the shadow of silver
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9月23日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
シュレーディンガーの猫とはオーストリアの物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが発表した物理学の思考実験である。
箱の中に1時間の間に50%の確立でα崩壊を引き起こすラジウムを入れ、さらに放射線測定器とそれに接続された青酸ガス発生装置も入れて、最後に猫も入れたとする。
ラジウムが放射線を発生させると測定器が反応し、それに伴い青酸ガスが箱の中に充満して猫を至らしめるという仕組みだ。
その際、実験開始から1時間後、箱の中の猫は生きているだろうか、死んでいるだろうか。
シュレーディンガーの見解、というか量子力学的な結論は、生きている状態と死んでいる状態が重ね合わせになっている、ということだ。

詳しい解説はなかなか難しいので省略するが、それはともかくとして、この実験は内容にインパクトがあるのかインテリジェンスを装えるのか、しばしばミステリ小説の題材もなっている。
ミステリ好きは大体、密室と猫と殺しが好きなので、この実験には全て含まれているからだ。
これが「シュレーディンガーのネズミ」とか「シュレーディンガーの虫」とかだったら、恐らく注目されなかったはずだ。
なお「箱の中の状態を知る方法」といえば、現代では箱を開けなくても判別する術は多くある。
放射線や電磁波のレーダーを駆使すれば、建物の中から地中も宇宙も軍事施設の内部も確認できるので、箱内の猫の生死も分かることだろう。

最近の研究ではラジオやテレビや携帯電話で使用されているRF信号を使って部屋内などの状況を知ることもできるらしい。
魚群探知機のように遮蔽物があるとその形に沿って信号の変化を認識できるので、体の形や動きを捕捉することができる。
さらにそれをAIに判別させて立体化、映像化することで、どこで何をしているのかが分かる仕組みも作られているようだ。
この方法を用いれば、プライバシーが保護された状態で人の動作を知る有効な手段になるかもしれない。
高齢者やアルツハイマー病を患っている人が、ちゃんと起きているか、寝ているか、生活が送れているかを、監視カメラに頼ることなく確認できるだろう。

もっとも、あまりお手軽になってしまうと盗撮に転用されそうな気もする。
知らない内に家のWi-Fiに活動を全て探られてネットワークに送信されていたとしたら、なかなか恐いだろう。
受信した電波信号を元にAIが作成した映像は、実物を監視・盗撮したと見なされるのか、という新たな議論を生むかもしれない。
高性能電波信号の行き着く先は、電波信号一切拒否の世の中ではないかと思う。

[一日三報]
[RICOH] 「紙」に印刷すると間違いに気づく理由 =「画面」にはない脳の働きとは?=

興味深い研究。
物書きさんは実感している人も多いのでは。
もう一つ付け加えるとすれば、自分で書いた文章は間違いに気づきにくいというところか。
私はもう自分の目は一切信用していません。
小説の誤字や脱字は著者ではなく校正者のミスです。

[CNN] マスク非着用の住民に墓穴掘りの罰則 インドネシア

色んな意味で問題がありそうな制度。
しかし日本でのマスク非着用によるトラブルを見ていると、何の法律も罰則も定めていない空気感による強制にも限界があるのではないかと。
しっかり法制化されていないから、独り善がりな正義の味方も跳梁跋扈するわけで。
もうトラブルメーカーも正義の味方も墓穴に埋まってやり合っていろと思ったり。

[Gigazine] 人を笑わせ、そして考えさせる「イグノーベル賞」の2020年度受賞研究が発表、日本人は14年度連続受賞

恒例行事。
しかし気になるのは、以前にどこかで見知ったニュースが選ばれていること。
世間における情報伝達のスピードがあまりにも苛烈なために、イグノーベル賞ももはや「今年話題のおもしろ実験大賞」になりつつあるのかも。



9月15日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
ウシのお尻に「目」を描くとライオンに食べられなくなるという実験がある。
アフリカでは家畜が肉食動物に襲われる被害があり、またそれを防ぐために畜産業者が希少な肉食動物を殺害するという悪循環が起きている。
しかし柵を作ったり平和的に肉食動物を追い返したりする方法は非常にコストがかかるため、なかなか有効な手段がない状況が続いていた。

そこでオーストラリアの研究チームが放牧しているウシのお尻に大きな「目」の模様を描いたところ、ライオンが襲わなくなるという実験結果が得られた。
ライオンは獲物を背後から襲って仕留める習性がある。
お尻に目があると、まるでこちらを向いているように見えるので襲えなくなってしまうようだ。
この方法ならコストもかからず、肉食動物を殺害することなくウシを安全に守れるので畜産業者も受け入れやすいだろう。

「目」の模様で天敵からの捕食を避けるというのは、昆虫、特にチョウやガの世界ではよく知られている。
「眼状紋」(がんじょうもん)と呼ばれており、ジャノメチョウなどはそのまま翅に付いた蛇の目模様が名前の由来となっているのだ。
また人間社会でも「監視カメラ動作中」や「ドライブレコーダー搭載」のステッカーを貼って、空き巣や煽り運転の被害を避ける方法がある。
それがどこまで有効かは手元にデータがないので分からないが、まあ悪者も少しはためらうのかもしれない。

