the shadow of silver
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5月31日(木)
そういえば先日、大阪日本橋や東京秋葉原といったサブカル観光地を歩いていると、アニメイラストのテレホンカードを見かけることがありました。
なるほどさすがマニアックなレトロ品が揃っているものだなと思いましたが、よく見ると近年放映のあったアニメ柄も多くあり、つまりは新たに発行されたものだと分かりました。

なぜ今どきテレホンカードが新しく作られているのでしょうか。
もちろん図書カードやクオカードといった、まだ実用的な物も多く発行されています。
いや、どんなカードであっても使用するために買う訳ではないのは分かっていますが、それでも「テレホンカード」としての機能を持たせる意味が分かりませんでした。

色んな所の利権とか、法律とか、そういった理由があったりするのでしょうか。
その内誰かに聞いてみようと思いつつ、答えのない話題でした。

[一日一報]
[AFP] 全裸男性の顔をむさぼり食う全裸の男、警察が射殺 米国

今日のバジリスク。
記事の通り、薬物の摂取が要因だろうと思いますが、言い換えれば人間が人間を食べる、食べないなんてその程度の差なんだろうなとも感じています。
射殺されたようですが、発砲した警察官はどんな気持ちで引き金を引いたのでしょうか。
被害者を救うためだったのか、バケモノ退治のためだったのか。

それにしても、よりによってホームレスの男性を食べなくてもと思ったりもしています。


5月30日(水)


ドイツのアート集団「ROSTLAUB」が展開しているアートなサイト、「Ana Somnia」
8年ほど前に「99Rooms」というサイトを展開して個人的に衝撃を受けましたが、久しぶりに見に行ったら2年前からこんなサイトを展開していました。
パソコンにwebカメラが付いている人は是非ON状態で。
なくてもOK。
最初に少女は「電気を消して」と言いますが、それはどこかをクリックするのではなく、「あなたの部屋を暗くして」という意味です。

相変わらず良い雰囲気です。

[一日一報]
[朝日新聞] 月面着陸地点は「立入禁止」 NASAが指針

これは素晴らしい。
ぜひとも「KEEP OUT」の黄色いテープを貼りまくって、人類の愚行を宇宙に発信してもらいたいものです。

そういえば一時期、「月の土地を買おう」「火星の土地を買おう」みたいなプロジェクトがあちこちで生まれていましたが、あれって結局どうなったのでしょうね。
買った人たちは責任持ってその土地に移住し、惑星を開拓してもらいたいと思います。
そして始まる一年戦争。


5月29日(火)
[一日一報]
[読売新聞] チューブみそで車に落書き、逮捕断念したが…

意外なルール、洗い流せる物で書いた落書きは器物損壊容疑にならない。
みそとかカレーとか、それっぽい何かで落書きをしても捕まらないようです。(迷惑防止条例とかはありそうだけど)

という訳で、犯人は余裕の顔で迷惑行為を続けられてた訳ですが、洗い流せないスプレー塗料でもいたずらをしてしまったために、結局「ミソが付いてしまった」という事件でした。
おあとがよろしいようで。
ていうか法律なんとかしろよ。


[本日の独言(ひとこと)]
先日気になったニュースといえば、東京メトロ副都心線の渋谷駅構内で起きた刺傷事件があります。21日の午後6時10分頃、構内のエレベーター上で53歳の男性が切り付けられて重傷を負いました。その後警察は23日午後5時過ぎに、渋谷駅周辺の路上にて32歳の男性を殺人未遂容疑で逮捕しました。男は容疑を認めているとのことです。

国内有数の乗降者数を誇る駅の、夕刻ラッシュ中に起きた通り魔事件。警察としても絶対に取り逃がすことの許されないものであったとは思いますが、それにしても、あまりに迅速な事件解決であったと感心しました。報道によると警察は防犯カメラの映像から、容疑者らしき男が副都心線のホームから地下3階に上がって半蔵門線に乗車し、永田町駅で有楽町線に乗り換えたことを確認。その後の捜査で渋谷駅のトイレに立ち寄ったことや東武東上線朝霞台駅で降りたことも判明したそうです。そして目撃情報から容疑者を割り出して、自宅を特定した上で尾行を開始し、容疑者が渋谷でアルバイトを終えた後に声をかけたということです。これだけのことが、たった2日間で行われました。

先に述べた通り、渋谷駅は膨大な乗降者数がいる上に多くの路線へと繋がる複雑な駅です。そんな場所で一人の容疑者を捜し出して足取りを辿ることができたことに驚かされました。防犯カメラや駅の乗車記録などがあったとはいえ、捜査手順のフローチャートが掴みきれません。何よりも速度が凄い。まったく、頼もしいものだと思うとともに、悪いことはできるもんじゃないなと感じました。

そして今となってはもう、名探偵が活躍できる場も少なくなったのだなとも思いました。シャーロック・ホームズも依頼を聞く前に解決されてしまいます。近頃はまた名探偵から名刑事、あるいは特定の部課を扱った作品に人気がシフトしているように見えますが、これにもそういう理由が背景にあるのかもしれません。警察も、額に汗して靴底を磨り減らしたヤマさんゴリさんの時代ではないのでしょうね。(それが基本なのは言うまでもなく)


