the shadow of silver
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10月31日(金)
筋肉痛が痛くなくなってきました。
およそ物書きとは思えない二重表現ですが、筋肉痛が痛くなくなってきました。
ちゃんと回復してくれる自分の体がありがたい。
なお、死にかけたらパワーアップする「サイヤ人体質」は保持していないようです。
すまん、カカロット。

大阪マラソン。
沿道からの応援で一番印象に残ったのは、小さな姉妹の声。
「がんばれー」
「がんばれー」
「塩たべやー」
「塩たべやー」
ランナーも思わずにっこり。
よく分かっていないが、親からそう教わったのだろう。

[一日三報]
[AFP] アップルのクックCEO、同性愛を公表 「神が与えた最高の贈り物」

彼が同性愛者であることは以前からよく知られていました。
今回は社会風潮のタイミングを見計らった上でのカミングアウトのようです。

同性愛者の権利主張は、特に欧米では近年盛んになっています。
それは先進的な平等性へのアピールに繋がるものではありますが、一方で宗教的な価値観などから、これまで同性愛者が過剰なバッシングを受けていたという背景もあるようです。
その辺の話は長くなるのでまたいつか。

[産経新聞] ニホンザル、温泉でスマホ 英写真コンテストで受賞

おじさんたちが思い出すのは、80年代に大評判となった「ウォークマンを聴く猿」のCM。
今でも広告のお手本に使われる名作です。
It's a SONY、ソニーに勢いがあったころです。

[CNN] 銀行までトンネル30メートル掘って金品盗む インド

インド映画「Dhoom」は知りませんが、よく似た感じはよくあります。
牢屋からの脱出と金庫への侵入はトンネルを使うのがお作法です。




10月29日(水)
白いシャツと色落ちする服を一緒に洗濯するという新しい染色方法、「洗濯染め」という技法を編み出したんだけど、どうかな。

[一日三報]
[Biz.誠] 一夜漬け”は意味がない!? 徹夜は記憶にとって非効率

タイトルと内容が合っていない記事。
一夜漬けって、記憶を定着させるのが目的ではなく、翌日の試験に使うだけが目的でしょう。
日常的に一夜漬けをしている人なんていません。

[CNN] 2.7キロの金塊、4300万円で売買成立 米加州

金塊の画像はこちら。
発見された地名にちなんで「ビュート・ナゲット」と呼ばれているそうです。
確かに見た目もチキンナゲットっぽい、というか、ナゲットの元々の意味が「金塊」です。
いいよね金塊、誰かくれないかな。

[ナショジオ] ライオンがアメリカの絶滅危惧種に

大ピンチというよりは、保護を強化するための措置といったところ。
でも今はもう3万頭くらいしかいないそうです。
それにしても百獣の王、陸上生物最強、で、それを保護しようとするアメリカ、という構図がもう、ね。
アフリカの人たちに任せる気は、さらさらないようです。



10月28日(火)
筋肉痛が痛いです。
およそ物書きとは思えない二重表現ですが、筋肉痛が痛いです。

日曜日のマラソン途中、不覚にも両足を攣ってしまいました。
しかし、なけなしの気合いを振り絞って、たとえこの足が破壊されても構わないとばかりにランを続けました。
おかげで、何とかゴールして、一応の面目を保つことができました。
そして足は破壊されました。

破壊されたといっても、筋肉痛のひどい状態なので、どうしようもありません。
揉んだり曲げたり伸ばしたりしつつ、回復を待っています。

足を痛めて気づいたことには、段差が恐くなりました。
ちょっとした家の敷居ですら、目で認識した上で足を一歩ずつ動かして超えています。
まるで立派なお爺さん。
そこで気づいたのがバリアフリー。
あの過剰なまでのフラット設計がいかに大切なものか、支持されているものかが分かったように思います。

健常者がアイマスクを着けて街を歩く視覚障害者の体験とか、男がお腹にボールを入れる妊婦さんの体験とか、たまに見聞しますが、あれもきっと有効な体験学習なのでしょう。
健脚を誇るマラソン体験と、翌日からの足腰が立たない体験は、結構貴重なものだと思いました。

まあ、そんなのどうだっていいから早く治れよって気持ちですけど。

[一日三報]
[GIGAZINE] 靴ヒモを結ばなくても強力マグネットで簡単に着脱できる「Zubits」

なかなか興味深い。
近ごろはゴムで止める「ヒッキーズ」とか、スノーボードのブーツでおなじみの、ワイヤーをダイヤルで絞めるBOAシステムを取り入れたシューズなどがありますが、今度は磁石まで使い始めたようです。
便利だけどアナログな靴紐は、まだまだ改良の可能性を残している気がします。
マジックテープの時代が来るか、バリバリ。

