the shadow of silver
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1月31日(月)
[一日一報]
[朝日新聞] JR駅に「考える自販機」 客の顔識別、飲み物をお薦め

高校生だったらスポーツドリンク、若い女性だったらお茶、オジサンだったら缶コーヒー、太っている人だったら水が薦められるのでしょうか。
購入データを蓄積して、さらに精度を高める機能があれば面白そうです。
でも「おしるこ」「コーンポタージュ」「ひやしあめ」「プリンシェイク」など、ちょっとキワモノ系飲料は誰がお薦めされるのでしょうか。
最初から入っていないのかもしれませんが。

[本日の独言(ひとこと)]
今までの星占いがデタラメになる、という騒ぎが先日おもに海外で起きました。

ミネソタ・プラネタリウム協会理事パーク・カンクルの天文学チームによると、過去数千年に渡る地軸の変動により占星術が生まれた古代バビロニア時代と今とでは星座の位置がずれていることが分かりました。これにより今までの占術、つまり誕生日による「○○座の人」という話もおかしくなってしまうのではという不安が海外で大きな話題となりました。

まず根本の話として、誕生日による「○○座の人」という判断はホロスコープという図を用いて説明されます。ホロスコープというのは地球を中心に天と地を12分割して、それぞれに12星座を当てはめたものです。円の図として目にしたこともあるかと思います。その図において、たとえば私の場合だと1977年12月25日22時48分奈良県生まれなのですが、その時太陽は山羊座の位置にありました。よって私は、雑誌の巻末にある単純な星占いだと山羊座という判断になります。占星術ではさらに詳しくなり、月は蟹座にあり、金星は射手座、火星は獅子座と惑星それぞれの位置も重要な判断材料になります。

さて、この時点ですでにおかしな話になっているのはお気付きでしょうか。
12星座の判断では、12月22日から1月19日までを山羊座と定められていますが、何百年、何千年も毎年太陽と星座の関係が同じというのはそもそもおかしいはずなのです。カレンダーでも4年に1回はうるう年があります。占星術が生まれた数千年前から何回うるう年があったかは知りませんが、少なくとも毎年同日が山羊座で固定されているはずがないのです。

この単純な疑問に対する答えが12星座とは異なる12宮というものです。牡羊座の白羊宮、牡牛座の金牛宮など耳にしたこともあるかと思います。これは単純な言葉の言い換えではありません。西洋占星術においては「春分点(3月21日)の0度を牡羊座の0度として、ホロスコープを12分し12宮に当てはめる」というルールがあります。だから12月22日から1月19日までは毎年必ず磨羯宮(山羊座)になります。つまり初めから誰も空の星座がどこにあるかなどなど気にしていないのです。「蛇遣い座」があろうとなかろうと関係ないのです。

より詳しい説明を知りたい方は他のサイトや書籍でお調べください。星占いは空の星座を見上げて判断している、人の運命は星々の力によって左右される。占い好きの人はロマンチックなので、そんなロマンチックな誤解を生むのかなと思いました。星座がずれていても星占いはデタラメにはなりませんのでご安心ください。それと、そもそも星占い自体がデタラメだと言いたい方は、今回の話とは別の問題なのでお控えください。


1月30日(日)




昨日は岐阜県の高鷲(たかす)スノーパークにスノーボード遊びに出かけました。
運動オンチのお家大好き人間ではありますが、たまにはそんな遊びもしています。
知人に誘われたというのが大きいですが、肉体的に無茶をしたり、精神的に追い詰められたりして、軟弱な自分に渇を入れたいという思いもあるのかもしれません。

昨日の高鷲はあいにくの吹雪。
ただ見通しは悪いですが、常に新雪が積もり続けるのはいいと感じました。
あと雪に刺さったスノーボードは卒塔婆にも似ていると感じました。
私は下手の横好き。
2年ぶりなのでほとんど滑れず、今回もたっぷり死にかけました。

それにしても難儀なのが雪山までの移動。
荷物を持って車で日帰りというのは、なかなかの強行軍で辛いです。
家の隣が雪山だったらいいのになといつも思っています。
ただし家や街は寒くない感じで。
なんか、家の隣だけ一気に1000mくらい直角に盛り上がっているの。
そんな大自然のがんばりを期待しています。

[一日一報]
[ロイター] 「女性同士の浮気なら許す」、男子学生の半数=米調査

記事にある研究チームの結論はなかなか興味深いですが、そういうものでしょうか。
でも、「実は他の男とも付き合っているの」と言われたらガッカリしますが、「他の女とも付き合っているの」と言われたら「ほう」と思ってしまうかもしれません。
なんというか、他の男の話は聞きたくないけど、他の女の話は聞きたいというか、何をどうしているのかとか。
いやいやエッチな話じゃなくて。
分かるよね? 分かんないか。


1月28日(金)
PSPの後継機が発表されて話題となっていますが、そのコードネームがNGP(Next Generation Portable)だとか。
かつてXboxが「ペケ箱」あるいは「凶箱」と揶揄されたように、NGPも「NG(No Good)なポータブル」とからかわれたりするのでしょうか。
まあ、No GoodをNGと呼ぶのは和製英語であって、欧米でFail的な意味にはとられないと思いますが、いやでも日本国内にも出回る訳ですから、どうでしょうか。
発売までにカッコイイ正式名称で挽回してくれるのでしょうか。
PSP2とか、意表を突いて4文字のSPSP(Super PlayStation Portable)とか。
略してSP2。
サービスパックみたいになってきました

[一日一報]
[らばQ] 破格の値段売り出された家、その理由は…蛇・ヘビ・へびだらけ

夢枕獏の「陰陽師」にそんな話がありました。
屋敷の中に蛇がボタボタ落ちてくるとか。
平安の世なら呪いとも言われそうですが、この家は一体どうしてこうなったのでしょうか。
駆除ってできないのかしら。


1月27日(木)
ふと思ったことですが、「AKB48」と「嵐」は、頭文字が「A」と「あ」です。

オリコンのランキングによると、昨年度ヒットした音楽は「AKB48」と「嵐」だそうですが、そのどちらもが「A」あるいは「あ」と、五十音順でもアルファベット順でも先頭の文字が使われています。
以前、どこかで聞いた話ですが、作家さんに「あ」の付く名前が多いのは、五十音順に並べられた時に真っ先に目に付いて買われやすいからだとか。
それが事実かどうかは分かりませんし、「AKB48」や「嵐」が単に先頭にあったからというだけでヒットしたとも思えませんが、もしかすると数%くらいはそういった理由で買われていたのかもしれません。

