the shadow of silver
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12月28日(水)
世間では「仕事納め」という言葉が聞かれていますが、半フリーの私としてはここ数年そんな気分を味わったこともありません。
仕事を納めるかどうかも自分の判断しかなく、「完成」を仕事納めとするならばいつまで経っても納まらないままとなりそうです。
結果、世間の仕事納めを自身の仕事納めにするのが一番真っ当という結論に達するのです。

そんなこと言いながらも、明日も仕事するけどね。

本年度の日記更新は今回でおしまいです。
ツイッターではちょくちょく呟いていきます。
本年もそれなりにお世話になりました。
また来年もそれなりによろしくお願いいたします。

それなりによいお年を。

[一日一報]
[朝日新聞] 中国内から攻撃、1千人分情報流出 文科省サイト改ざん

ちょっと情けなくて恐い事件。
科学技術をPRするサイトが乗っ取られちゃ身も蓋もありません。
こういった政府関係のサイトでの改竄、流出事件が最近頻発しているようですが、なぜか毎回あまり大きな話題にはなりません。
口止めされているというよりは、みんな無関心で面白くないから報道しないという感じ。
結果的にみんなの頭に「インターネットは何となく危ない」という印象だけが残されてしいる気がします。

別にサイトが改竄されようが情報が流出しようが大した問題でもないと思いますが、この「無意識のインターネット不安」というのは、これから色んな方面で世界から遅れをとってしまうんじゃないかと感じています。
犯人を捜し出して捕まえるくらいの気概があればいいのにね。


12月27日(火)
年末入って一気に気温が下がり、寒さが堪える時期となりました。
そんな中、ケモノ好きの私は神戸市立王子動物園へと足を運びました。



入口。この動物園もパンダが名物のひとつです。
以下、年末の動物たちのラッシュです。

 

獰猛な「アムールトラ」 / 人気者の「ジャイアントパンダ」

 

人懐っこい「ヒツジ」 / 愛くるしい「コアラ」

 

怒ると恐い「アフリカタテガミヤマアラシ」 / 日本最強の動物「エゾヒグマ」

 

集団行動の「フンボルトペンギン」 / 極限の猛者「ホッキョクグマ」

 

仲良しの「グリーンイグアナ」と「ヒョウモンガメ」 / ザ・動物園の「インドゾウ」

みんなやる気ねー。
寒いせいか、みんなほとんど動いていませんでした。
いや、トラやコアラが固まっているのは分からなくもないですが、なんでペンギンやホッキョクグマまでぐったりしているのか。
座っているゾウなんて初めて見ました。

日本の寒さがそんなに身に堪えるのか。
意図せず「人間と動物園のエゴ」を体感した心境です。
もうお前ら故郷(さと)に帰れ。

[一日三報]
[GIZMODE] ギズモード2011年RT数ランキング

[INTERNET Watch] やじうまWatchで振り返る2011年

[NEVERまとめ] 【訃報】2011年に亡くなった有名人一覧

今年を振り返る系まとめ。
年越し前に見直しておこう。
ニュース自体は当然目新しくはないけど、やっぱり驚かされるのは訃報。
そうか、亡くなられたんだよなという思いになりました。
有名人、資産家の死は、まだ不老不死が実現できていないという事実に気付かされます。


12月26日(月)
お陰様で、昨日無事に34歳の誕生日を迎えることができました、メリー俺。
いつまでも高校生のつもりなのに、17歳の2倍と思うと信じられない気持ちで一杯です。
多分、8年くらい冷凍冬眠(コールドスリープ)していたのだと思います。
ほんと、大人になっても何も変わんないよ。
これからも人生に迷い続けていくことでしょう。
せめて路頭には迷わないようにがんばっていきたいと思います。

[一日一報]
[ITmedia] 地下鉄移動中も「圏内」、いよいよ本格化──都営三田線でWiMAX利用可能に

大阪の地下鉄もどんどんと圏内になりつつあります。
そのくせ電車内の電話はマナー違反と見なされたり、優先座席付近では電源を切れとアナウンスするから不思議なものだと思います。
こちらが通信圏内に入るということは、あちらからも通信圏内に入るということです。
SFもののように体内にICチップを埋め込まなくても、肌身離さず持ち歩いているデバイスによって私たちの行動はリアルタイムで把握される時代になりつつあります。