5月28日(月)
ネスカフェのバリスタに補充用のコーヒーではなく、通常のゴールドブレンドを入れてみたら味が薄くなった。
やっぱり違うものなのかな。

GoogleのAndroidが出た時、どの面下げてアンドロイドなんて名乗りやがる、アンドロイドってのは、もっとこう、分かるだろって気分になったけど、ネスカフェのバリスタにしても同じことが言えそうだ。
これを「エラソ・ネーム」と名付けよう。
(エラソ・ネーム一例)
Google Android
ネスカフェ バリスタ
東芝 Dynabook
日本一ソフトウェア
スパゲティ ナポリタン

[一日一報]
[産経新聞] 千葉の小学校に爆破予告 運動会中止、児童ら帰宅

「3分以内に3億円振り込まないと爆破する」

「校長先生! 学校に爆弾が仕掛けられているそうです!」
「何! それは一大事! 運動会は中止だ! 警察に通報だ!」
「それで、犯人は何と言ってきたんですか?」
「さ、3億円を振り込めと」
「3億!? どうやって集めるんだ? どこへ振り込むんだ?」
「聞いてません」
「は?」
「そ、そんなことより早く! 3分以内に振り込まないといけないんです!」
「いやだから」

まるで新入社員が上司に叱られそうな電話対応。
悪戯電話の悪質さは言うまでもなく、受け答えした人もけっこう酷かったのではないでしょうか。
やっぱりテンパっちゃうものなのかな。



5月25日(金)


偉人の没年齢とエピソードをまとめた山田風太郎の「人間臨終図鑑」。
これ、人の歴史を辿るとかそういうものじゃなくて、むしろ「お前の年齢だと既にこれらの人々が偉業を成し遂げて死んでいったのだぞ」と戒めるような内容じゃないかと、最近思ったりもしています。
ちなみに私の年齢34歳で亡くなった人は、浅野内匠頭、近藤勇、土方歳三といった人たち。
彼らに比べて貴様はなんだと言われているような気分になります。
いずれも「志半ば」というところがせめてもの救いか。

ちなみに人類初の宇宙飛行を成し遂げたユーリイ・ガガーリンも34歳で亡くなっています。(飛行機事故)
意外と若い。
「地球は青かった」って、名言というよりはロシアン・ジョークだったんじゃないの。

[一日一報]
[47NEWS] 江戸川で脱走ペンギン捕獲 職員素手で

脱走ペンギンの結末。
まさか捕まえられるとは思いませんでした。
それにしても80日以上も東京湾にいて無事に帰ってこられたということは、ペンギンにとってなかなか良い環境だったのではないでしょうか。
いっそ水族園の全てのペンギンを解放して、ペンギンが泳ぐ東京湾にしてもいいんじゃないかなと思いました。
生態系ぐちゃぐちゃ。


5月24日(木)


いただき物のバームクーヘンのパッケージが、なんかおかしかことになっていました。
どうやら神戸市で開催されているイベント「KOBE de 清盛」とやらの認定商品だそうです。

平清盛というと強面の坊主というイメージしかない私ですが、視聴率が低いことでも話題の大河ドラマの影響で「革命児」的な見直しが起きています。
神戸市もそれにあやかって、ヅカ風のネーミングと歴女推し風イケメンキャラで盛り上げようとしています。
まあ流行ではありますし、それに「貴族の中のやんちゃ兄ちゃん」というのは、少女漫画では必要なポジションですしね。
色々と扱いやすいのでしょう。

そういや清盛のエピソードで有名な「禿童」(かむろ)の話題も出ているのでしょうか。
ちっちゃい男の子をいっぱいかこって、諜報員にしていたという話。
うーん、やっぱりBL的な設定が向いてそうですね。

[一日一報]
[日テレNEWS] アルバイトの32歳男を逮捕 渋谷駅刺傷

ひとまず安心といったところでしょうか。
しかし渋谷なんてもの凄く人の多い駅での事件なのに、よく犯人が見つかったものです。
その一躍を担ったのが監視カメラに犯人の姿が映っていたことのようです。
でもこんな映像からどうやって探し出せるものなのか、それはそれで感心してしまいます。

あともういい加減、電車内にも監視カメラを付けようよ。
どんだけ車内犯罪を野放しにしているんだよ。
ついでにレーザー光線で悪人をやっつけるシステムも搭載しようよ。


5月23日(水)


近頃はちょくちょくと「じゃりン子チエ」のアニメを観たりしています。
関西では昔ちょくちょくとテレビでも再放送されていました。
どうってこともないのに、不思議と面白い。
サザエさんとかちびまる子ちゃんみたいな感覚。
関西弁もそうですが、ノリというか空気感が楽しいのでしょう。
そんなことを思いつつ、ぼんやりとクレジットを眺めていたら、プロデューサーが若かりし頃の高畑勲だと気付きました。
ご存じ宮崎駿と並ぶジブリの看板です。
詳しくないのでジブリ発足前だったのかどうかは知りませんが、何と言うか、凄い人はやっぱり凄いんだなと感心しました。

