the shadow of silver
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8月31日(火)
明日から9月ということで、関西の学生・生徒・児童さんたちは一斉に夏休み明けになります。
でもウェザーニューズで週間天気予報を確認したところ、最高気温が36、37、37、36、37、36℃と、体温でいうと平熱と微熱を繰り返しているような酷い気候が続くみたいです。

もし、夏休みという期間が設けられている理由に「避暑」という意味も含まれているとすれば、まだ開校するべきではないようにも思います。
「9月になったから」って理由だけでは、もはや通じない世界となっているようです。

まあ、夏休みが今や昔となってしまった私としては、どうでも良かったりもしますが。
学校にせよ職場にせよ、冷房のない環境におられる方は、適当にサボっていきましょうね。


[一日一報]
[AFP] 「モスクのコーランがうるさい」、スピーカーのケーブル抜いた米国人を逮捕 インドネシア

罪状は「器物損害」ではなく「神に対する冒とく」。
お国が変わればもの犯罪も変わる。
法律なんて、所詮、みんなが決めたルールでしかないと再認識させられました。



8月30日(月)
[一日一報]
[ロイター] キノコ大発生のイタリア、山の幸に夢中で18人死亡

イタリア人の陽気っぷりはすごいな、違うかもしれないけど。
ていうかそれって、やばいキノコじゃないの?

[本日の独言(ひとこと)]
春先から週に何度かジョギングを続けている。昨今のジョギングブームに乗ったというよりも、30歳を過ぎて体力の衰えを如実に感じ始めていたからだ。ただでさえ少ない基礎体力が衰え出すと、もはや悲惨な状態になる。「走る」という基本運動が失われてしまうことにも危機感を抱き始めた。まあ、ジョギングブームだって似たようなものだと思うが。

もうひとつ期待しているのが、いわゆる「ランナーズ・ハイ」という現象の体験だ。長時間走り続けることで脳内麻薬とも呼ばれる「エンドルフィン」が分泌されて高揚感が得られるというものだ。脳内麻薬は主に体が疲労や衝撃によって痛め付けられた際に、苦痛を緩和するために分泌されるそうだ。マラソンランナーはこれがあるから、辛い長距離を走り続けられるとも言われている。

ただ、苦痛によって分泌を促されるとしたら、何も42キロも走る必要はないと私は考えている。筋肉の疲労と酸素の供給不足がスイッチとなるならば、体力のない者なら少ない運動でも同程度の苦痛を得られるのではないだろうか。私が期待しているのはそこだ。そうでなければハツカネズミのように走り回る気など起きなかっただろう。

ちなみに、物書きの間では「ライターズ・ハイ」というものもあると、まことしやかに囁かれている。集中力と苦痛が極限に達すると、天啓を得たかのようにスラスラ書ける状態になると言うのだ。フランスの文豪バルザックはそのような状態で何時間も書き続けられたという。また人に聞いた話では、巨匠・北方謙三もそんな風な執筆スタイルだそうだ。どちらも見た目がハードボイルドな男前であることも重要な要素なのかもしれない。

「ライターズ・ハイ」についても、残念ながらまだ明確に体験したことはない。まだまだ苦痛が足りないのだと言われれば、返す言葉も出てこないのだ。


8月29日(日)

(神戸 ワールド記念ホール。会場内は撮影厳禁なのでこれだけ)

今日はお仕事で「神戸コレクション 2010 A/W」に行ってきました。
「神戸コレクション」とは何かというと、「公式サイト」(音アリ)参照ということで、まあ要するにファッションイベントです。
いわゆるひとつの「リアルクローズ」をテーマに、今年の秋冬に流行するブランドとスタイルを先取りして、ファッションショースタイルで紹介するという「女子力120%」なイベントです。
お仕事と言っても、私がランウェイした訳ではないのでご安心ください。

イベントは人気のブランドやモデルさんが登場し、シークレットなゲストもサプライズで盛り上げて終日大賑わいでした。
そして来場のお客さんも、こういう場に来られる訳ですから、さすがにオシャレさん揃い。
単なるファッション好きとは一線を画す情熱が感じられました。
ほら、アニメやゲームが好きな人でも、それ系のイベントにまで足を運ぶとなるとよっぽどのもんじゃないですか。
つまりはまあ、そういうのと同じパワーがあると思いました。
ネット的にいうと、「オタク」と「スイーツ」の差と言いますか。
ぶっちゃけ、ベクトルが違うだけで結構近いものがあると私は思っています。

ということを踏まえた上で、私が印象に残ったことと言えば。
やっぱり昨年あたりから「森ガール」を意識して、「パプテマス・シロッコ」みたいな頭飾りが増えているなということでした。
分かる人だけ、分かってもらえればいいです。
みんな「木星帰り」っぽく、ステキにズレていました。

[一日一報]
[AFP] 「ほとんどの海兵隊員は同性愛者と同室になりたくない」、米海兵隊司令官

もの凄い数の女子を見たので、中和のために男子なニュース。
法律があるというのもおかしな話ですが、法律がないと今度は同性愛者へのイジメを増やしてしまいそうな気もします。
最初から除いておくべきか、平等を選んでかえって陰湿な差別を助長させてしまうか。
なかなか難しい問題だと思います。
あと司令官の胸、勲章じゃらじゃら。


8月28日(土)
毎日、暑い日が続いて嫌になります。
でも考えてみると、暑い日が嫌な理由って、人間と他の動物との間では随分と違うような気がします。
普通、動物が「暑さ」を嫌う理由は、その「熱」によって疲労させられるからでしょう。
でも人間の場合、それ以上に「汗」による不快感が大きいように思います。
汗をかくと服が濡れる、化粧が崩れる。
現代人が「暑さ」を嫌う理由は、そこにあります。
朝の通勤で汗をかいた時の凹みっぷりには異常なものがあります。
決して「熱」には負けていないのに、もうその日のやる気が完全に削がれてしまいます。

昔の人が暑さに強かったのは、今の人よりも汗を気にしなかったのではないでしょうか。
逆に言うと、汗さえかかなければ暑さにも結構耐えられるのではないかと思いました。

そんなことを考えながら、暑さにすこぶる強い動物として有名な「ラクダ」についてwikiってみました。
するとその内に、ラクダの高性能ぶりに驚かされて、何だかもうどうでも良くなりました。
すごいよねラクダ。
フタコブラクダが絶滅寸前だとは知りませんでした。
[一日一報]
[CNN] 新種の細菌が原油分解を加速か メキシコ湾流出現場