12月23日(金)
「発光ダイオードつき書籍」というのはどうだろうか。
新書の表紙に発光ダイオードが付いて光るのです。
例えばホラーものだと、表紙に描かれた悪魔の目が赤く光ります。
そのままだとダイオードが引っかかるので、分厚い表紙の裏側を二重にして埋め込むように取り付けます。
表紙の下あたりに点灯スイッチを付けて、読んでいる間ずっと悪魔の目が光っています。

電子書籍に対抗した工作書籍としていかがでしょうか。
他にもミニ電子ゲームを付けるとか、体温で色や絵が変わるシートを付けるとか、書籍の表紙ももっと色々と遊べるんじゃないかしら。
そんなことを、クリスマスの電飾を見ながら思いました。

[一日一報]
[AFP] 空から降ってきた謎の鉄球、その正体は?ナミビア

これが何かというよりも、こんなのが落ちてくる地域が恐いです。
でも何でしょうか、これ。
左右にちぎれたような痕跡があり、突然落ちてきたものとしては、今はやりの人工衛星の部品でしょうか。
でも地球圏外から来たものと期待したい。
パカッと開いて、中からベジータが出て来るかもしれませんね。
10センチくらいの。


12月22日(木)
そういえば明日から三連休なんだとさっき気付きました。
青少年にとっては明暗分かれるクリスマス三連休。
私くらいのベテランになると、あーそーなんだーと心静かに過ごせるようになります。
それはそれで、ちょっとどうかと思います。

昨日の連載小説「失・恋手紙事件」については、皆様から読めたり読めなかったりといった報告をいただいています。
スマホ版はどうやら毎月2日にまとめて刊行されるようです。
だから私の作品は来月刊行になるのかもしれません。
お騒がせしてごめんなさい。
うまくやっていただけたら幸いです。

一応短編であり、特に前後関係に関わってくるようなストーリーにはしていないつもりです。
後? 後。
好きなキャラクターなので、続けられるならまた書きたいと思います。
どうなるか分かんないけどね。

[一日一報]
[SankeiBiz] 風味豊かな昆虫を召し上がれ

冬になると昆虫を目にする機会も少なくなります。
昆虫食については抵抗がありますが、近ごろは食糧難対策のひとつとして注目を集めつつあります。
なんせ放っておいてもジャンジャン増えていきますから、固定観念さえなければ夢の食料とも呼べるのです。
原形を見せるから気持ち悪いのであって、すり潰してしまえばミンチ肉や練り物と変わりなく口にできるかもしれませんね。
ただし、衛生的に繁殖させたものなら。


12月21日(水)
お知らせです。
角川書店のケータイ小説「小説屋Sari-Sari」にて、連載小説「失・恋手紙事件」がなんと無料公開されています。
久しぶりの「ハテナ君とお兄さん」ものです。
天才・犬神博士と少女ロボットのハテナが繰り広げる、一大スペクタらない日常ミステリです。
あと黒彦君も主人公として登場しています。

いつの間にやら第3回。
かくいう私も、公開されているのをさっき知りました。
バックナンバーがありますので第1回からぜひご一読ください。

閲覧方法はケータイにて。
こちらのQRコードからアクセスするか、「小説屋Sari-Sari」で検索するか、うまいことやって辿り着いてくださいませ。

[一日一報]
[AFP] 「思考読む機械」まもなく登場か、IBMの近未来予測

「チューブを走るエアカー」と同じく、僕らが近未来に望む物のひとつ「思考読み取り機」です。
障害者の支援、あるいはマウスやキーボードの煩わしさからの解放に貢献してくれそうな反面、やっぱりちょっと恐い気持ちもあります。
雑念が多いと余計なことまで読み取られないかと心配です。
向上しつつある音声認識の技術についてもそうですが、声をクリアにするように思考もクリアにさせるコツが求められるようになるのかもしれません。

技術が人を支援するのではなく、人が技術に合わせる世の中になるかも。
首の後ろにケーブルが接続される日も近い。


12月20日(火)