そんなこんなの「じゃりン子チエ」ですが、今はもうテレビで放映されることもなくなりました。
先の通りポテンシャルではサザエさんやちびまる子ちゃん、ジャンルは違えどルパン三世に匹敵する内容だと思うのですが、結局そうはなりませんでした。
その理由は色々とあるのでしょうが、ひとつに小学生女子がホルモンを焼いて生計を立てている。
その上、親父がまさにクズで、ヤクザと連んで遊び回っている。
そんな世界観が、ひとえに「よろしくない」と判断されたのかもしれません。
今どきのご健全なテレビ番組でヤクザが普通に登場してはダメなんでしょうね。
つまりカルメラ兄弟が悪いのでしょう。

今リメイクしたら、チエちゃんも萌キャラになるのかな。

[一日一報]
[AFP] ユーチューブが7周年、動画アップロードは1分あたり72時間分

たとえ話にニャンキャットが。
ユーチューブもいつの間にやら7年目。
決してネット動画の先駆者ではありませんでしたが、まだ時期尚早と思われていた動画配信の環境をいち早く完成させて、映像との付き合い方を変えてマーケットを作り上げた功績は万人が認めるところにあると思います。
しかし1分あたり72時間分の新作動画が配信されては、時間がいくらあっても足りません。
「古今東西、万巻の書をたしなむ」ことが現在では不可能なのと同じように、これからはまだ観ぬどこかの観たい動画が、適切に観られる仕組みが必要になるでしょうね。


5月22日(火)
[本日の独言(ひとこと)]


先日出演させていただきましたインターネット配信番組「GO GO GO GO GOLD」。
皆さんご試聴いただきありがとうございました。
今回、同サイト内でオンデマンド配信(録画配信)がアップロードさたのでご案内いたします。見逃した方はぜひご試聴くださいませ。

サイト:あっ!とおどろく放送局 - GO GO GO GO GOLD
http://odoroku.tv/vod/0000044A4/index.html

※ページ最下段に掲載。「512Kで見る」をクリックしてください。

せっかくなので、この場で当日の内容に沿って補足説明をいたします。
動画を観つつ確認していただければと思います。

'00:28
「GOLDの紹介」
「GOLD」は主に関東で活動されている音楽ユニットのお2人です。強面ですが
(失礼)気の良いお兄さん方で、素敵な音楽を作られています。
http://lucky-garden.jp/

'04:00
「ガンダムカフェ」
秋葉原の駅前、AKB48カフェの隣にある店で打ち合わせをしました。店員さんが地球連邦軍の軍服を着ています。注文した「シャアザクスムージー」は柑橘系のサッパリとした飲み物でした。
http://g-cafe.jp/

'10:08
「USJのたこ焼きスナック」
USJまで来たのに、ギャグとたこ焼きの大阪色を見るはめになったガッカリスナック。それをスタジオに持ち込むために1泊2日出張でスーツケースを運ぶはめにもなりました。パッケージのデザインはセサミストリートのエルモです。
http://www.usj.co.jp/

'14:00
「作品の紹介」
全作品を紹介するつもりでしたが、やはり時間が足りませんでした。
http://hermit.nobody.jp/books.html

'16:10
「椙本とGOLDとの出会い」
9年前に大阪で行われたライブイベントで知り合いました。その後しばらく離れていましたが、ツイッターを始めてからまた関わるようになり今回出演させていただく運びになりました。

'20:40
「健康的な生活」
執筆活動は長期に渡るので、無理をするよりも規則正しく生活をする方が良いというだけの判断です。お陰で無駄に健康です。

'24:20
「作品の組み立てかた」
基本的にはお話しした通りですが、その前段階として面白い物(ネタ)を探す作業があります。これはもう思い付きとしか言えませんが、いくらでも出てきます。

'27:15
「お気に入りのキャラ」
さらに付け加えると、昔自身のWEBサイトで「ハテナくんとおにいさん」というネタコーナーを作っていました。(現在は掲載しておりません) 小説はまた書きたいなあと思っています。

'30:35
「一曲」
GOLDさんのCD「JUNK POP TRAIN」収録の「放課後」という曲です。どことなく切なくて好きです。でも対面で歌われるのはちょっと恥ずかしかったです。

'39:30
「THE QUIZの表紙」
フジコーこと藤尾康平さん。文中に何度か「ファイナルアンサー?」という台詞を入れてみましたが、やっぱり全部消した思い出があります。

'41:03
「他の話」
打ち合わせの段階ではもっと内容の濃い話を考えていましたが、語るには時間が足りませんでした。また機会があれば語るか書くかしたいと思います。

'42:00
「この後のメシの話」
打ち上げは秋葉原でお馴染み「肉の万世」、5階の「万世牧場」での焼肉でした。ごちそうさまでした。

おわり。


5月21日(月)


