the shadow of silver
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10月31日(水)


先日、海外スーパーのコストコに行った際、オリーブオイルのスプレーというものを見つけました。
シュッと一吹きで、フライパンに引いたりサラダの味付けにしたりできるようです。
ただ量が少ない上に、不当に高そうだったので買いませんでした。
まあ普通にビンを振ればいいですしね。

しかし油をスプレーするという発想は、海外らしいというか、大雑把で楽しそうにも思えました。
もしかすると日常使う物の中には、他にもスプレーに置き換えられる物があるかもしれません。
日常のスプレーと言えば、ヘアスプレー、スプレー塗料、殺虫剤など。
工作関係ではスプレー式の糊もあります。
じゃあスプレー糊とヘアスプレーを合わせて、「スプレーカツラ」もありかも。
シュッと一吹きで気になるハゲをカバーみたいな。
これがホントのヘアスプレーみたいな。
「スプレーメガネ」とかも面白そうですが、さすがにこれは目薬を応用した「メグスリメガネ」の方がいいですね。
ドラえもんの道具みたいですが。

ああ、「スプレーディスプレイ」はどうだろう。
壁に吹き付けたらそこがディスプレイになるの。
なんかね、映像を映し出すちっちゃな機械みたいナノが入っているの。
で、それを応用して、顔に吹き付けたら別人に変装できるの。
整形もコスプレも思いのまま。
ハロウィンだからね。

[一日一報]
[AFP] 連続殺人犯が題材の「恐怖の館」、ハロウィーンの米NYで

ハロウィンネタ。
お化け屋敷は機械じゃなくて実際に人が演じているとより恐いです。
ちなみにお化け役の人は演劇の役者さんがアルバイトをしている場合も多いですよ。
記事、いかにもアメリカと言うべきか、登場するのは実在した大量殺人者たちのようです。
日本でやったら大問題になって開館前に閉館に追い込まれるでしょうね。
凶事を忘れないためとか、日常の危機意識を高めるためとか、理屈は色々とありそうですが、まあエンタメですね。
ハロウィンというよりも、ただの悪趣味だと思いますす。


10月30日(火)
[一日一報]
[ITmedia] 秋のヘッドフォン祭2012

ヘッドフォンやイヤフォン。
メガネなのでヘッドフォンだと耳が痛くなってしまうのですが、それでもあの「包まれている感」は好きです。

私はかねてより日本のライフスタイルではスピーカーは合わないと思っており、そのうちヘッドフォンやイヤフォン、あるいはカーステレオが主流になると思っていました。
今、見回してみると、確かにスピーカー、アンプはかなり少なくなってきましたが、その他の音響機器が盛り上がっているかというと、そんな風にも見えません。
結局、音楽に対する興味や嗜好が変わってきたのだろうと思います。
音質の話をしても、みんな「ハァ?」って顔するしね。
みんなテンポとメロディラインしか聴かない、ノリ至上主義になってしまいました。


[本日の独言(ひとこと)]
先日、某出版社の担当者から自著の電子書籍化についての打診を受けました。
私の作品を電子書籍にしても構わないかという話でした。既にいくつかの作品が電子書籍化されていますが、作品ごとにそういった話を受けています。

私の方としては、作品なんて読まれてこそのものなので、そのために電子書籍がいいと判断されるならどうぞやってくださいという思いを持っています。ただ著者によっては、やはり紙の本でないと嫌だという方や、それならば個人で出版するのでダメだという方もおられるそうです。出版契約というのは紙の本であることが前提なので、電子書籍化には新たな契約を結ぶ必要あり、それならば自分でレーベルを立ち上げて売るということもできるのです。最近ではベテラン作家たちが集まってそういった会社を立ち上げるなどもあるようです。また出版社の方も近年は、紙の本とともに電子書籍化も見越して出版契約をまとめて結ばせておくところも増えています。

先週、ネット通販のamazonからついに日本版の電子書籍リーダー「Kindle」が発売されました。本体価格は8480円、12800円、15800円の3タイプ。かなり高価はありますが、書籍は紙の書籍よりも随分と安く手に入れることができるようです。また既存の価格維持制度からも離れられるので、これまでできなかった「本の安売り」という販売方法もできるようになるでしょう。紙の本を買うのはもったいないという風潮になると、いよいよ書店にとってはまずい状況になりそうです。

出版業界も戦々恐々としていますが、もう文句を言って止めることもできそうにないので、大手出版社も流れに乗って利益が得られるように取り組むことが求められています。またこの盛り上がりによって、完全電子書籍のみの作家や電子書籍のみを取り扱う新しい出版社も現れてくるものと思われ、Kindleに限らず電子書籍が業界再編の起爆剤となることは間違いなさそうです。私としては、みんなが色んな本を多く読まれるのはいいことだと単純に感じています。ついでに私の作品も買ってもらえたらもっといいことです。

とはいえ、まだこれからの話であり、ユーザーも端末選びを模索している所だろうとと思われます。先行していた楽天のKobo Touchがトラブル続きで思ったほど盛り上がらず、その間に海外で大人気のKindleが発売されました。一方でスマートフォンから提供されている電子書籍リーダーも更新を続けており、既に大勢の人が端末を所持していると圧倒的な強さを活かせる可能性もあるでしょう。果たしてこの新業界を制するのはどこか。意外と早くに決着するかもしれません。


10月29日(月)


カーナビを買いました。

KENWOOD MDV-727DT
型落ち特価、今ならさらにお安く、もう手に入らない、絶対オススメ。
と、店員から攻めまくられてあっさり陥落。
後に価格ドットコムで検索をして、最安値よりもさらに安かったと安心する小物ぶりです。

今までカーナビなんて搭載したことがないものだから、どこのどれがどうなのかもサッパリ。
ただ当初の目的はiPhoneと接続できて音楽が再生できること。
FMトランスミッタとか、そういうのじゃなくて、もっとガッツリ。
まあスピーカーがカスだからスカスカなんだけど。
で、ついでにナビとかあっても便利だねという程度でした。

店員の話によると、iPhone5の接続はどこもまだサポート外なので保証はできないと言われました。
何でもカーナビメーカー側(の営業マン)も実機を手に入れていないので検証もできていないとか。
加えてアップル社から承認が得られないと、広告に「iPhone5対応!」と表示もできないとのことでした。
ただUSB接続をすれば、少なくとも音楽再生はできるというので、もうそれでいいやと思い了解しました。