ネスカフェのコーヒーメーカー「バリスタ」をいただきました。
コーヒーは毎日よく飲んでおり、忘年会も喫茶店でいいじゃないかと思う人間なので、なかなか重宝しています。

簡単に説明すると、インスタントコーヒーが美味しく飲める機械です。
従来のインスタントコーヒーでは物足りない、でも本格的なコーヒーメーカーを使うほどのこだわりはない。
そんな方に打って付けの、ちょっとリッチな気分が味わえるもののようです。

選べるコーヒーの種類は、エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテ、ブラックコーヒー。
粉タンクと水タンクをセットしてボタンを押すとボジョボジョとコーヒーを作ってくれます。
驚くべきはその速度、あっという間にお湯を沸かして淹れてくれます。
調べてみると、消費電力1460W。
これは家電製品の中では極めて高い数値であり、ごく一般家庭では100V×15Aで1500Wが最大電力量なのでギリギリの値です。
電子レンジなど他の家電製品との併用には気を付けなければならないでしょう。

で、味の方はどうかというと、やっぱりインスタントコーヒーをちょっとデラックスにした感じでした。
おうちで手軽にカフェの味、みたいなことをうたっていますが、それはそれでフザケンナヨという気分です。
ただ手間と素早さを踏まえると、充分満足できるものです。
ジャンジャン飲む人にとっては重宝できる物ではないでしょうか。

「なんちゃってコーヒー通」への贈答品としては、手頃なところだと思います。

[一日一報]
[毎日新聞] ウィニー:開発者の無罪確定へ…最高裁、検察の上告棄却

まだ続いていたのかと思った事件、ようやく無罪確定のようです。
世間では「当然」の声が多く、私も当然だとは思いますが、それはそれとして、本当に無罪と呼べるものかどうかについてはちょっと自信がありません。
「悪用を考えて開発する人はいない」という話ですが、悪用されることを予見せずにリリースするのも正しいことだったのかどうか。
無罪となったこの方に責任はありませんが、P2P技術の印象が決定的に悪くなってしまったのは残念です。
コンピュータ、ネットワークに関する法整備が遅れ続けている現在、今後も似たようなケースが出てくるのだろうなと思います。


12月19日(月)
[一日一報]
[読売新聞] 金総書記死去の発表要旨

各新聞社の思惑を避ける意味で、公式発表のみを紹介。
これが近隣諸国のパワーバランスに影響を及ぼすかどうかは、その内えらい人たちが見解を示されることでしょう。
でも氏の死去が即、政治の転換へと繋がるとは思えない雰囲気。
「独裁者」とは一人ではなく、正しくは「独裁者たち」と呼ばれるべきものだと思います。

せめて、かの国民の生活がいくらか改善されればいいですね。


[本日の独言(ひとこと)]
今年も残すところ2週間、と言われると何やら妙な焦りを覚えてしまいます。
「来年」は「来月」とはまた違った区切り感があり、仕事をしていても1月の話を聞くと遠い未来のように感じてしまいます。作家のお仕事も来年からはもう少し頑張っていきます。

年末恒例の「流行語大賞」は「なでしこジャパン」が選ばれ、「今年の漢字」には「絆(きずな)」が選ばれました。東日本大震災をはじめ悲惨な出来事が多かっただけに、何か前向きな気持ちを持とうとされた方が多いのかもしれません

一方、アメリカでは恒例のTIME誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」には、「The Protester」(抗議活動(デモ)の参加者)という「other 99%」(名もなき99%たち)が選ばれました。また英語のレンドを調査しているサイト「Global Language Monitor(GLM)」でも、1位は「Occupy」(占拠・抗議活動)が選ばれました。景気悪化による危機的状況こそが、今の国民にとって一番の関心事だということなのでしょう。

2国の状況は全く違いますが、少なくともどちらも「楽観」にはほど遠く、「危機」という部分では共通しているのではないでしょうか。それを「がんばろう!」という空元気だけで盛り上がるのか、「抗議しよう!」と暴走、暴動の綱渡りを煽るのか、これは国民性や社会情勢、つまりお国柄によって変わるものかと思います。私はどちらも間違いとは思わず、重要なのは冷静な現状把握と、落ち込まず、暴走しないバランス感覚だと考えています。

