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10月16日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
毎年、秋を迎えるようになると言葉の誤用や死語の話がニュースになる。文化庁による『国語に関する世論調査』が大体この時期に発表されるからだ。夏が過ぎて人も籠もり始める季節、『読書の秋』にも関係しているのかもしれない。ともあれ、思いがけない言葉について、間違って使っていると指摘されて、気持ちをざわつかせる恒例のニュースが報じられる頃だ。

今回話題になったのは『檄を飛ばす』『なし崩し』『采配を振る』『溜飲を下げる』『ほぼほぼ』『上から目線』『タメ口』『ガチで』『立ち位置』などが上げられる。『檄を飛ばす』は本来の意味では『自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること』だが、『元気のない者に刺激を与えて活気づけること』と誤用されている。『なし崩し』は『少しずつ返していくこと』だが、『なかったことにすること』と答えた人が多かった。近頃では『なし崩し的に』など謎の『的に』が入った言葉を使う人も多い気がする。

『采配を振る』『溜飲を下げる』はそれぞれ『采配を振るう』『溜飲を晴らす』と言う人が多いらしい。今『溜飲を晴らす』と入力すると、言語ソフトのATOKが<溜飲を下げるの誤用>と指摘してきた。やるな。

『ほぼほぼ』『上から目線』『タメ口』『ガチで』『立ち位置』などは主に若者言葉から広まったものだ。『タメ口』は元々賭博用語で、『ガチで』は出川哲朗がよく言っている気がするが元は相撲用語だ。『立ち位置』は舞台用語だろうか。『ほぼほぼ』といえば以前仕事先の人が『ほぼほぼニアリー』と繋げて言ったりもしていた。よほど近いのだろう。障子にメアリー。

私自身の思いとしては、言葉なんて日進月歩で変化するコミュニケーションツールなので、誤用でも使う人が多いとそれを真として扱ってもいいと思っている。それでお互いに意味が通じればもう正解だろう。ただ小説など不特定多数に向けた文書としては、誤用のまま使うわけにはいかず、しかし世間では誤用がまかり通っている状況となると、なかなか判断に迷うこともあり、結局使わないで収めることもあるのだ。

たとえば『やおら立ち上がって檄を飛ばした』は『ゆっくりと立ち上がって主張した』が本来の意味だが『急に立ち上がって励ました』という印象のほうが強い気がする。そういう場合はもう単純に『ゆっくりと立ち上がって主張した』とそのまま書くようにしている。ややこしい言葉で格好付けるよりも、簡単な言葉で分かりやすく伝えたほうがいいと思っている。

[一日三報]
[産経新聞] 【関西の議論】実は間違い、横断歩道「手を上げて」

指導されなくなっていたのは知らなかった。
車乗りとしては、せっかくいい方法なのだから、むしろ積極的に指導を徹底して欲しいと思う。
可能なら両手を上げてもらってもいいくらいだ。
逆に、夜道を走行する自転車で、ライトも点けず、黒い服を着て、スマホを見ながら運転しているような者は、車で撥ね散らかしても無罪とする法律も作って欲しい。

[ひょうご経済+] 「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功 多木化学

量産化されて販売されるようになると、いつの間にか名前が変わっていると思う。
『ほぼマツタケ』とか。

[WIRED] その「いいね!」に意味はあるのか? SNSの「義務的な反応」に見るコミュニケーションの本質

「いいね!」を付けることの意味に悩んで、「いいね!」を付けることをためらい、「いいね!」を付けそびれたために相手からの「いいね!」に罪悪感を抱いてさらに悩んでしまう。
みんなもっと気軽に「いいね!」と言えたらいいのにね、とか言い出しかねない面倒な世の中。
なお私の「いいね!」は、「見ました」的な意味であり、それ以上でもそれ以下でもない。



10月9日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
先週4日には弊著新刊の『読んではいけない殺人事件』が無事に刊行されました。配送の都合で書店への陳列が一日二日遅れたところがあればお詫びします。また、もし書店に並んでいなければ店頭でご注文いただけると助かります。ご注文いただけると書店からも『そうか買う人がいるのか』と思われて、注文を増やしてもらえるので大変ありがたいです。