結果は上記画像の通り、USBはもちろん、Bluetoothまで完全対応していました。
すごいぞケンウッド、でも他を知らないので凄いのかどうかもよく分かっていません。
画面タッチで操作できるので大変便利になりました。

なおナビゲーション機能については可もなく不可もなく。
地図帳持たなくていいですねというベーシックな感想でした。
でもネットやスマホに比べると画像は悪いしタッチの反応も悪いしフリックもスライドもガタガタなのね。
これがカーナビの標準だというのなら、あと数年で大変革が起こるだろうなと感じました。
またアップルだのグーグルだのにシェア取られちゃうんじゃないの。

[一日一報]
[CNN] 怖いけど見てみたい 米国の「不気味」発見スポット7選

怖い「けど」見てみたい、ではなく、怖い「から」見てみたい、なんだと思います。
日本でも各地の不気味スポットを紹介して観光誘致すればいいのにね。
怖い場所というと、すぐに心霊スポットが出てきて、途端にうさん臭くなってしまいます。
そうではなくて、自然物であれ人工物であれ、より分かりやすい不気味さがあれば素敵な観光資源にもなるかと思います。
単なる絶景ならネットでも見られるし、みんながみんな、旅で癒されたい訳でもない。
ゆるキャラなんてお呼びじゃない。
お手軽な冒険だって旅の醍醐味でしょう。
「ウン百年前に活躍したナントカ左右衛門ゆかりのアレ」なんかよりも絶対に面白いと思うですが、どうか。


10月26日(金)


ノルウェーの映画「トロール・ハンター」を観ました。
昨日と同じく、ツタヤに並んでいたのでつい。

(紹介文)
ノルウェー・ヴォルダ大学の学生3名が学校の課題で、地元で問題になっていた熊の密猟事件をドキュメンタリーとして追ったことがきっかけとなり、偶然にも本記録映像の撮影に成功。
密猟者を追う中で出会った謎の男、ハンス。夜な夜な森の中に姿を消す彼を尾行すると、そこにはおとぎ話だと思っていたトロールそのものが現れたのである!

なかなか素敵なB級映画でした。
世のB級映画には2種類あって「わざとB級クオリティ」と「おしいB級クオリティ」があります。
「わざとB級クオリティ」とは、たとえば「いかレスラー」とか、「マーズアタック」とか、嘘っぽさや安っぽさを面白さに変えています。
キワモノやサブカルもこれに当てはまる場合も多いです。
「おしいB級クオリティ」とは、制作者たちはA級を目指して作ったけれどB級となってしまった残念な作品です。
予算が足りなかったのか、ツメが甘かったのかは知りませんが、普通につまらないです。

「トロール・ハンター」もその「おしいB級クオリティ」の作品でした。
いまさら「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に触発された人たちが、自分たちでもできるんじゃないかと思って、北欧だからやっぱりトロールを使ったホラーがいいと思って、じゃあトロールを退治するトロール・ハンターを登場させたら、だんだんとアクション要素が強くなってきて、ついでに政府の陰謀も絡めようとしたけど、どうにも設定が甘くて薄っぺらくて、そのうちデザイナーから上がってきたトロール絵がどうもコレジャナイ感満載だった。でも俺たちは頑張って映画を作ってみたんだぜ。
そんな、おしい背景が見え隠れする映画でした。

視聴後の底知れぬガッカリ感も含めて楽しむのが作法です。

[一日一報]
[AFP] ドキュメンタリーで「初体験、売ります」 ブラジル女子大生の権利を日本人が落札

約6200万円で落札。
モノ好きな人もいるもんだと思いますが、どうやら映画絡みの話らしく、企画そのものに宣伝の意図があったんじゃないかと見ています。
そりゃそうだよね。

落札者が女性とホテルに行って、いざという時に6200万円をポンと渡して、「自分の体、大切にしなよ」と言って去って行く。
その後、事業の失敗(知人の保証人絡み)で借金まみれになった落札者の元になんと先の女性が現れて、「預かっていたお金、返しに来ました」と言って本当の恋が始まる。
そんなエンダァ〜イァ〜的な映画を期待しています。


10月25日(木)


機動戦士ガンダムUCをちょくちょく観ています。
前々から気になってはいましたが、ツタヤで置かれているのを見つけたので。
その後公式サイトを見て、実はまだ続いていると知ってちょっと後悔しました。
まとめて観たかったなと。

内容としては、映像も綺麗でストーリーも適度に複雑で面白い。
特にモビルスーツの造形や動きにこだわりがあるのがいいですね。
女性キャラも不必要に萌えていなくて良い。
アニメ絵と3DCGとの親和性も高いです。
ただ私が面白いと感じるのは、かつてのガンダム、Zガンダム、ZZガンダム、逆襲のシャアを全て観ているからであって、初見の人にはチンプンカンプンだろうと思います。
それゆえにテレビ番組ではなく映画館とOVA形式であり、つまりはこれもマニアでオタクな作品なのだろうと思います。
でも初見の人に合わせていたら物語が薄っぺらくなりそうですし、作り手側も悩ましいところなのかもしれません。

ガンダムが好きな人にはおすすめです。
基本、カッコイイよ。
あと個人的には初代ガンダムも今の映像で全て書き換えて欲しいと思っています。
リメイクとかじゃなくて、話はそのままで映像だけの書き換えね。
フルCGで甦る、ククルス・ドアンの島。

[一日一報]
[AFP] サバクバッタの大群、アフリカ北西部に飛来の恐れ 国連が警告

今日の昆虫、イナゴの季節。
集団飛行して農作物に甚大な被害を与えるバッタのことを総称して蝗(いなご)と呼び、その害を蝗害(こうがい)と呼びます。

これらのバッタが持つ特徴に、相変異(そうへんい)というものがあります。
普段は適当な数で草を食べて過ごしているだけなのですが、数が増えてエサが少なくなると、世代交代ごとにある変化を生じます。
体色が黒みを帯び、跳躍に使う脚が短くなり、翅が長大になり、仲間を呼び寄せるフェロモンを発します。
すなわちイナゴモードへと変化するのです。
そして集団が飽和状態になると一斉に飛び立って蝗害を引き起こします。
近隣、あるいは遠方の作物を食い尽くすと、やがて共食いを初めて数を減らし、いつの間にか緑色で脚の長いバッタへと世代交代して、その地に留まります。

