the shadow of silver
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3月29日(金)
春休みのせいか平日の昼間でも子どもたちの姿をよく見かけます。
見ているとみんなで集まってDSをピコピコ。
それについては私もファミコン世代なので一切気にもなりません。
ピコピコは楽しい、ピコピコ万歳。
でも、それを使って写真を撮っている姿には軽く衝撃を受けました。
そうか写真も撮れるんですね。
親からケータイはまだ早い、スマホなんてとんでもないと思われている子どもも、DSを使えば写真が撮れるんですね。

私が子どもの頃は、写真といえば高価なフィルムカメラであって、撮影されるのは旅先だとか修学旅行だとか卒業式だとか、そういう特別なイベントの時しかありませんでした。
もちろん自分で写真を撮るなんてこともなく、カメラに触らせてももらえず、始めて使ったのは高校生の頃の「写るンです」だと思います。
あとは女子たちが教室で使っていたポラロイドカメラ。
あれ、なんで流行ってたんだろうね。

それが今では、子供たちが、自分たちだけで写真を撮ったり撮られたりするわけです。
ということは、その写真データはDS本体だの、どこかだのに残されます。
10年後にそれを見返して懐かしんだり、20年後にそれを見返して軽く死にたくなったりもする訳です。
これはもう、自分の頃にはなかった文化なのです。

ああこれがカルチャーギャップというものか。
どんな写真を撮っているんだろうと、興味深く思えます。

[一日三報]
[朝日新聞] のど自慢落選「会場爆破する」 容疑の70歳を逮捕

これもまたカルチャーギャップ。
会場爆破予告は若者の得意技かと思っていましたが、そうでもないようです。
でも電話で伝えたというところがレトロ。
あの番組のどこにそんな魅力があるのかは知りませんが、もうちょっとやめてよおじいちゃん。

[AFP] 「ググっても見つからない」、新語に米グーグルが「物言い」

流行語に使われるなんてむしろ願ったりだと思うのですが、グーグルの癖にケチ臭いことを言っています。
知られてなんぼ、見られてなんぼ、使われてなんぼの商売なのにねぇ。
これからは「ビングれ」を流行らせましょう。
ピンクグレープフルーツ。

[GIGAZINE] かつて建造された中で史上最大のコンピューター「SAGE」とは?

カッコイイね、こういうの。
今のコンピュータと比べると雲泥の差ほどショボイんだろうけど、この壮大さと「ひみつ基地感」が素敵です。
人生にひみつ基地を。



3月28日(木)
最近観た映画DVDまとめ。

「メンインブラック3」

シリーズ3作目。今回は宇宙人ジョーンズの出番は少なめ。凶悪な宇宙犯罪者が過去にタイムスリップしてエージェントKを殺すというので、エージェントJもタイムスリップして過去のエージェントKとともに犯罪者と戦うという、まあ定番のパターンでした。でもこのシリーズはあえて定番を狙っているよね。スッキリとした良作。

「ダークシャドウ」

ティム・バートンとジョニー・デップ。元ネタは40年前のゴシック・ソープオペラ(原題はダークシャドウズ)。テーマは洋館と吸血鬼。あとはもう推して知るべし。暗くて黒くてオシャレで微グロ。好きな人は好き。

「スノーホワイト」

3DCGリメイク盤「白雪姫」。「おとぎ話を3DCGでリメイクすれば格好いいし話題になるぜ」を体現した典型的な残念賞。魔法の鏡とシシ神様はカッコ良かったけど。あとは何がしたかったのか。

「アポロ18」

NASAが隠し続けた最後のアポロ計画。以降40年間、人類が月に向かわなかった本当の理由とは。というテーマの話。SFドキュメンタリー風なものかと思ったら、まさかのブレアウィッチプロジェクト的ホラーだった。どうしてこうなったのか。テーマは悪くなかったはずなのに映像と脚本がひどかった。

[一日三報]
[朝日新聞] 水族館イワシに迫る危機 「緊張感を」マグロ軍団投入へ

なんだか面白さと不快さに戸惑う記事。
イワシもマグロもじゃんじゃん食っているけど、生きている内にわざと追い立てるのはどうか。
動物園のヤギが大人しいからライオンを放とうなんて言ったら、きっとみんなから怒られることでしょう。
可哀想ってなんだろう。
まあ一番の問題は、なんでそんな裏話っぽいことをわざわざ公表したのか。
今日あたりから、きっと心優しきヒステリックな方々からの電話が鳴り止まないことでしょう。

[The Voice of Russia] 『デスノート』、ロシアの子どもを自殺に走らせる?

デスノートってそんな話だったっけ?
でもこれが本当だとしたら、日本の子供たちの方がバンバン死んでいると思います。
暗い話や猟奇的な話が、特に子供に悪影響を与えるというのはよくある話。
でも悪に走る根本はその子供の家庭や世間や社会の問題だったりしますよね。
漫画にそこまでの影響力があるとしたら、世界はもっと平和になっていますよ。

[TBS News] ネコは飼い主の声聞き分ける、東大研究グループ発表

うん、知ってる。

大学研究の悩ましいところは、人類の偉大な進歩に繋がるかもしれない30年がかりの複雑な研究よりも、こういった「あるある」的な研究の方がよほど世間のウケがいいところ。
だからちょくちょく、発表していかないといけないみたいね。
ネコミニュケーションがさらなる発展を遂げることを期待しています。



3月27日(水)


YOU 飲んじゃいなよ的な。
ジャニーさんか。

ていうか"You can drink"というのもちょっと気になる。
"(This water is) Safe to drink"くらいじゃないの。
直訳するなら"drinkable"だけでもいいのかしら。
まあこれでも意味は分かるだろうからいいのですが。

奈良、元興寺にて。

[一日三報]
[AFP] ヤフー、英少年が立ち上げたアプリ企業を買収へ 最大60億円近くか

孫(禿)ヤフーじゃなくて米ヤフーの方の話ね。
どういうものかは知りませんが、アイデアとタイミングとちょっとのラッキーが重なったのでしょうか。
アプリ市場はまだまだ開拓の余地と金鉱脈が残されているようです。

[朝日新聞] 車道に雪2トン、捨てた疑い 札幌で排雪運搬の男逮捕

奈良に住んでいると全く実感がわかないのですが、大量の雪ってもの凄いゴミなんでしょうね。
「そのうち溶けてなくなるんじゃないの?」とか、「海に捨てればいいんじゃないの?」とか思う自分は、きっと「全然分かっていない」と言われるのでしょう。
いやもう、ご苦労様です。