ちなみに同ランキングのアーティストトータルセールスでは、1位の「嵐」を筆頭に、「東方神起」、「AKB48」、「EXILE」、「いきものがかり」と、韓国系の東方神起を除くと、見事に音読で「あ」と「い」と「え」と、「ア行」のみとなっていました。

「あ」あるいは「ア行」で名前を付けるのは割と有効なのかもしれません。
これからアーティストを目指そうという方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
私も「ああああ」とかいうペンネームにしようかしら。
ドラクエのやる気のない名前みたいに。

[一日一報]
[AFP] せっぱつまって「100万ドル札」偽造、銀行持参であっさり「お縄」 ドイツ

100歩譲って、これがアメリカではなくドイツなだけに、ドル札に馴染みがなかったのかもしれませんが、それでもやっぱりマヌケさんです。
当の100万ドル札の画像が掲載されていないのは残念。
「これで大金持ちになれるぞ!」という思いと、「もし偽札だってバレたらどうしよう」という思いの中、ドキドキしながら銀行に向かった犯人の姿を想像すると、切なくもあり滑稽でもあります。

しかしこんな犯罪までニュースになって全世界に配信されていると思うと、なかなか悪いこともできませんな。


1月26日(水)
ファミリマートで販売されている「俺のエクレア」が品薄状態だとか。
見た目は大して美味しそうにも見えませんが、売れているところを見ると、さぞかし絶品なのだろう。
ひねくれ者の癖に流行好きな私も、それなら一口味わってみようと思いコンビニに走りました。

しかし、さすがにニュースになるだけあって、既に店頭には置かれていませんでした。
とはいえ、スイーツ脳(砂糖脳)になっている私もまた、このまま手ぶらで帰る訳にもいきません。
仕方ないので、エクレアっぽいスイーツで妥協することにしました。




そら豆を油で揚げたフライビーンズ。
見た目がちょっとエクレアっぽい気がしたのですが、考えるまでもなく全然違うものを買ってしまいました。
すっごい塩味です。

それにしても、なぜ「俺のエクレア」なのだろう。
記事では「スイーツ好きの男性をターゲットに開発」とありますが、どうしていつもいつも、こうなのだろう。
つまり、なぜ「男性向け」の基準が、「量が多い」「ビター味」「黒い色使い」なのだろうか。
「男だから、量があったら満足なんでしょ?」
「男だから、ビター味で苦くして欲しいんでしょ?」
「男だから、黒色だったらカッコイイとか思うんでしょ?」
そんな、安易な判断がまかり通っているような気がしてならない。
一体、誰がそんなことを決めたのか。
私だって、パッケージが可愛くて、白っぽくて、ふんわりとしたスイーツを、ちょこっとだけ食べたい。
それがスイーツの夢、お菓子の醍醐味ではないだろうか。
なぜ、わざわざガクランのように黒くて、コーヒーのように苦いものを、牛丼ように大盛りで食うのが男だとされるのか。
黒くて、苦くて、大きいスイーツを否定している訳ではない。
それもありだと思う。
ただ、それが「男性向け」とされることに、とても違和感を覚えてしまうのだ。

と、まあイカリ豆をポリポリ食いながら書いても説得力ゼロなんですけどね。
あと今気付いたけど、さっき行ったコンビニ、ファミマじゃなくてセブンだったわ。
もうどうでもいいや。

[一日一報]
[CNN] 「100億件目おめでとう」アップルからの電話に……

どこの国でも似たようなことがあるものですね。
どんな風に話を出したのかは知りませんが、「あなたが100億件目のダウンロードに選ばれました! 1万ドルのギフト券をプレゼントします!」と言われたら、確かにちょっと怪しむかと思います。
似たようなサギも出てくるかもしれません。

サギではありませんが、近ごろはご年配の知人たちから「『N●T西日本 代理店の者です』という電話がかかってきたんだけど」という相談をよく受けます。
光回線で料金がお安くなりますよ、という奴です。
N●Tに限らず、K●DIとか、他の大会社の名前がでることもあるようです。
あれもダメな話ではありませんが、ちょっと強引かつ胡散臭いやり口のように思えます。


1月25日(火)
 

啓文堂書店 荻窪店にて。
キャンペーンまだまだやっています。
みんなも書店に行ってみよう。
ついでに一冊買ってみよう。

[一日二報]
[朝日新聞] 朗読少女・乙葉しおり 順番待ちの人気 電子書籍ソフト

[毎日新聞] 初音ミク:ボーカロイドアルバムが2作目の首位

内容は全く違うけど、新しい試みとしては似通ったニュース。
ボーカロイドよろしく、自動で物語を生成してくれる「ノベロイド」の可能性のあるのではないだろうか。
その作り手はもちろん「ノベリスト」ではなく「ノベライダー」だ。
ノベライダーV3(ブイスリャー)。


1月24日(月)
[一日一報]
[ITmedia] 目指せ“スーパーサーチャー” Googleが直伝、検索のコツ

初めて聞いた単語「スーパーサーチャー」。
自動車の「スーパーチャージャー」に似ていますが、これから使われたりするのでしょうか。

スーパーサーチャーかどうかはともかくとして、検索については本当に初心者と上級者があります。
同じ事物について検索するにしても、回答を出すまでが早い人と遅い人がいる。
検索する単語の選定、検索結果の中からの選択、追加検索の連想方法など、無意識で行っている検索作業の中にもノウハウがあるように思います。
「慣れる」というのが一番の上達方法ですが、今時はそういう指導も必要かもしれません。
「目指せ!」という程のものでもないとは思いますが。

[本日の独言(ひとこと)]
少し仕事が立て込んでしまい、ゆっくりとメルマガを書く時間もなくなってしまいました。現在は1月24日の午前4時30分。明日も午前7時に起きて会社に向かうので、そろそろ寝ないとまずいことになりそうです。メルマガをお休みすることも考えましたが、もうここまで書いたので小ネタでもひとつ上げようかと思います。
(※追記:結局寝坊しました)

「幽霊文字」というものがあります。

パソコンやワープロを使っていると目にする機会もありますが、コンピュータ上での日本語表記には文字コードという番地が当てはめられています。現在使われているのは「JIS X 0208」という規格で、全角のひらがな、カタカナ、漢字、記号、ギリシャ文字など6879個が対象となっています。このメルマガも、あのホームページも、その文字コード内の文字を引っ張り出して表示されています。