ちなみに日本に住むトノサマバッタも、かつては相変異を発生させてイナゴとなり農作物を食い荒らしていました。
近年では群生しにくい環境となったので見られなくなりました。
つまりバッタであれば、どの種であってもイナゴになる可能性があるので、イナゴ撲滅という訳にはいかないのです。
せいぜいバッタが相変異しにくい環境を作るくらいしかできないのかもしれません。
しかし相変異は得てして過酷な状況、エサの少ない砂漠などで生まれるので、やっぱり難しい問題です。

以上、ゆかいな昆虫のお話でした。
被害を受ける方はたまったもんじゃないけどね。


10月24日(水)


iPhone5をガチャガチャといじる日々。
せっかくのスマートフォンなのでスマートに使うために検討を続けています。
とりあえず、現在の暫定トップ画面はこちら。
テーマは「同期の桜」。
モバイルとしての用途を最大限に活かすことを考えています。

・「カレンダー」は、Windows Liveのカレンダーと同期。パソコンでもスマホでも閲覧可能。
・「時計」は目覚まし時計がわり。
・「写真」はiCloudでフォトストリームを同期。撮った写真が自動的にパソコンに転送されます。
・「カメラ」はそのまま、使いやすい位置に。
・「ビデオ」はまだ使っていないけど一応そのまま。
・「天気」「乗換案内」「Googleマップ」は外出時の3ツールとして配備。
・「Evernote」はパソコンと同期が取れる簡易メモ帳がわり。純正の「メモ」ではWindowsだと同期が取れません。
・「GT-Document Lite for Dropbox」は、Dropboxに入れたデータを閲覧するアプリ。対応ファイルが多く,
なんと一太郎まで読み込んでくれます。ただしページ数に制限あり。
・「Facebook」「Twitter」はひまつぶし。
・「Google」はとりあえず検索用。Safariよりもクリック数が少なくアクセス。
・「the SOS」はこのサイト。アイコンを作ったので一応登録。みんなも登録しようね。スマホ用のページはないけどね。
・「Discodeer」は音楽鑑賞アプリ。歌詞が出るのでiTunesよりも面白いかなと。
・「計算機」はよく使うので「便利ツール」から昇格。
・「連絡先」も便利ツールから昇格。ていうか便利ツールじゃないだろこれ。片手でめくれる位置に設置。
・「Gmail」もWEBメーラーとして登録。その下の「メッセージ」と隣の「メール」で使いやすいL字配列。なお「メール」はパソコンメールのアカウントも登録しました。
・「設定」は確認しながら両手で使うので曖昧な位置でOK。
・「懐中電灯」は暗闇でも押しやすい位置に配備。
・他のいらないアプリは次のページにいくつも仕舞ってあるんだぜ。

という感じに。
iPhoneじゃない方には何の面白味もない紹介でした。

まああれです。外へ出てバリバリ働く人にとっては大変便利なシロモノだと思います。
あるいは家でダラダラ遊んでいる人にとっても、これがあればもうパソコンもいらなくなるかもしれません。
ただし家でバリバリ働く人にとっては、あまり必要性は見出せないかも。
まあ私なんだけどさ。

[一日二報]
[ITmedia] 「iPad mini」発表 2万8800円から

[ITmedia] KDDIがiPad参入、LTE対応 ソフトバンク独占崩れる

なんかもう展開が早すぎる。
スマホはいいけどやっぱり画面がちっちゃいなと感じていたところにスッと差し出された印象です。
買わないけどね。
KDDIもいよいよ本腰を入れてきた感じ。
波に乗ったと見るべきか、うま味の少ない毒リンゴに手を出してしまったと見るべきか。
参入しないdocomoはダメだと言われていますが、ここでdocomoまで参入してしまったらもう業界ごと乗っ取られてしまうかもしれませんね。
ていうかもう、いいかげんキャリアと製品は分けてくれないかしら。
関西電力が「専用の家電製品でなければ動きませんから」って言ってるようなものだと思うのですが、どうか。


10月23日(火)
[一日一報]
[産経新聞] 地震予知失敗で禁錮6年、学者ら7人実刑 イタリア地裁

「地震を予知できなかった」からではなく、「地震は発生しない」と言ってしまったための罪。
罪状は過失致死傷罪になるそうです。
この裁判か正しいものかどうかは知りませんが、安易な「安全宣言」が危険を招くこともあると知っておくべきかと思います。
あの首相とか、あの政党とか。

予知・占いの話で言うと、昔は命がけの業務であり、雨乞いなどに失敗したから首を切られたという話もよくあります。
今はさすがにありませんが、それならそれで予知率によって報酬・減俸を変えるなどした方が、学者も気合いが入っていいかもしれませんね。


[本日の独言(ひとこと)]
執筆中の作品が佳境に入っていて、どうにもこうにも落ち着きません。
こういう時にキチッと自己管理して、オンとオフを切り分けられればいいのですが、なかなかそうともいかず、だらだらうだうだと不健康な日常が続いています。

先日年下知人から、履歴書に書く「趣味・特技」が思いつかないという相談を受けました。私に相談する時点で大きな間違いだとも思いますが、振り返って見れば自分も結構迷ったように思います。

何度か仕事を変えたり、一時は面接する立場にもなったこともある私の考えとしては、「趣味・特技」なんて何だっていいよとも思っています。所持資格はともかく、趣味なんて面接官は大して気にしてもいないし、好みによって選ぶはずもありません。あれは「何か書ける」という点が一番重要なのだろうと思います。

今、私が「趣味・特技」の欄に書くとすれば、「スノーボード」と「釣り」にすると思います。でもスノボなんてビギナーに毛の生えた程度ですし、釣りに至っては先日20年ぶりに500円で買った子供釣り竿を川辺に下ろしただけです。それでも胸を張って堂々と記入し、必要なら10分でも30分でも面接官相手に会話ができます。恐らくそれで、「趣味・特技」に関して言えば合格点がもらえると思います。