奈良の金環日食。
この時まさに黄金のリングができあがっていましたが、ケータイカメラだとソーラレイが強すぎて全く撮影できませんでした。
町に目を向けると、皆さんもおかしなサングラスをかけたりシートを構えたり。
もしかするとこの時間帯、交通事故が飛躍的に高まったのかもしれません。
あと今日は目医者さんも忙しくなるのかもしれません。

それにしても、まさかこんなに美しく見られるとは思いませんでした。
こんなことならちゃんとカメラもセッティングして、撮影できる態勢を整えておくべきだったかと、少し後悔しています。
次に金環日食が全国で綺麗に見えるタイミングは、300年後の2312年だそうです。
その時にはちゃんと撮影できるように頑張りたいと思います。
草葉の陰から。

[一日一報]
[朝日新聞] チンパンジー空見た? 金環日食「明確な異常行動なし」

何の皮肉だよと思ったら、リアルチンパンジーの話。
まあ肉眼でも見えにくかったのでさすがにチンパンさんでは分からなかったのではないでしょうか。
試しに日食メガネを与えてみたらどうだったかとか、多角的な実験もあれば良かったかも。
太陽が見えるという発見から、急速に進化が促される事態になるかもしれませんよ。


5月18日(金)


本日のストリートビュー・スナップ。
なぜか窮屈そうに収まっている2人。
男女が寄り添っているならリア充爆発しろな光景ですが、どちらもスーツのおじさんorおにいさん。
偶然かと思いましたが、2人とも指にタバコを挟んでいるので立ち止まっているかと思います。
何をしているのでしょうか。
もしかするとヤバい系の人たちかもしれないので、これ以上は考えないようにしておきます。
でも、もうちょっと離れようよ。

[一日一報]
[GIZMODE] あなたの体は闇市場でおいくら? 体の各パーツごとのお値段はこちら

「腎臓売ってでも金作れ」の真実。 マジで高かった。
そして他の部位は想像以上に安かった。
一生お世話になる(全部そうだけど)両目や手も、バイトでもした方がマシレベル。
再生できるから儲かるぜと思ったお肌に至っては、話にもならない価格のようです。

なお、血液も売れるなら駅前の献血でも金を出せばいいのに、と若い人は思うかもしれませんがそれはダメ。
ちょっとググれば分かりますが売血は過去に大失敗して、現在も色々と問題を抱え続けています。

でも、死後に換金できるシステムがあってもいいんじゃないかなと思いました。
生前に本人の承諾を得ていれば、バラバラにして換金して遺族に渡せるような制度。
無償提供を募るよりは承諾する人も増えそうな気がします。
やっぱり問題があるのかな。


5月17日(木)
先日、大阪日本橋に行った時に立ち寄ったのですが、イアホン屋さんの「e☆イアホン」が移転リニューアルしていました。
棚にずらっとイアホンを並べて、自前のプレイヤーで試し聴きができるという、なかなか楽しいお店です。
サイトを調べてみたら昨年には秋葉原にも出店したということで順調に売上を伸ばしているようです。

日本橋、あるいは秋葉原もそうかもしれませんが、電気屋街といえば昔は電子機器とオーディオの街でした。
スピーカーやアンプがずらりと並び、値段もピンからキリまで揃っている。
そういった物を求める人は自宅で自作するのが主流なので、細かいパーツ屋さんも集まってくる。
もちろんレコード屋、CD屋も集まってくる。
電気屋街とはそういう街だったのではないかと思います。

それが90年代以降になるとパソコン関係の店が現れ始め、2000年代に入るとゲームやアニメの店が増え始めました。
マニアの嗜好は変化し、求める物もオーディオからイアホンへと変わりました。
カーオーディオはまだありますが、もう部屋でガンガン音楽をかける時代でもなくなりました。
カスみたいなイアホンでペラペラの音楽を聴いて、神曲キターと涙する時代です。
イアホン屋さんが盛り上がるのも当然かと感じました。

ちなみに私ももちろんイアホン派。
ヘッドホンはメガネ耳が痛くなるのであまり使いません。
オススメのイアホンが何かはよく分かりませんが、とりあえず「高い物」を買えばそれなりにクオリティも上がります。
いやもう本当に、全く違うから。
その音楽も、1000円程度のイアホンで聴いてちゃもったいないよ。

[一日一報]
[ロイター] iPodを磁気で装着、手首に金属埋め込んだ男性が話題に

サイバーパンクというのか、「間違った未来」っぽい人の話題。
動画はこちらですが、手術シーンなので出血注意です。

自ら手術している男はやっぱり気合いの入ったタトゥーマン。
全身にピアスを施している人もいますけど、こういう人たちってやっぱり体にメスを入れることに慣れているんでしょうね。
私はダメです。タトゥーもピアスも恐いです。
大きなピアスを付けている女の人も苦手です。
なんかもう、何かに引っかけたらどうするの? グッと引かれてブチッていったらどうするの? と心配になります。
私の小説でよく人が切られてしまうのも、私自身が恐いことの裏返しです。
嗜好じゃないよ。