「幽霊文字」とは、その6879個の文字の中に含まれる、用途不明の漢字のことを示しています。目にすることもなければ書くこともなく、読むことすらできない漢字が、いつの間にか紛れ込んでいるのです。どうしてそんなことになったのか。ある学者の調査によると、多くは古い地名や、かつて誰かが書き間違えた漢字がそのまま文字データで作られ組み込まれてしまったことが分かりました。ただ、それでもまだ分からない漢字もあるそうです。

誰にも所在は分からず、使う機会もない、それなのにコンピュータの中にひっそりと存在し続けている。まさに幽霊のような文字ということです。今後使われる可能性があるとすれば、こういったトリビア的な紹介の場か、あるいは難しい漢字を使いたがるライトノベル系の小説などでしょうか。でも印刷所泣かせの文字なのでおすすめできないかと思います。

なおそんな「幽霊文字」の一例をここに挙げないのは、メルマガの配信システムやお使いのコンピュータの仕様により、空白や文字化け(まさに化け)する可能性があるからです。語られど正体を明かさずも幽霊らしいのではないでしょうか。それでも見たい方は下記よりご参照ください。

[参考リンク] 幽霊文字-Wikipedia


1月22日(土)
全く知らなかったのですが、2年以上前から世界一周マラソンを続けていた間寛平ちゃんがついにゴールしたとか。
ゴール地点の大阪城音楽堂やなんばグランド花月は自宅の近くだったりするのですが、引き籠もっていたのでお祭り騒ぎには全く気付いていませんでした。
それにしても、一体何のために走っていたのだろうと思っていたのですが、公式サイトを見るとスポンサーがぎっしり。
関連本やDVDも出ているところを見るに、まあ吉本としても寛平ちゃんとしてもいい商売だったんだろうなと感じました。
だって、正直言って「今さら」の寛平ちゃんにトヨタやKDDIがスポンサーが付いていますから、これだけでもう大成功でしょう。

それで、結局どれだけ走ったのかと思ってさらに調べてみたら、766日間かけて40940kmだとか。
単純計算で、1日53.4km。
途中、ヨットとかでの移動もあったそうですが、それでも毎日フルマラソンくらいの距離は走っていたことになるでしょう。
ああ、これはもう、バケモノですね。
無理です。
毎日走るだけで給料が出て、大企業がスポンサーに付いてくれて、本やDVDが出せると言われても、私には絶対にできないことだと分かりました。

挑戦することの意義、達成したことの意義がようやく分かりました。
とりあえず私はへっぽこジョギングで、せめて人並みの体力を維持したいと思います。

[一日一報]
[ロイター] 円周率5兆桁でギネス認定、「パソコン褒めてやりたい」

やることに意義があるニュース。
コンピュータの処理能力がもっと高速になると、さらに大きな桁まで計算できるようになるのでしょうか。
20兆桁くらいで、突如「割り切れた」ら凄いですね。
世紀の大発見か、どこかで間違っていたのか。
検証するのも大変そうです。



1月21日(金)
[本日のひまつぶしゲーム]
 
[adultswim] HOUSE OF DEAD NINJAS

↑:ジャンプ、入る
↓:しゃがみ、ジャンプ中に下攻撃、2回押しで崩れる床を破壊。
←:左移動
→:右移動
Z:刀で攻撃(回数無制限)
X:手裏剣で攻撃(回数アリ)
C:爆弾で攻撃(回数アリ)
↑:扉に入る

ブラウザゲーム。
白い忍者が敵を蹴散らしながら、ただひたすら下へと向かっていくゲーム。
シンプルながらサクサク進めて完成度も高いです。
やっぱりゲームってバランスですよね。
ところで、ゴールはあるのかしら。

[一日一報]
[共同通信] アダルト漫画家が夕張で雪かき 都条例で猪瀬氏と面談へ

立派なのか何なのか、よく分からない話。
意見を述べるために本当に真冬の夕張で雪かきをした行動は立派。
きっと本気にされるとは思っていなかったでしょうが、それでも約束は守ると応えた副知事も立派です。

でも、そもそもの話として、インタビューの条件に雪かきを提示する副知事ってどうなんでしょ。
しかもそんな約束をツイッターという、公営でもないただの小さい集会所で取り交わすのってどうなんでしょ。
妙な侠気(おとこぎ)に注目しがちですが、都条例以前に、そんなパフォーマンスの方が何だか気持ち悪い気がしました。

そもそも、そもそも何でみんな、そんなに喧嘩腰なのかしら。


1月20日(木)


頼んでもいないのに家の郵便受けに入っていた「大阪日日新聞」。
どうやら宣伝代わりの無料版として配布されているようです。
一面の見出しには「阿倍野(あべの)がギャルの街に!?」
再開発が続いている阿倍野界隈を紹介しているようですが、ベタベタな見出しに早速大阪らしさを感じてしまいました。



中面の記事は「プレーバック 大阪の10年」。
大阪の10年を振り返る特集ですが、当然のように阪神優勝がトップを飾っています。
野球を観ていない者としては「え、そうなの?」と思ってしまいましたが、2003年の出来事です。



「関西元気社長」を紹介する記事。
真ん中はブサイクで有名なアパホテル社長、元谷芙美子さん。
お馴染みの広告展開が、「私みたいなのが前に出た方が、インパクトがあってええねん」という計算だったのはよく知られています。
これもどことなく大阪ならではの思考ではないでしょうか。
故・大屋政子さんとかね。



紙面に挟まれていたハンズの広告。
東急だって、こっちにくれば大阪弁を強要されます。

以上。
大阪以外ではなかなか見られない新聞紹介でした。
ぶっちゃけ、始終こんなノリですわ。

[一日一報]
[産経新聞] 母親60人が“オッパイ”デモ 授乳権利を訴え、一斉に… カナダ

ちょっと期待したなんて、絶対に言わない。
授乳のポーズには神々しさすら感じられます。
60人も集まれば元気玉のひとつやふたつは簡単に作れそうです。
くだんのショッピングモールに授乳室がなかったとすれば、この抗議も正当なものではないでしょうか。
ママさんがんばれ。