でも、そういったことも社会に出て身に付いた営業スキルのひとつでしょうから、これからという方にはなかなか難しいものかもしれません。単純に言うと、記入欄の「空白」と、面接時の「無言」をなくせばいいだけなのですが、やはり頑張れと応援するしかない部分でもあります。就職活動に励んでおられる方は頑張ってください。

なお「趣味・特技」に「小説執筆」と書くのは、例えそうであったとしても恐らく全く受けないのであまりお薦めできません。定番の「読書」はあってもいいと思いますが、私が面接官だと根掘り葉掘りと尋ねられると思いますので人によってはご注意ください。


10月22日(月)
「とりあえず、まあ」を略した「とりま」という言葉がどうも苦手です。
「とりあえず、まあ」自体もあまりいい気分ではありませんが、「とりま」だけではさらに軽薄を通り越してバカっぽい印象が強く感じられてしまいます。
「とりま」によく似た言葉としては「とまれ」という言葉があります。
「止まれ」ではなく、「ともあれ」の音声変化です。
こっちは昔から小説や雑誌などで普通に使用されており、辞書にも「ともあれの転」などという形で掲載されています。
「とりま」と「とまれ」。
厳密には違う変化でもって生まれた言葉ですが、いずれも日常で使いやすいように変化したところは同じです。
つまりは正しい日本語なんて昔からどこにもなかったということであり、私の嫌悪も単に柔軟に対応できない自分へのやるせなさに過ぎないのかもしれません。
とりま、そんな話でした。


[一日一報]
[GIZMODO] アメリカ人の愛するダクトテープとは何なのか。歴史と製造方法と性能を調べてみた

しかし「なぜ愛されているのか」までは調査が至らなかった模様。

確かにあちらの方は何かあればダクトテープで何とかしている印象もあるかも。
古い車の落ちたバンパーを無理矢理持ち上げて貼ったりしていますね。
またその貼り方が汚いってところもポイントです。
多くの日本人なら、どうせ貼るにしても見えないところから丁寧に貼り合わせておいて、結局後日修理したりしそうです。
そういうこともあって、僕らはあまりダクトテープを必要としていない感じです。
でもバンパーって車を防御するためのものだから、別に荒っぽくてもいいと私は思うのですがどうか。
「バンパーに傷が付いた!」ってやたらと怒る人の心理が、ちょっと分かるようで分からない。
同じように「CDケースに傷が付いた!」って怒る人もね、いやそのためのケースじゃないかと。
何の話だっけ?
ああダクトテープか、使わないなあ。


10月19日(金)
iPhone5をスマートに使いこなしたいけど、いまいち使い切れていません。
タスク処理だろうとネットサーフィンだろうと、結局は据え置きパソコンの快適さには敵わない。
モバイルだから当然なんだろうけど、外で何をするという訳でもないのでなかなか。
インドアな人にはあまり必要じゃないんじゃないかなと今さらながら感じています。
まあ徐々に慣れていこう。

もうちょっと画面が大きければいいのになと思ったら、ああそれがiPad。
よくできていますね。


[一日一報]
[読売新聞] 毒グモ、公園に8千匹…「不安あおる」と非公表

いつの間にやら居座るようになったセアカゴケグモさん。
日本では1995年に大阪で初めて発見されましたが、関西在住の私はその際に大きく報道されていたのをよく覚えています。
阪神・淡路大震災があったり、オウム事件が起きたりと、かなり騒がしい年でした。

そんなセアカゴケグモさんも今では関西以西の多くで見つかるようになりました。
早期に発見されていながら手の打ちようがなかったというのは、外来昆虫の厄介さを伝えています。
しかし4年間で8千匹も見つけていながら、「不安をあおるから知らせなかった」というのはどうかと。
どこのバイオハザードだよ。
その結果、バレてしまって余計に不安をあおっています。

セアカゴケグモさんは神経毒を持っており、咬まれると痛みとともに発汗・発熱を生じることがあるそうです。
オーストラリアでは身近な毒グモとして知られており、血清療法や治療法も確立しています。
日本でも準備はあるようですが、まあ「不安をあおる」らしいので適切な知識を持って治療が行われるかどうかは分かりません。
いや、日本は毒グモが少ないので(カバキコマチグモくらい)、ちゃんと伝えておかないと返って危ないんじゃないかなと。
ハチやムカデを素手で触れるバカはいませんが、クモは油断しているようにも思えます。
ちなみにセアカゴケグモさんよりも、スズメバチ兄さんの方が10倍危険です。
だって飛ぶし、好戦的だし、カッコイイし。
だから恐れる必要がないというのではなく、おかしな隠蔽体質のせいでそういったことすら伝えられていないんじゃないかなと思います。


10月18日(木)
行き付けのコンビニで「こんにちは」と挨拶される程度はまだヒヨッ子。
私くらいのレベルになると「お疲れ様です」「お弁当、温めませんよね」と言われるのだ。

という話を以前にも書いたような気が。
いや、まあ、また言われるようになったんだな。

コンビニ店員経験のある人に言わせると、毎日多くのお客さまと対応していても、大体常連さんは覚えられているとのこと。
私なんてもう絶対、平日昼間からだらしない恰好で弁当とか野菜ジュースを買いに来たり、たまに異様なサイズの封筒(原稿)の配送を依頼したりするメガネのオッサンで記憶されているんだろうな。
あ、じゃあ名前もバレてうっかりネット検索されちゃっているかも。
イエーイ、見てる?


[一日一報]
[日経新聞] 「ガンダム駅」なぜできた アップル地図騒動の真相

Apple Maps問題の検証。
Appleからの回答ではないにしても、かなり真に迫っているように思えます。
小学生でも作らないカス地図の真相は、やはり大規模なプロジェクト特有のずさんな進行があったようです。
記事にもある通り、この自滅によりAppleは地図分野において大きな痛手を被り、競合他社に主導権を譲ることになりました。

こういう「え、何やってんの?」的な自爆撤退は、IT業界ではよく起こりますね。
mixiとかそんな感じに見えています。


10月17日(水)
孫正義さんの記事莫言さんの記事森口尚史さんの記事を読んだら、誰が誰だか分からなくなった。
こっそりと「量産型オヤジ顔」と呼んでいますが、人の顔を覚えるのが苦手な私にとってはなかなか迷惑な話です。
とはいえ見た目は量産型でも各人の性能はハイスペック。
なんせ世界一を目指す孫正義、ノーベル文学賞の莫言、ノーベル医学生理学賞の森口尚史ですからね。