でも腕や手の甲に磁石を埋め込むのは、色々と便利かもしれませんね。
ビックリ人間の「磁石男」みたいに、何でも引っ付けられるようになったりして。
机に腕が引っ付いて取れなくなったりして。
ジョジョにそんなスタンドがいましたね。
足がグンバツのヤツ。


5月16日(水)


なんとなく「中国嫁日記」を読みました。
ネットマンガによくある、「オタクな僕って可愛いでしょ」系の話かと思いきや、単に「俺の嫁は可愛い」というストレートな内容だったので好感が持てました。
主に四コマで、ストーリーはほのぼの小市民系ですが、奥さんが中国人だというところがミソ、もといラー油。
余計な国家観や政治主張がないのも良し。
著者のオタク趣味を極力取り除いているのも良し。
何よりも、終始ノロケ話なのに全くエロくないのが良かったです。
これは逆に、著者が相当エロくなければできない作品だなと感じました。

あとインパクトのある装丁と、やたらと読みやすいページ割に興味を持ってソデを見たら、「よつばと」でおなじみの里見英樹の名があって納得。
日常系マンガのデザインを扱わせたらピカイチですな。
ともあれ、随所で完成度の高さが窺えた良作でした。

二匹目のドジョウを狙うとしたら、今ならフィンランド人の嫁を取り上げた「北欧嫁日記」かな。
多分売れるから誰か作るといい、その前に結婚しないといけませんが。

お知らせ。
先日5月1日にゲスト出演した「GO GO GO GO GOLD」のオンデマンド配信がアップされました。
ページの下の方です。
そっちの話はまた来週の「独言」にでも書きます。
ともあれ、こんな人が私です。
10年ほど前に某WBSに出た際、某掲示板で「カマキリメガネ」と名付けられた男です。

[一日一報]
[ITmedia] 虚構新聞が更新停止? 嘘ニュースの応酬にTwitter大荒れ

ウソ新聞に関するウソニュースについてのウソ見出し。
更新は停止はしないそうです。

「嘘を嘘と見抜けないと(掲示板を使うのは)難しい」という名言がありますが、今は「見抜けない嘘をつく方が悪い!」という風潮にあるようです。
害がなければ騙しても騙されても笑って済ませばいいと思うのですが、なぜか騙された方は「騙された自分を認めたくない」と思い、「周囲に吹聴してしまって申し訳ない」と思い、「騙した奴を許さない」と思うようです。
また「害がない」と言っても、「世の中を乱してしまった」という正義の味方のような責任感に苦しめられるようです。
これが「恥の文化」というものなのか、「バカ真面目」というものなのかはよく分かりません。
総じて全体的に幼くなってしまって、ネット社会もリアルよろしく息苦しくなりました。

カマキリメガネはこれからも嘘を吐き続ける所存です。
あ、妄想「北欧嫁日記」とかいいかも。



5月15日(火)
[一日一報]
[朝日新聞] 脱走ペンギン、東京湾で目撃 葛西臨海水族園が捜索続行

まさかの生存確認。
きっと南米まで泳いで行って、幸せに暮らしているだろうという皆の幻想を打ち破るツバサチョップです。
果たして無事に保護されて水族館の新アイドルに復帰するのか。
うっすらと注目しています。


[本日の独言(ひとこと)]
英国ガーディアン誌の記事より、オーストラリアで人生最後の時を待つ患者のケアに務めていた女性が、「死を待つ人々が言った後悔」のトップ5を公表しました。下記がその一覧と訳(意訳)です。

I wish I'd had the courage to live a life true to myself, not the life others expected of me.

他人の期待通りに生きるより、自分の望む通りに生きれば良かった。

I wish I hadn't worked so hard.

周囲を捨ててまで、一心不乱に働くこともなかった。

I wish I'd had the courage to express my feelings.

自分の気持ちを伝える勇気が欲しかった。

I wish I had stayed in touch with my friends.

もっと友達と一緒にいるべきだった。

I wish that I had let myself be happier.

何よりも自分自身を幸せにするべきだった。


「後悔」を前提にしていますので、「素晴らしい人生だった」や「思い残すことはない」などというものはありません。きっとそういう方も多かったことでしょう。ただ後悔として印象に残るのは、自分に対する思い切りのなさや、他者の目を意識して萎縮してしまったことへの悔いが残るようです。

映画でも小説でも、竹を割ったような性格の快男児(女傑も)は非常に魅力的に映ります。マキャベリは「やって後悔する方が、やらずに後悔するよりもずっといい」と言い、坂本竜馬も「何でも思い切ってやってみればいい。どっちにしたって人間は骨となって一生を終えるのだから」と言いました。あれこれ悩むよりは飛び込んで見る方が人生においては正解なのかもしれません。

ただマキャベリは家を追われて失意の内に亡くなり、坂本竜馬は近江屋で暗殺されてしまいました。「もっと素直に生きるべきだった」と後悔する人が、その結果病院のベッドで語れるほど裕福な最期が送れるかどうかも分かりません。その時「仕方ねえや」と笑えるのか、「やっぱりやめときゃ良かった」と後悔するのか。まさに命題というものかもしれません。