[産経新聞] 稲妻が美しい桜島の噴火 仕組み分からず、謎のまま

古代人がこんな景色を目の当たりにしたら、そりゃあ神の怒りだの世界の滅亡だのと思うでしょうね。
でも現代でもあまりよく仕組みが分かっていそうです。
そうなの? なんかこう、急激な温度変化とか、気圧差による静電気とか、そういうのだと思っていました。
もしくはインドラの炎。(古代人)



3月26日(火)
[一日三報]
[共同通信] 気候変動に適応、セミ進化 13年・17年周期で発生

今日の昆虫。
周期ゼミは素数ゼミとも呼ばれており、それぞれの周期が素数年数となっています。
これは捕食者による絶滅の危機を逃れるために、同種族で一番重ならない周期で大発生する方法を選んだからだと言われています。
一方のグループが食い尽くされても、もう一方のグループは土の中で生き延びられます。
実際には毎年捕食者に食われ続けた結果そうなったのでしょうが、興味深い傾向です。

気候変動といえば、恐竜が絶滅したのも気候変動だと言われています。
隕石が落ちたとか大氷河期が到来したとか。
それでも恐竜は絶滅しましたが、昆虫は今もウジャウジャ生き残っています。
それもきっと気候変動に強い種族がいたからでしょう。
多様性は何物にも勝る力です。

[毎日新聞] 中国:太陽光パネル大手のサンテックパワーが破綻

どこかで聞いた社名かと思ったら、確かソフトバンクが一般家庭にソーラーパネルを置くプロジェクトでかかわっていたところだと思います。
20年契約だとか言っていましたが、製品を作っている方が1年ほどで潰れてしまいました。
ソーラーパワーは無限のエネルギーだから儲け放題かと思いましたが、そうでもないようです。
太陽光発電うんぬんの話も、なんだかずいぶんしぼんできました。
技術的に難しかったのか、新たな地下資源の予感が高まってきたからか、胴元が儲けにくかったのか。

[GIGAZINE] 磁力で宙に浮かべて手首に負担をかけないようにしたマウス「BAT」

カッコ良いけどこれ、ガってやったら手首グリンってならないのかしら。
ガってやったら手首グリンってならないのかしら。

[本日の独言(ひとこと)]
先ほど気づいたことなのですが、ひっそりと続けているメールマガジンが10周年を迎えました。
2003年3月19日に弊著「THE CHAT」のWEB連載として、第1号を配信させていただいたのが始まりとなります。
以来、形を変えつつも10年にわたって配信を続けて参りました。

その間にわたしは10歳も年齢を重ね、十数冊の書籍を刊行でき、一応は名刺に小説家と書いても笑われないくらいにはなれました。これもひとえに皆様のご支持とご購読の賜物と思い、あらためて御礼申し上げます。579回分もテキストを書く暇があったらもう2、3冊は書けたんじゃないかとも思いますが、それはそれとして。これはもうほとんど趣味のように続けております。

先の通り、気が付けば10周年を迎えてしまっていたので、記念的なものは何も考えておりませんでした。この詰めの甘さがわたしの至らぬところであり、また10年間も続けられる秘訣なのかもしれません。適度以上に肩の力を抜くようにしています。

ただせっかくなので、以前に告知した通り、書籍にならなかった古い作品のお蔵出し連載をやりたいと思います。ついでに前回に連載していた作品もそろそろWEB公開しようかと考えております。とはいえ、いきなりボンと連載する訳にもいかず、若干の校正と修正はどうしても必要になりそうです。できれば4月中にでも始めて行ければいいなと。そう宣言して自分を追い込んでみます。

これからも気長に続けて参りますので、気長におつきあいいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。



3月25日(月)
啓蟄も過ぎ、草花の芽吹きと昆虫のうごめきを感じるサッコン。
昆虫といえば近ごろ気になっているのが、福島第一原発周辺の昆虫です。
放射能の話は置いておいて、置いておいちゃいけないけど。
それ以前に、一瞬にして人間の消えた町で、昆虫はどうなっているのでしょうか。
これが植物学者なら植物の生育に目を向けるのでしょうが、私の場合はやっぱり昆虫です。
ていうか植物と昆虫は一蓮托生なので切り離せないものですが。
そうなると動物も、つまりはぼくらの大自然が。
どうなっているのか、気になっています。
ちゃんと調査しているのでしょうか。
災害からの流れで被災者もおられるのであまり盛り上げられませんが、興味の上でも実態を知る上でも貴重なケースだと思っています。

ていうかさ、あることないこと、そろそろオープンにして欲しいと思うのですがどうか。
「いやちゃんと公表しているだろ」という話は置いておいて、置いておいちゃいけないけど。
ぶっちゃけ実際。
いつまで小学生ばりの「透明バリヤー」を張っているつもりなのかしらね。
「バリヤー張ったから効かへんもんっ」じゃないよ。
関係ないけど、エヴァンゲリオンのATフィールドって絶対、透明バリヤーが元ネタだよね。

[一日三報]
[BCNランキング] ヤフー、リユース市場を盛り上げる新サービスを開始

普通、不要品を処分するには、お金を支払って自治体の処理業者に引き取ってもらいます。
あるいは梱包と送料のみを支払って、民間のリユース業者に送りつけます。
しかしこのヤフー買取を使えば、なんと着払いで送っていただくことができ、さらに買取金額をキャッシュバックします。
ヤフー買取はその処分品をそれぞれの加盟店にお引き取り頂きます。
加盟店の方はそれを修理して店舗で売るなり、ヤフーオークションやヤフーショッピングで販売して頂けます。
お客さまも無料プラスアルファで引き取ってもらえて嬉しい、加盟店も中古品や故障品、宝の山が手に入って嬉しい。
ヤフー買取はそんな素晴らしいサービスです。

てな具合に、まあ次から次へと思いつけるものです。
ヤフーのメリットは広告料か、もしかすると加盟店からのバックマージンもあるのかも。
リユース市場を盛り上げると言っていますが、盛り上がるのは自分たちのみで、地方の小さな業者は軒並み売上を減らすことになりそうです。

[インターネットコム] オタク川柳大賞1位は「生活の レベルを下げて レベル上げ」に決定--

ランキングはこちら。
まあ皆さん面白い言葉を思いつけるものです。
「あるある」と思ってしまいますが、果たしてこれがオタクなのかどうか。
なんか自分のこだわりを客観視して卑下するのがオタク、みたいな風潮があります。
本来はこんなことすら気づかないからこそオタクだと思うのですが、どうか。
「いやーヤベーわ、俺ってまじオタクだわー」みたいなノリは、ちょっとつまんないよね。

