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8月14日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
インターネットで見た英国BBCのニュース記事に面白いものを見つけた。
それは書籍を読む前から次々と買い集めてしまう、いわゆる「積ん読」に関する話なのだが、記事によると英語圏でもこの行為は「Tsundoku」と呼ばれており適当な英語名は存在しないそうだ。

もちろん「積ん読」が日本人固有の習慣ということはなく、外国人でもそういう人は多い。「積ん読」に近しい使われ方として「ビブリオマニア」があるが、これは日本語にすると「(古書などの)書籍蒐集癖」に近い意味となるだろう。「積ん読」をする人は別に書籍自体の希少価値を見て集めているわけではない。新刊でもなんでも読みたいから買い集めているだけだ。

ビブリオマニアとはまた違う話かもしれないが、以前に出版社の方と話していた際に「申し訳ないですが新刊はハードカバーではなく文庫での出版にさせていただきたい」と言われたことがある。それは一向に構わないが、なぜ申し訳なく思うのかと尋ねたら、作家の中には大きなハードカバーの書籍こそが正式な書籍であり、文庫本はその廉価版、すなわち安売り品であると思う方もおられるそうだ。歴史的に見れば確かにそうなのだが、今どき外見ばかりが大きい書籍を求める人も少ないだろう。そもそも私の著作はそんな類のものでもない。作って買って読んでいただけるなら、形式はなんでもいい。そのうち新刊は電子書籍だけということにもなるのだろう。

電書籍が主流になると「積ん読」という言葉も死語になるかもしれない。代わる言葉として「ダウンロー読」と呼ぶのはどうだろうか。弊著「ハイエナの微睡」も文庫版と電子書籍版が発売されている。「積ん読」でも「ダウンロー読」でもいいので手元に置いていただけると嬉しい。

[参考サイト]
Tsundoku……積ん読 それは本を買い、決して読まない技 - BBCニュース

[一日三報]
[CNN] 「メタルのフェスに行きたい」、老人ホーム抜け出すも途中で保護 独

テレビなどで高齢者介護施設などの様子を見ていると、よく入居者が揃って歌ったり手振りをしたり何か作業をしている。
非常に和やかなムードで心身の健康にもいいのだろうけど、将来もし自分があの中に混じることを想像すると耐えられないものがある。
いや、それはまだお前がそうじゃないからだ、ということなのだろうけど。
だからメタルのフェスに行きたいという気持ちはとてもよく分かる。
そして私はたぶん気難しい独居老人になると思う。

[らばQ] 「本の最初のページを開いたら、いきなり145ページだった…」著者が語るユニークな理由

気持ちは分からなくもないような。
まあページ数なんて、どこまで読んだかの印みたいなもの(あるいは著者や編集者による落丁の防止)だから、数字なんていくつでも良かったりする。
でも私としては、むしろ作品の1行目は1ページであって欲しいとも思う。
だいたい3,4ページくらいから始まるから。

[ITmedia] 後続車にメッセージを伝えられる車載向け透明LEDパネル「3Qsign」

渋滞で前の車にこんなことをされたら、微笑ましくて追突しそうになるよね。



8月7日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
好きな作品、影響を受けた作品はなんですか? と質問を受けることがある。いつも言葉に詰まってしまい、いやあ、なんでしょうねえと、歯切れの悪い回答になってしまう。ないわけではない。ありすぎて答えようがないのだ。

小説作品となると、ありとあらゆる作品が気に入っており、影響を受けていると思う。真っ先に填ったのは安部公房だが、ミステリとなると島田荘司かもしれない。でも本当に好きなのは荒俣宏かもしれないし、夢枕獏かもしれない。一時、文豪と呼ばれる人たちの作品を読もうと思い立って、夏目漱石だの芥川龍之介だの太宰治だのと、国語の教科書に載っているような作品を読破した。大江健三郎と長野まゆみはいつまでも本棚に並んでいるし、ミステリに戻ると綾辻行人、法月綸太郎、我孫子武丸、有栖川有栖など新本格も大好きだ。横溝正史、高木彬光、松本清張、連城三紀彦なども言うに及ばず。『魔神館事件』を初めとする黒彦君の作品には夢野久作の登場人物の名を組み替えて使い、数年前には江戸川乱歩を再読破してやっぱり凄いなと感心した。他にもまだまだ、じゃんじゃんと名が上がり、どれが一番かなんて到底決められそうにもないのだ。(敬称略)

また小説作品自体も自分の中では一つの嗜好に過ぎず、漫画や音楽やゲームとなるとさらに収集が付かなくなってしまう。小説を書いていると漫画のワンシーンが思い浮かぶし、バックでは絶えず音楽が流れて、ゲームのように自分が参加している気分になる。そしてある時は昆虫に填って学術文献を漁り、子ども向けの図鑑に読み耽り、最近では「ハイエナの微睡」で書いたように動物のドキュメンタリー番組をよく観ている。それら全てが面白くて堪らないのだ。

というわけで、あなたが影響を受けた作品はなんですか? と問われても、何とも言えなくなってしまう。強いて言えば全ての作品、さらには人生という作品そのものの影響を受けたと言えよう。でも多分そんな答えは望まれていないだろうから、座右の銘のように一つ絞っておいたほうがいいかもしれない。やっぱり結局、総合力だと江戸川乱歩と手塚治虫だろうか。でもどちらも小器用過ぎるのが好みじゃないんだよなあ。

そんな苦手な質問にも頑張って答えたインタビュー記事が、下記に掲載されている。私が普段何を思って小説を書いているか、何に影響を受けたと答えているか、ぜひご一読ください。

『ハイエナの微睡』刊行記念 椙本孝思インタビュー 警察小説への挑戦状~リアリティの追求と破壊 | カドブン

[一日三報]
[産経新聞] 酷暑で蚊もへたばった? 殺虫剤売り上げ10%減、梅雨の短さも影響か

「へたばる」って方言だと思っていたが、どうやら標準語として通用するものらしい。
今回の猛暑はその高さもさることながら、夜もほとんど緩まず、連日に渡って高温が続いたことも異例だろう。
昆虫にとってはそのほうが厳しかったと思える。
とはいえ、そんなことでは滅びないのも昆虫。
どうせまたすぐ、じゃんじゃん出てくるだろ。

[Gigazine] 「命乞いするロボットの電源を切るのは難しい」ことが最新の研究から明らかに

今日のデイジーデイジー。
そんなことはHAL9000の頃から知っていた。
それでも私らは、まだロボットを機械として見ているので、いざとなったら容赦なく電源を切れる。
世代が代わって、人間と区別の付かないロボットが幼少の頃より身近な存在になれば、簡単には切れなくなると思う。
「対象ロボットの許可なく無断で電源を切った罪」みたいな法律もできると思う。

[ウェザーニュース] スマホ、パソコンの“熱中症”には10円玉が効く!

だったら、その10円玉で電話すりゃいいじゃん。
なんて思った私は、多分もうだいぶ色々と、古い人なんだと思う。