the shadow of silver
SOS日記本メルマガ掲示板プロフィール

archive


2月25日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
スマートフォンが機種変更をするたびに大型になって困っている。
確か初代のiPhoneは3.5インチだったと思うが、それが5インチだの5.5インチだの6.5インチだのと大きくなり、今は7インチのスマホも出ているようだ。
ちなみにスマホのインチというのは画面の対角線上の長さを表しており、1インチ=2.54センチとなっている。
これはテレビの大きさを示す19インチや21インチと同じだが、私はどうしていつまでもセンチ表記に修正しないのか不思議でならない。

それはともかく、スマホの大型化には世間でも疑問を抱いている人が多く、特に手が小さめの女性にとっては小型化を指示する人もいるようだ。
いや小さいスマホだってあるよという意見もあるが、結局それは型落ち品だったり、機能を制限した廉価版だったりする。
そうではなくて、高機能な小型スマホがあってもいいだろうと思う。
それならアップルウォッチやスマートウォッチもあるよという意見もあるが、そこまで小さくなると使いにくいし、結局スマホとの2台持ちになるのでかえってかさばってしまう。
だから近頃はSIMカードを挿して通信できるウォッチもあるよという意見もあるが、そうじゃなくて、そうじゃないんだと思いを抱いているのだ。

結局のところ、自分が求めているのはやっぱり弊著『スパイダー・ウェブ』のサイグラスのようなスマートメガネなのだろうなと思っている。
要するに手ぶらで全部やりたいのだろう。
業界は最近になって少しずつ動き始めているようだが、まだブームの兆しは全く見えない。
でも私が老人になるころには、スマート老眼鏡となって色々と便利になっているのではないかと期待している。

関係ないけど、スマートウォッチで電話をかけるのって、昔のスパイ映画や名探偵コナンみたいで、いよいよそんな時代が来たかって気になるよね。


[一日三報]
[タイハイパー] 激怒した校長が10歳の児童に「お前の肝臓を酒のツマミにしてやる」と脅す

ところ変われば暴言も変わる。
日本の子供に言ってもポカンとされそうですが、彼の地では恐怖の代名詞なのかもしれない。
世界各国の理不尽な暴言集なども見てみたい。
でも体罰はだめ。

[AFP] 脳の手術中に患者がバイオリン演奏、腫瘍切除に成功 英病院

以前にもどこかで同じことをした人がいたかと思うけど、流行っているのか。
でも割と根拠もあって有効的らしい。
将来のためにも今のうちからバイオリンを練習しておいたほうがいいかも。

[産経新聞] 海からイノシシ襲撃、50代の男性釣り客が返り討ちに 長崎

今日の和製ヘラクレス。
このエピソードだけで絵画の一つも描かれそう。
よく分からんが無事でなにより。


2月18日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
テレビがつまらなくなったのは、視聴者が細かいことにいちいちクレームを入れるようになったからだ、という話は本当か嘘かは分からないが、昔と比べて相当に気を遣っており、結果つまらなくなったという側面はあると思う。
お陰で今となっては、過激なことやお色気なこと自体が特に面白いとも思われないほど視聴者の思考が変化してしまったのは確かだろう。

しかしこれは不特定多数の人間の目に触れる、無理矢理押しつけられるテレビメディアだから仕方ない事態だが、一方でわざわざ足を運んでお金を払って見に行かなければならない映画においても同様の状況になっている。
昔ハリウッドでゴレンジャーを作るとすれば、一人は黒人で一人はアジア人で男性と女性の割合を半々にしなければならないというジョークがあったが、今ではそれに加えてゲイとレズビアンも入れてなければ受け入れてはもらえないだろう。
もはや敵(特定の人種・性別・思想・容姿等を想起させないクリーチャー)と戦う前に映画が終わってしまいそうだ。

そういった制約を受けないところで盛り上がったのがYouTubeをはじめとするネット動画や一般人でも積極的に主張できるSNSだが、これも近頃は規制を受けてあまり過激な映像は削除されることもあるらしい。
それも犯罪行為やアダルト映像ならまだしも、思想的な問題で検閲を受けることもあるようだ。
普通の人がネットで普通に語って何がいけないのだろうと思うが、気にする人はわざわざ見に行ってまで糾弾し、さらに主張の場を設けているネットサービスの運営元にまでクレームを付けてくるらしい。
きっと彼らは性善説を信奉する心の清らかな人たちなのだろう。