[スポニチ] “津波から逃げろ”女川町で坂道駆け上がる祭り「復幸男」初開催

「むかしこの地に大きな津波が起きての。たくさんの人が逃げ切れずに亡くなりおった。それからというもの、津波が来たら何をおいても逃げなければならないぞという教訓を伝えるために、この祭が始まったそうじゃ」
みたいな展開を望んでいるのでしょうか。
祭が生まれる原点かもしれませんが、21世紀にもそのパターンが通じるかどうか。
あと明らかに西宮神社の「福男」を意識したネーミングはどうか。
でも悲嘆に暮れたり、忘れようとつとめるよりは前向きでいいことなのかもしれません。



3月22日(金)


大阪で見かけたパチンコ屋さんの看板。

アムロの名セリフを引用したかと思いきや、あまりそんな勢いもなく。
ガンダムとか全然知らない小規模オフィスの若いデザイナーさんが、なんとなくで作ってみたような印象を受けました。
おかげでパチンコをやらない私としても、「いきます」と言われても(´・ω・`)知らんがなとしか返せないわけで。

そういえばAppleのマップで有名になった「パチンコガンダム駅」の表記もついに修正されたとか。
もうどうせなら全面ウソマップで貫いた方が面白かったのにね。
もしくは全面江戸時代の地図にするとか。
あるいはファミコン時代のドラクエマップにするとか、は前にGoogleがやっていましたね。
そういやもうすぐエイプリルフールです。

[一日三報]
[共同通信] 量産可能な「透明な紙」開発 王子HDと三菱化学

関係ないですが、「王子HD」ってなんかカッコイイ。
プリンス・ハイデフィニション、みたいな豪華さ。
記事の技術もよく分かりませんがすごい感じ。
サランラップとはまた違うのかしらね。

[産経新聞] 北、ハッカー数千人養成 正恩氏直轄、手口高度化

これがすべて真実だとすれば、なかなか恐いことになっているのかも。
ネット選挙に向けてのお勉強会とか開いている場合でもないと思うのですが、どうか。
そういや日本は集団的自衛権とかいって、積極的に他国とドンパチやるわけにはいかないそうですが、こういうサイバー攻撃、情報戦についてはどんな規定が設けられているのでしょうか。
爆弾持つかわりにサイバー攻撃のみで世界を屈服させるとか、カッコイイよね。

[読売新聞] カワイイ! 縄文後期の猪形土製品・青森

オーパーツとも思えるほどの可愛さ。
名物のない土地のお土産物屋さんとかにありそうです。
縄文時代後期の東北地方といえば、たしか有名な遮光器土偶もそうだったのでは。
あの頃のセンスって、ちょっと他の時代と比べておかしいですよね。
本当に宇宙人だとか未来人だとかいたのかもしれません。



3月21日(木)
インターネットの個人ブログなどで、たまに二頭身のフィギュアと一緒に撮った旅行写真を掲載しているものを見かけます。
手前にフィギュアを置いて、奥に旅先の風景が写っているような写真です。
フィギュアはねんどろいど系の小さいもの、初音のミクさんとかダンボーみたいなものです。
あまり1/1等身大スケールのものを連れて行くことはないようです。

旅をするフィギュアで思い出されるのは、映画「アメリ」で登場した七人の小人の置物。
庭に置いていた小人の置物の一つがいなくなり、その後に世界各国から置物が写っている写真が送られてくるエピソードです。
あのどこか愉快な設定が、顔を出したくないネット時代の旅行記にうまくマッチしたのかもしれません。

ちなみに「アメリ」で使われた先のエピソードは、映画が制作された当時に海外で実際に起きた事件から引用されたそうです。
旅行に行けなくなった老夫婦の代わりに、庭に置かれていたカエルの置物が旅をするという出来事で、アメリカでは大きな話題となったようです。
置物を盗んで旅をさせていたのは、旅行といたずらが好きな人だったかな。
たしかそんな話でした。

しかし、旅先でいそいそとフィギュアを取り出して撮影するのは色々と苦心しそうです。
人目とか、あのレベルにまでなるともう気にならないものなのかしら。

[一日三報]
[EE Times Japan] スマホの内蔵カメラで脈拍を計測、顔を5秒間撮影するだけ

そんなんできるんですか、という驚きの技術。
精度はまだまだとしても、手持ちのカメラで計測できるという便利さはいいですね。
体温とかも測れるようになれば、まさに「顔色が窺える」ようになりそうです。
もうみんなカメラ越しで会話するようになるかも。

[読売新聞] ツイッターを炎上させたい…20歳男が殺人予告

この記事へのリツイート数が150件くらいのところみると、あまり炎上もしなかったようです。
気になるのは最後の一行、『遠隔操作ウイルスに感染した形跡がないことなどから逮捕』。
めんどくさい時代になってきました。

[大分合同新聞] ミニ事件簿:心優しい“マナー違反”の少年

きょうの昭和っぽい事件。
今どきこんなエピソードが紹介できるのも地方紙ならでは。
それが読めるのもネットならでは。
大分、好感度あげてるな。



3月19日(火)
[一日三報]
[朝日新聞] LINEで322人分の成績流出 埼玉の高校、生徒撮影

LINEで流出、という見出しに違和感を抱いてならないのですが、他のニュースサイトを見ても「LINE」「流出」と書かれているので、それで合っているようです。
いつの間にか友達に画像を送ることを流出というようになったのか、あるいはLINEは流出とかするものと思わせたい人がいるのか。
なお事件の内容はどう見ても先生側の管理不行きです。

[産経新聞] 東京メトロ、21日正午からほぼ全線で携帯通信OK ネット対応を加速

「はいはい、あ、例の件ですね。ええとちょっと待ってください、今から地下鉄に乗るんで、またこちらから掛け直します」

という言い訳が使えなくなる事態。
まあそこまで電波を届かせる必要があるかとも思いますが、それによって色んなビジネスも生まれるような気もしています。
利便性よりもビジネスの匂いがぷんぷん。
でも、『車内ではこれまで通り携帯電話での通話はご遠慮いただく』んだって。
勝手にいただいておけ。