凄いよね地球。
昆虫にしてもそうだけど、何でそんな奴がいるのって生物が、当然のように存在しているから驚きます。
そして、それらが想像も付かないほど複雑なネットワークを繋ぎ、大自然のシステムを作り上げているのです。
人間だけがいつも仲間外れにされているような気がします。
エデンの園を追われたって、こういう意味だったのかもしれませんね。
だから、賢くなるしかなかったんでしょう。


8月27日(金)
近ごろなぜか話題となっている「戸籍上生存老人」の話。
何の使命か、マスコミがこぞって報道を続けていますが、今日はどうやら壱岐で200歳の老人が確認されたそうです。
1810年生まれということで、ショパンや国定忠治と同じ歳だとか。
むしろショパンと国定忠治が同じ歳だったことに驚きました。

それで、この200歳の老人はどうなるのでしょうか。
気になっているのですが、どの記事にも「どうするか」までは書かれていませんでした。
戸籍から消すのでしょうか?
死亡の確認が取れていないのに?
調べたのはいいけど、どうするの?

なんだかその内、「戸籍上生存しているが身元不明の老人を一斉に消したけど、実はその中に生存している人がいた」みたいな事態にならないかと気になっています。

[一日一報]
[産経新聞] アイスマン、埋葬の可能性 伊考古学者が新説

さすがに5300年も前の話となると、いかようにもストーリーが考えられそうです。
武器マニアの男が、「そんなガラクタ、捨ててきなさい」と奥さんに言われて、泣く泣く山奥に行くも捨てきれず、思い余ってコレクションに囲まれて自殺を図ったとか。


8月26日(木)
東芝が裸眼で3D視聴のできるテレビを発売するとかなんとか。
何となく3Dを無理矢理はやらせている感がしてならないのですが、それは私が付いて行けていないだけなのでしょうか。

そんな物よりも、なんか、小さい画面から拡大して目の前に現れて見やすくなるテレビみたいなのを作ってもらいたいと思っています。
なんか昔の映画の映写機みたいなので、小さい穴から投影されるみたいな奴。
とりあえず、私がオジイになる前に製品化しておけよ。(偉そう)

[一日一報]
[AFP] チリ落盤事故「クリスマスまでには助ける」、地下の作業員に伝達

事故が起きたのは知っていましたが、まさかここまで酷いことになっていると思っていませんでした。
700mの地底に閉じ込められた33人の作業員。
さすがに現在進行形の絶望的な状況については茶化せません。
ただ無事を祈るばかりです。


8月25日(水)
日清の「ラ王」が大々的に販売終了セレモニーをしたかと思ったら、すぐに復活しちゃったという話。
業界トップとは思えない姑息な販売戦略だとか、近所の紳士服店の「閉店セール」みたいだとか、これじゃ「ラオウ」じゃなくて「男塾」だとか思いましたが、考えてみたら「ラ王」なんてもう随分と長いこと食べていないので、畢竟どうでもいいかと思い直しました。

でも「新ラ王」も「新ラ王」で、「日清史上最高傑作」と謳ってみたりして、ちょっとやり口が鼻に付きますね。
カップヌードル、チキンラーメン、どん兵衛、UFOとそうそうたるラインナップがあるのに、自分で自分の首を絞めている気もしました。
どうしちゃったのかしらね。

[一日一報]
[読売新聞] 何であかんの?耳かき禁止条例見直しへ

理容師だけにしか許可されていないのかと思いきや、理容師だけが禁止されているという不思議な条例。
嫌がらせか、利権絡みか。
いずれにしても、赤の他人に耳の穴をあずけるほど、私は自信家じゃないです。
そんなの、コンッてやられたらどうすんのよ。
コンッて。


8月24日(火)
「人食いバクテリア」っていうから、もっとこう、ガバッてくる奴を想像していたんですが、違うんですね。
窒息させて吸収する! みたいな。
耳から入って脳へ! みたいな。
「テリア飼い始めたの〜、見にきてきて〜」って言うから行ってみたら人食いバク・テリア! みたいな。
違うんですね。

[一日一報]
[ナショナルジオグラフィック] あらゆる熱を電気に変換する新技術

世紀の大発明かトンデモ永久機関か。
投資家でもない私たちは、とりあえず話半分で聞いておきましょう。
あと目下のところ、この猛暑をうまく電気に変換して動くクーラーを開発してください。


8月23日(月)
[一日一報]
[毎日新聞] 自転車:歩道走行、信号無視「この程度で検挙?」

大阪の真ん中あたりに住み始めて、そろそろ10年。
移動はもっぱら徒歩、自転車、電車となり、自ら自動車を運転することもほとんどなくなりました。

歩道を歩いていると自転車に対してヒヤリと感じることもあります。
車道を走るという当たり前のルールも守らず、猛スピードで脇をすり抜けていく。
まさに、どけと言わんばかりの勢いです。
若者に多いと思われがちですが、中年や老人の中にもそんな人は多いです。
これでは衝突事故も起きるだろうなと思います。

一方、自分が自転車を走らせていると、自動車に対してヒヤリと感じることもあります。
車道を走るという当たり前のルールを守ろうとしても、自動車の違法駐車が多すぎます。
避けて通るには大回りをしなければならず、その間も背後から自動車が迫ってきます。
そしてまさに、どけと言わんばかりに追い抜いていきます。
速度を落としてくれることもほとんどありません。
これでは衝突事故も起きるだろうなと思います。

では結局、やっぱり自動車が一番悪いのかというと、そうでもなかったりします。
世間には歩道のない道も結構あるからです。
側溝ギリギリの所に辛うじて白線を引いて、見かけ上歩道としているものも多いです。
歩行者が歩道を歩いて、自動車と自転車が車道を走っていても、衝突する場合があるのです。
交通ルールなどあったもんじゃないのです。

畢竟、大切なのは譲り合いの精神なのだと思います。
歩行者も自転車も自動車も。
あと警察も。
あんまり偉そうなこと言えたアレじゃないと思います。


[本日の独言(ひとこと)]
ゾンビはリアルだが、ガイコツはシンボルである。
そんなことを最近考えていた。

きっかけは先日、ある機会に歌川国芳が描いた「がしゃどくろ」の浮世絵を見たことにあった。絵の右側から巨大なガイコツの妖怪がにゅっと身を乗り出して襲いかかろうとしている。山東京伝によって書かれた『善知烏安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)』に登場する有名な一場面だ。平将門の娘、滝夜叉姫が呼び出した妖怪で、大宅太郎光国がそれを打ち倒している。話は知らなくても絵を見た人は多いだろう。妖怪マンガ家の水木しげるもたびたび描いていた。