ただ、そろそろもう「がんばろう!」だけでは済まされない事態にあることにも気付いておくべきではないでしょうか。「がんばろう!」は素晴らしい言葉です。でも、何をがんばるのかをはっきりさせないといけません。


12月16日(金)
街を歩いていると年賀状の販売が目立っています。
毎年恒例ながら年々販売活動が積極的になっているような気がします。
民営化後にノルマがあったりするのかしら。

もういい加減いらないだろうと思いながらも、あれやこれやの理由で今年もその内に年賀状を作らなければならない気がしています。
会社ならともかく個人においては、今のご時世、自宅の住所を伝える理由も少なくなりましたし、住所を伝え合うほど深い関係の相手には、先に電話やメールでご挨拶することも少なくありません。
お互いの書く手間、送る手間を考えると、やっぱり年賀メールくらいでいいと思うのですが、どうでしょうか。

結局、年賀状ってこれまでのしがらみと日本郵便のプロモーションのせいでダラダラと続いてしまっている習慣に過ぎないようにも思います。
例えば日本郵便が「今年から年賀状の発行はいたしません。送りたい人は普通のハガキでどうぞ」と言い出したら、果たしてどれだけ送る人が減るでしょうか。

ぶっちゃけ、手紙を書いて返事を待つほどのんびりした環境でもないですからね。
翌日になれば出したことも忘れそうです。


[一日一報]
[毎日新聞] フェイスブック:自殺防止の仕組み導入…米加の利用者対象

日本だと最近はツイッターでよく死ぬ死ぬ言っている人を見かけます。
本当に死ぬ気なのはまれだと思いますが、こういった活動が広まればある程度の予防と、いわゆる「構ってちゃん」の抑制に繋がっていいのかもしれませんね。
あるいは言葉巧みに言い寄ってくる悪者も出てくるかもしれませんが。


12月15日(木)
[一日五報]
[読売新聞] タイム誌・今年の人は「抗議者」…デモにエール

画像はこちら。(右下)

2010年はマーク・ザッカーバーグ君、2009年はベン・バーナンキ氏(FRB議長・金融政策)、2008年はオバマ大統領。
今年は「名もなき抗議者たち」が選ばれました。
もしかしてスティーブ・ジョブスさんかなとも思いましたが、さすがにそこまでの話題ではなかったのかも。
彼の地でも民衆の不満が高まっているようです。

[朝日新聞] あきれた偽造ナンバー ひったくり容疑の男逮捕 警視庁

「ナニワ金融道」でベンツのナンバーが「893」だったのを思い出しました。
ギャグとしてもいささか寒い。
同じ歳ゆえの厳しさで言うと、そりゃ無職でひったくりもするだろうなと思いました。

[時事通信] 高校生が古代ゾウ化石発見

価値の程は分かりませんが、発見者が何かやってくれそうな名前の子だと思いました。
姓も含めてキラキラネームなのは珍しい。
でも、どこで切ればいいのかしら。

[AFP] 会社の忘年会「出たくない」7割、韓国の会社員

会社の忘年会と慰安旅行だけは、何の為にあるのか分かんないです。
あちらの国って、日本よりもさらに上下関係が厳しいみたいですね。
口先だけの「無礼講文化」もあるのかしら。

[読売新聞] 椅子の脚折れうつ病に…ニトリに支払い命令

「精神的(スタンド)衝撃」が考慮された珍しい事例。
順調に訴訟大国へとなりつつあります。
災難に遭われた方はもちろん損害賠償が請求できるものとしても、ある程度は販売店や製造メーカーも守ってやらないと可哀想かもしれません。
でないとお値段上がっちゃうよ。


12月14日(水)


DVD-Rドライブを買いました。
Logitec LDR-MA24FU2
デスクトップ外付け型です。

パソコンの中でも特に故障が多いのがメディアドライブ。
数年前より同型のLDR-MA16を使用していましたが、先日親にあげてしまったので買い直すことにしました。
DVD-R 1層書き込みで最大24倍速。
そんなに速くてちゃんと書き込めるのかよと、ちと心配しています。