[読売新聞] 「ケロリン桶」販売会社が廃業、創業社長高齢で

きのうちょうど映画「テルマエ・ロマエ」を観たので私的にタイムリーな話題。
アース製薬のホーロー看板にならぶ昭和の販促物ですね。
桶は有名だけど、胃腸薬の「ケロリン」自体は見たことありません。
なお桶の販売は続けられるとのこと。

[本日の独言(ひとこと)]
「3Dプリンタ」が昨年あたりから急速な話題となっています。
21世紀の産業革命の新展開、業界の転換期とも見られており、米国のオバマ大統領も、製造業復活の起爆剤と位置づけて強い期待を寄せているようです。

3Dプリンタというのは紙に印刷するプリンタに対して、3DCADデータや3DCGデータを元に立体的に造形する機械のことです。分かりやすい形でいうと、電子レンジのような箱の中で、送信された立体データを元にして、ノズルからプラスチックや樹脂の粒子を吹き付けてオブジェを作り上げていきます。SF映画で見るような、オブジェの足下から徐々に形が生まれていく様子はとてもワクワクします。なお逆に、仏像彫刻や氷彫刻のように素材の塊から削り出していくものは3Dプロッタと呼ばれています。

3Dプリンタ自体は現在も製造業を中心に普及していますが、近年はその技術革新が進められており、より安価で小型な製品も誕生しつつあるようです。昨年後半からはついに20万円程度で手に入る家庭用の3Dプリンタも発売されるようになり、個人で模型製造を行っている人や趣味でフィギュア作りをしている人の注目を集めています。一方、アメリカでは大型で高性能な3Dプリンタで出力するサービスも始まっており、個人が作った3Dデータをインターネット経由で送ると立体模型に3Dプリントして送り返してくれるという、いわば写真屋のプリントサービスのような商売も誕生しています。なお3Dプリントする素材はプラスチックや樹脂に限らず、医療分野では特別なカルシウム粉末を使った人工骨の制作も行われているようです。

個人の夢と産業の活性化が期待される3Dプリンタですが、それに対して既存の金型業界は戦々恐々としているようです。これまで立体模型を制作するにはかかせなかった現場ではありましたが、データから直接3Dプリントできることになればその役目も少なくなってしまいます。かつての写植業界の衰退や現像業界の衰退にならい、こちらも転換をはかる時期にきているようです。

また3Dプリンタに対する懸念としては、著作権の問題もあげられます。写真やイラストを無断でプリントして販売するように、著作権のあるフィギュアやオブジェを無断で手軽に3Dプリントして販売する人も出てくるようになるでしょう。さらに、こちらは米国で既に議論されていますが、家庭用の3Dプリンタで製造されたライフルが氾濫する可能性も高まっています。実銃を製造しているメーカーのサイトから設計図をダウンロードして3Dプリンタにかければ、プラスチック製とはいえ充分に殺傷能力のあるモデルガンを作ることもできるようです。

実のところ、私が3Dプリンタの話題に興味を持つようになったのも、そのモデルガン製造です。理由はもちろん小説のネタ。日本におけるピストル犯罪はフィクションにせよその入手経路が非常に困難になりますが、「自宅で3Dプリンタを使って作った」という方法が実現可能ならば、また新たな展開も生まれそうです。その気になれば子どもでもピストルを製造できるようになるかもしれません。もちろん現実世界であってはならないことですが。



3月18日(月)
今後増え続けるであろうと予測されている花粉に対して、人類はどう戦っていくべきだろうか。
世間では花粉を出さない樹木の開発も進められているとかなんとか。
フェイスブックのお友だちさんからは燃料に使えないだろうかとかなんとか。
石油、石炭、メタンハイなんとか、風力や水力から太陽光までエネルギーに替えてきた人類です。
花粉だってうまくやればクリーンエネルギーに代用できるかもしれません。

そういや花粉って、食えないんでしょうか。
黄砂やPMなんとかとは違い、花粉は植物由来のものです。
動物でいうところの卵であり、タラでいうところの白子です。
つまるところ栄養のカタマリなのです。

花粉食といえば昆虫が得意であり、有名なところではミツバチがあげられます。
ミツバチは蜜のみで生きるにあらず。
いつも花の蜜を集めていますが、同時に花粉も集めて食しています。
それで花の蜜の糖分と、花粉のタンパク質を得ています。
そしてミツバチは蜜と花粉を食べると、体内でミルクを生成して幼虫に与えます。
これがローヤルゼリーといわれるものです。
ローヤルゼリーの栄養価は凄まじく、ものの書物によると卵から孵ったばかりの幼虫の体重を5日ほどで1500倍にまで育てるともされています。
つまり体重3000グラムで生まれた赤ちゃんに母乳を与えると、5日ほどで4.5トンにまで育つ計算となるので、いかにこの比較がおかしいのか分かります。
それはともかく、凄い栄養なのです。

まあミツバチが食っているのはスギ花粉じゃねぇだろ、という意見もありますが。
何かに使えないものでしょうかね。

[一日三報]
[AFP] シリコーン製の指で欠勤隠し、医師の間で横行か ブラジル

スパイものの作品でよく見かけるアレ。
生体認証っていってもそんなもんか。

[産経新聞] お姫様がマリオを助ける「改造版ドンキーコング」

かわいい娘のためにお父さんがハッキング。
まあお姫様が王子様(配管工)を助けるというのもイマドキではないでしょうか。
世界でひとつだけのゲーム、ありがとうパパ大好き!
心暖まるエピソードですが、これ法的には問題ないのか?

[CNN] 火星にかつて「生命が存在可能な環境」 NASA

かつて生命が存在したかどうかは未確定だが充分に存在可能な環境であったと思いたいのが私個人としての現在の心境であるとここに断言しておきたい。
ンモー、またそうやって思わせぶりなこと言う。



3月15日(金)


おしらせです。
本日発売の「月刊J-novel 4月号」に1ページエッセイを書かせていただきました。
本と虫のお話です。
私もまだ手に入れていませんが、たぶん掲載されています。
よろしくね。

[一日三報]
[CNN] 地球温暖化で2040年までに花粉量2倍以上に? 米研究

今日の残念なおしらせ。
わりと急速に倍増するということは、これから年々増え続けていくことは確実のようです。
ちょっとそろそろ、マジでなんとかしないとマズいんじゃないかしら。

[産経新聞] リビアで密造酒飲み60人死亡 700人が中毒、失明も

またメタノールか。
メタノール(メチルアルコール)による中毒事故って、世界の各地でちょくちょく起こっている気がします。
日本でも戦前・戦中の頃は酒の代わりに飲んで事故を起こす人がいたそうです。
死ぬほど危ないから「バクダン酒」だとか、失明するから「目散るアルコール」だとか言われて。
分かってるなら飲まなきゃいいのにと思いますが、お酒好きはそれでもと思うものかもしれません。