おっさんの話はもういいから、そろそろ山中伸弥教授の記事も欲しいところです。


[一日一報]
[読売新聞] 諭吉笑う「100万円札」気づかず…お釣り被害

そんな奴おらんやろうと思って調べた100万円札がこれ。
現物かどうかは不明ですが、こんなのだとウッカリしてしまうかも。
お金って自分の物をやり取りする際には慎重にもなりますが、お店の物と思うと結構適当になってしまいがちですからね。
なかなかの知能犯。
釣り銭9860円に対して、99万9860円を要求しなかったのがトリック隠しでしょう。

しかしこのジョークグッズ、一体どこで使う物なのでしょうか。


10月16日(火)
[一日二報]
[朝日新聞] アニメ演出家の起訴取り消しへ ネット殺人予告事件

[共同通信] 「真犯人」、十数件に関与と記載 PC遠隔操作事件

色々と興味深くなってきました。
詳細は下に。
他人事にもしておけないという点でも、結末には関心を持っています。


[本日の独言(ひとこと)]
先日よりインターネット上でも話題になっているニュースと言えば、遠隔操作型ウィルスに感染したパソコンから犯罪予告のメールが発信された、という事件があります。アニメ演出家の北村真咲さんと別の男性が所有するパソコンを使って「2ちゃんねる」に大量殺人の予告や、伊勢神宮の爆破予告を投稿。それぞれ威力業務妨害容疑で逮捕されました。しかしその後、2人のパソコンが先の遠隔操作がウィルスに感染しており、知らない内に投稿されていたことが分かり釈放されました。

この事件は当初より有名なアニメ演出家の逮捕とあって話題となり、呆れた事件として知られていました。北村さんはその時から「覚えがない」と訴えていましたが、所有しているパソコンから投稿されていることは明らかだったので言い訳としか聞かれていませんでした。しかし後にこのような事件であったと判明し、北村さんの主張が正しいことが分かりました。なお冤罪によって釈放されたため、北村さんともう一人の名前は再び伏せられることとなりましたが、今度は北村さんの方から名前を明かして、警察から脅しや取り引きの話を持ちかけられたと訴えることとなりました。あえて話題を大きくすることで事件の重要性を訴え、自身の復権を求めたということでしょう。

当のウィルスや感染経路や犯人については未だ調査中であり、はっきりとは分かっていません。ただウィルスは先の通り感染者のパソコンを遠隔操作するタイプであり、感染経路はネット上のファイルをダウンロードし展開したことによるものと推測されています。以前にも述べましたが、メールや掲示板などに投稿した際、見かけ上は分からなくてもその発信元は記録として残されています。そのため犯罪予告などの書き込みがあっても、警察は投稿元を割り出すことができるのですが、今回の事件は遠隔操作をされており、自分のパソコンが勝手に投稿したという形となっていました。その点がこれまで以上に狡猾であり、私たちのパソコンでも起こり得る危機として関心を集めています。

以前、私は『天空高事件』において、『ウィーゼル』という架空のソフトウェアの話を少し書いたことがあります。天才犬神博士が開発したバックトラックプログラムであり、起動すると自動的にインターネット上に残るハッカーやマルウェアの足跡をトレースしてパソコンを割り出し、アクセスを遮断するとともに、然るべき機関に通報するというものでした。これも遠隔操作型のプログラムが使用されており、然るべき機関への通報を犯罪予告の投稿に置き換えることもできるでしょう。

ただ『ウィーゼル』のようにインターネット上で完全自動化を図るには、それこそ犬神なみの頭脳が必要になり、現状においては不可能だと断言できます。しかし脇の甘いユーザーを引っかけることができれば、上記のような犯罪を行うことは比較的容易なものと思われます。そして今は脇の甘いユーザーに溢れ返っているので危険性はさらに高くなることでしょう。

まあネット上でも清廉潔白に、誰も見ていなくても怪しい行動は慎み、仮に犯罪に巻き込まれたとしても冤罪だと言える状況を作っておくのが一番自衛だろうと私は思います。

それと、多分これからはパソコンとともにスマートフォンもターゲットになってくると思いますので、所有されている方はそちらも充分ご注意ください。



10月15日(月)


今日のダムブログ。
奈良の南、宇陀(うだ)にある室生(むろう)ダム。
ちなみに宇陀は古事記や日本書紀にも登場する由緒ありまくりな地名です。



外観はこんな感じ。
総貯水容量1690万立方メートルの小ぶりなダムです。
容量で言われてもよく分かりませんね。
日本最大のダム、岐阜県の徳山ダムは6億6000万立方メートルなのでケタ違いです。
なお世界最大のダム、ジンバブエとザンビアにまたがるカリバダムは1806億立方メートルだそうです。



ダムがあるので周辺は山奥。
ヘラブナ釣りが盛んに行われていました。
私も参加したかったのですが、さすがに「こどもわんぱく釣り竿」では心許ない。
キャップ・グラサン・ジャケットの釣りオヤジに「兄ちゃん、釣りは初めてか?」と笑われそうなので止めました。



周辺の川は透明度がハンパなかったです。


[一日一報]
[産経新聞] 解像度下げろ! 台湾と米国の「秘密施設」がアップルとMSの地図でバレた

前にもGoogle Earthが怒られた事件。
今回はMSのBing MapsとAppleのMapsが怒られました。
評判の悪いApple Mapsがこんなことでケチを付けられるのも皮肉な話。
Bing Mapsは特に東京の地図は3D表示までされており、凄いと思う反面、ちょっと不安にもなります。
皇居も国会も六本木ヒルズも、位置や高さが正確に分かり、色々と便利そうです。
その辺の街並みはいいと思いますが、せめて重要施設くらいはブランクでもいいんじゃないでしょうか。
防衛省の窓の数まで公開しても、得をするのは一部の過激な人たちだけだと思います。


10月12日(金)


ふと思い立って釣りに行きました。
場所は奈良県浄化センター。
大和川と佐保川の合流地点として、川魚を釣るにはベストなスポットだとネットに書いてありました。



実のところ釣り経験はほとんどなく、釣り竿も「こどもわんぱく釣り竿」みたいなのしか持っていません。
リールもなく竿に糸を垂らすだけの太公望スタイルです。
生臭い餌を付けて、あちこちに振り回しました。