色々と調べてみたのですが、どうやらDVD-Rドライブもこの辺りで頭打ちとなりそうな予感がしています。
今後は緩やかにBD-Rドライブへと移行されていくのではないでしょうか。
フロッピーがCD-Rになり、DVD-Rになり、BD-Rになる。
僕らはどこまで容量がいるんでしょうね。

将来的にはやっぱりクラウド・ストレージ化になって、お金を払えば容量が無限に使えるようになるのかしらね。

[一日一報]
[CNN] 「魔術」を理由に女性の斬首刑を執行 サウジアラビア

家に変な本や変な道具がある程度で首を切られるなら、私なんて磔にされて火あぶりにされそうです。
宗教上の理由で処刑されるなんて本末転倒だとも思いますが、本当にそれだけが理由だろうかと考えると薄ら寒いものを感じます。
魔術をネタに、宗教をダシに、本心は別のたくらみがあるんじゃないでしょうか。
邪推に過ぎませんけども 。


12月13日(火)
かねてより伝えていた通り、日曜日に「奈良マラソン」に参加しました。
10kmを無事に完走できました。

 

もうこの歳になると順位よりも走破が目標。
だいたい1時間くらいで走りきれるんじゃないかと目論んでいたら、時計も持たずに誤差31秒でのゴール。(ネットタイム)
日々マスを埋め続ける筆耕者に恥じぬ正確さで、人間ペースメーカーの名をほしいままにしました。

 

奈良マラソンは奈良市を中心に町中を駆け抜けるマラソンイベント。
全部門で総数1万5千人ほどが参加したそうです。
私が参加した10km部門だけでも4600人ほどが一斉にスタートを切ったので、コースは終始、老若男女が入り乱れて大混乱。
私も含めて走りながらケータイで写真を撮るなど、フルマラソンよりはお祭り的な雰囲気も大きかったです。



沿道の応援にも数多くの人が詰めかけました。
白いコートを着た花田勝っぽい人は奈良市の市長さん。
隣のハゲはテレビでも有名な弁護士、菊地幸夫さん
さらに隣のよく似たハゲは、どこにでも駆け付けるせんとくん。
一番奥はミスなんちゃらです。

初マラソンともあってなかなか貴重で楽しい体験ができました。
感想としては、ダジャレではなく完走できて本当に良かったなということ。
あとフルマラソンは絶対に無理だなということです。

機会と気分が良ければまた参加するかもしれません。

[一日一報]
[毎日新聞] グーグル:被災地4万4000キロのストリートビュー公開

サイトはこちら。
特にストリートビューの震災前後比較は見ておく価値のある凄まじさです。
訪れたこともないのにどこか親近感を抱く町の風景と、更地と瓦礫の山となった荒野のような姿に身をつまされます。
被災しなかった地方の者であっても自分たちの町がこうなる可能性もあった、これから起きる可能性もあることを忘れてはならないと思います。

10年後、復興した豊かな町のストリートビューが加わることを願い応援を続けます。



12月12日(月)
[一日一報]
[朝日新聞] 今年の漢字は「絆」 2位「災」、3位「震」

年末恒例の行事で、予想外の漢字が選定されました。
今年の夏辺りに「節」(せつ)になるんじゃないかしらと言った覚えがありますが、見事に空振りしてしまいました。
2位の「災」や3位の「震」の方が、まだ分かりやすい。
他意はなくとも「波」「揺」「暗」「電」「核」の方が個人的には馴染みがありますが、世間はもっと前向きなようです。
とはいえ、「今年の漢字を選びます!」という募集にわざわざ応募するような方が求めた漢字な訳ですから、それだけでも前向きなのは当たり前、真の意味でのあまねく世間とのギャップもあるように思います。

なお、私が選ぶ「今年の漢字」は、やはりかなと思います。
鹿づくしの漢字ですが、意味は「粗」と同じで読み方も「そ」「あら」です。

 鹿も見飽きました。


[本日の独言(ひとこと)]
プロ野球・横浜ベイスターズをめぐる買収騒動は、携帯電話ゲーム「モバゲー」でお馴染みのDeNAが獲得し、「横浜DeNAベイスターズ」となりました。先日の報道では初代監督に元巨人軍選手の仲畑清氏が就任することとなり、これからの活動に注目を集めるところです。