[NHK NEWS] 昆虫 昔はもっと羽根があった

今日の昆虫。
恐いわ。
西洋の妖精さんとかって、ぜったい虫からインスパイアされて生まれたんでしょうね。
手足と羽の両方を持っているのって虫しかいない訳ですし。
そういう点では天使さんも、鳥の羽じゃなくて虫の羽だったのかも。
しかも上位の階級ほど羽の数も増える訳ですし。
頭部、胸部、腹部があって羽が十二枚も持てるものといえば、天使か古代の昆虫しかいないのではないでしょうか。
これまた新しい昆虫小説のネタになるかも、ならないかも。

けっきょく羽の数を減らしたのは、その方が効率が良かったからでしょうね。
そういうことができるのも昆虫の凄さです。



3月14日(木)
「コンクラーヴェ」の様子を見ていると、宗教においては「秘密」も信仰になるのだろうなと感じます。
枢機卿がシスティーナ礼拝堂に集まって新法王を選出し、煙突から煙を上げて信者に報告する。
あれはその行為自体が神聖な物であり、信仰心を高める儀式でもあるのだろうなと思います。
ガラス貼りの部屋で丸テーブルを囲んで話し合い、その模様をユーストリームで実況配信してはいけないのでしょう。

前にも書いた通り、奈良の東大寺二月堂では現在「修二会(お水取り)」という儀式が行われていますが、そこで奉られる本尊の十一面観音像は「絶対秘仏」として決して公開されません。
行事を執り行う練行衆(れんぎょうしゅう)も見たことがないそうです。
これもまた、誰も見たことがないからこそ神聖であるという信仰があるのだろうと思います。

天皇家に伝わる三種の神器、天叢雲剣(草薙剣)、八咫鏡、八尺瓊勾玉も現物を目にした人はいないとか。
いずれも箱に収められており、存在するということを前提として大切に扱われています。
あれらも実際がどうであるかではなく、こうであることに権威を持たせているのでしょう。
草薙剣もそれでゲームだと最強クラスの武器になるのだから、なるほど効果があるのだろうと思います。

秘密っていいですね。
私も覆面作家で活動すれば良かったのかもしれません。
目出し帽を被ってやおらパソコンに向かう俺。

[一日三報]
[CNN] 「いいね」で性格や指向、薬物依存まで分かる? 米調査

こういうことを言い出すから、フェイスブックは日本ではウケないんじゃないかとも思います。
「いいね!」「最高!」というよりは「嫌いじゃない」「悪くないよ」の方が口に出しやすいお国柄です。

[毎日新聞] ネット選挙:今夏解禁へ 各党とも手探りで対応

なんで自分たちのことしか考えないんだろうね。
こんなの総務省がまとめてサイトに見やすく公開すればいいだけなのに。
やっぱり何回か失敗しないと分からないものなのかしら。

[AFP] 線路の横に埋まる男性!? ベルギー

新しい拷問かとおもた。



3月13日(水)


先週末は岐阜県の高鷲スノーパークへとスノーボードに出かけました。
周囲からはよく行ってるなと言われていますが、自分でもそう思っています。
これでも何度かお誘いを断っているのですが。



3月に入って急に春めいてきましたが、そんな最中の雪山。
でももうほとんど雪はありません。
そして直射日光と雪の照り返しが凄まじい。
日焼けしないように肌を隠して、顔も隠して、ゴーグルを付けて、中は汗だく。
宇宙飛行士って、宇宙遊泳中に目とか鼻とか痒くなったらどうするんだろう。
そんなことを心配をしていました。



シアン100%、マゼンタ80%くらいの典型的な青空。
こんなの日本じゃぜったいに見られないよね、岐阜だけど。
私のスノボシーズンもこれで終了です。

[一日三報]
[毎日新聞] メタンハイドレート:愛知県沖で産出成功 課題はコスト

なんだかまだよく分かりませんが、なんだか凄そうな話。
実用化までどれくらいかかるのか。
産油国みたいに医療費や公共料金がタダになったりとか、ないだろうなあ。
たぶん一部のお金持ちがもっとお金持ちになるんでしょうね。

[読売新聞] 車掌が落とした10円玉で…新幹線の車両交換

「うわっ10円落とした! どこ行った、どこ行った! おい電車止めろ! お前らちょっと降りろ! 俺の10円!」

という話ではなく、運行に支障を来しそうな場所に落ちてしまったからだそうです。
まあ無視して走らせて事故が起きたらシャレになりませんから、仕方ないのでしょう。
電車は10円では走ってくれませんが、10円で停めることはできるようです。

[朝日新聞] 文字をなぞれば読経が聞こえる新ソフト 平等院で実演

一千巻の経典もタブレットならこれ一台に。
お経も指で読む時代となりました。
スクラッチしてラップ風に読ませたりもできるのかしら。



3月12日(火)
[一日三報]
[朝日新聞] 京都マラソン、通過タイムを自動投稿 FB・ツイッター

個人的には特に使いたいとは思いませんが、今時のソーシャルランナーの方々は便利になるかも。
近ごろはマラソンが流行っていますが、あれも距離やタイムは二の次として、みんなと一緒にあちこち走り回るのが目的の方も大勢おられます。
そんな方はマラソンの途中でも写真を撮影したり、SNSに投稿したりと楽しんでいます。
なので、この分野での商売はまだまだ伸びるものではないかなと見ています。
話題のメガネ型PC、Google Glassなんかも、そっち方面で使えるようになるかもしれません。

[CNN] 千匹超のブタの死骸が川を漂流、当局は「水質に問題なし」を強調 上海

もうなんか規模が違う。
3.11以降、この国でも政府や報道機関の発表に疑いの目を向ける人も多くなり、公式情報の信頼度も下がりつつあるように感じています。
とはいえとはいえ、かの国の強引さには驚かされます。
大気汚染の問題しかり、これはもうほとんど「命令」というものなんでしょうね。