こうなると人が自由に何でも主張して、切った張ったも見せ放題にできるのは小説などの本にしかできないかもしれない。
やはり小説こそキング・オブ・コンテンツだと思っていたら、こちらも近頃は自粛の波が起きているようで、アメリカのアマゾンなどではナチス関連の本やグッズを削除して取り扱わないようにしているらしい。
今時、本一冊で感化される人もいないだろうし、もしいればその人は恐らく別の問題を抱えていると思うが、徹底的に忌避される傾向にあるようだ。

「表現の自由」か「不快なコンテンツ」かの話は、議論するまでもなく「不快なコンテンツ」と見なす主張が勝つのは歴史的にも証明されている。
今後さらに自主規制の波が訪れて、社会的も精神的にも健全な時代が来ることだろう。
ミステリ小説もかつてのように、不健全でふしだらな変態嗜好の恐怖小説と思われるようになるかもしれない。
それはそれで楽しそうだが。

[一日三報]
[Gigazine] 目に直接メールやナビを映し出す最新のスマートグラス技術「BML500P」のムービーが公開中

今日のサイグラス
いつの日か、誰もがスマホを手放してメガネを掛ける日が来ると思っているけど、なかなかすぐには変わらない模様。
目が疲れやすそうなのが、どうもね。

[産経新聞] 社内掲示板に記事を無断掲載 中日新聞、つくばエクスプレス運営会社を提訴

こんな記事を掲載したということは、うちはそんなことしないよという意思表示か。
社内掲示板であっても業務上の利用になるから認められないということだろうけど、それならSNSに切り抜きを掲載してフォローを稼ぐのも、当人の宣伝業務になるからダメなんじゃないかなと。
たぶん、他に気に入らないことがあったんだろうなと邪推。

[ASCII] 新社会人生活が始まる前に済ませておくべき10項目【デジタル版】

他のことはどうでもいいけど、SNSの整理だけはやっておいたほうがいいかも。
大体普通にみんなバレバレだからね。


2月11日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』は別にアンドロイドが電気羊の夢を見る話ではないが、それを忘れさせてくれるほど興味深い傑作であるのは確かだろう。
アンドロイドや人工知能が現実味を帯びてきた今こそ読み返すべき作品かも知れないと思ったが、なぜか自宅の本棚には並んでいなかった。
どこかに埋もれているのか、誰かに貸したままなのか、衝動的に売るか捨てるかしてしまったのかは分からない。

先ごろインドネシアの洞窟で見つかった4万3900年前ごろの壁画が、人類最古の物語を描いたものではないかと注目を浴びているらしい。
壁画には動物と、それを追うか追われるかしている人々の様子を描いたものと思われるが、奇妙なことに動物の姿は異様に大きく、人々は顔が長い者や尻尾の生えた者が含まれていた。
当然、化石を見ても時代を見てもそこまで大きな動物は確認されていない。
奇妙な人の姿も他の動物には当てはまらない。
SF好きや神秘好きの人なら、未知の巨大生物や、人類に知識をもたらした宇宙人の存在を示す証拠だと言い出すかもしれないが、一般的には架空の出来事、つまり神話や物語を描いたのではないかと推測されているようだ。

人間はいつ頃から想像力を獲得して、いつ頃から物語を紡ぎ出すようになったのだろうか。
現実を記す歴史書や取材記と、架空の出来事を記す物語とは脳の使い方が全く異なっている。
そこには現実のデータを用いて未来を予測する活動と、それによって生まれる空想に端を発している気がする。
未来を想像できる脳から虚構の現実や神話とされる古代史を描けるようになったのかもしれない。
そして意図せずその機能が暴走して眼前に現れるのが夢というものだと思う。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の内容とは全く違う話だが、アンドロイドが架空の世界を夢見るようになると、いよいよ人間に成り代わる段階となるのかもしれない。
ただ、そのためにはアンドロイドが恐れや悲しみや喜びや希望を、データではなく感情的として獲得できるかどうかにかかっているだろう。
大半の夢はそれに起因しているのだから。

[一日三報]
[毎日新聞] アマゾンが小規模な書店に「仲間卸」 事実上の「取り次ぎ」業務開始へ

これはなかなか、業界的には大きなニュース。
現状でも取次業者を介さずに出版社と書店が直接やり取りをすることはありますが、それも省いて自分で買って売ったら良いんじゃねということになるのかも。
でも若い人たちが街の小さな本屋さんを始めるきっかけになるかも。
返本制度も変わってくるかもね。