テレビゲームの「桃太郎電鉄」では、野球球団を獲得することがプレイヤーにとって一定のステータスとなります。実社会においても球団獲得は、他のスポーツチームとは違いその規模や収益からみても企業の社会的地位の向上を狙う側面もあるかと思います。近年新たに球団を獲得した企業といえば、ソフトバンク、楽天、そしてDeNAと、いわゆる広義のIT企業と呼ばれるところです。業界全体の勢いが如実に感じられるのではないでしょうか。

ゲーム業界はいまや2極化の傾向にあるように感じています。一つは任天堂をトップとした従来テレビゲームとされていた業界。もう一つはDeNAをトップとした新興の携帯電話ゲームの業界です。

テレビゲーム業界は高性能の筐体を駆使してどっぷりと填れるソフトを作りますが、その代わりに現在では完成までに数年の期間と億円を超える制作費がスケジュールに組まれることも珍しくはなくなりました。一方で携帯電話ゲーム業界は、本体そのもののゲーム機としての低性能もありますが、単純かつ射幸心をくすぐる電子的なカードゲームが多数ラインナップされるようになりました。うまく棲み分けられたというのか、どうなのか。

小説でいうと、構想10年、取材100回、全10巻の大長編時代小説と、女子高校生が休み時間に書き上げた、『瑞々しい』という言葉に誤魔化されたケータイ小説との違いでしょうか。時間とお金を書けた重厚な作品がいいものとは限らない、時代の波にあおられた軽薄な作品が、なんとなく世の中を変えることもある。どれが正しいというものではなく、どんな業界もそういうものかもしれません。

出版社が球団を獲得する日は、ちょっとなさそうです。


12月9日(金)
「精算」という意味では人生にもリセットボタンはある。
「死」という意味では人生にも電源ボタンはある。

だから古いファミコンにあった「リセットボタンを押しながら電源を切る」というルールは人生の警句でもあったのだ。
人は往々にしてそれを忘れる。

[一日一報]
[CNN] コカ・コーラの秘蔵レシピ一般公開、ただし保管庫のみ

かの国でのコカ・コーラのレシピというのは、ハッピーターンのハッピー粉なみにミステリアスな存在なのかしら。
この展示方法はお得意のジョークというよりは、「三種の神器」よろしく「コカ・コーラには秘伝のレシピがある」という説そのものが秘伝のレシピという権威付けを象徴している物なのかもしれません。
仰々しい巨大金庫もまた、それを物語っているようにも感じられます。
とりあえず、ルパン三世の仕事を待つことにしましょう。


12月8日(木)
なんでも、明後日の10日の夜には皆既月蝕が起きるそうです。
日本時間では10日の21時45分から始まり、23時05分に皆既月蝕となり、25時18分に元通りとなって終わるとか。
世紀の天体ショーを見逃すなとか言いつつも、次は2014年10月8日に起きるようなのでそんなに珍しくもなかったりします。
せいぜいツイッターで盛り上がるくらいでしょう。

ちなみに月蝕は英語でlunar eclipse(ルナ・エクリプス)。
エクリプスというのはそのまま「蝕む」という意味であり、ギリシャ語で「力を失う」という意味の言葉から生まれたそうです。
なにかの必殺技みたいな名前ですね。
ちなみにドラクエで相手の守備力を下げる「ルカナン」は、「軽」「軟」のアナグラムが語源だそうです。

[一日一報]
[AFP] カラスは色を1年間記憶できる、宇都宮大研究

かねてより「カラス最強説」を信奉している私ですが、また新たな能力が見つかったようです。
こいつらはマジで侮れません。
なお他の最強生物は、シャチとミツバチです。
ヒトが世界を支配できたのは、たまたま手頃な大きさで手先が器用だったからという程度に過ぎず、一歩遅れていればこの3種のいずれかに取って代わられていたのではないかとも思っています。
異人種交流が常識となった現代、次は見えない宇宙人なんかよりも、身近な彼らとの異種交流を考える時かもしれません。