あと、実際に見聞きした話なので詳しくは書けませんけど。
上海名物の上海ガニは、どんなに美味しくても食べ過ぎない方がいいよ。

[読売新聞] S字クランク苦手で…偽造免許証で外回りした男

今日の奈良。
ちまたでよく聞く「オレは免許なくても運転うめーんだよ」的な話ではなく、免許が取れないほど運転がヘタだったという話でした。
私も決してうまいとは思いませんが、さすがに教習所も出られないレベルの車が前後に付かれるのは恐いかと。
ていうかぶっちゃけ、自動車の運転も才能に大きく左右される。
本当は気軽に交付できるほど安全な物でもないと思うのですが、どうか。

[本日の独言(ひとこと)] ※3.11メルマガ配信
奇しくも本日3月11日にメルマガ配信となりましたので、やはり2年前の震災のことを書かずにはいられません。とはいえ、もう様々な場所で散々に話題にされており、偉い人も偉くない人も語り尽くしているようなので、あえて私が何か世間様に向かって書くこともないかとも感じています。

2011年の3月11日、私は当時住んでいた大阪のマンションで机に向かっていたことを覚えています。ちょうど弊著『タイムカプセル』の刊行を間近に控え、次作の『バジリスク』の執筆に取りかかりつつあった時でした。

地震が起きたことは、大阪にいながらにして実感できました。はっきりと建物も揺れていました。ぐーらぐーらと、ゴムボートに乗って穏やかな波に揺らされるような感覚が長時間続きました。それで直下型ではなく、どこか遠くで起きた地震が伝わってきていると分かりました。真っ先に思いついたのは、1995年に起きた阪神・淡路大震災です。当時、奈良の実家に住んでいた私は早朝これに近い揺れを感じて目を覚ましました。するとまたどこか、近畿圏で大きな地震が起きたに違いない。そう思ってインターネットを立ち上げてニュース記事を調べました。そして、あの震災を知りました。もっと遠くで、もっと大きな被害となっていました。

そこからの出来事はもう、ほとんどの皆さんが体験されたことと同じです。関西は直接的な地震の影響を受けることはありませんでしたが、その代わりに、あえてこの言葉を使うと、津波のように押し寄せる膨大な情報に翻弄されて溺れそうになっていました。言葉では説明しにくいものですが、社会と世間がパニックになるとこうなるのかと肌に空気にと実感しました。

一小説家として振り返って思うことは、やはり小説とは平穏無事な社会があってこその娯楽です。恐い小説も楽しい小説も、幸せをもたらす小説であったとしても、今日食べる物や夜を照らす物がそばにあるからこそ楽しめるものです。いや小説に限らず、ほとんど全ての仕事もそうであるかもしれません。

そう考えると、困っている人や弱っている人に支援の手を差し伸べる大切さも納得できるように思います。結局、自分自身を助けようとしているのではないでしょうか。「情けは人のためならず」か、キリスト教の「隣人愛」か。やはり世界の仕組みや人類の本質を再確認した出来事であったように感じています。

被災者の皆さんがいち早く平穏な生活を取り戻されることを願っております。



3月11日(月)
2011年3月11日の東日本大震災から2年が経過しました。
あらためまして、震災による被害を受けられました皆様にお見舞いを申し上げます。




3月8日(金)
近ごろ外へ出るとなぜか目がかゆくなって、クシャミや鼻水も出たりします。
今まで頑なに否定し続けていましたが、どうやら私は花粉症のようです。
あるいは黄砂アレルギー、もしくはPMなんちゃらの被害。
でも花粉だって立派な大気汚染ですよね。
いつから春はこんなに過ごしにくくなったのでしょうか。

 

奈良の春の風物詩、二月堂の修二会(しゅにえ)で頒布されている御香水(おこうずい)。
いわゆるひとつの、「お水取り」のお水です。
今年は二月堂へは行っていませんが、アレをナニして手に入れました。

遠く若狭の鵜の瀬の水が、二月堂のその名も若狭井にまで導かれ、汲み上げたるは閼伽水(あかみず)の、本尊に供えしことをお水取りというのです。
閼伽水というのはまあ、ソーマだのアムリタだのいうアレ、霊験あらたかなるお水なのでしょう。
恭しく頂きます、花粉とか黄砂とかPMなんちゃらとか、洗い流してたもれ。


[一日三報]
[朝日新聞] 誤って催涙スプレー、電車ストップ 東急東横線

この期に及んでまだクシャミ鼻水を誘発するか。
まあぶっちゃけ、誤って噴出させてしまうなんてことないよね普通。
こういうことがたびたび起きると、そのうち電車内への持ち込み物までチェックされるようになるかも。

[東奥日報] ドラキュラでまちおこし/七戸

ドラキュラの町って、SIRENとかバイオハザードの町じゃないのか。
ドラキュラのドラキュラ性をごまかして、コウモリやニンニクやトマトでアピールしたいとか。
青森の風光明媚な地方都市みたいだし、いっそ思いっきりホラーで攻めてもいいと思うのですが、どうか。

[GIGAZINE] なぜAmazonのメガドロップダウンメニューはスムーズに操作できるのかという秘密

気になっていたサイトデザインの紹介。
そんな、メガロドンみたいな名前だったとは知りませんでした。
こういう何気ないところのこだわりって大切だと思います。
このサクサク感がサイト閲覧のしやすさと信頼感へと繋がって、最終的には売上アップをもたらすのではないかなと思います。
楽天ももっとがんばれ。



3月7日(木)
東京オリンピックの招致活動がさかんに行われているようで、昨日まで行われていたIOCの現地視察には首相や知事、オリンピック選手や関係者たちが積極的にかかわってアピール活動につとめていたようです。

ただどうも世間では盛り上がっていないというか、空疎な雰囲気が漂っているような気もしたり。
私が関西にいるからなのか、東京や関東では盛り上がっているのか。
でもなんか、「上の方でワイワイやっているな」という気がしています。

オリンピックもいつの頃からか、「平和とスポーツの祭典」から、「お金をかけた先進国同士のお祭り」へと変わってしまいました。
それがサマランチ元会長のせいなのかというと、まあそうらしいですが、良いことか悪いことかは分かりませんが、ちょっとこう「いやらしい面」がよく見えるようになってきたと思います。
前回はロンドン、前々回は北京、次回はリオデジャネイロ、その後を目指しているのが東京と、先進国の大都市でのみ開催されています。
どうせなら、東南アジアの発展途上国や、中東の火薬庫や、サハラ砂漠のど真ん中で開催すればいいんじゃないでしょうか。
そのために世界各国がお金を出し合って都市と競技場を作ればいいんじゃないでしょうか。
日本でやるにしても東京じゃなくて、震災の被害を受けた東北の港町とかで、復興をかねてやればいいんじゃないでしょうか。
それが正しいか正しくないかではなく、そういった目的が欲しいなと感じています。
お金出して接待したから決めようみたいな、そういうの嫌だよね。