[CNN] スマホ99台でグーグルマップ上に「仮想渋滞」 ベルリンのアーティスト

というか、グーグルの渋滞情報ってスマホの位置情報サービスから得ていたのね。
でもそのうち車にも搭載されるようになるだろうから、やがては使えなくなるトリックかと。

[AFP] ルービックキューブで描かれたモナリザ、競売へ 最大で1800万円か

凄いんだけど、そこまで凄いかというと。
ネットを見ているともっと精密で独特で頭のおかしな野生アーティストの作品も多い気がしたり。
芸術って、何を作るかと同じくらい、どうやって発表するかも重要なんだろうなと思ったり。


2月4日(火)
[今日の独言(ひとこと)]
現代を舞台にした物語書く際、登場するアイテムの名称に迷うことがある。
うっかりと出した名称が実は一般名ではなく、企業や個人が名付けて所有している固有名の場合があるからだ。
「ホッチキス」の一般名が「ステープラ」というのは有名な話だが、実は「宅急便」も「バンドエイド」も「ポリバケツ」も固有名である。
使ったところで著作権の侵害を訴えられることはないだろうが、たとえば「宅急便はドライバーの態度が悪い」と書くと、それは宅配業者全体ではなくヤマト運輸のドライバーさんを示してしまうので誤解を招いてしまうということだ。

それでも「宅急便」は「宅配業者」に、「バンドエイド」は「絆創膏」に、「ポリバケツ」は「ポリ製バケツ」と言い換えることができるので、特に不便は感じない。
問題は「iPhone」や「LINE」など新しいテクノロジーに対して他に言い換える名前がないことだ。
特にLINEはLINEとしか言いようがなく、それがあまりにも普及しているので表現に困る。
LINEで殺人事件を起こすとLINEが悪者になってしまう。
別に誰も気にしていないだろうが、作者としてはためらってしまうのだ。

オランダ政府は先ごろ自国の名称について、オランダは正式名称ではないという公式発表を行ったらしい。
ご存知の通り、オランダ(Holland)の正式名称は「ネーデルラント(The Netherlands)」であるが、これまで日本を含めた外国からはどちらも併用されてきた。
オランダという俗名は首都アムステルダムを含むホラント州が由来となっているので、日本国を関東国と呼ぶようなものだからだろう。
ちなみにネーデルラントは直訳すると「低い土地」という意味になるので、頭にTheを付けて国名を示すのが通常だ。

なおオランダ政府からそのような発表はあったが、日本の外務省はまだ特に何の発表も行っていない。
ただ今年のオリンピックあたりからはネーデルラント表記に変更されて、ローマ法王がローマ教皇になったように、メディアも当たり前のようにネーデルラント、ネーデルラントと言い出すようになるのかもしれない。
作家も今後はオランダが登場する小説を書く際には気をつけなければならないだろう。
そんな機会は全く考えていないけど。

[一日三報]
[CNN] チーフスのスーパーボウル進出、「悪運」ファンの自宅観戦のおかげ?

[CNN] チーフスが逆転勝利、50年ぶりの王者に 米NFLスーパーボウル

たぶん決勝戦もこの人は自宅待機だったのだろう。
ジンクスというのは偶然の産物にも見られがちだが、もしかすると人の目には見えない何かを感じ取っており、それが本人も無意識のままに行動を引き起こしているのかもしれない。
この人が行くとチームが負けるのではなく、最初からチームは負ける要素を持っており、それがこの人をスタジアムへ向かわせる決意を起こさせているのではないかと。

[NHK] AI スマホに指当たる音で文字推測可能に 対策必要か

この訳が分からない技術も凄いけど、一番驚くのは『AIはその違いからタップした位置を推測しているとみられるということです。』の一文。
もうAIが何をやっているのかも分からなくなっているんだね。

[AFP] 「新型ウイルス感染でゾンビ化しない」マレーシア保健省がデマ否定

新型ウィルスでゾンビになんてなるわけがないし、信じているのは幼稚で文化レベルの低い国の奴らに違いない。
そう言いながらも、知的で文化レベルの高い国の人だって、エセ科学的根拠に基づいたもっともらしい(真実)を信じているのかもしれないわけで。
デマの拡散というのはどこにでも起こり得るもので、頭に自信がある人ほど間違いを認めたがらないものです。