12月7日(水)
先日、中国自動車道でフェラーリ8台とメルセデス3台とランボルギーニ1台を含む14台の事故が起きて話題になりました。
一体どういう偶然かと思って調べてみたら、偶然じゃなくて「そういう会合」での出来事だったようです。
「フェラーリ友の会」か、「高級車親睦会」かは知りませんが、なるほど、そういうものがあるのだなと知りました。
私は超大衆車のワゴンRに乗っていますが、さすがに「ワゴンR友の会」はないようです。
誘われても困りますが。

ネット黎明期にはネット仲間が集まって「オフ会」や「オフミ(オフラインミーティング)」と呼ばれるものがよく開催されていました。
せっかく共通の趣味で知り合ったのだから、リアルでも交流を深めようじゃないかという話です。
何度か誘われたこともありましたが、結局遠距離だったり、こっ恥ずかしかったりして参加したことはありません。
無趣味でもあり仕事も忙しくなってからは、そういう機会もなくなりました。

「もくもく読書会」とか「もくもくプラモデル作り会」とかなら参加してみたいですが、集まる意味もなさそうです。
「延々ファミコン遊び会」なら楽しいかもしれません。

[一日一報]
[ロイター] ベルギー新政権発足で「断髭式」、1年間ひげ伸ばし抗議

えらく地味な抗議活動です。
大体こういうストライキって、座り込みや業務拒否で相手側に非暴力のダメージを与えるのが目的だと思うのですが、ヒゲを伸ばすことで政権はどんな痛手を被っていたのでしょうか。
イスラム教国家ならむしろ好印象にもとらえられそうです。
それにしても、さすが俳優だけあって、ヒゲのあるなしで印象がガラリと変わっています。
自己アピールにはなったようです。


12月6日(火)
風邪は治癒の気配を感じ始めていますが、相変わらず体はギクシャクしています。
今日は肩こり首こり治療のために近所のマッサージ屋さんへと行きました。
大阪時代にはたびたび通っていましたが、奈良時代になってからは初めてです。
問診票を書いて保険証出すと、受付のおばちゃんから「あらー、私も同じ誕生日なのよ」。
私の誕生日はいわずと知れた12月25日です。
お互い特にロマンチックな雰囲気にもならず、施術へと移りました。
手もみからお灸、低周波治療器。
そして登場したのが、ウォーターベッド型マッサージ器でした。
ウォーターベッドといえば、シザーハンズでお馴染みの水の入ったベッドです。
そこに仰向けになってスイッチが入ると、下からジェット水圧でマッサージされるのです。
調べてみたらコレでした。
これがまた、ドラクエのスライムに殴られ続けるような新感覚。
効いたかどうかはよく分かりませんが、面白かったです。

しかし効く効かないにかかわらず、気分としてはいい感じです。
マッサージ機能をストップすれば通常のベッドとしても使えそうです。
ちなみに価格は定価4830000円。
わあい500万円。
それなら専属マッサージ師を雇います。

[一日一報]
[SankeiBiz] ボージョレ・ヌーボーはバブルの遺産 解禁イベントも“死に体”

そもそも熟成が大切なワインを一年目に飲んでも美味しいはずがありません。
だからボージョレ・ヌーボーというのは流通業者や一部のワイン愛好家が、その年のワインの出来映えを試飲する日、メモを付けてこれからの熟成を楽しみに待つ日に過ぎないはずなのです。

それなのになぜか日本では「新米」や「初ガツオ」のように扱われて、「時差の関係から世界で一番早くに解禁される!」といっては、なぜか例年大々的なイベントを催してきました。

そんなことにずっと違和感を抱いていたのですが、どうやら世間も同じ気持ちを持っていたようです。
記事では不況の影響だの価格が高いだのと書かれていますが、そうじゃなくて、みんな美味しくないと気付いたからでしょう。
そうなったのも、バブル期にワインブームなるものを盛り上げてワインの味を広めたせいでもありますから、まあ自分で自分の首を絞めた結果だろうと思います。

素直にノンアルコールで「ぶどうジュース祭」として盛り上げた方がいいと思うのですが、ダメなのかしらね。


12月5日(月)
[一日一報]
[読売新聞] シュレッダー文書、紙片1万個の復元に成功

いつぞやニュースにしたような気がする記事の続報。
その根気は大したものだと思うとともに、こんなことに賞金をかけて国民の参加を促す政府が頼もしくもあり、恐ろしくもあります。
日本でもやればいいと思うけど、やらないかなあ。
ともかくシュレッダーも信用ならないことは知っておいてもいいかも。
やっぱり焼却処分が一番でしょうか。
「ペーパーレスの時代」ってどこへ行ったんでしょうね。