1月19日(水)
セキュリティソフトを使う機会があって見付けたのですが、トレンドマイクロのウィルスバスターの新製品って、「ウィルスバスター2011クラウド」っていう名前だそうですね。
前々から「ウィルスバスター」という名称自体もカッコ悪いと感じていたのですが、「クラウド」が付いてさらにダサくなったような気がします。
まあ、分かりやすいと言っちゃそうなのかもしれませんが。

ダサいといえば、本日発表されたHTML5のロゴもかなりきついなと感じています。



[ITmedia] W3C、HTML5ロゴを発表

どこのスーパーマンだよ。
なんだよその集中線は。
なんのゲームのシールドっぽいアイテムだよ。

まあみんな、そのうち慣れるんでしょうけど。

[一日一報]
[ロイター] 親元離れる新大学生、急激な体重増加が問題に=米専門家

アメリカの人って本当にもう、とりあえず太るよね。
普通、大学生活に入って親元を離れると、食事のリズムが乱れて不健康に痩せることも多いです。
でも、彼の地ではやはり太る人が多いようです。
しかし、記事の写真のようなナイスガイたちが「よう、フィットネスかい? サポートしてやるぜ!」とか言って近付いて来たとしたら、確かに及び腰になって引き籠もりがちになるかもしれません。

あと「ピザの注文」は、やっぱり向こうでもデブの代名詞のようですね。
ピザでも食ってろ、フレッシュマン。



1月18日(火)


私の冬の定番と言えば、森永のフリーズドライ甘酒と、チューブタイプの生ショウガです。
貧乏臭い取り合わせですが、個人的には最強だと思っています。

今日もいそいそとお湯を沸かして、固形甘酒を入れたマグカップに注ぎます。
仕上げに生ショウガを適当に入れて、スプーンで混ぜ合わせてできあがり。
たったこれだけ。
お手軽なほかほかティータイムです。

ところが今日の甘酒は少し風味が違いました。
どことなく甘ったるい。
ショウガの香りはすれども、独特の辛味が感じられませんでした。
入れ足りなかったのかと思い再びチューブを取り上げてから気付きました。



賞味期限がガッツリ過ぎていました。

そういえば色が随分と黒ずんでいたような気がします。
しかし香りは変わりませんでした。
そして、辛味が全くなくなっていました。

「調味料系は無限に保存が利く」という概念を捨てなければいけません。
これまでも何度か使った覚えがあるだけに、よく無事だったなと思います。
さすがはショウガ、いやいや、そうじゃない。
それにしても2009年4月28日。
その時、私は何をしていたのでしょうか。
ついに初めて、この日記の役に立つ時が来ました。

-----(2009年の日記より引用)-----

4月28日(火)

カサの名前に「レイン棒」って付けたらスゲー面白いよなと思ったけど、ググってみたらすでに商品化されていました。 やっぱりみんな考えることは同じですな。


[一日一報]

民放連、新キャラクター「地デジカ」を発表。

「地デジ力(りょく)」かと思ったら「地デジカ」。 シカの癖に服を着ているというのは、彼への皮肉なのかもしれません。 チデジカ。 なんかMETALLICAっぽい名前ですね。 METALLICAといえばMaster Of Puppets。 なるほど、そういうことか。

-----(引用終わり)-----

あ、こいつバカだ。
レイン棒じゃねぇだろ。
お前んちのショウガ、賞味期限が過ぎてんだよ。

[一日一報]
[AFP] カナダのサケの大量死、原因は遺伝的欠陥か サイエンス誌

本日の大量死。
先日はどこかで鳥が大量死したニュースを見ましたが、近頃どこかで色々な生き物が大量死しています。
でも、大切なのはすぐに環境悪化と結びつけて、自虐的に人間のせいだと思い込まないことだと思います。
エコロジーブームの中、すぐに人間の責任のようにされがちですが、地球上では生物の大量死と大量発生は頻繁に起きています。
まずは原因を見極めて、冷静に対策を練るべきだと思います。
そして、やっぱり人間のせいだったら素直に謝りましょう。
ごめんねサーモンさん、イクラちゃん。


1月17日(月)
[一日一報]
[ロイター] IBMのコンピューター、クイズ番組で最強出場者と対戦

どういう番組かはよく知りませんが、なかなか面白そうです。
コンシュマーPCの撤退以来、日本の一般ユーザーからは次第に知名度を失いつつあるIBMですが、彼の地ではコンピュータの老舗として未だ大きな影響力を誇っているようです。
チェス対決をしたディープブルー以来、人間VSコンピュータとなるとIBMの出番ということでしょうか。
日本ではあまりこういう番組は放映されませんね。
開発からはじめてマニアックな内容で展開すれば、面白い番組になりそうですが。
マニアックだからやらないのかもしれませんが。

[本日の独言(ひとこと)]
小説仕事の予定を書こうと思いましたが、色々な事情があって書けそうにありませんでした。現在進行中の作品や、これからやろうとしている作品など、あるにはあるのですが、必ずモノになるかどうかは分かりませんし、途中で方向転換を図る可能性も大いにあるので明かせないのです。小説作品って、出すと決まった時点では、既に著者の仕事はほとんど終わっています。その辺りのもどかしさ。だから情報を絶やさないように頻繁に出せればいいのですが、それもまあ、難しいところです。

私がかねてより感じているのは、作家は「製造業者」であるということです。製造業の基本プロセスは、調査、企画、製造、量産、反響。テレビや自動車は言うに及ばず、作家活動も似たようなところがあると思っています。作家は前半の調査、企画、製造を行い、出版社は量産、(読者の)反響を請け負って頂いています。ただ両者はスッパリと分けられている訳ではなく、出版社も企画に加わりますし、作家も読者の反応を聞いて今後に活かしたり活かさなかったりしています。その辺りも一般の製造業と同じです。出版社があるので作家はお金も労力もかけずに印刷や販売、あるいは電子配信が行えます。でもいい製品(作品)でなければ量産してもらえません。一般の製造業者と違うのは、製造を請け負う作家は社員ではなく外注であることです。改めて考えると随分とリスキーな気もします。

作家に限らず、人間誰しも「製造業者」であるのかもしれません。セールスマンはいかにモノを売るかを企画し、手法を製造し、使えそうなら量産して使い回します。主婦は事前に家族から聞いた希望に合わせて夕食の献立を製造し、受けが良ければレパートリーに加えます。作家、あるいは広告企画の仕事をしていると、よく「どうやってネタを思い付いているのか」と聞かれます。でもそれは、皆さんが夕食の献立を考えているのと同じ作業をしているだけで、何ら特殊能力でもないと思っています。方向の違いと、好きか嫌いかの違い。料理のできない私にとっては、毎晩の献立を考えることの方が凄い才能だと思っています。