ガイコツというのはかつては恐怖の存在だった。それは人間の死を現す一番具体的な姿であり、動き回ればそれは死者の招きであった。日本に限らず西欧でも死神と言えば大鎌を持ったガイコツだ。人々はガイコツを恐れ、憐れみ、ただ立ち去るのを祈って布団を被る。それは自身の死の具現化でもあったからだ。

ところが現代において、ガイコツを恐がる人はどれだけいるだろう。先の「がしゃどくろ」にしても死神の絵にしても、感じる所は「面白い」あるいは「カッコイイ」というものが多いのではないだろうか。誰もが知っている死者の姿でありながら、現実離れしたマンガ的な印象しか抱かない。ガイコツはもはや恐怖の対象ではなくなってしまったのだ。

一方、それに代わって出てきたのが「ゾンビ」だ。ゾンビの具体的な説明や歴史的な成り立ちについては長くなるので省略するが、要は動き回る死体だ。顔も体もズタズタになって、生者の脳だの血だのエネルギーだのを求めて襲いかかる。これは未だに代表的な恐怖の存在であり、小説でもマンガでも映画でもよく扱われている。怨念や妖術が胡散臭くなると、今度は未知のウィルスを使ってまでリアルなンビを印象付けるようになった。

恐怖の対象がガイコツからゾンビへの移り変わった意味。考えるとこれは「身近な存在」への移り変わりではないだろうか。かつては道端や草むらに行き倒れのガイコツが多く、遺体は土葬とされていた。その途中には肉体が腐敗し損傷したゾンビのような姿もあるが、それよりもガイコツ姿の期間の方が圧倒的に長いだろう。人間の行き着く所はガイコツであり、やはりゾンビよりも具体的な死の姿だった。

しかし今、ガイコツを目にする機会は圧倒的に少なくなってしまった。一般人が日常生活の中でガイコツを見て触れることはできない。唯一、身近な者の死に際して火葬場などで見ることはあるが、恐怖を抱く者は少ないだろう。いつか自分もそうなると感じても、そこにあるのは虚しさからくる厳かな心境ではないだろうか。

そして、現代人がゾンビ状態の人間を見ることは多い。怪我や病気によって著しく損傷した姿は日常的に目にする機会があるからだ。そこで相手の不幸を憐れむとともに、自分もそうなるかもしれないという想像に巨大な恐怖を抱くことだろう。それが、ガイコツからゾンビへと移り変わった理由だと考えた。

過去と現代では恐怖の捉え方も違うだろう。
以上。遅ればせながら夏っぽい話でした。


8月22日(日)
「若者は寺社仏閣をないがしろにしている」と怒りながら、パワースポットとして人気が出ると「チャラチャラするんじゃない」怒るのは、もう完全に頑固老人の僻みでしかない。
何が、とか、誰が、とかはともかくとして、だ。

[一日二報]
[読売新聞] 鎌倉時代の落書き?浄瑠璃寺三重塔の天井裏

[産経新聞] 遊び心おおらか 平安の落書き初公開へ 奈良・当麻寺

一つ目のニュースを読んで、あれ、最近どこかでこのニュース見なかったと思い、調べてみたら10日前に似たようなニュースが、別の内容で掲載されていました。
たまたまなのか、どうなのか。
そしてどちらも一様にヘタッピで、妙に親近感を覚えてしまいます。
多分、私が描いても大差ないでしょう。
絵画の技術は日々進歩を続けていると思いますが、絵心のない者が描く絵は昔からあまり変わりがないのかもしれませんな。


8月21日(土)
 
(京都、東寺)

今日は京都の東寺で行われている縁日に初めて足を運びました。
公式サイトによると、東寺の縁日は「弘法さん」と呼ばれており、弘法大師空海が入寂した3月21日を期して、毎月21日に行われている縁日だそうです。
内容はいわゆる「骨董市」といったもので、骨董品や古着、ガラクタを扱った露天が、寺の内外に多数並びます。
京都近辺ではよく知られたイベントであり、骨董ファンや観光目当ての人が大勢訪れていました。
平均年齢が30歳ほど高いコミケ、イン野外といった所です。

最高気温35℃と、今日の京都も猛暑でした。
せっかくなので、いらない物でも買ってみようかと思いましたが、あまりの暑さに負けて2時間ほどで退散してしまいました。
もうちょっと涼しくなってから、またリベンジに行きたいと思います。



あと、京都ついでに、明日閉館する「四条河原町阪急」にも立ち寄りました。
全館売り尽くしセール中とあって、店内は寂しくなるくらいに大盛況でした。
明日の閉館時には、近年よく見る百貨店の閉館セレモニーが行われることでしょう。
ご近所の方は見に行かれてはいかがでしょうか。
なお後継には、関西でも幅を利かせ始めている「丸井」が進出するそうです。



店内には1976年開店時の写真のほか、これまでの歴史がひっそりと展示されていました。

[一日一報]
[AFP] 世界初「エコ・ハイウエー」構想、フィンランドの町が提案

それでも私は信じている。
いつか、接地しない「エアカー」が、都市を縫う透明チューブの中を走る未来を。


8月20日(金)
連日猛暑が続くサッコン、先日は深夜3時に住まいの不快害虫"G"と戦いました。
昆虫自体さほど好きでない私にとって、"G"はもちろん大嫌いの部類に含まれています。
そのため狭いマンションを防音室なみに完全密封し、日々清掃して清潔に保ち、自炊すら滅多にしないという防災に心がけています。
それでも出てくるのだから、本当に酷い話です。

何か対策はないかとネットで調べていると、"G"にもやはり天敵がいるそうです。
とはいえ、アシダカグモやムカデやヤモリといった、これまたあまり有り難くないメンツが揃っているので、ちょっと飼育して放つ訳にもいかないようです。

また、加えて上げられていたのは、いわゆる「寄生バチ」と呼ばれる種。
よくチョウの卵や幼虫に自らの卵を生み付けて、恐いことをする奴らのことです。
"G"に対しては、そのまま「Gコバチ」や「Gヤセバチ」という名前の奴らがいるそうです。
コバチというのは小蜂のこと、ハエのような小さなハチです。
奴らが"G"の卵に寄生卵を生み付けて、コロニーごと殲滅してくれるそうです。