7月に刊行された『ハイエナの微睡 刑事部特別捜査係』からあまり間を空けずに新作が刊行されたのは、狙った訳ではなく単にタイミングがそうなっただけです。書籍というのは書いた刷った売ったとトントン拍子に進むものではなく、出版社の都合やら何やらで間を空けられてしまったり、逆に意外と素早く刊行されたりするものです。だから今回は立て続けとなりましたが、次はしばらくかかるかと思います。というか、今まさに次の作品を執筆しているところです。どうか気長にお待ちいただければ幸いです。

小説家の仕事というのは、偉そうに言うと芸術家・アーティストの作業ではありますが、一方では今のご時世それもビジネスなわけで。希望としては家電製品やお菓子のように、ペースを保って毎年きちんと新製品を出したいという思いがあります。とはいえ、なかなかそううまく事が運ぶものでもなく、捗らない執筆に悶々としながら日々活動しております。この仕事、時給に換算したらどれだけ安いんだ、とか、こんな仕事ぶりじゃ会社だと絶対にクビになるとか、そういうことを思うと落ち込むので、あまり考えないようにしています。一刀彫とか、そういう仕事に近いかもしれません。やっぱり芸術家になるのかも。

そんな怠惰でネガティブな私ですが、読者の皆様のお陰で何とか続けられています。お手紙やメールで励ましていただかなくても、黙ってご購読いただけるだけで励みになり、また次の作品へと繋げられています。改めて御礼申し上げます。
そしてまた次作もよろしくお願い申し上げます。

[一日三報]
[ITmedia] 脳同士をつないで意思疎通できる「BrainNet」 ワシントン大学など開発

テレパシーにせよテレポートにせよ、超能力も機械の力を借りて、いつか実現する日が来るんじゃないかと思ったり。
頭の中に小さなチップを埋め込んで、コンピュータを介して思考したり、会話をしたり。
行き着く先は人とAIとの融合か。
真っ先に退化するのは声を発する器官かもしれない。

[日経新聞] 資生堂、ストレス臭の原因物質特定 ケア商品に応用

ストレスフルな上に臭いとは酷い話。
中崎タツヤの漫画「じみへん」に、「我々はそんなに臭いのか!」と訴える話がありました。
記事にもある通り、資生堂はかつて加齢臭を「発明」しました。

[ロイター] ロシアで巨大アイフォーン型墓石、アップル勤務の女性しのび

そんなにか。
どうせならQRコードじゃなくて、タッチパネルと中身も搭載すれば良かったのに。



10月2日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
お待たせしました。新刊のご案内です。
SNSでは既に告知済みですが。

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『読んではいけない殺人事件』

著者 椙本孝思
出版 実業之日本社
価格 800円(税込)
発売日 2018年10月4日
紹介ページ(実業之日本社)

(あらすじ)

「覗ける」としたら、あなたは、どうする?
他人の心が読める「読心スマホ」の力を持った美島冬華は、勤務先の後輩で学生時代から仲の良い阿南十萌からストーカー被害の相談を受けた。犯人は社員の瓜野道貴課長だという。同期の沖田悠人の協力もあり、一度は解決の兆しを見た事件だが、冬華が覗いた瓜野の心の中には、決して見逃すことのできない驚愕の「記憶」が映し出されており――!?

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掟破りの能力を持った女が主人公のミステリー。犯人の心が読めても解決できない事件とは? 心を読むとはどういうことか? そんな想像を追及して描きました。10月4日発売予定です。何卒よろしくお願いいたします。

[一日三報]
[AFP] 受刑者の更生に牛が一役、スウェーデンの農場刑務所

私は日本の受刑者も農場や牧場で働くのがいいと思うのだが、あまりそうはなっていない。
刑務作業といえば封筒貼りや木工細工や金属加工など、それがダメとは言わないけれど、なんだか暗くて地味で面白そうには思えない。
農場で米や野菜でも作らせれば、運動にもなるし、人や動植物との触れ合いにもなるし、役割分担や社会の仕組みも分かってくると思うのだが。
それで世間にも安く販売すればみんな嬉しいと思うのだが、どうか。

[ITmedia] 自動運転車でデートするVR トヨタ紡織などがコンセプト展示

家に自分の居場所のない男の人は、大きな車を買ってプライベート空間を確保する傾向にある。
それはともかく、将来的には車に乗って行き先をポンと入力すると、後は到着まで昼寝したり読書したりイチャイチャしたりという時代になるのだろうなと思う。

[CNN] ポルトガル沖に沈没船、「十年に一度の大発見」

すごい! わりと頻繁に見つかっている!