いつか出す夕食を今明かすのもおかしな話なので、やはり次の作品はもう少し後になってからお知らせしようと思います。


1月16日(日)
全国的に寒波に見舞われた今日。
寒さに負けじと、京都・藤森にある「京都市青少年科学センター」に行ってきました。
同センターは、全国にある「科学館」的な施設に類するものです。
生き物や地学、宇宙や原子、エコロジーなどが学べる場所として、よく小学校の校外学習などで利用されているようです。


  

物寂しさ全開の科学センター。
建物はすこぶる立派ですが、人気は随分と少なかったです。
学校教育に使われることも多いでしょうから、日曜日はかえって静かなのかもしれません。
でも、こういう雰囲気は嫌いじゃないです。

 

プラネタリウムの外観と、太陽光発電で動く変なロボット。
プラネタリウムは、係の方が生声で星々を紹介するというアットホームな展開でした。
客は10人ぐらいいました。

  

ボタンで動く恐竜の模型と骨格標本、めずらしい貝の展示。
思いのほか立派なもので驚かされました。
他にも振り子の原理や磁石、人間の内臓や海の生き物など、雑多な感じで実験をかねて紹介されていました。
まるっきり小学生の理科ですが、やっぱり楽しいですね。

 

 

屋外には高校生が文化祭で作ったような「チョウの家」。
温室内で沖縄のチョウが飼われていました。
白いのはオオゴマダラ、黒いのはシロオビアゲハ、青いのはリュウキュウアサギマダラです。
チョウはいつまで見ていても飽きませんね。

以上。
お近くにお住まいで、興味を持たれた方はどうぞ。
京阪電車「藤森駅」下車10分。
各駅停車しか停まりません。

[一日一報]
[産経新聞]

[産経フォト]

えらく中途半端な時期にリニューアルした産経新聞。
どうやら提携先のmsnのリニューアルに合わせたようです。
もうひとつは、某巨大掲示板でも評価の高い、産経新聞写真部のページ。
ユーザー投稿フォームを設けたところに、今後のインタラクティブな展開を予感させています。



1月15日(土)
今日は特に何もなし。
センター試験の懐かしい思い出でも書こうと思いましたが、受験していませんでした。
当日は、なんかゲームをやっていたような気がします。

あの頃は何といいますか、試験に対して非常に嫌悪していた時期でした。
いい点が取れたからどうなんだ、取れなかったからどうなんだ、みたいな。
逃げていたのかもしれませんが、立ち向かって何が得られるのかも分かりませんでした。
それでもう、試験には一切関わらない人生を歩むことを決めて、センター試験を辞退しました。
その結果が、この有様です。

受験生の皆さん、こんな大人になりたくなかったら明日もがんばりましょう。
他人事なので応援はしません。
結局、あなたの進路です。

[一日一報]
[GIZMODE] DVDを「焼く」と、実は「凍って」た!? 仕組みをスパコンで解明

まず何よりも驚かされるのが、これまで仕組みが解明されていなかったこと。
分からなくてもそうなるから、知らなくても使われている。
そういうモノって実は他にも結構あるのかもしれません。

次に気付いたのは、説明されてもよく分からなかったこと。
理科は苦手なので、書かれている意味は理解できても納得しきれない。
まあ、そういうものなのだと思っておきます。

最後に分かったのは、焼いてもいなかったけど、凍ってもいなかったこと。
相変化=凍ると説明するのはいささか強引すぎるかと。
こういう、誤解を生む見出しは恐いなと感じました。
うっかり得意気に話すところだったじゃん。


1月14日(金)
「スターウォーズ」全6作が3D化されるとかなんとか。
いよいよ3Dも映画業界への露骨なテコ入れと、手っ取り早い金儲けの手段になりつつあります。
スターウォーズは名作だと思いますし、3D映画も面白い技術だとは思いますが、とはいえ今さらスターウォーズを見直したいとも思えません。
あれはあれで、もう完成されたものなのだから、そういうリメイクはいらないようにも思えます。
心の中だとみんな3Dですしね。

[一日一報]
[産経新聞] 決闘容疑で中学生6人を逮捕、同級生ら約20人が見物、広島

何だかんだで毎年ちょくちょく記事になる決闘罪。
かつては青年たちが誇りのため、あるいは捨て置けない思いに駆られて臨んでいたようですが、今ではほとんどガキのタイマンごとに適用されています。
大人同士の決闘に口を挟むのは野暮だと思いますが、子ども同士なら止めてもいいと思います。
みんな仲良くしましょう。

「ゲームで勝負しようぜ!」
「おう、望むところだぜ!」
「ゲームはキン肉マン マッスルタッグマッチだ。俺ブロッケンJr.な!」
「汚ねぇぞてめぇ!」



1月13日(木)


もの凄く久しぶりに買った雑誌。
この「どうだい、羨ましいだろ?」と言わんばかりの表紙。
私は財テクやお金儲けや裏ワザとやらには本当に疎く、今までもこれからも、きっと損を続けていくのだろうと思っています。
それゆえに特集記事に惹かれて一度目を通してみようと手に取りました。

掲載されている内容は、お得な定期預金の選び方や保険の見直し方、金(ゴールド)の買い方といった、ちょっと大人なテクニックから、ケータイ料金や旅行代金やマイルや自動車といったものを安く利用できる方法まで。
さらにはネットを使え、中古品店を使え、マックや吉野家はクーポンがあるぞと、細かい所までよく書かれていました。
まあ自分に実践できるかどうかは分かりませんが、読み物としてはなかなか興味深かったです。
みんな賢く使いこなしているのだろうなと感じました。

あと、「だったら定価550円のこの雑誌を買わなきゃ、もっとオトクなんじゃね」とイヤミを書こうと思いましたが。
それについてもしっかり書かれていました。



こういう読者を見据えたような締め方、嫌いじゃないですよ。

[一日一報]
[産経新聞] ブログで「容疑者の実家」とウソ、小学校講師を書類送検 アフィリ収入増の「ネタに」

インターネットの危険性。
ネットに慣れ親しんでいる私たちなら「怪しいサイト」と「怪しくないサイト」、「信頼できる記事」と「信頼できない記事」を見分けることはさほど難しくはないと思います。
ただ、ネットをあまり使っていない、あるいはこれから使っていこうと思っている人にとっては、これほど恐い話もないんじゃないかと思います。
画面に映し出される活字を全て真実と思い込んでしまう人も少なくありません。
それが間違いだと指摘するのは簡単です。
ただ、そうなると「全ての個人ページへの信頼」も地に落ちてしまうことでしょう。