でも多分、思い切ってやっちゃうのが正解なんでしょうね。そんな気がします。それにしたって、だいたい人生が1回しかないのが悪いんだと、かつて「リセット世代」などと呼ばれた私は思ってしまいます。


5月14日(月)
週末は滋賀竜王のアウトレットモールと、大阪日本橋の電気街を歩いていました。
どちらもそれなりに楽しめましたが、特に訪れるお客さんたちを興味深かく眺めていました。

アウトレットモールは家族連れも多いですが、やはり女性が目立ちます。
たまに若い男3人組なども見かけます。
服装はまさに各店に置かれたマネキンのような姿でした
一方、電気屋街の方はというと、圧倒的に男性が多い。
たまに若い女2人組などもおりますが、カップルというのは少なかったです。
服装はやはり黒が多く、どことなく皆スタイルや雰囲気も似ておりほとんど印象に残りませんでした。
まさに現代の忍者。
道路の縁を影走りして、そのまま店名もない謎の雑居ビルの2階へと吸い込まれていきました。

対称的な二世界を訪れたので、その特徴が際立って見えて楽しかったです。
ただどちらの世界の方も、やはり目が楽しそうに輝いていました。
ハンガーを手繰り手繰りしながら服のデザインとサイズをチェックし続ける女性も、目が痛くなりそうなほどキラキラで肉感的な同人誌を抜き差ししている男性も、同じような顔をしています。
結局みんな、リア充ってやつなんだなと感じました。

ちなみにアウトレットではジャージを買いました。
電気屋街ではカレーライスを食べました。
服も同人誌もよく分かりませんから。
多分私こそが非リア充って奴なのだろうと思います。

[一日一報]
[AFP] 空港でトカゲ49匹を持ち込もうとした男、「食用」だと主張

トランクの中でうごめく49匹のトカゲ。

しかし男が主張した「食用」というのは言い訳だと思いますが、もし本当に食用のつもりで運んできていたとしたらどうでしょうか。
人間が物を食べるのは生存権であり、国家がその自由を奪うことは決して許されないのではないだろうか。
あ、じゃあ帰って来るなよってなるか。


5月11日(金)


ゴールデンウィーク中には潮干狩りにも行きました。
潮干狩りなど何十年ぶりになろうか。
場所は三重の御殿場海岸。
ここはいまどき珍しく、入浜料がいらないのです。



入浜料がいらないということは、早朝に貝もまかれていません。
ゆえにアサリやハマグリも少なく、シオフキだのバカガイだのといったよく分からない貝ばかりが採れます。
まあ潮干狩りは貝を掘り返すというトレジャー行為が楽しい訳なので、採れる貝はなんでもいいかと。
ジャンジャン採れるバカガイさんはあちこちでジャンジャン捨てられていました。

帰宅してからはせっかくなので調理。
ほとんどバカガイでしたが「煮れば食える」というワイルドな発想でトライしました。
砂が多いとか塩が多いとか言われていますが、不思議とそんなことはなく、もっきゅもっきゅと普通にいただけました。
それなら捨ててくることもなかった。

ちなみに貝殻は一般的には「燃えるゴミ」に分類されますが、そう簡単には燃えません。
この時期は焼却場も潮干狩り場のようになるのかしらね。

[一日一報]
[読売新聞] ベテラン万引きGメンの女、よその店で万引き

警察官が暴力団と懇意になる、プログラマーがハッカーになる、麻薬捜査犬が麻薬中毒犬になる、みたいな話。
腕がいいだけに、自分ならうまくやれると思ったのでしょうか。
しかし金額の割にはリスクが高い行為でした。
ちなみにGメンというのはGovernment Manの略で、「政府(が特別に雇う)人」というのが元の意味です。
「ベテラン万引きGメンの女」って、語呂は良いけどサッパリ意味が分かりませんね。


5月10日(木)
少し前になりますが、石川県の金沢近辺を旅行しました。



春の日本海は穏やかです。



大きな目的として、海鮮丼を食べました。
画像は近江町市場寿しの「大名丼」、金箔つきです。
金箔いらないから安くして欲しいと思いました。

 

ついでに日本三大庭園・兼六園にも行きました。
大きな庭でした。
海外の人に写真撮影を頼まれました。
カメラを持ち逃げせずにちゃんと撮ってあげました。



帰りの海。
沈む夕日には間に合いませんでした。
右上にうっすらと見えるのは葉巻型のUFOです。

おわり。

[一日一報]
[神戸新聞] スマホ、使いこなせない… 消費者窓口で相談急増

私のおじさんは「あなたはこれでいいのです!」と言われてガラケーを薦められたそうです。

まあ、ぶっちゃけありえないほど難しいよね。
少なくとも他の家電とは違う。デジタルテレビやブルーレイレコーダーを扱えない人には手も足も出ないし、出さなくてもいい物だと思います。
何でもできちゃうスマホだけど、結局何にもできていないユーザーも多いかと。
ほとんどゲームつき携帯電話になっている人もよく見かけます。
困った場合は消費生活相談窓口へ駆け込むよりは、購入したショップに聞きに行く方がいいと思います。
でもやっぱりご老人には必要ないんじゃないかな。
むしろ子どもさんたちは持ってもいいと思います。
そういうところから慣れておくことも、これからの時代は必要ではないでしょうか。
コンプガチャで金つぎ込んで世の中の厳しさを知りましょう。