なお先に書いたウシのお尻については、肉食動物が偽物の「目」に慣れてしまう可能性もあるので、これもどこまで効果的な手段かはまだ分からないらしい。
これはガの翅に「目」があり、ウシのお尻には「目」のない理由かもしれない。
鳥や爬虫類は騙せても、ライオンやハイエナにはすぐに見破られてしまうからだろう。
また全てのウシに「目」を描くと結局どれも均一に襲われてしまうのではないだろうか。
もしかすると、肉食動物も草食動物を「正面」から襲う技術を獲得するような気もしている。

近頃、日本の北関東では養豚所の子豚を大量に窃盗する事件が多発しているらしい。
この犯人は人間なので「目」を描いたところで効果はなく、監視カメラを避けることもできるので肉食動物よりもさらに厄介だろう。
これなぞいっそ賞金を賭けて「豚泥棒ハンター」を募ってみてはどうだろうかと思う。

[一日三報]
[CNN] しま模様に着地できないアブ、コントラストの高さが要因 英研究

あらためて見たらシマウマって凄く変わっているな。
小さなアブも大量発生するとシマウマの生命を脅かすこともあり、また卵を産んで幼虫を寄生させるウマバエなども存在するわけで。
シマウマにとってはライオンよりもアブのほうが危険なのだろう。
柄の濃い馬が生き延び続けて数を増やして、やがてこんな風なくっきりの縞模様になったのかなと。

[WIRED] 太陽光発電施設で起きている鳥の大量死、その「謎」をAIが解き明かす

なおまだ解き明かしてはいない模様。
なんか感電するか日焼けするかで死ぬこともあって、その上他の動物や昆虫が入りにくい場所だから、いつまでも死骸が残り続けているからそう見えるんじゃないかしら。
なんにせよ、人類が動くと必ず自然は破壊されると知るべきでは。

[techcrunch] LGがマスク型空気清浄機を発表、H13グレードHEPAフィルターを搭載

今日のいらないけど欲しいもの。
多分色んな箇所でまだ改善の余地はあるだろうけど、いち早く作って発表する姿勢は評価したい。
そのうち生身で口をさらすなんて有り得ないってことになりそう。



9月8日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
米マイクロソフト創業者で大富豪のビル・ゲイツ氏は先月30日、親友の大富豪ウォーレン・バフェット氏の90歳の誕生日を祝って、エプロン姿でケーキを作るユーモラスな動画を公開した。

[CNN]ゲイツ氏がエプロン姿でケーキ作り、親友バフェット氏の90歳祝い

ウィンドウズの産みの親から大富豪の篤志家になって早15年ほど経つゲイツさん。
ご老人同士の交流動画ながら、明らかにプロの撮影と編集の技術が窺えて、この動画を作るスタッフがいるというのが面白い。
目的はよく分からないが、陰謀論好きとしては、やはりこのアピールだけでも株価がガックンガックンと上下するのだろうなと邪推してしまうのだ。

さらに興味深いのは、ゲイツさんが友人と呼ぶ投資家ウォーレン・バフェット氏の食生活ではないだろうか。
ウィキペディアによると野菜なしのハンバーガーとチェリーコークを愛し、特にチェリコークに至っては一日何本も飲むほどの偏食家らしい。
なおチェリーコークはコカコーラの商品で、アメリカでは熱狂的な愛飲家もいるが、日本では独特の風味と強烈な甘さから定番化しなかったものだ。
バフェット氏はそんなものをガバガバ飲んでいながら、90歳にして未だ現役で活躍しているのだから、凄いというか呆れるというか、多分この人にとってはそれがベストな選択なのだろう。

一日14品目を取りなさい、バランスの良い食生活を心がけなさい、塩分と油分は控えなさい、炭水化物は肥満の元、恐らくそこに間違いはなく、健康な日常を送るためには大切なことだと思う。
特に子供や成長期の若者にとっては健全な発育に関わる重要な指導でもあるだろう。
しかし大人になってからの、特に長寿に関して言えば、結局のところ遺伝子と胃腸の性能によって決定づけられているような気がしている。
何を食べていても長生きできる人は長生きできて、健康的な食生活を守っていても早死にする人は早死にするしかないようだ。

『配られたカードで勝負するしかないのだ』はスヌーピーの名言だったか。
ハンバーガーとチャリコークだけで90歳まで生きて、投資家として大成功を収めるなど、まさに全人類77億分の1の確率に違いない。

[一日三報]
[ロイター] 米アマゾン、外国からの種子販売を禁止 謎の送り付け相次ぎ

例の謎の種事件。
今まで特に問題ではなかった模様。
ネットは割と緩い感じで取引されていることが多い。
古物商許可とか、結構いい加減に扱っているような気もしたり。

[CNN] 初代市長の心臓を発見、言い伝え通り噴水内に ベルギー

今日の伝説。
ここからさらに言い伝えがさらに広まる気がしたり。
キリスト教の「聖心」しかり、「心臓信仰」は西欧圏で割と強い印象がある。
噴水も「豊富な水」と「生きている街」の象徴であり「街の中心」として扱われている感があるわけで、そこに心臓を埋めたことにも理由があるのだろうなと。
初代市長の心臓を取り去ったら、街が一気に寂れていったとかなったりして。