この容疑者の行為は、当該の犯罪行為以上に大きな危険性をはらんでいるように感じました。


1月12日(水)




手前みそ。
啓文堂書店、吉祥寺店にて。
よく売れています。
他の作品もよろしくです。



小ネタ。
京都駅、立ち食いうどん屋さんの券売機にて。
お待ちしてます

[一日一報]
[AFP] ウィキリークスのアサンジ容疑者、弁護団が死刑の可能性を懸念

日本でもmixiやらYoutubeやらtwitterやらでのリークが話題となっていますが、世界でリークの話題といえばこの人になるでしょう。
もはや規模が広すぎて深すぎて、どこの誰がどういう罪を証明し、どういう罰が科せられるのかも私にはよく分かりません。

ただ、もし彼が死刑になれば、その瞬間に彼は「殉教者」として世界に名を轟かすようになるかもしれません。
もはや手段や経緯は忘れ去られ、ただ権力に立ち向かい、権力に殺された一個人として人々の記憶に残る。
その「危険性」を恐れている人も、きっと少なくはないと思います。


1月11日(火)
スマートフォンの話をよく聞きます。
まあケータイ業界の新しい話題といえばスマートフォン一色なので当然耳に入るのですが、それ以外にも知人、友人などからもよく「iPhoneを持たないのか?」と尋ねられます。
ここで興味深いのは、誰もが「スマートフォン」とは呼ばずに「iPhone」と呼んでいること。
かつて携帯音楽プレイヤーはウォークマン、テレビゲーム機はファミコンと呼ばれていたように、iPhoneがスマートフォンの代名詞となっているようです。

さて、そんなiPhoneもといスマートフォンですが、私はまだ持っていません。
いつまで経ってもいまいち食指が動かない気分が続いています。
持たない理由のひとつは、ライフスタイルがデスクについて発信を続ける「固定砲台」タイプだから。
外で仕事をすることも少ないので外出してもケータイで充分、いや、本当はスマートフォン的な機能が欲しいシーンもありますが、まだ我慢できる範囲なのです。

もうひとつの理由は、まだパソコンと完全同期には至らないから。
求めているのは、メイン機であるパソコンからいくつかの機能を抜き取った携帯端末なのですが、まだそこまでシームレスではなく、データの同期にひとつふたつ手間がかかるのが面倒なのです。

先日のCESではモトローラが、そんな問題を解決してくれそうなスマートフォンを発表していました。
[ファイル・ウェブ] 【CES】モトローラ、新発想Androidスマホ「ATRIX」披露 − ドック接続でPCに変身

そうそう、イメージとしてはこんな感じ。
記事では「ありそうでなかったアイデア」と書かれていますが、私としては当然あってしかるべき機能でした。
ただこれで気に入らないのは、あくまでスマートフォンを固定化しただけということ。
これでは所詮、スマートフォン以上の機能は求められません。
望んでいるのはやはり、固定砲台から分離したピストルなのです。

そういう点で、私が割と期待しているのがマイクロソフト開発の「Windows Phone」だったりします。
iOSでもAndroidでもなく、WindowsOS。
いかに親和性が良いかを考えると、結局そこに帰結してしまうように思います。
そのうち本気を出してくれるのでしょうか。
でもマイクロソフトって、そういうのヘタだからなぁ。

[一日一報]
[FNNニュース] タイガーマスクからの贈り物が全国で80件以上に

年明けからやけに盛り上がりを見せている「タイガーマスク運動」。
いつの間にやら「虎の穴」は全国展開していたようです。
ミスターX氏の手腕に驚かされました。

「偽善」だの「自己満足」だの「パフォーマンス」だのとも言われていますが、やらないよりはよっぽどいいと思います。
タイガーマスク、伊達直人だって「善を偽っていた」のですから。
そういえばこの流行を受けて、漫画原作の「タイガーマスク」も売れているのでしょうか。
[Amazon] タイガーマスク

私は凄く昔に、復刻文庫版で読破した覚えがあります。
得も言われぬレトロ感と、少年漫画の王道的展開。
プロレスをいくらか知っていた方が面白いですが、そうでなくても充分楽しめる作品だと思います。
でも40年以上前の作品なので、あまり期待しすぎないように。


1月10日(月)
[一日一報]
[CNN] ルーマニアの魔女に所得税課税、呪いで対抗?

1月4日のニュースの続報。
まさかの魔法大戦勃発か。

でも、もしこれで本当に政治家さんたちに不幸が訪れたらどうなるのでしょうね。
職業と認めておきながら、迷信と片付けるのでしょうか。
それとも「魔女狩り」が始まるのでしょうか。

もういっそ、世界有数の「魔法国家」として売り出せばいいんじゃないでしょうか。
ミシディアみたいでカッコイイと思います。


[本日の独言(ひとこと)]
先日のニュースによると、欧州のWebブラウザ市場ではMozillaのFirefoxがMicrosoftのInternet Explorer(IE)を抑えて初めて首位に立ったそうです。数値ではFirefoxは38.11%、IEは37.52%。Firefoxが微増を続ける中、GoogleのGoogle Chromeが躍進(14.58%)したことによりIEのシェアが奪われ順位が逆転したようです。

現在、欧州では「第二次ブラウザ戦争」が勃発していると言われています。昨年、「Windows購入時に最初からIEが導入されているのは、独占禁止法に違反する」という欧州委員会からの通告により、同地域に出荷されるWindowsには、IEを含めた「ブラウザ選択画面」が導入されました。それによりユーザーではブラウザを平等に選択できるようになり、制作側では熾烈な競争が始まりました。当然、ユーザーに意識させずに選ばれていたIEは大きくシェアを落とし、Firefoxをはじめとする2番手ブラウザが急速に浮上しました。

ちなみに「第一次ブラウザ戦争」というのは、かつて起きたIEとNetscapeとのシェア獲得競争です。当初はNetscapeがかなりのシェアを占めていましたが、Microsoftは同時期に大きく売り上げを伸ばしていたWindowsにIEを標準搭載するという「禁じ手」を使い、ついにNetscapeを追い出すことに成功しました。それから数年後の今、Netscapeの思想とエンジンを受け継いだFirefoxが、再び最大の競争相手として横に並びました。新興とされるITの社会にも次第にそんな歴史ドラマが生まれ始めているのは面白いです。