[一日三報]
[読売新聞] ふざけているのか…カタカナ英語乱用の県を批判

さすがに「シェイクアウト石川」は一周回ってカッコ悪いかと。
こういう言葉って、だいたい外部のコンサルタントにそそのかされて使い出したりします。
「モチベーション」だって、「やる気」って言えばいいんだよ。

[CNN] 貧者の味方か民主主義の破壊者か チャベス大統領の業績を振り返る

昨日死去したベネズエラ大統領の話。
アメリカのニュース記事としては、比較的冷静な視点で書かれているに思えます。
色々と騒がしい人でしたが、単なる乱暴な社会主義者とも言い切れない。
ていうか現在の民主主義も決して完璧な訳ではないのでしょう。

[GIZMODO] エラーメッセージ風付箋メモでエラーの嵐

おお、これはなかなかうざい。
触ったら「ジャン!」って音が鳴ったらなおうざいね。
パパーン



3月6日(水)


いい天気だったのでシカを触りに行きました。







[一日三報]
[毎日新聞] ミス・ユニバース:日本代表の松尾幸実さんは異色のマンガ家兼モデル 「日本のマンガを世界へ」

ミス・ユニバースの漫画といえば、「クマのプー太郎」にそんなネタがあったかと。
「私? 私は元ミス日本代表」みたいな。
そんな彼女の漫画はこちら。
漫画というかイラストなのかしら。
まあ、天は二物を与えたのか、天が二物を与えたことにして盛り上げたいのかは分かりませんが、ミス日本代表といえどもこういう芸が必要な世の中なのかもしれません。
ぶっちゃけ、彼女たちがその後どこかで活躍しているというのもあまり見ないですし。
萬田久子くらいか。

[読売新聞] ベンツ乗り継いだ91歳、57年間無事故無違反

無事故無違反のコツについては「制限速度が時速60キロの道なら50キロにとどめる」

あの、たまに見かけるめっちゃ遅い車を運転しているオジイもこれを実戦しているのでしょう。
でも、自分のことは棚に上げて言いますが、5キロ10キロ、制限速度をオーバーするのは普通みたいな道路交通状況ってやっぱり良くないと思います。
ていうか自動運転カーを早く普及させろよ。

(念のため閲覧注意) [AFP] 特急列車と衝突、ゾウ1頭死亡 インド

見事に衝突しています。
ゾウにしてみても、こんな敵がいるなど想像もしていなかったことでしょう。
自然環境の破壊とは動植物を失うだけではなく、生きる彼らにも無理強いをしているのかもしれません。
丁重に供養されることを願います。



3月5日(火)
[一日三報]
[CNN] エイズ母子感染の女児、事実上初の「治癒」 米国

今も病気に苦しむ人たちの光明となるかどうか。
最も感染者数が多いとされるアフリカの貧困者層にまで届くのはいつのことか。
それはともかく、「日和見感染学会」って名称はもっとこう、なんとかならなかったのかしら。

[AFP] 花粉媒介虫の「野生個体」減少で農業に打撃、研究

今日の啓蟄、もとい、今日が啓蟄。
ミツバチといえばCCD、「蜂群崩壊症候群」の話題はどうなったのでしょうか。
最近聞かれなくなったということは、解決したというよりもさらに深刻な状況になっているのかもしれません。

[Excite Bit] 人気クイズ作家の謎の生活〜知識をどのようにして頭に入れているのか?

なかなか興味深い話題。
いやはや、これもまたある種の才能です。
むかし「THE QUIZ」って小説を書いた時、ネタに使えそうなクイズをいくつも考えたり作ったりしていました。
その時に分かったことは、中学生が学校で習う知識レベルで、一見すると簡単に答えられそうな設問で、意外性がありつつも必ず納得できる回答、がクイズに向いているようです。
テレビ番組で使うとなるとさらにレベルを落として、小学生でも分かるレベルで、かつ大人でも間違える問題、が求められるのでしょうね。
それを毎日作って仕事にするんだから大したものです。
でも苦労の割には単価が安そうだなあ、こういうのって。

[本日の独言(ひとこと)]
アメリカの心理学雑誌「Journal of Personality and Social Psychology」の記事によると、「本を読む人はその本の登場人物に入れ込むことによって、自分の性格までも登場人物に似るようになる」、という研究結果がある大学の臨床テストによって明らかになったそうです。

実験は500人のボランティアに一連となる6つのテストを実施。そのうち選挙の投票について書かれた本(どんな本だろう)を読んだグループは、他のグループよりも数日後に開かれた現実の選挙投票に向かう人が増えたそうです。これは本の登場人物に感情移入して、自分もそうありたいと感じたからだということです。

考えるまでもなく、それはそうだろうという報告です。私たちは日夜、本からもテレビからも他人からも影響を受け続けて生きています。その中でも架空の登場人物というのは憧れやすい存在であり、感情が揺さぶられた分だけ真似をしたくなるものでしょう。

ただ、上記の記事にはもう一つ面白い報告がありました。それは「登場人物の性格は、物語の後半で明かされた方が感情移入されやすい」ということです。

実験ではゲイが主人公の本を2冊用意し、一方は物語の冒頭で自分がゲイであることを明かしており、もう一方は物語の後半で自分がゲイであることを明かしています。それらをゲイではない者たちに読ませて感想を聞いたところ、後半に明かされた本の方がゲイに対する理解を示す人が多かったということです。

つまり「俺はゲイである」から始まる物語は、その時点で読者にとっては「自分とは違う」と認識されてしまいますが、後半になってから「実はゲイなんだ」と明かされると、読者はそれまで共感していた気持ちを振り返って深い理解を示すということです。これは結構、物語を読ませるテクニックにもなるように感じました。研究の締めくくりには、一人称の物語は読者に自分自身や社会集団、世界に対する見方を変えて、一時的に変革をもたらすことができると述べられています。

架空の作品が人に影響を与えるという話題は、最近ではもっぱらテレビやゲームの方へと目が向けられています。その理由は規模の大きさや対象年齢の低さもありますが、勝手に目に飛び込んでくるという受動的な危険性もあるからだろうと思います。本の場合は自ら手にして目を向けない限り、内容を知ることができません。ただ能動的に得たことの影響力も馬鹿にはできないような気がします。

(参考記事:英文)
You are what you read: How we naturally become similar to our favourite fictional characters | Mail Online