せっかくなので、iOS6に搭載されたパノラマ機能で撮影。
画面を見ながらパン撮影をするのですが、使い勝手がなかなか面白い。
使い所は迷いそうですが、まあこういった風景撮影にはいい感じです。

なお釣果は小魚数匹と亀数匹。
釣りだと言いながら釣った獲物を撮影していないところに、やる気のなさが窺えますね。


[一日一報]
[産経新聞] 携帯料金「117京円」請求! 仏国家予算の1万年分

京円(きょうまどか)ってどこのアニメキャラかと思ったら金額でした。
それだけでは当事者同士で笑って済ませられそうでしたが、コールセンターが「払え」と言ってしまったがために大きな話題となりました。
私も携帯電話もスマフォにしたせいで割高になってしまい、何だかなあという心境です。
いつの間にやら家計に組み込まれてしまった新インフラの印象があります。
使用機会を考えると簡単ケータイ、らくらくホンで充分って人も多いんじゃないでしょうか。
そのうち単機能で激安の、一応繋がる程度のケータイにしようかなとも思っています。
物欲に打ち勝つことができれば。


10月11日(木)


週末には稲刈りの手伝いに行きました。
調べてみると去年も同月同日に同じ内容の日記を書いています。
いやはや、凄いよね、農業スケジュール。



「デトロイト・メタル・シティ」でおなじみのコンバイン。
こういう機械物は眺めているだけでも楽しい。
稲作・農業も面白いことが多くて、そのうち小説にも使えないかなと思ったり。
本格的農業小説、かもすぞ的な。
でも地味になりそう。
夢野久作の「いなかのじけん」はドロドロしていていいですよ。



実るほど頭たれる稲穂かな。
昔の人が収穫祭や秋祭りで盛り上がった理由がよく分かります。
やっぱり一年かけて立派に育て上げたら嬉しいものでしょう。
まあほとんど年貢で取られていたのかもしれませんが。
そりゃ一揆も起こすわな。


[一日一報]
[福井新聞] 読めない個性的な名前は親のエゴ? 「キラキラネーム」に賛否の声

学校の先生はご苦労なようで。
よくこういった名前は若い夫婦、ヤンキー・ヤンママのものだと言われています。
でも近頃世間を見ていると、真面目でいい歳をした普通の夫婦も気にせず名付けているようです。
さすがに騎士や亜莉穂はありませんが、こうは読めないだろうという名前。
大体は一文字、一読みだけ捻ってきます。
まあそれだけ一般的にもなってきたのでしょうね。
だからもう、非難しても無駄ですよ。

ちょっと変わった名前を持つ者の意見としては、別に目くじらを立てるような話でもないと思います。
初対面で会話に困らなかったり、割と覚えてもらいやすかったり。
あとは迷惑電話の撃退、「もしもし、マサモトさんでしょうか?」「違います、ガチャン」が使えて便利です。

で、かつて何人もの名前を付けては、その端からぶっ殺してきた者の意見としては、名前はパッと見て読めるのが基本です。
そうしないと読者にも覚えてもらえません。
一端名付けてしまうと、それが気に入らなくても結構なじんで見えるので不思議です。
普通に読めるけど、普通は使わない名前。
白鷹黒彦くんなんて典型かもしれません。
あくまで私見です。


10月10日(水)


そしてようやく、iPhone5を手に入れました。

まあ使用感や不満点については色んなサイトでジャンジャン書かれているので、そちらをご参考ください。
速いだとか薄いだとか広いだとか、初スマフォなのでよく分かりません。
ただまあ、現時点においては「いっちゃんええやつ」だろうから満足しています。

なお高速通信LTEについては、奈良ではまだカバー不足のようです。
なにより購入したauショップが3Gでした。
「LTEの電波をキャッチすると、左上にLTEと表示されます」
「3Gって書いてますよ」
「この店はちょっとギリギリなので……あ、来た、ほら、LTE。これがLTEです」
「わあ本当だ」

テザリングについても確認済み。
iPhone5をルータにして、iPhone4SでLTE通信するという離れ業もできました。
あまり意味はないですが。
容量制限もあるらしく、使いどころは要検討ですね。



ちなみに壁紙は「魔神館事件」のカバー。
新刊の表紙をケータイの壁紙にするのは私の礼儀。
アイコンにきゅっと挟まれたハテナちゃんかわいい。
アイコンが邪魔な黒彦君不機嫌そう。
お兄さんはやっぱり隠れています。


[一日一報]
[読売新聞] iPS研究所に倫理専門家を…山中教授が意向

ノーベル賞フィーバー。
日夜多くの人たちが研究を続ける中、たった一人選ばれたことで一気に世間の注目を浴びることになります。
スポーツマンシップとひたむきな研究者魂は、そうあって欲しいと願う門外漢たちの幻想。
やっぱり業界の裏は結構ドロドロしているんだろうなと感じています。

髪の毛で子供が生まれる、というのはまあ気の早いお話。
僕たちが生きている内に達成できるのでしょうか。
倫理観も大切ですが、まあ研究の邪魔にならないところでゆるく設けておけばいいんじゃないかなと思います。
来年くらいにはiPSで子供が作れるキット」とかいう詐欺が横行するかも。
この人形の中に髪の毛を入れて木に吊しておけばOK。
ちょっとした呪術です。


10月9日(火)
[一日二報]
[読売新聞] 万引きカップ麺、数分後に店に戻りお湯を注ぐ

[読売新聞] ひき逃げ車のナンバー、追突した車に刻印…逮捕

おもしろ事件簿。
欧米ならやけに詳しく報道された挙げ句、日本のバラエティ番組で取り上げられるたぐい。
こういうのって思いっきり晒せば結構教訓になる気もしますが、どうか。


[本日の独言(ひとこと)]
家がマンションの1階なので、目の前の植え込みにハーブを育てています。春先から何かこっそり植えてやろうかと企み、とはいえこっそりとはいかないので大家さんにお窺いを立てたら「好きなの植えて」と言われました。そこでペパーミントとレモンバーム、それと月桂樹の苗を買ってきて植え込みました。