日本ではまだそのような問題は起きておらず、現在でもシェアは圧倒的にIEが占めています。お国柄の違いか、この国では「自ら選ぶ」より「誰かが決めた最良の物」を選びたい傾向にあるのかもしれません。コンピュータの技術やネットのコンテンツがほとんど海外から流入されている所を見ても、実は「情報を引き出す」パソコン型には向かず、「情報を与えられる」テレビ型の思想が根付いているようにも思えます。

なお、私は今のところ、Google Chromeをメインブラウザとして使用しています。何か頑なな主義がある訳でもなく、単に新しいからという理由で使っています。与えられた方が楽だという気持ちもよく分かりますが、あえて別の選択肢を検討するというのも、なかなか面白いのではないでしょうか。少なくともパソコンに対する見方も変わってくると思います。


1月9日(日)

(大阪 なんばウォーク 宝恵駕行列の福娘さん)

街を歩いている時にたまたま遭遇して撮影。
この連休、大阪では新年の風物詩「十日戎(とうかえびす」が開催されており、これはその中の一つ、「宝恵駕(ほえかご)行列」と呼ばれるものです。
屋外では御輿、屋内では籠を担いで、芸子さんと福娘さんがそれに続き、「ほーえかーご、ほーえかーご」の掛け声とともに街を練り歩きます。
しかし、なぜかその速度は見せ物とは思えないほどの高速。
一心不乱にスタスタと突き進む行列は、見付けてからカメラを構えても間に合わず、最後尾の福娘さんをとらえるのに精一杯でした。
可愛いからこっちでもいいけどね。

[一日一報]
[Slashdot] 情通信機器から隔離された時の症状は薬物禁断症状と類似する

むかしインターネットが黎明期のころ、大学でコンピュータ部員の学生が「インターネットを見ていないと落ち着かない」と言っていた。
なんちゃって軽音楽部員だったその頃の私は「ヤベーなこいつ」と思っていましたが、今では私も似たような精神状態に陥っているような気がします。
パソコンにせよケータイにせよ、インターネットに繋がる環境がないと落ち着かない。
お仕事があるのでメールチェックは欠かせませんが、それはそれとして必要以上に気にしている、依存状態にあるように思います。

一番早い対処方法は、インターネットを必要としない人たち、できれば数人との交流を頻繁に持つことだと思います。
メカはからきしダメだというご年配の方とか、メールは多いけどそれ以外はほとんど興味のない女性とか、意外なところでは成績のよい「できるビジネスマン」とか。
付き合っている内に、インターネットに依存しない生活のヒントが分かります。
そして、インターネットから得られる情報なんて実は大したモノでもないことも分かります。
依存症と感じている方はぜひお試しください。


1月8日(土)

(新潟 妙高高原 車窓から)

週末は新潟県の赤倉へとスノーボードに出かけて、滑りませんでした。

3連休はスノボ三昧を計画していたのですが、現地へ向かうバスの中で同行者に身内の不幸の連絡が入りました。
そのため急遽全行程をキャンセルし、到着するなりトンボ返りという事態とあいなりました。

●昨日から本日までの行動
1月7日(金)
 21:00 大阪 自宅を出発
  ↓ 大阪市営地下鉄 (60分)
 22:00 大阪 新大阪駅
  ↓ ツアー会社のバス (60分)
 23:00 京都 二条城前
  ↓ ツアー会社のバス (9時間20分)
1月8日(土)
 08:20 新潟 赤倉に到着
  ↓ 待機と諸処への連絡
 10:15 新潟 関山駅
  ↓ 信越本線 (53分)
 11:08 新潟 直江津駅
  ↓ はくたか82号 (2時間3分)
 13:11 石川 金沢駅
  ↓ サンダーバード88号 (2時間53分)
 16:04 大阪 大阪駅
  ↓ JR線 (60分)
 17:00 大阪 自宅着

西村京太郎ばりの大移動。
なんと翌日の夜には既に容疑者は大阪の自宅に帰り着いていたのです。
ただ座り続けていただけなのに、私の体はボロボロになりました。

今日の赤倉は、前日までの吹雪と打って変わって眩しいばかりの晴天。
気温は少し高めですが、雪質もパウダースノーで絶好のコンディションでした。
滑りませんでしたが。

[一日一報]
[読売新聞] ボンバル機操作レバー折れる…奄美空港離陸直後

自動車のコントで、引っ張るとハンドルが取れ、上げるとサイドブレーキが折れ、踏むとブレーキが突き抜けるというドタバタがありますが、そういうノリだったのでしょうか。
飛行機のことはよく知りませんが、こういうトラブルが起きるのってボンバル機が多いような気がします。
ボンバル機だけが特別にボロいのか、それともボンバル機を導入している空港が多いから目立つだけなのか。
ボンバルキー、どんどんイメージが悪くなってきています。


1月7日(金)
1月7日の今日は七草粥。
春の七草を入れたお粥を食べて、無病息災やら邪気払いやらをするのが習わしです。
とはいえ、今日び七草なんて簡単には手に入りません。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
スズナはカブ、スズシロはダイコンの別名ですが、ホトケノザとか言われてもよく分かりません。
仕方ないので、適当な草を入れて粥を作ることにしました。

ハクサイ
ダイコン
ニンジン
シイタケ
ネギ
ミズナ
ホウレンソウ

ただの鍋物になりました。

無病息災になったからではありませんが、明日よりまた数日どこかへと消えます。
ではまた来週。

[一日一報]
[読売新聞] 女性の涙に「逆フェロモン」…男性の興奮鎮静化

異物の排除ではなく、感情によって流す涙の役割については未だ解明されていません。
感情によって体内に生じた化学物質を排出するためという説もありましたが、それをわざわざ目から、しかも貴重な水分として出すというのもおかしな気がします。
そうなると、やはりアピール目的。
それを見た者、あるいは揮発した涙物質を検知した者に何らかの作用を及ぼすものではないかと思われます。

実体験としては、まあ確かに女性に泣かれると一気に冷めたりしますよね。


1月5日(水)
ビールをジュースで割ると苦みが減って飲みやすい。
そう聞いたのでさっそくビールのオレンジジュース割を試してみました。
飲んでみると、なるほど確かにオレンジビール。
ちょっとしたバーにある、変わり種ベルギービールのようにフレーバーな味わいになりました。
ビールの苦みが好きな人には向いていませんが、私としてはこれはこれで一気に飲みやすくなりました。