5月9日(水)


東京での滞在中、時間があったので大友克洋の原画展へと足を運びました。
場所は3331 Arts Chiyoda 元中学校を改修したスペースのようです。

大友克洋は昔からファンです。
ご多分に漏れず「AKIRA」から知った訳ですが、そこから遡って過去の作品を読み漁ってますます好きになったという次第です。
会場内ではそれら過去の作品を含めた原画が多数展示されていました。(撮影不可)
まあなんというか、とんでもない人ですよね。
「マンガ、うまいなあ」という、もの凄く平凡な感想しか言えなくなりました。

 

撮影可のスペースに置かれていた「AKIRA」に登場した電気バイクとライダースーツ。
バイクは実際に座って撮影できるということで、多数のファンが行列を作っていました。



大友作品ではおなじみの「へこむ壁」
「AKIRA」が好きな人は「童夢」もオススメですよ。
5月30日まで開催されているそうなので、気になる方はどうぞ。

[一日一報]
[読売新聞] 「陸援隊」存在も知らなかったバス手配仲介1社

長距離バスの運転手は、バスツアーには絶対に行かない。 という皮肉もあるそうですが。
予想通りの管理不行と責任転嫁。
でもさすがに「事故を起こすような会社とわかっていれば依頼しなかった」というコメントは酷いと感じました。

思い出したのがタクシーの話。
日本のタクシーは世界一安全とも言われており、他国にあるようなボッタクリや運転手による車内犯罪はまず聞いたことがありません。
それはタクシーの運転手になるには、タクシー会社に所属して社員として働かなければならないから。
一方で個人で活動できる「個人タクシー」というものもありますが、こちらは65歳以下で同一のタクシー会社に10年間雇用されており、10年以上無事故無違反であるという厳しい条件が課せられています。
その上個人タクシーは譲渡制であり、他の個人タクシー運転手が廃業する際に既定の金額(200万円くらい)を支払って資格を譲り受けるという形式になります。
つまり個人タクシーの運転手になるには、極めて真面目で勤勉にタクシー運転手として働いていた上に、先輩の個人タクシー運転手と懇意(師弟関係)になって、ひたすら待ち続けてからようやく資格を譲ってもらわなければならないそうです。
まあ抜け道であったり、師弟関係をなくした譲渡手段もあるようですが、それでも現代社会ではあまり目にしない特殊な制度が設けられています。
閉鎖的という印象もありますが、ともあれお陰で僕らは安心してタクシーが利用できるという訳です。

長距離バスの運転手にも何かより厳しい制度が課せられるようになるのかもしれません。


5月8日(火)
[一日一報]
[産経新聞] 「コンプガチャ」ショック、成長企業を直撃

その内なにか言われるだろうなと思っていた業界が、やっぱり何か言われてしまいました。
問題視されているにもかかわらず「ショック」「成長企業」などと見出しを付けるところに、善悪への迷いがうかがえます。

こんなものまで問題視して、あまつさえ禁止に追い込みかねないというのもおかしな話。
ガチャガチャやらカード集めやらは昔からあるもので、そこから子ども同士のコミュニケーションや思い出が作られるものではないでしょうか。
お金をつぎ込んではダブりまくるのもまた一興。
後になって「なんでこんなモノ集めていたんだろ」と後悔するのもまたよしです。
放っておけばいいんじゃないかなと思います。

まあ実は大人までもが夢中になっていることの方が問題のようですが。
それこそ放っておけよという話です。


[本日の独言(ひとこと)]
先日ゲスト出演したインターネット放送「GO GO GO GO GOLD」につきましてはご試聴いただきありがとうございました。生放送を見られなかった方は近日オンデマンド配信(録画配信)されるかと思いますので、よろしければまたご試聴くださいませ。

こういう機会に出演させていただくのも久しぶりでなかなか楽しい時間でした。心残りがあるとすれば、やはり生放送は時間が限られているので、伝えたかったことが充分ではなかったかなと感じています。アドリブに弱い人間なので、3時間くらいの収録を30分にまとめるようなものの方が安心です。やはりライブよりも編集向きの性格です。

それと今回は、初めて秋葉原を訪れる機会にもなりました。噂に聞いた秋葉原。ただこれまでにテレビやネットで散々目にしている街だけに、新鮮味はあまり感じられませんでした。大きなアニメ看板もグッズ専門店も楽しいですが驚くほどでもない。いわゆる地味なオタクっぽい風体の方や、ゴスロリファッションの方も多く歩いていましたが、それも最近ではどこの街でも珍しくなくなりつつあります。たとえば大阪では今、「ツタンカーメン展」が開催されているそうですが、これも色んな場所で散々目にしているので、あらためて現物を見ようとも思えない。そんな感覚を抱いています。