3月4日(月)
クラウドメモ帳のEvernoteは昨日3日、大規模なハッキング被害を受けて全パスワードをリセットしたと発表
ユーザーはパスワードの再設定をうながされる事態となりました。
今日は日本の各新聞やネットニュースでも大きく報じられており、なんというか、普段あまり取り上げられない割には意外とユーザーが多かったんだなと実感しています。
仕様的に、大人のビジネスユースが多いのでしょうね。

かく言う私もiPhoneを使い始めてからは同アプリを利用するようになりました。
メモを書いたり、写真を撮ったり貼ったり、ブックマークを付けたり。
まあ何てことのないオンラインメモ帳だと思うのですが、他にありそうでなかなかないモノとして便利に使っています。

で、ハッキング事件。同社によると、まあぶっちゃけ全部見られた可能性が高いらしいこと、見られても問題ないって人も多いだろうけど、それだけじゃ済まなくて、今後Evernoteから送られてくるメールは全て疑ってみないとスパムの可能性もあるから気をつけてという話だそうです。
だから本当はメールアドレスを新たに取得してから新規アカウントを作ってもらった方が確実なのですが、果たしてそんな面倒な作業に応じる人がどれだけいるか。
というか、今現在ですら安心できる状況なのかどうかも疑わしいとなると、もう利用しない方が得策と言わざるをえないのかもしれません。

Evernoteはビジネスを目的に使われることも多く、参考書やネットのTipsなどでは名刺を取り込んだり口座番号などもメモしておくと便利などと書かれていることもあります。
まさかまさか、そんな話を真に受ける(自称)ネット強者さんはいないでしょうが、もしかすると大規模な二次災害を引き起こす可能性もありそうです。アメリカだと裁判にもなるかもね。

そして、こういう事件が起きて語られるのは、やっぱりクラウドは恐いぞ、ということ。
Evernoteだけではなくクラウドツール業界全体にも暗い影を落とすこととなりました。
まあ他社でもたびたび起きていることですが。

クラウドはハッキングされるもの、個人情報は取られるものを前提とした上で、保証や法整備や社会づくりをしなきゃならないはずなんだけど、まだまだそっちの方は甘い気がしています。
P2Pじゃないけど、便利すぎるが故にそのうち使われなくなるかもしれないね。


[一日三報]
[CNN] 「毒入りネズミ」空から2000匹散布へ、外来種ヘビ駆除で グアム

空から2000匹ものネズミの死骸が落ちてくるって、どこのホラーだよ。
相変わらずアメリカンは無茶をしています。
こんなことしたら絶対、ヘビの駆除だけでは済まない事態になると思うんだけど、やっぱり気にしないんでしょうね。

[Gigazine] 世界最大の建設機械メーカーのキャタピラーが作った堅牢スマホ「CAT-B15」実機フォトレビュー

まさかのキャタピラーケータイ。
Gショックケータイなんて目じゃない頼もしさ。
おなじみの「CAT」のロゴも素敵です。
ガテン系の人にオススメですな。

[コモンポスト] 軍備輸送用四足歩行ロボット「BigDog」が腕を獲得!!コンクリートブロックを持ち上げてぶん投げる!!

なんか変な方向にパワーアップしてるー。
キモイ動きで大人気のBigDogさんがさらに進化。
相変わらずの四つ足モーションと、「え、そっちに投げるの?」みたいなスローイングがインパクトを強めています。
これは面白い、でもこんなのが大量に攻めてきたら勝てる気しないよね。


3月1日(金)
3月になりましたが、うちの地域では来月4月からゴミの収集法が変更されるそうです。
先日にはその案内と表が送られてきました。



だから、ややこしいんだってば。

ぶっちゃけ奈良市なのですが、以前にもここで紹介したように、ゴミの分別方法が複雑すぎます。
左上の地図から自分の住む地域を見つけて、右上のカレンダーと照合させてゴミの日を探し出します。
ただし左下の冊子と右下の表から、捨てられるゴミと捨てられないゴミを分別しておかなければなりません。
たかがゴミ、されどゴミ、人がゴミのようだ。
焼却炉の火力が弱いのも理由のひとつだそうですが、そんなこと言われても困ります。
だったらもっとヒートアップすればいいじゃないかと思うのですが、ああ、それもこっちの負担(税金)になるわけか。



おなじみの「ごみ事典」もリニューアル。
大判になってさらに見やすく、もっと難しくなりました。



事典の中はこんな感じに、五十音順に品目と処分方法が記載されています。
「麻雀パイ」は燃やせないゴミですが、「麻雀マット」は燃やせるゴミなのでご注意を。
「マウス(パソコン用)」とありますが、私はパソコン用ではないマウスが何かは知りません。
「マウス(ディズニー用)」ってことでしょうか。



電気関係の品目はさらに複雑です。
「電子オルガン」は大型ゴミですが、「天体望遠鏡」は燃やせないゴミです。
「アルカリ電池」や「マンガン電池」は有害ゴミですが、「ニカド電池」は不可です。
いや、不可って。
「点滴バッグ」も捨てられないのでご注意を。

以上、素敵な奈良市のご紹介でした。
いやゴミ収集の面倒さを除けば、とても住みよい街ですよ。(フォロー)


[一日三報]
[サーチナ] 野生パンダが村に侵入 仔ヒツジを盗み食い=四川省

え、あいつらそんなことするの?
笹しか食べないってのはハッタリだったのか?
まあパンダといってもクマですから、忘れちゃいけません。
いつもゴロゴロしてるけど、本気出したら結構シャレにならないような気もします。
きっと全身が真っ黒の「戦闘モード」になるのでしょう。

[The Voice of Russia] 来秋にも 火星で惑星レベルの危機が予想される

割と目前に迫っています。
火星が崩壊しても地球には影響ないかもしれませんが、これまでの火星探査が台無しになるかもしれません。
あと最近、火星に有人飛行するという話があったと思うのですが、どうするのでしょうか。
火星で最初に降り立った人類となり、火星で最後に死んだ人類となるつもりでしょうか。

[読売新聞] 「メール」折り合えず…ネット選挙、与野党決裂

以前から関心を抱いているネット選挙法案の現状。
まだ、このレベルです。
ネットに関する政府の未熟さ、無関心さはマジで国益を損なっているんじゃないかと心配にもなります。

ぶっちゃけ、政党や候補者から宣伝メールが送られてきたら、絶対そこには投票しなくなるよね。
この気持ちを理解できているのかしら。