the shadow of silver
SOS日記本メルマガ掲示板プロフィール

PR

ヒトガタさま


へたれ探偵
―祇園小町の神隠し―


彼とわたしの静かな夏


蜃気楼の塔


ミルキ→ウェイ☆ホイッパ→ズ
一日警察署長と木星王国の野望



読んではいけない殺人事件



ハイエナの微睡


archive

Twitter
Facebook


7月7日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
享和三年癸亥の春、二月廿二日の午の時、常陸国のはらやどりという浜辺に奇妙な舟が漂着した。
それは香箱のような円盤形で、長さが三間あまりあり、硝子の障子に鉄の底を持ち、見たことのない文字が書かれていた。
そして浜の者たちが中を覗いてみると、赤い髪に桃色の肌を持った奇妙な装束の婦人が乗っていた。
婦人は何か言葉を口にしたが、それは誰にも理解できなかった。
また小さな箱を大事にそうに持っていた。
浜の者たちはどうしようかと思案したが、これは外国の舟で外国の人間かも知れず、そうなると役人に報告せねばなるまいと考えた。
しかし報告すればこの婦人は死刑となり、また見つけた自分たちも罪を問われるかも知れないと恐れた。
そして話し合いの結果、運を天に任せるしかないと判断して、婦人を乗せた舟を再び沖へと追いやった。

曲亭馬琴が1825年に刊行した『兎園小説』には『虚舟(うつろぶね)の蛮女』としてこのような話が図入りで記されている。
同様の話は他にも七つ確認されており、『虚舟伝説』として現代にまで語り継がれている。
江戸時代に漂着したUFOの証拠だとか、曲亭馬琴の創作に過ぎないとか言われているが、その結論は未だに解明されていない。
私が興味深く感じているのは、『虚舟の蛮女』の記述内容が、世界各地のUFOや宇宙人の目撃談を記述した『書き方』に似通っていることだ。
異様に具体的な日時、報告書のように詳細な描写と絵、そうでありながら、あくまで伝聞という形を取って真実をぼやかし、逃げただの死んだだのという理由を使って証拠は何も残っていないと結論づけている。
まさしく『古代の言い伝え』のお手本のような書き方だと感じた。
よって、世界各地の伝説が真実ならば、きっとこの話も真実なのだろう。
その逆であるとすれば、この話も曲亭馬琴か他の誰かの創作なのだろうと私は思う。

先月6月17日午前8時20分、宮城県内の上空に白い球場をした謎の物体が飛行しているのが目撃された。
物体は上部が白い球体で、下部には十字型の機器のようなものが付いていたという。
仙台市危機管理室は陸上自衛隊、第2管区海上保安本部、県警、国土交通省、仙台空港事務所、仙台管区気象台、国土地理院、東北大に問い合わせたが、有力な情報が得られなかった。
飛行物体は沿岸方面へ向かうと、午後3時40分、曇り空に隠れて見えなくなりそのまま行方知れずとなった。
以後、落下物も発見されず、正体は未だ判明していない。

これは創作ではなく実際にあった出来事で、写真や映像にも記録されている。
まさに現代の虚舟、場所もそこそこ近いのが面白い。
そして虚舟では見つけた人は役人の追求を恐れて見逃したが、現代では政府や行政が被害なしとコメントすると、一般市民のほうがもっと追求せよ、危機管理がなっていないと不安と憤りに駆られているのも興味深い。
私の見方としては、どこかの誰かが観測か実験か遊びのつもりで浮かべてみたら、予想以上に高度が上がって流されてしまい、多くの人に目撃されてしまったので自分の物だと言うに言えなくなってしまったのではないかと思っている。

百年ほど経てばこの白い球体も古代に飛来したUFOの証拠として語られるのか。
いや、忙しい時代なので多分再来月には忘れられてしまうのだろう。
伝説には成立したタイミングも重要だ。

[一日三報]
[CNN] 米ツイッター、プログラム用語の「マスター」「スレーブ」の利用停止

[BISINESS INSIDER] 「マスター」「スレーブ」といったプログラミング用語の置き換えが加速

いよいよ坊主も袈裟もと騒いでいる感じ。
でもまあ、こういう用語は割と適当に付けている場合も多いので、変えていってもいいのかも。
どうせなら「ジェダイ」と「パダワン」に置き換えればいいんじゃないかと。

[東京新聞] 渋沢栄一のアンドロイド完成 深谷市の記念館で3日公開

ちょっと毛沢東さんに似ている渋沢翁。
どうせなら声も似た声優ではなく音声合成で作って欲しかった。
アンドロイドの定義はよく分からないが、自動人形という意味でとらえればいいのか。
その完成形が人間そっくりになるということであるとすれば、これも総合芸術と呼べるものかもしれない。

[Gigazine] ネコと一緒に写真を撮った男性は「魅力的ではない」と見なされることが判明

まあ女性でも、お前じゃない、猫を写せって場合もあるかと。