[共同通信] 藤井二冠を殺害予告疑いで追送検 無職男「将棋が嫌い」

ただひとつ明らかなのは、犯人は将棋が大好きか、かつて大好きであったのだろうということ。
将棋が嫌いなら藤井さんにも将棋連盟にも興味ないだろうし。
やったことは駄目だけど、色んな思いがあったのかなと。



9月1日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
アメリカ企業のマイクロソフトやウォルマートが、中国のバイトダンスが運営するビデオアプリTikTok(ティックトック)のアメリカ法人を買収しようとする流れを興味深く見ている。
アメリカ政府はTikTokに対して、ユーザーの個人情報を収集していると主張しているが、誰がどう見ても言い掛かりめいていて、彼の国もえげつないことをするものだ。
世間ではファーウェイのスマホは個人情報を中国に流しているとか、LINEは韓国と繋がっているから危ないという話をよく聞くが、私の見解としては、グーグルやマイクロソフトはアメリカに情報を流しているし、そもそも日本政府も多くの個人情報を違法に取得している可能性があると思うのだが、なぜそちらを問題視しないのか不思議でならない。
まあ日本政府のほうは、逆にもうちょっとしっかり管理してよと思うことも多いけど。

TikTokというアプリの中身については語るまでもないが、その成り立ちはなかなか面白い。
開発元のバイトダンスは元々「抖音」(Douyin)というサービスを中国本土に提供していたが、アメリカのIT企業を買収した後にインドネシアでTikTokという名前に変えてサービスを開始した。
それが隣国のタイで大ヒットした後、日本やアメリカにも乗り出したという経緯だ。
TikTokをサービス提供当初から注目していた人は、あれってタイのサービスだったんじゃないの?と誤解している理由もそこにある。
ちなみにかつて「6秒動画」として話題になった「Vine」はツイッターとTikTokによって追いやられたが、今は「byte」として再出発をはかっているらしい。
こちらはグーグルを持つネットの巨人アルファベットが有しているので今後発展する可能性もあるが、まあちょっと難しそうな予感もしている。

それにしても、以前は動画を撮影して編集して加工してネットにアップロードするまでには結構な知識と努力が必要だったが、今は随分と簡単になったものだ。
スマホで撮ってポチポチタップするだけで、なかなか魅せる動画が作れて即座に投稿できる、この簡単かつクリエイティブっぽいところがユーザーの遊び心を刺激するのだろう。
アメリカが懸念しているのは、実は個人情報や収益ではなく、この若者たちの心が奪われることなのかもしれない。
大国ではITとスマホによって国民の思想や思考を操作されることに危機感を抱いているように思う。
それで中国は検閲を強化して、アメリカでは買収による取り込みが盛んになっているのだろう。
なんにせよ、巻き込まれる企業とユーザーは良い迷惑か。

[一日三報]
[共同通信] 疫病退散にマンボウ?、和歌山 江戸時代の不思議な木版画展示

まああのビジュアルを見たら、何かご利益がありそうな気もするかも。
そういえばコロナの影響で疫病退散とばかりに妖怪アマビエが注目されたけど、この現状を見る限り、そろそろご利益はなかったと判断すべきではないかと。
それとも、アマビエのお陰でこの程度の被害で済んでいると見るべきなのか、どうか。

[NHK] 公園のセミ食べないで!? どういうこと?

今日の昆虫。
不景気の煽りか、セミを食材と見る外国人勢力の暗躍か。
養豚所でブタの盗難が相次いでいる事件と、同じ流れがあるんじゃないかと。
昆虫食界隈でセミ食はとくに珍しいこともなく、また人類史を紐解いても世界各地で普通に食されているものです。
それにしても「食べないで」の話題を報じておきながら、ニュースの途中でセミ料理を紹介して「ぜひお試しください」というのはどうかと。
でも山野のセミならまだしも、都会の公園にいるセミは色々と問題あるから食べないほうがいいよ。

[CNN] 米KFC、新型コロナで長年のキャッチフレーズを封印

ケンタッキーにはあまり興味がないのでこのキャッチフレーズも知らなかったが、日本では使われていないんじゃないかと。
たぶん汚らしいとかお行儀が悪いという印象があるのかもしれない。
アメリカではプレゼントの包装紙をビリビリに破るのが「待ちきれないよ!」というイメージがあるので良いとされる風潮もある。
セロテープ部分からきちんと剥がして、折り畳んで引き出しにしまっておく日本には馴染みにくい感覚だろう。
一方でカーネルおじさんの人形を店頭に飾るのは日本発祥で、アメリカに逆輸入されたとか。
文化の違いは面白いというか、KFC日本支社のプロモーターって相当切れる人だったんだろうなと。