成虫に対してはアシダカグモやムカデ。
卵に対してはGコバチ。
これで天敵"G"対策もバッチリですが、できればどこか遠くで戦っていて欲しいものですね。
こっちくんな。

なお拙著「昆虫部」は好評発売中です。
"G"は出てきません。

[一日一報]
[読売新聞] ひったくりの高1「怖くなり100万燃やした」

なかなか珍しい話のようにも思えましたが、これって「うっせーな、全部燃やしたっつってんだろ!」って言ってるだけなのかもしれませんね。
思想犯や政治犯でない限り、こういうコメントは掲載しても仕方がないようにも思います。
「遊ぶ金欲しさにやった」みたいなのと同じで。
それにしても、300万円入りの手提げカバンを自転車の前カゴに入れるというのもどうかと。


8月19日(木)
名作アニメ「ドラえもん のび太と鉄人兵団」がリメイクされるとか。
懐かしいと言うよりも、名作を穢すなと言うよりも、我が身の人生を急かされているような気にさせられています。
だって、どう考えてもターゲットは、「子ども」と「旧作を知る親」なんだもの。
世代に渡って楽しめる、受け入れられるのがリメイクのおいしいところなんだもの。
「ほらほら、世間じゃあんたくらいの大人、みんな子どもを連れて観に行くもんだよ!」とプレッシャーをかけられているような気がします。
畜生、誰が行くもんか。

それはともかく、面白くなるのかしらね。(気になってる)

(参考リンク:音アリ注意)
http://doraeiga.com/2011/

[一日一報]
[AFP] 火星探査、本当に実現可能?無重力半年で体力40%低下 米研究

たまに海に行くと、そのあまりの「よそ者っぷり」に驚かされることがあります。
直射日光は日焼け起こし、塩水は体にしみる。
水中は呼吸もできない上に動きにくい。
そしてクラゲやウニやサメなどが、出て行けとばかりに襲いかかってくる。
母なるはずの海は、人類を激しく拒んでいるようにも思えます。

宇宙もまた似たようなものではないでしょうか。
無重力の空間は人類にとって酷く危険な環境です。
血液は減少し、骨は内部のカルシウムやリンが失われて脆くなります。
毎日必死にトレーニングをしても筋力は衰えていくそうです。
「無重力では一日で一歳トシをとる」という話もあります。

海にも宇宙にも逃げられない。
人類は、実は陸上という広大な「密室」の中にいるのかもしれません。


8月18日(水)
「必ず当たる心理テストをしてあげよう」

「お願いしますわ」

「今、あなたは森を歩いています。すると前から動物がやって来ました。それは何でしょう?」

「動物……クマですわ」

「クマがやってきました。クマはお腹を空かせていて、あなたに襲いかかってきました。どうしましょう」

「クマだから……死んだフリでやり過ごしますわ」

「それでは、心理テストの結果をお教えします」

「きっと、前から来た動物は異性で、異性に教われた時の私の態度なんでしょうね」

「いえ。診断の結果。あなたは森でクマと対面した時、死んだフリをしてやり過ごそうとするでしょう」

「なにそれ、そんなの心理テストじゃないわよ」

「ちなみにそれだと、八割襲われます」

「そうなの?」

「それと、あなたは割とエッチです」

「まあ」

(おわり)

[一日一報]
[AFP] 米大学新入生の大半にとって「ベートーベンは犬」?米大学調査

どの国でも若者は若者であり、記事のアオリ方も似ているようです。
若者がベートーベンを知らないと聞いて「けしからん」と思う大人だって、大半が一曲もまともに聴いていないと思います。

ちなみに「昆虫記」の著者アンリ・ファーブル。
日本では昆虫博士というとまず名前の上がる有名人ですが、祖国フランスや英米ではほとんど知られていない人だそうです。
結局、有名人も教養も、知る機会があるかどうかも重要だと思います。
若者が知らないのは、伝えなかった大人が悪いのです。


8月17日(火)
エアコンを使っていると電力メーターの回転がすごい。
外出時にマンションの外壁にあるのをたまに見ているが、なんか円盤みたいなのがクルクル回って、メーターの数字がカシャカシャ動いています。
あれをもっと何気なく見られるようにすれば、ビビって省エネに繋がるような気もします。
テレビの上辺りでもっと派手に回転するとか。
パソコンのデスクトップ上でリアルタイムに数字が見られるとか。
すでにあったりするのでしょうか。
有名な所では、家電製品のプラグと家のコンセントの間に付けて電力を測る「ワットアワーメーター」という製品があります。
それのパワーアップ版みたいなの、ご家庭の全電力が測れるような物はあるのでしょうか。

ああ、電力メーターを屋内にも設置できればいいのかな。
そういうのって、やってもいいものなのかしらね。

まあ、どうせやらないんだけどね。
気にしすぎるだけだから。
[一日一報]
[朝日新聞] 本の虫食い、CO2で防げ 国立国会図書館の対策奏功

いい方法だけど、作業量も大変なことになりそうです。
本の虫とシバンムシと言えば、前に書いた話があったので再録しておきます。

本好の人を「本の虫」というが、古書などに紛れ込んで紙を食べる「シミ」という虫がいる。漢字では「紙魚」と綺麗な名前だが、見た目はフナムシっぽくて気味悪い。また本に穴を開ける虫は「シミ」ではなく「シバンムシ」。こちらも漢字では「死番虫」と、ちょっとカッコイイ。

ちなみに「死番虫」は名前からして墓場などに現れそうですが、実は英名の「death-watch beetle」に由来しており、カチカチと音を鳴らすところから「死神の持つ時計の針の音」を連想させて名付けられたそうです。
だから墓場や死体とは関係ありません。
むしろ上記の通り「本の虫」なのですが、それっぽい名前は「紙魚」に取られてしまっています。
他の動物もそうですが、森羅万象、名前って割と適当に付けられますね。


8月16日(月)
[一日一報]
[山陰中央新報] 魚食べれば泳力アップ?! 県立大松江研究グループが成果

なかなか興味深い研究です。
確かに魚には泳力を効率よく得るための仕組みがたくさんあるでしょうから、こういう効果もあってしかるべきでしょう。
何も知らなくても、少なくとも「頭が良くなる」というよりは納得できるのではないでしょうか。
牛肉を食べれば力が強くなる、体力がつくというのも、まあ似たような話だと思います。

ちなみに、奈良では昔から「鹿の糞を踏むと足が速くなる」という言い伝えがあります。
なるほど、脚力のある鹿のパワーにあやかろうという非常に納得できる理屈です。
これも魚と同様に研究が進めば、驚くべき効果が判明するかもしれません。
100%ないけどね。
あれ、嘘だから信じない方がいいよ。