ハーブを選んだ理由については、枯れにくくて世話が楽で散らばりにくそうだったからです。園芸など慣れていないのでいきなり繊細な花は育てられません。また花弁や枯葉が散らばるのも面倒でした。一方で虫除けにも使えるかとも期待しましたが、結果的にはあまり役に立ちませんでした。多少は効果があったのかもれませんが、虫の駆除なら殺虫剤を使った方がよほど効果的でしょう。

夏が過ぎてそろそろ秋を迎える頃ですが、月桂樹は思ったほど成長しませんでした。弱っている風にも見えないのでしばらくは放っておこうと思います。一方でハーブはもの凄い勢いで繁茂しました。根を伸ばし茎を這わせては匂いの強い葉を広げ続けています。料理のアクセントにでも使えるかとも期待していましたが、それ以上に増え続けるという恐るべき植物です。

そこでせっかく増えてくれたハーブを無慈悲に抜くのももったいないので、最近ではお酒に入れたりもしています。ラム酒を三ツ矢サイダーで割り、ペパーミントを散らせば自家製モヒートができ上がります。ハーブも摘みたての方が香りが良い、かどうかは知りませんが、なかなか悪くない風味です。

ただそんなに飲める方ではないので、週一回程度、しかも一、二杯で終えてしまいますす。その間にもハーブはウジャウジャと増え続けています。どうしたものか。


10月5日(金)
NTT西日本では今月より最大概ね1Gbpsの通信速度に対応したプラン「フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼」(長い)の大幅値下げを始めました。
ざっくり言うと大体2000円/月近くの値下げ。
今までパーソナルユース・ホームユース向けだった100Mbps〜200Mbpsと同じ料金での提供になります。

NTT西日本ユーザーの私の元にも先月辺りからよく先行予約の連絡が入るようになりました。
料金変わらずで、理論値2〜5倍に速度アップするのだから絶対にお得ですぞと。
ところが、何となく気が乗らずに放っておいてしまいました。

気が乗らなかった理由は2つ。
ひとつは、現在無線LANを使って135MBで通信しているので速度を上げても意味がないこと。
水道管と蛇口の話を持ち出すまでもなく、最高速度が出ているので元が増えても仕方がないのです。
もうひとつは、値下げ幅が大きすぎることへの懸念。
いよいよまずいんじゃないかという予感がありました。

軽く調べて見ると昨今世間の「光離れ」が著しく、NTT全体での本年度上期の純増数は、前年同期比の5割減にもなっているそうです。
伸び悩みの理由はKDDIを筆頭としたライバル社の攻勢だけでなく、スマートフォンやモバイルルーターの普及も大きいものと見られています。
単純に言うと固定電話を持つ家庭もかなり減っているのでしょう。
恐らくそういったこともあって、世間に合わせて料金値下げに踏み切ったものと思われます。

ちなみに先でNTTに対して「まずいんじゃないか」と書きましたが、もちろん会社自体がまずいという意味ではありません。
旧電電公社。 ドコモも色々と厳しいようですが、あんなところ潰そうとしても潰れないものです。

ただ固定電話・高速通信に興味が失われつつあるのは確かなようです。
1Gbpsって言っても、ねぇ。
3D対応テレビって言っても、ねぇ。
60インチテレビが大幅値下げって言っても、ねぇ。
なんとなく、同じような匂いが感じられるようになってきました。

ワイマックス兄貴に乗り換えるかなあ。

[一日一報]
[CNET] S・ジョブズ氏の知られざる逸話--没後1年を前にM・アンドリーセン氏らが語る

もう一年も経つことに驚き。
急に足を止めた人を見ると、自分がどれだけ進んだのか、いかほどにも進んではいないのかと感じさせられますね。


10月4日(木)
100円ショップマスターになりつつある私。
以前までは「安物買いの銭失い」とバカにして、無駄に高い物を選んだりもしていましたが、「まあこれでいいか」と慣れてしまうと早いものでした。
これは大人になったと見るべきか、ズボラになったと見るべきか。

でも100円ショップの商品を買い続けて分かったことは、やっぱり高い物はいいということでもありました。
ガムテープとか、ティッシュとか、そういった日用品は特にそうです。
まあなんと質の悪いこと。
日本製のボールペンは発展途上国に持っていくと喜ばれると聞きますが、基本的に有名メーカーの商品は有名だけあってオーバースペックです。
私、世の中に「貼れないガムテープ」があるとは思いもしませんでした。

それもまあ「100円だからいいか」と諦められる、価値観の寛大さ。
かつてのユニクロの躍進や、よく分からない海外製品の進出もそこを突いているのだなと感じています。

でも若い子はね、無理をしてでも良い物を使った方がいいよ。
バカみたいな贅沢や無駄遣いも知っておかないと、100円ショップだけだと自分の価値も安っぽくなるよ。

[一日一報]
[産経新聞] 日本文芸家協会が図書館の運営委託で提言

そうは言っても来てくれなきゃどうしようもないんじゃない?
商売気を出すのは良くないと思いますが、いまどき商売気もないと価値なしと見られるのも事実です。
「いたずらに青少年の私欲を刺激してあおる懸念」と言っているけど、日常生活どこを見ても刺激ばかりであおりまくっているんだからどうしようもない。
むしろ刺激を受けてあおられるくらいでないといけないという風潮の方が強い気もしますが、どうか。
地味で穏やかな人を駆逐したのは誰かという話です。

それよりも、無駄にダラダラと居座っている「住人」みたいな人を何とかして欲しいと思う私です。
利用者は公平であるべきですが、浮浪者の休息所みたいになっているところも多いよ。


10月3日(水)
韓国人ラッパーのPSYの「江南スタイル」とかいう曲がよく売れているとか。
ただし日本ではなく世界で、韓流のヨイショではなく結構本気のようです。
記事はこちら。

音楽の内容としては、あまり私が好きではない感じなのでノーコメント。
気になるのは、これだけ売れているのに日本ではほとんど耳にしない、どこにも報道されないところです。
調べてみると、どうやら日本では販売されておらず、iTunesでも配信されていないとか。
とはいえ、上記の記事にもあるように、ネットを使えばいくらでも視聴できます。
なのにどこも報道しないのは、つまりは誰も得をしないからなのでしょう。

