。 その道程は決して平坦なものではなく、立ちはだかるいくつもの壁に時にはぶつかり、時には避けて。 それでも溢れる知性とエネルギッシュな行動力でいくつもの夢を実現していきました。

難しい学問の話は一切なく、また若くして病に冒された悲惨さを訴えることもありません。 ただ教授は、一人の人間の生き様をさも楽しそうに紹介しました。 その潔い姿に多くの人々が共感し、感動を覚えました。 そしてきっと誰もが、「自分の最期もこうありたい」と憧れたことでしょう。 亡くなられたのは残念ではありますが、死にゆく者としては最高のパフォーマンスを見せてくれたと思いました。

「YouTube」には日本語字幕を書き入れたものもありましたので紹介しておきます。 非常に長いですが、まだ私たちには時間がありますので観ておいて損はないと思います。


「ランディ・パウシュの「最後の授業」


●2007年10月の日記

●2007年11月の日記

●2007年12月の日記

●2008年1月の日記

●2008年2月の日記

●2008年3月の日記

●2008年4月の日記

●2008年5月の日記

●2008年6月の日記

●2008年7月の日記

●今月の日記