でもビール以上にアルコールが苦手なことを思い出して轟沈しました。
飲みやすくするのではなく、なぜ飲みにくいかを考えるべきでした。
すみません、オレンジペコーください。

[一日一報]
[読売新聞] 米の大きさ、マックが400円バーガー

(※どうやら先ほど、記事タイトルが修正されたようです。つまんない。)


記事の内容はともかく、タイトルに違和感を抱きました。
米の大きさ? マックのハンバーガー? ライスバーガー? と思いました。

アメリカは漢字にすると「米国」あるいは「亜米利加」。
一応の略称としては「米」がよく使われています。
とはいえ「米の大きさ」と書いて「アメリカの(マクドナルドで売られているハンバーガーの)大きさ」と気付く人もなかなか少ないのではないでしょうか。
タイトルの付け方一つにもセンスが必要と感じました。

略称といえば、フランスは「仏国」あるいは「仏蘭西」と書き、「仏」と略されます。
もしこの記事がフランス基準だったら「仏の大きさ」となって、さらに分かり難くなったことでしょう。
インド(印度)なら「印の大きさ」。
インドネシア(印度尼西亜)なら「尼の大きさ」。
エジプト(埃及)なら「埃の大きさ」。
マレーシア(馬来西亜)なら「馬の大きさ」。
ウクライナ(烏克蘭)なら「鳥の大きさ」。
アイルランド(愛蘭)なら「愛の大きさ」。
ブルガリア(勃牙利)なら「勃の大きさ」。

いかにこの記事のタイトルが乱暴か、お分かり頂けたかと思います。


1月4日(火)
お正月三が日は、例年通りのテレビ三昧。
というほど観ている訳でもないですが、それでも1年間に観る総テレビ時間の8割はこの3日間に費やされているのではないかと思います。
基本、観ないという訳です。

お正月番組は相変わらずの構成とキャスト。
ここ数年、似たような番組で似たようなタレントを観ているような気がします。
大御所と、中堅と、若手。
若手といっても毎年変わらない若手ということは、皆それなりな年齢なのだろうと思います。
その他大勢のように扱われていますが、それ以上のその他大勢はカメラに映ることすらないのだと気付き、芸能界の厳しさを感じていました。

他に気になるところといえば、オカマキャラ・オネェキャラが増えていますね。
ナヨナヨした男が気持ち悪げな笑いを見せている枠です。
流行っているなら結構かも知れませんが、あの笑いって結局「異質の者に対する嘲笑」ではないかと思います。
つまりは「変なガイジンに対する嘲笑」、あるいは「障害者に対する嘲笑」に似ている気がします。
かつて差別の名の下に、障害者のマネはおろか障害者タレントまでも徹底的に排除してきたテレビが、今度はオカマを笑いのタネにしているのだなと感じました。
その内オカマっぽい子が虐められて自殺でもしたら、また自粛されるのでしょうか。
やっぱりテレビは20年くらい変わっていないような気がします。

オカマキャラがダメって話ではありません。
低俗になりきれないバラエティ番組は何も面白くないという話です。

あと企業宣伝みたいな番組も増えましたね。
家電だとか王将だとか牛角だとか。
裏側が見えすぎて、あれも結構きついなと感じています。

[一日一報]
[AFP] 「占い師」を職業として認める法案を承認、ルーマニア政府

ルーマニアは以前から魔女への職業の認可や課税の話があったと思いますが、どうやら占い師も職業となるようです。
「魔女」や「占い師」というと怪しげな雰囲気もありますが、根強く残る文化を保護し、カウンセラーとして道を付けることはいいことのような気もします。
まあこれまで非課税だっただけに、当人たちの反発も大きいでしょうが、利用者にとっては信頼感にも繋がっていいのではないでしょうか。

迷信だの前時代的だのと思うのはお国柄の違い。
お正月に寺社で手を合わせたり、墓石に花を添えたりした人は笑えないと思います。


1月3日(月)
[迎春]
春の野原で遊んでいたら

時計片手のウサギに出会った

ウサギはセカセカ脇目もふらず

山頂目指して駆け登る

あまり急ぐと危険と呼んだが

はたしてウサギは穴くぼ落ちた

遊びに飽きて山頂行くと

カメがもてなし茶をくれた

急いで得なし笑って言うと

お前はも少し急げと言われた

湯飲みの底には値札がしっかり

カメのビジネス万年構想


平成23年 元旦

 
奈良、大神神社と名物の「なでうさぎ」

 
京都、岡崎神社と名物の「厄除子授兎」


岡崎神社のシンボリックな提灯

[本日の独言(ひとこと)]
新年、明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

人生における心のリセット、新年の時を迎えました。振り返ってみると昨年最初のメルマガには「やさしい人になる」という目標を掲げていたようです。でも、いつの間にかいつも通り、小難しい一年を過ごしていたように思います。自分で書いておきながら、今の今まで忘れてしまっていたのもよくなかったのでしょう。今年は忘れないように、やさしい一年を過ごしたいと望んでいます。さしあたっては、この場の文体をやさしくしてみました。

書籍業界については、昨年に引き続き電子書籍化の流行がさらに高まっていくのだろうと感じています。業界の偉い方々は2014年に大変革が到来すると予測しているようですが、その読みも概ね間違っていないように思います。この大変革とは一般世間の底にまで影響を及ぼす状況の変化というものでしょう。つまり3年先を進むネット社会では2011年の今年には、電子書籍分野に関する様々な物事が定番化されていくものと考えられます。何か儲けを画策している方は勝負の年ではないでしょうか。そして2014年には、あらゆる人が電子書籍を利用する、あるいは利用せざるを得ない状況となり、同時に著作権や違法ダウンロードなど多くのトラブルが引き起こされて、2018年頃になってようやく時代遅れの法整備が整うのではないかと、私は勝手に予想しています。

私個人の状況については、今年も変わらず面白い作品が書けるよう励んで参ります。書きたいお話も沢山あります。日々淡々と、一字ずつ文字を打って、紙の書籍か電子書籍かは分かりませんが、何らかの形で皆さんにお届けできるようにいたします。ちなみに日々一字ずつ文字を打っていては一年で365文字、原稿用紙1枚しか書けませんね。もうちょっと頑張りたいと思います。