[本日の独言(ひとこと)]
近頃は色々と作業が立て込んでいて、なかなか満足に調べ物ができない。気になることを逐一メモ帳に控えておいたら、いつの間にか一杯になってしまった。その内どれかが仕事や小説のネタになるかもしれないし、ならないかもしれない。これはもうほとんど趣味であり、性分でもある。昔から「なんで?なんで?」と聞いては周りの大人たちを困らせる子どもだった。

以前に書いたかも知れないが、私はauのS001という携帯電話を使っている。ソニー・エリクソン社製のサイバーショット携帯と呼ばれるもので、特にカメラ機能を重視した製品だ。ちょうどデジタルカメラも欲しかったので兼用なら安上がりでいいと思い選んだ。確かになかなか高性能なカメラ機能が搭載されており、簡単な撮影ならこれで充分だ。難しい撮影は初めからする気がなかった。

ただひとつ、難点を上げるとすれば充電池の消耗が激しいことだ。いや、もしかすると、他製品と比べても特に激しいという訳でもないかもしれない。しかしカメラ機能を多用するのですぐに消耗してしまうように思えるのだ。当たり前の話だが、盲点でもあった。デジタルカメラだと電池が切れても諦められるが、携帯電話だと電池が切れると電話も使えなくなる。だから限界まで使う訳にはいかないのだ。

大方の予想通りではあるが、やはり携帯端末では電源の確保が最終課題となっている。カメラ機能もネット機能もテレビ機能も日進月歩で高性能化が進んでいるが、肥大化を続ける電力消費に充電池が満足に付いていけなくなっているように見える。昨年辺りからにわかに「ワイヤレス電力供給システム」の開発が進められており、先日にはパナソニックも「非接触充電システム」の実用化を目指して動き始めたようだ。置くだけで充電できるプレートのようなものだ。容量や大きさ等で充電池に限界があるならば、せめてどこでも充電できるようになれば有り難い。あまり足を運ばないが、マクドナルドのテーブルに搭載されればきっと便利になることだろう。

無茶な希望だけを言うと、テレビやラジオの電波のように、どこでも勝手に充電できるシステムが開発されればもっと嬉しいのだが、色々と問題もあるのだろうなと素人感覚でも想像が付いている。町中電源システム。住人は皆ゴムのスーツを身につけなければならないとなると、何が便利なのかも分からなくなってきた。


8月15日(日)


今週末は奈良の実家に帰省していました。
何をやろうかと色々と考えていましたが、結局何もできず。
ただひたすらに、田舎の昔の話に耳を傾けていました。
村の話っていくら聞いても飽きません。

ひとつ感じたことは、昨今世間を騒がせている「高齢者の所在不明問題」。
田舎の話を聞いていると、あれって起こるべくして起きた事態のように感じました。
世の中それくらい、いい加減。
でもそれが悪いことかというと、決してそうでもなかったりします。
だから安易に行政・役人の責任の問うのは、ちょっと無茶かなと思いました。

死亡者に年金が支払われていたのは問題です。
でもそれと、高齢者一人一人の状態を管理していなかったという話とは、また別の問題でしょう。
それが、一緒くたにされていそうに見えるのが気になっています。

つまり得意の陰謀説的思考で言うと。
・死亡者にも年金が支払われていたと発覚する。国民怒る。

・さらに調査すると、多数の不明高齢者が見つかった。この時点で年金の支払いは問われていない。

・でもなぜか、年金問題で怒る国民はそれは一大事と捉えてしまう。

・もっと厳密に調査しないといけないという話になり、新たに国民を管理する法律が上がる。

・年金問題が心配な国民も賛成してしまう。

・より強制力と拘束力のある国民管理法が誕生してしまう。

最悪の場合、そういうことになっちゃうんじゃないかなと心配しています。

それはそれで、色々と楽でいいかなと思う次第でもありますが。


[一日二報]
[朝日新聞] 沖縄近海で特攻機の残骸見つかる 出撃記録と一致

[読売新聞] 旧軍人遺品から拳銃押収続出…送検、不起訴

どうも毎年、この時期になるとこういうニュースを見ているような気がします。
都合よく、というよりも、関心の持たれるタイミングに合わせているのでしょうか。


8月13日(金)
高校野球まっただなか。
炎天下の下、汗だくになって試合をする球児や、声を張り上げて応援する生徒たちを見ていると、冷房の効いた部屋でダラダラと仕事をしている自分がちょっと情けなくなります。

そこで、せめて気候だけでも高校生に負けないようにと、おもむろに冷房を切って窓全開にして机に向かってみたり。
でもそうすると、なぜか無駄に汗をかくだけで、ちっとも仕事が手に付かなくなりました。

多分、チアガールがいないからだと思います。


[一日一報]
[AFP] 肺のなかで豆を育てた男性、米国

昔スイカを食べる際、種を吐き出さずに飲み込んでいると、その内お腹の中で芽が出ておヘソからツルが伸びてくるぞ、と言われたことがあります。
でも胃酸的に考えても、排泄的に考えても、それはあり得ないだろうとすぐに察しが付いていました。

しかし肺とは盲点でした。
結核菌にしてもそうですが、常に新鮮な空気と適度な湿り気に包まれた肺って、なかなか快適な環境のように思いました。
消化されないし、日常的に石鹸と水でじゃぶじゃぶ洗える場所でもないですし。
ちょっと気になっています。


8月12日(木)
歴史上の武将たちの墓を参るというミーハーな趣味を持つ女子、通称「墓マイラー」。
彼女たちもお盆には祖先の墓を熱心に参るのだろうか。
それとも、それはこれとしてやっぱり無視するのだろうか。
気になる所ではありますが、周囲にそんな女子もいないので真実は謎のままです。

ていうか、もう最近は趣味が細分化されすぎていて、何がブームか、ホントにブームかも分からなくなっていますね。
「墓マイラー」もホントにいるのか、いないのか。
「色んなブームを探し集める」というのも立派な趣味になるのかもしれません。
今世間ではブームが大ブーム! みたいな。
ソニックブーム


[一日一報]
[Walkerplus] 「ブラック・ジャック」が狂言に!感動のエピソードをどう描く?