家にいながらにして世界中の情報が手に入る現代は、便利ですがもったいない時代なのかもしれません。



秋葉原の駅前。
AKB48カフェとガンダムカフェが隣接しています。

 

もちろん行ったのはガンダムカフェの方。
さわらないでください。
夏季限定のシャアザクスムージーはグレープフルーツ味でした。

 

お伺いした放送局はこんな所。
前番組のアキバアイドルたちがキラキラしていました。



夜の秋葉原。
街全体がショーケースのようでした。


5月7日(月)


iPodが、いつの間にか壊れていました。
上記の写真は起動中、音楽がガンガン再生されています。
写真では確認できませんが、画面上に黒い筋がびっしり揺らいでいます。
つまり液晶画面が壊れてしまいました。

ここ一週間は外へ出る機会が多かったので、久しぶりにiPodを持ち歩くことにしました。
知らずに溜まった2128曲、15GBの音楽があれば移動も苦じゃないかなと思いました。
ところが再生するやいなや、画面が映りませんでした。

iPodはその完成度の高さから個人での分解修理には不向きです。
仕方ないのでネットで修理方法を調べたら、お近くのアップルストアにお越しくださいとのこと。
いやいや、アップルストアなんてお近くにないよ。
さらに調べてみると、この世代はもう古くて修理は不可とのこと。
つまるところ、詰まりました。

全然問題なく再生されますが、画面が映らないために全く操作ができません。
かつてのカセットウォークマンよろしく、1アルバムだけを入れて再生させるのも手ですが、それはそれでちょっとどうかと。
買い直すしかないのかしらと困りつつ、とりあえずそのままにしています。
なぜならしばらく外へ出る機会もなさそうだから。
それはそれでどうかと。


[一日一報]
[読売新聞] 携帯ばかりやって…立腹の父、ハサミで長男刺す

暇さえあれば携帯電話をいじっている人は見苦しいですが、それをハサミで刺すのはやりすぎかと。
そんなことしなくても液晶画面を割るだけで充分だったのにね。
それにしてもご年配の方による短気な事件もよく見かけます。
感情というのは脳の作用によるもので、未発達な子どもと衰えた老人は起伏が激しくなるものなので注意が必要です。

結局、「キレる若者」なんて言葉も、全人口における構成世代の差で目立っていただけなのでしょう。
「キレる老人」もこれからどんどん増えてくるかと思います。
老人が思慮深いなんてとんでもないですよ。


5月1日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
という訳で、本日20時より「GO GO GO GO GOLD」に出演させていただきます。
ゴールデンウィーク中ではございますが、よろしければご試聴ください。
もっとよろしければスタジオまで足をお運びください。
ついでによろしければ放映中に読まれるかもしれないメールもお寄せください。
よろしくお願いいたします。

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米アマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」がいよいよ日本にも上陸する兆しを見せています。上陸というのはつまり日本版として正式に発売されるという意味で、デジタルモノ好きたちが輸入品を手に入れることではありません。

2007年の米国発売以来ここまで時間がかかっているのは、ひとえにコンテンツ(本)の整備に難航しているからだと思われます。端末があっても本がなければ意味がない。英文の本だけを出しても売れるはずない。音楽業界におけるiPodとの違いは見切り発車できないところにあるようです。

一方、日本の出版業界も時代の流れとともに出版不況の打開策として「キンドル」に期待を寄せています。ただ電子書籍に関するこれまでの失敗や、印刷業界、書店業界とのしがらみもあってすぐには食い付けない現状もあったようです。アマゾン側としてはコンテンツがなければ売れない、出版社側としては様子見がしたい。そんなジレンマが5年に及んでいるものと思われます。

とはいえ、最終的には販売されることで決着するのは確実です。ただここ5年の間にスマートフォン、特にiPhoneの普及が目覚ましいので、先発ながらも後発となってしまった「キンドル」はやや分が悪いように思えます。出版社側としては電子書籍化ということが最大のヤマであって、リリースすると決めたならキンドルもスマホもやるとなるでしょう。ぶっちゃけ、私見を述べるとスマホに軍配があがると見ています。電話もメールもネットも音楽も本も、端末一つで済ませられることを皆は望んでいるはずです。バッテリーが大変です。

それにしても「キンドル」にしても「iPhone」にしても、胴元を海外というか米国製品に握られてしまうことには、いささか不安と不満を抱いています。できることなら各出版会社が手を組んで「最強の電子書籍端末」を開発して欲しかったのですが、やっぱりしがらみが多すぎてそういう訳にはいかなかったのかなと思います。もったいないよね。


[一日一報]
[CNN] 米国男性、行方不明者検索サイトで自分を発見 生みの親見つける

インターネットの有効利用。
それにしてもエイジ・プログレッション技術とやらの正確さには驚かされます。
幼少期の人相からここまで予想できるものなのか。
これを使えば「我が子の成長した姿を見せる」サービスも生まれそうですが、多分見ない方がいいでしょうね。
「これがあなたの80歳の顔です」とか言われてもね。
「ごっそりハゲてるー」(ガビーン)みたいなことになってもね。