今はちょっと色々とあって幾分なりをひそめているようですが、去年までは韓流がよく持ち上げられていました。
お陰で地震やら原発やらで大変な時期だというのに、世間では韓流を止めろというデモまで起きていました。
韓流を止めろと言う人たちの主張は、あからさまな偏向報道の危機感と、そこから発展する韓流支配への恐れだったのではないかなと思います。
真面目な人に至っては、もはやマスメディアは韓流に支配されていると信じて、見えない亡霊と戦っていました。

でも本当は違うんじゃないかなと私は感じています。
偏向報道は常としても、その根底にあるのは韓流などではなく、単なる利益追求、儲かるからという理由のはずでしょう。
儲かるから盛り上げる、儲からないから盛り上げない。
それが韓流であり、その逆が「江南スタイル」なんだと思います。
別に誰も韓流シンパじゃない、マスメディアは私らの想像以上にシビアです。
だから曲が良いか悪いかはともかく、世界で売れている音楽も儲からなければ報道しない。
こっちの方が結構、気味が悪いなと感じています。

逆に言うと、マスメディアが儲かる仕組みがあればいくらでも報道されるということでもあります。
自分だけが儲けることを考えていては盛り上げてももらえないでしょう。
それがAKB48であり、そうでないのが他のアーティストだと思います。
秋本康の企画は、常にそれを意識しているから、アーティストもマスメディアもファンも得をして大人気になります。
大嫌いだけどね。

[一日一報]
[ロイター] 米ロサンゼルスのシェフ、「妻の遺体を4日間煮続けた」

[スポニチ] 元センバツ球児 「遺体をカレーで煮た」と供述

今日の猟奇。
遺体処理も料理と思い込めばできるものなのでしょうか。
ただ、古くからよく使われている遺体処分の手法ですが、犬猫と違って中型哺乳類の処理はやはり扱いに困るらしく、結構あっさり発覚しています。

でも僕らが知りたいのは、犯人が元センバツ球児かどうかではなく、やっぱり食ったのかどうかということではないだろうか。


10月2日(火)
[一日一報]
[毎日新聞] フジテレビ:CGキャラを女子アナに採用 入社式で「加藤綾子アナを追い越したい」

なんかもう色々と古すぎる。
初音ミクさんに触発されたのかもしれませんが、クオリティはテライユキ以下という感じがします。

テレビ業界もかつては斬新・軽快で魅力的な文化の担い手ではありましたが、今となっては鈍重で古臭いお役所的な発想ばかりが目立つようになりました。
お役所ならばそれでいいかもしれませんが、テレビとしてはそれが見えてしまうのは危機的状況ではないかなと。
結局、産業としては巨大となった上に、昭和のテレビブーム、バブルのテレビブームの味が忘れられなくて身動きが取れなくなっているのかもしれません。

CGアナウンサーがデータ化されたテキストを読み上げるなんて、今時やろうと思えばもっといいクオリティですぐにでもできると思いますが。
しがらみが多すぎるのかしらね。


[本日の独言(ひとこと)]
先週発売された『魔神館事件』(文庫版)、ご購読まことにありがとうございます。お読みいただけていない方にも、先にお礼を述べてご購読をお願いしたいと思います。

さて『魔神館事件』に装着されていた帯の裏側には、今後のスケジュールが記載されておりました。9月に『魔神館事件 -夏と少女とサツリク風景-』を刊行いたしましたが、その後11月には『天空高事件 -放課後探偵とサツジン連鎖』-を、そして来年1月には新刊となる『露壜村事件(ろびんそんじけん)-生き神少女とザンサツの夜-』(仮)を刊行する予定となっています。

なお新刊に関しては既に初稿は上げており、以降は刊行まで校正を重ねていくこととなります。割合早くに原稿があがっている理由は、そもそもこの三作目を刊行するにあたって、先に一作目、二作目を刊行しようという形を取ったからです。書店で新刊だけをぽつんと出すよりも、連続シリーズ物として並べていただいた方が見栄えがするというもの。書籍といえども店頭では日用品や家電と同じようなもの、店頭展開も大切な要素です。タイトル選定やカバーイラストもそうなのでしょう。私は企画立案(アイデア)と、開発(執筆)をするので、後の量産と営業(出版社)はお任せしています。

ご自宅の本棚にも三冊並ぶときっと見栄えがすることでしょうね。
ということで、まとめてよろしくお願いいたします。


10月1日(月)
奈良の南部にあるキャンプ場「きららの森・赤岩」へと遊びに行きました。



ロケーションはこんな感じ。
近辺は黒滝村という、赤岩渓谷と呼ばれる谷にある村です。



奥のロッジに宿泊しました。
オートキャンプというのか、なんちゃってキャンプというのか。
風呂・トイレ付きに加えてテラスでバーベキューもできる仕様です。



山奥とあってさすがに川の水は澄んでいます。
でも浅くて流れも強いせいか何も釣れませんでした。



黒滝吊橋。
昔は主要交通機関だったのかもしれませんが、今は単なるアトラクション。
割と頑丈な作りでした。



栗の木の枝に群がるクリオオアブラムシとムネアカオオアリの共生。
ぞわぞわ系なので画像は小さめです。



頑張って撮ってみた線香花火。



頑張っても撮れなかった中秋の名月。

おしまい。


[一日一報]
[CNN] イラン通信社、米の冗談ニュースにだまされる 自社クレジットで「転載」

冗談を真に受けて報道された話。
ネット用語で言うところの「釣られました」というやつです。

ただ真に受けたからといって、それが失敗かどうかは分かりません。
アメリカからすれば「釣られやがった(笑)」となりますが、イランからすれば「そうか我が大統領は人気なのか」と思って盛り上がるのではないでしょうか。
ジョークを逆手に取ったプロバガンダにもなる訳です。
情報の恐さとはこういうところにもあるかと思います。

今となってはもう多くの人が気付いていますが、中東諸国は何かにつけて悪者にされがちな風潮にあります。
それはアメリカから入ってくる情報が「真の世界情勢」と受け取られがちなので、都合よく仕立て上げられているのだと思います。
アメリカだって当然、自国をよく見せるように発信しています。
中東諸国だって言い分はあるでしょうしが、声が小さいせいかなかなか伝わりません。
両国を逆転して捉えてみると、実はあまり主張に違いは見られないんじゃないかなと思います。
これはまあ、色んなシーンで言えることです。