え、と思ったけど、これはこれでアリかもしれません。
少なくとも能よりはマンガ的なものですから、深みがありつつ歯切れのいいブラック・ジャックはいい題材のようにも思えました。
保守的な伝統芸能もたまにはこういうアプローチも必要なのでしょう。
でもこういうのって、だいたい東京でやるのよね。


8月11日(水)
自転車の後輪がパンクしてしまったので、自転車屋さんで直してもらいました。
もう10年近く乗り続けているので、いいかげんガタがきています。
調べてもらうと、どうやらチューブに穴が空いていたとか。
パッチワークのような修繕キットで直してもらいました。
途中、そろそろチューブを交換した方がいいんじゃないか、と尋ねてみましたが、まだ大丈夫とのこと。
こちらが交換してもいいと言っているのに、修繕で大丈夫と返す店主。
その商売気のなさに好感が持てました。

でも、思い返すと、半年くらい前の冬にも同じようにパンクを直してもらいました。
その時も交換を尋ねてみましたが、まだ大丈夫と言われました。

そういえば、さらに半年前、つまり去年の夏にもパンクを直してもらいました。
夏場は傷みやすいと説明されて、でも今はまだ修繕するだけで大丈夫だと言われました。

店主の目的がちょっと見えなくなっています。
頑なに交換ではなく修繕を勧める理由は何でしょう。
店側に何のメリットがあるのでしょう。
エコかロハスかモッタイナイか。
信じてもいいのでしょうか。

[一日一報]
[Business Media 誠] 30代の50.5%が「新聞を購読していない」

インターネットのみ調査で、回答者がたった1267人、調査期間がたった6日間と、やけに偏った調査環境での集計結果です。
とはいえ、30代男性の私も新聞は取っていないので、数字はともかく傾向は割と正しいものかと思います。
インターネットで読めるニュースを、わざわざお金を払って紙面で読む気がしない。
多分に漏れず、私もそんな理由です。

単純にネット掲載分を課金制にすればいいと思うけど、それじゃダメなのかしら。
それでも多分、ごまかしが利かなくなって収益がごっそり落ちるんだろうけど。


8月10日(火)
マンションのエレベータって、基本的に一人で入っていることが多いだけに、たまに他の住人が乗り込んでくるとドキッとします。

今日も、いつものように鼻歌交じりで乗っていたら、途中の階で止まって女性が乗り込んできました。

こっちは人が入って来るとは思っていなかったので、ドアが開いても気付かず鼻歌。

あっちも人が乗っているとは思っていなかったらしく、ドアが開くなり遠慮なく侵入。

だから近距離で顔を鉢合わせてしまって、お互い気まずい思いで会釈などを交わしてしまいました。

その後は無言のまま一階に到着して、女性はさっさと出て行ってしまいました。

気付かれただろうか。

「宇宙刑事ギャバン」の鼻歌に。


[一日一報]
[ITmedia] 在日米軍、公式サイトで萌え漫画 駐留の意義PR

アピールの仕方を間違えているような気もしますが、どうか。
それよりも公式サイトの手作り感あふれるWEBデザインをなんとかした方がいいと思うのだが、どうか。
怪しい個人ホームページじゃないんだから。
ドメインはカッコいいけど。


8月9日(月)
[一日一報]
[産経新聞] 「ひながな」と誤植 人気電子メモ、キーボード無償交換へ

うっかりさんのミスか、それこそ「ひらがな」が読めない人なのか。
外国で作っているのかもしれませんね。
「なんか可愛いから許す」、という訳にもいかないようです。
ひながな。



ちなみに私のPCのキーボードは、ちゃんと「ひらがな」。
でも数年前に「カタカナ」の「タ」が「夕(ゆう)」に見えると話題になったデル製です。
あの話、どうなったんだっけ。

[本日の独言(ひとこと)]
先月末には東京浅草周辺で、恒例の「隅田川花火大会」が開催された。大阪に住む私は行くことはできなかったが、インターネットのニュース等でその壮大な光の演出を眺めることができた。面白かったのはどの新聞、ニュースサイトもこぞって建造中の「東京スカイツリー」を入れた写真を撮っていたことだ。考えることは皆同じということなのだろう。

さて、そんな東京スカイツリー。公式サイトによると高さ408mまで建造されており、現時点ですでに333mの東京タワーを抜いて日本一の高さとなった。私は高い所は苦手だが、高い建造物は好きというおかしな嗜好を持っているので、日々ワクワクしながら完成を待ち望んでいる。今ですら周辺の建物との違和感が面白い高さだが、最終的には634mにまで伸びるらしい。展望台からの眺めはどうなるのだろうか。そこへ辿り着くまでのエレベータはどんなものだろうか。完成は遅くとも2012年の春になるそうだ。

2012年といえば、近ごろ「エレベータの2012年問題」というものを知った。ここ数年、各エレベータ製造会社が製造中止から25年以上経過した機種について、保守部品の供給を停止すると発表している。その結果、2012年には全国で数万台規模のエレベータが交換部品のない状況となってしまうそうだ。つまり、もし今後故障を起こしてしまうとエレベータごと取り替えなければならなくなる。それ以前として、人を運ぶ物だけに故障する前に取り替えておくことが必要となるだろう。

一応断っておくと、これは各エレベータ会社が特需を狙ったさもしい談合戦略などではない。販売後の保証を続けることはメーカーの義務でもあるが、あまりに古い部品を作り続けるのは、技術面でもコスト面でも相当な負担となってしまうのだ。「長らくご愛顧頂きまして」と言っておきながら、保証できなくなってしまう。そんな苦渋の決断をせざるを得ない状況となっているのだ。エレベータに限らず、今やどの分野の製造メーカーもこの問題に頭を悩ませている。20世紀にじゃんじゃん作ったしわ寄せが来ているのだ。

新しい物が作られて、古い物が消えてゆく。「花火とスカイツリー」の写真にはそんな虚しい美しさを収められていると思うのは、まあ深読みだろう。


8月8日(日)


土曜日は恒例となりつつある「なにわ淀川花火大会」に行きました。
相変わらずの大混雑でしたが、例年よりは気温も低く、涼しい気分でお祭りを楽しむことができました。



割と遠目に陣取っていたので、花火は小さめ。
最近ではニュースサイトなどが頑張って記事にしているので、あまり自分で写真を撮ろうという気もなくなっています。



代わりに地下鉄の駅に置かれていたスズムシを撮影。
とても風流な音を響かせていましたが、写真で見るとやっぱりただのムシでした。
りんりん、うじゃうじゃいました。

[一日一報]
[ロイター] ツィッターなどのサイト、英経済に1.9兆円の悪影響

よくあるナンセンスな調査。
無知からか、やっかみからか、急にハヤリだしたものにはこういう話がよく出てきます。
強引な仮説とDHMO的な解釈で、何も知らない人々に誤解を与えています。
だからといって、英国民全員がツイッターなどを止めると1.9兆円の好影響が出るとは誰も言いません。