[本日の独言(ひとこと)]
小説のスターシステムはどうだろうかと考えています。
スターシステムというのは、同じ登場人物をスター俳優のように扱って、異なる複数の作品に登場させることです。簡単に言うと木村拓哉がビジネスマンになったり検事になったりレーサーになったり武士になったり宇宙戦艦を動かしたり南極観測隊員になったりするようなものですが、どちらかというとそれよりはキャラクターの身なりや言動を統一させる場合が多いようです。

代表的なものでいうと、手塚治虫の漫画作品が挙げられます。アトムがロボットとして活躍する一方で、似たような髪型の少年が別の作品に登場したり、鼻デカのお茶の水博士が火の鳥の力で転生を繰り返したりしています。他にも超人ロックや、頭にローソクを立てた男も色々な作品に登場しており、深く知る人をニヤリとさせる演出も取り入れられています。ディズニー作品にもそのようなものが多くあります。

別の視点としては、SF作品では大設定として統一の歴史や宇宙を提示するものもあります。ハインラインなどがそうでしょうか。漫画でいうと永野護が「ファイブスター物語」で最初に主人公の誕生から最後までを年表にして、そこを辿るというスタイルを作りました。スティーブン・キングの「ダークタワー」シリーズでは複数の作品を一つの世界での出来事として、浅く深く繋がりを持つようにしました。

話を戻して、それで何を考えているのかというと、キャラクター至上主義とされる昨今の小説傾向と、従来のワンストーリー・ワンアイデアの設定を重ねられないかと思ったのです。

もっと簡単に言うと、「10チーム」の魅力的なキャラクター陣と、「10舞台」の魅力的なアイデア・世界観をシャッフルすれば、「100通りの小説」ができるんじゃないかということです。通常に考えると1:1の関係で10作品しかできませが、「もし、このキャラクターがあの世界にいたらどうなるか」「あのミステリで彼らがいたら、全員助かったのではないか」という新設定が生まれるんじゃないかと思うのです。シャーロックホームズが現代にいたら、むしろワトスンの方が有能になるかもしれないという話です。どうでしょうか。

まあ、それをやるにしても「10チーム」のキャラクターと「10舞台」の世界を作らないといけなくて、それがそもそも無茶な話ではありますが。


12月1日(木)
毎年恒例の「新語・流行語大賞」が発表され、大賞は「なでしこジャパン」に決定したそうです。
受賞一覧と候補一覧はこちら。
知らないと流行遅れ、でも知り過ぎていてもキモイ、調子に乗って自ら使うとサムイ。
そんなホットでデンジャラス言葉たちです。

まあ今年はどう考えても震災や原発、放射能といった言葉が一番流行しましたが、それらのマイナス要因を省いて考えると、辛うじて「なでしこジャパン」が残るかなといったところでしょうか。
とりあえず女性を持ち上げておけばいいという最近の風潮にも合っているような気がします。
でも流行したというよりは、流行させたかった大賞の感は否めません。
「節電」とか「推し」くらいが良かったんじゃないかなと私は思います。

ちなみにそんな私の今年の流行語は「引越貧乏」。
あ、これは言葉じゃなくてリアルな状況です。


[一日一報]
[SankeiBiz] 小学館が「小学三年生」「四年生」も休刊へ 学年誌、残るは2誌に

2学年ごとに休刊になるのは、そういう編集部の体制なのでしょうか。
寂しくなるなあと感じましたが、よく考えると私自身も小学生時代に読んでおらず、周囲にも購読しているという人は見かけませんでした。
20数年前からそのような状況だったから、結構生き延びていたのかもしれません。
記事中にもありますが、大人も子どもも今の時代、ああいう広く浅くの総合雑誌にはみんな惹かれなくなってきたんじゃないかなと思います。
四年生になったから「小学四年生を読まなきゃ!」って雰囲気でもないしね。