逆にとらえると、英国においてツイッターなどは、1.9兆円もの市場価値があるとも示しているのではないでしょうか。



8月6日(金)
10年以上使っているへっぽこパソコンにGoogle Chromeを入れてガチャガチャページを開いていたら、おかしなダイアログが出てきました。



Sad Chrome とでも言うのかしら。
盛夏にふさわしいホラーなシチュエーションでした。

[一日一報]
[産経新聞] 「民衆がパニック起こす」チャーチル元首相がUFO遭遇情報を50年間隠蔽指示か

こういうUFOネタって、定期的に持ち出されている気がするのだが、何か別の意図があったりするのでしょうか。
いわゆるひとつの、エリア51は異星人関連を隠れ蓑にしてもっとすごいアレを作っているのだなんだってー的な話。
ともあれ、チャーチル元首相の指示は結構正しかったんじゃないかなとも思ったり。
80年代ならいざしらず、今見ても「ああ、またそんな話か」で流されそうですからね。



8月5日(木)
パスワードをよく忘れてしまいます。
いよいよボケてきたとか、そういうことではなくて、インターネット隆盛の昨今では様々な場面でパスワードを求められて、その度に増えてしまうからです。
ログインするのもパスワード、接続するのもパスワード、物を買うのもパスワード、23区はオンワード。
大体いくつかのパスワードを使い回しているのですが、それも忘れてしまうことがよくあります。

今日はちょっとツイッターでも覗いてみようかと思いログインしたのですが、そのパスワードを見事に失念してしまいました。
こっちかと思い入力してもエラー、じゃああっちかと思い入力してもエラー。
とうとう3回エラーを起こしてしまい、認証キーを入力する「リキャプチャ画面」を出してしまいました。





誰だよ。

コピー&ペーストのできない文字を入力させて、ロボット等による不正侵入を防ぐのがリキャプチャのシステムです。
そのキーワードに、"refocus KOIZUMI"という謎の暗号が表示されていました。
"refocus"というのは"focus"の派生として、「焦点を再び合わせる」、あるいは「もう一度見つめろ」という感じでしょうか。
適当に訳すると、「小泉をもう一度見直せ」となりそうです。

八雲か、今日子か、純一郎か。
最近では進次郎の名もよく聞きます。
しかしここで気付いたのは、ツイッターがアメリカ製であること。
アメリカで小泉といえば、横須賀出身でプレスリーファン、親米家を強くアピールしていた小泉純一郎元首相が思い出されました。

ここ最近、普天間基地移設問題やトヨタバッシング等で、日米関係は悪化しつつあると言われています。
ことさらにすり寄る必要はないかもしれませんが、仲が悪くなっていいことは何もないと思います。
それはアメリカにとっても同じことでしょう。
そこで出てきたのが、親米家であった小泉首相の政権時代。
小泉首相の頃を思い出そうぜ。
俺たちあの頃は仲良くしていたじゃないか。
"refocus KOIZUMI"には、そんなアメリカからの強いメッセージが感じられました。



もう一回間違えたら、変なことになりました。
小泉がっかり。
何でもよかったみたいです。
ていうか何これ、左の。
@か?

その後、無事にログインできました。

[一日一報]
[読売新聞] 夢のよう…エジプト旅行に休暇1年「未来工業」

クイズに正解して、1年分の休暇がもらえる会社。
まさに夢のようと思いましたが、1年不在でもいい人って、会社にとってもいらない人なんじゃないかしらと思いました。
帰ってきたら、席がなくなっていたりして。
そうか、これは全て夢だったんだ。


8月4日(水)
今日のニュースによると、2012年のNHK大河ドラマは「平清盛」に決定したとか。
毎週、坂本龍馬が「日本の夜明けは近いぜよ」とか言っている最中ですが(言ってない)、すでに再来年の予定まで決めているようです。
ちなみに来年は浅井長政の娘であり、徳川秀忠の正室であった「お江」が主人公だそうです。

軽く調べたところによると、大河ドラマは今年で50回目を迎えているとか。
これまでの中で一番古い歴史を扱ったものは、「平将門」を扱った14作目の「風と雲と虹と」。
一番新しい歴史を扱ったものは、戦後1945年が舞台のオリジナルストーリー、24作目の「いのち」だそうです。
近年は、視聴者の興味に配慮したのか、もろもろのモメゴトに配慮したのか、戦国から明治にかけてを行ったり来たりしているみたいです。

「大河」といいつつも、舞台の幅が実質1000年くらいしかなかったというのはちょっと驚きました。
そろそろ近代、もしくは古代を舞台にしても面白いんじゃないでしょうか。
近代だとコンピュータの歴史とか、多分一年分くらいは話が作れると思います。
古代だと、ヤマト王権とか聖徳太子とか、さらに戻って縄文時代とかを扱っても興味深いと思います。
2013年大河ドラマ 「ハニワ埋まる」 とか。

まあ、大河ドラマって一作もまともに観たことないから、どうでもいいんだけどね。

[一日一報]
[ナショナルジオグラフィック] 海洋生物の多様性:オオタルマワシ

不思議な生物シリーズ。
小瓶の中の妖精か、バリアを張った異星人か。
名前の通り、タルのような膜の中に住む甲殻類。
でも実は、クラゲをくり抜いて中に住んでいるというから、なかなか恐ろしい生物です。

昆虫界でいうと、「アリノトリデ」という植物と「トリデルリアリ」というアリとの関係が有名です。
アリノトリデは茎の一部が大きく膨らんだ構造となっており、トリデルリアリはその中に巣を作ります。
アリは丈夫な巣を得る代わりに、トリデに付く虫を追い払ったり、フンや死骸を栄養として与えています。
双方が特をする関係なので「相利共生」と言われています。

オオタルマワシに関しては、クラゲ側には何のメリットもないので「片利共生」と言います。
似たような例では「カイロウドウケツ」と「ドウケツエビ」の関係がありますが、長くなるのでまた今度書きます。
書かないかも知れませんが。



8月3日(火)
連日、暑い日が続いております。
近ごろは大阪でも35℃オーバーの日が続いており、今日などでは遙か南にあるはずの沖縄よりも+3℃ほど暑くて驚いたりもしていました。
せめて大阪以南の地域よりは涼しくあって欲しいと思うのですが、なかなかそういう訳にもいかないようです。
南の方が赤道に近いのにね。

とはいえ、大阪以北の地域でも暑いところはたくさんあります。
隣の京都だって、+1℃ほど暑い場合が多いですし、よく報道されている、甲府、多治見、館林などの地域と比較すると、あくまで気温だけではまだまだ過ごしやすい方なのだろうと思います。
ゼータクは言っちゃいけませんね。
いや、言ってないけどね。

ちなみに、聞いた話によると「最高気温」による「宣伝効果」というのもあるとか。
先月だと多治見の気温が凄かったということで、連日メディアで報道されていましたが、あれも見方を変えれば立派なCMとも言えます。
「今日の○○市の最高気温は、なんと37℃!」という言葉とともに、例のぼやけた効果を付けた映像を流す。
それだけでも、視聴者の多いニュース番組の時間帯だと数百万円から一千万円分の宣伝効果があるでしょう。
「気温が高い」という報道にはマイナス要因も多分にありますが、知名度を上げる点では効果的な武器でもあるようです。
だから気温の高い地域は、どうせ暑いんだったらという思いで、「日本で一番暑い町」の称号に期待しているという話もあるそうです。

[一日一報]
[読売新聞] せんとくんグッズ人気…ぬいぐるみ・お菓子など1500種販売

こちらも宣伝効果の興味深い話。
あり得ないと思われていた奇抜なキャラクターが、そのお陰で抜群の知名度を獲得。
こんなの売れるかよと思っていたグッズが、5億円近くも売れているのです。
こういうのが宣伝の面白いところであり、やってられないところでもあると思います。


8月2日(月)
[一日一報]
[朝日新聞] 戒名選びもパソコンで… IT化の波、仏教界にじわり

昔、登場人物の名前を考える時に、姓名の漢字パターンを登録してランダムで当て嵌めるマクロを作ろうとしたのを思い出しました。
宗教のどこに価値を見出そうするかは人によって様々です。
厳格な人は、戒名は故人を偲んで思い浮かべる言葉を並べよと言うかもしれない。
私のように、ちょっと客観視している者は、信仰なんて雰囲気が命なんだから見せない方がいいんじゃないのと思ってしまいます。
でもダイレクトに、生活にお寺と檀家の繋がりを持っている人は、どうせ付けなきゃならないんだからと言って、割とあっさり受け入れていくものなのかもしれません。
まあ、みんなが納得するならこれでもいいのでしょう。

ただ、せめてもうちょっとGUIデザインに凝ればいいのになと思いました。
背景を木目調にするとか、文字を筆字にするとかね。

[本日の独言(ひとこと)]
インターネットコンテンツのもったいないところは「旬しか見られない」ことにある。小説や音楽だと何十年前の作品、作者が既に故人となっている作品でも、新しい感覚で楽しむことができるが、ネットではどれだけいいコンテンツであっても数年、あるいは数週間で廃れてしまう。それは検索順位の優劣に更新日時が反映されていることや、過去をあまり重視しないWEBページのレイアウトが多いことも理由かも知れない。閲覧者はとにかく最新情報のみを欲しており、たとえば一年以上更新されていないサイトがあれば、それはもう「終わったサイト」と見なされてしまうのだ。

しかしそれは、進化の過程にあるメディアが必ず通るべき道なのかも知れない。発展途中にあるメディアに必要なのはとにかくコンテンツの量であり、過去の良作、良サイトを顧みるには数十年の時間がかかるのが常とも言えるだろう。

小説でいうと夏目漱石や芥川龍之介が百年に残る作品を目指して作品を書いていただろうか。私はそうとは思えない。数年前になぜか小林多喜二の「蟹工船」がブームになったが、あれこそまさに大正後期、昭和初期の生活を知る人への共感を求めて書かれたものだっただろう。「蟹工船」が常に大衆の評価を得ていた訳ではない。文学的価値はともかくとして、高度成長期時代には見向きもされなかったネタだろう。

音楽でいうと、ビートルズが40年以上も愛される作品を目指していただろうか。ポール・マッカートニーは満面の笑みでそうだと言うかも知れないが、元々は当時の旬を取り入れたアイドルが、若い感性で今を奏でていたに過ぎないだろう。80年代にはもう別の音楽が台頭していた。それでも結局、人々はビートルズに戻ってきた。ニルヴァーナもそうかもしれない。カート・コバーンなんて「俺の曲をそんなに長く聴いてどうすんだ」くらい思っているのではないだろうか。

より近い例で言うとファミコンがそうだろう。80年代中期に爆発的な普及を遂げたテレビゲームは、とにかく技術の進歩だけを目指してソフトの量を充実させてきた。一年以上昔の作品はもう古い、昔の本体機種はもう使えないと思われていた。しかし2000年代に入ると急に「復刻版ブーム」がやってきた。グラフィックもサウンドも拙く、内容も単純なゲームが受け入れだした。コンピュータゲームが文化として確立した時、メーカーもユーザーも過去の良作を再評価する余裕が生まれたのだろう。

文化はいずれ飽和し、先鋭化された技術はやがて人々を取り残して先へと進んでいく。優れた古典のネットコンテンツも、その時には再評価されるようになるのかもしれない。そんなことを考えていた。



8月1日(日)
[昆虫と人生]
モンシロチョウは年に数回発生するが、その生態は発生時期によって異なります。
特に秋から春にかけて発生する場合、冬の間はサナギの姿で越冬します。
特徴的なのは、そのサナギを温かい部屋で飼っていても羽化することはありません。
羽化させるためには、冷蔵庫などで2か月ほど置いておかなければならないのです。
つまり「冬を堪え忍ぶ」というスイッチが入らないと、サナギはチョウになれないのです。

あなたがいつまでもサナギのままなのは、冬を越えていないからではないですか?

[一日一報]
[AFP] 【写真特集】ウラジーミル・プーチン

AFPは相変わらずプーチンさんのフォローに余念がありません。
写真集でも作りそうな勢いです。

プロバガンダなのかどうかは知りませんが、ここまで自分をアピールできるというのは、それはそれで有能な証拠ではないかとも思います。
政策ではなく、あくまで人としてね。
日本の政治家さんだって、特に選挙期間に入るとみんな優しくて頼もしいイメージを持ってもらおうと、写真映りに苦心して、メッセージの文面にこだわっています。
それで、あの程度なんですよ。