[WIRED] 使われなくなった公衆電話の新しい使い途は「Wi-Fiスポット」

日本ではもう、必要なところ以外はほぼ撤去されつくしてしまった公衆電話。
今さらですが、ちょっともったいなかった気がします。
電源も電話線もあったことだし、何か別のことに再利用できたんじゃないかしら。

[読売新聞] チンパンジー、想像で絵は描けず

実験結果よりも、よくこんな研究を思いつくなと感心。
その発想もまた想像力です。



10月27日(月)


週末は大阪の一大イベント「大阪マラソン」に参加しました。



さかのぼって、大会前のエントリー。
日曜日の開催にあたり、金曜日・土曜日の内に参加登録を済ませる必要があります。
土曜日は間違いなく混雑すると思ったので、自由業の底力で金曜日の午後に会場を訪れました。
期待通り、ガラガラですんなりと進行できました。





エントリー会場。
土曜日はここも大行列だったそうです。



会場には多数の企業ブースや食事会場が設けられていました。
なんかもう規模が凄いです。



こちらは割と混んでいました。



また参加者を、事前のアンケートで答えたチャリティ内容ごとに分けた名簿も展示されていました。



私の名前もちゃんとありました。
まるで「ここで亡くなられた方」のような見せ方でした。



さて当日は、予想通りの大混雑。
よくもまあ集まったものだと思うほどに、ランナーが集結していました。



集合場所は大阪城公園でした。
どこを見てもランナーランナー。
思い思いの方法でウォーミングアップしていました。



いよいよ出走の時刻となり、集まるランナー。



そして出走。
分かり辛いですが、奥にスタートゲートがあります。
出走後もほぼ歩きとなります。



その後もずっと人だらけ。
走る人、応援する人、がやがやと騒ぎながら、ぼつぼつと走り続けます。
奥を走っているのは大阪環状線外回り、大阪城公園駅から森ノ宮駅へと向かっています。



普段は自動車が行き交う難波の道を走り続けます。
10月末とは思えないほどの陽気と気温でした。



なんかもうずっとこんな感じ。
沿道で応援する人たちも、人酔いしたそうです。



そのままゴール。
記録は4時間58分36秒(ネットタイム)。
順調に進んでいましたが35キロ地点で右足をつり、36キロ地点で左足をつってしまったので、1時間ほど遅くなってしまいました。



完走記念のメダルをもらいました。

昨年に参加した奈良マラソンと比べると、さすがに規模が大きく、大変な盛況ぶりでした。
ただ、どう考えても参加ランナー数が多すぎることと、マラソン大会にしては時期が早くて暑すぎるのは、ちょっとどうかと感じました。
来年の参加を目指しておられる方は、とにかく熱中症対策と、水分不足から起きる足つり対策にお気をつけください。
私はもう、しばらくはいいです。

[一日三報]
[朝日新聞] 大阪マラソン、市民ランナー3万人が参加

大会にはマスコミも大勢駆け付け、上空ではヘリがブンブン飛んでいました。
でも、さすがに26度の気温で走らせるのはどうかと思ったり。
結構みんな、あちこちでバタバタと倒れていました。

[GIZMODO] 次世代スマートスーツケースはスマホ連携でかなり便利そう

弊著『幻双城事件』では犬神が作った『自走するスーツケース』が登場しました。
あれば便利だろうなと思って書きましたが、皆さん考えていることは似たようなものです。

[産経新聞] 「触ってもダメ」猛毒キノコ「カエンタケ」若草山で発見 奈良

きょうの奈良。
見た目にも危ないことで有名な毒キノコ。
若草山の鹿さんたちが危ない、と思いましたが、野生の彼らはこういうものには近付かないもの。
何これ、うわヤベー、持って帰ろうぜ、となるのは人間だけです。



10月25日(土)


新刊案内です。

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『幻双城事件 仮面の王子と移動密室』

椙本孝思・著 KADOKAWA・刊
定価 691円(税込)
2014年10月25日発売

(あらすじ)
太平洋に浮かぶ離島で催されるあるパーティに招待された高校生・白鷹黒彦。なんでも招待客はみな、島に佇む城に収蔵された美術品の制作者の子息息女だという……。いるはずのない誰か、刻々と変化する城、「幻双城」という“芸術”に埋め尽くされた奇妙な空間で始まる連続殺人の宴。果たしてその目的と意外な犯人とは?――迷える探偵・黒彦と、自称ロボットの美少女果菜、そして世界最高の知性・犬神清秀が遭遇する新たな事件。

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例のシリーズの4作目。
今回も好き勝手に書かせていただきました。
表紙のハテナちゃんがキュートなのでいいと思います。
お求めは全国書店またはインターネットにて。
アマゾン好きなら こちらからどうぞ。
何卒よろしくお願いいたします。



10月24日(金)
「じわる」という言葉をよく目にします。
聞くよりも目にするという感じ、ネットで多く見られます。

パッと見ただけでは特に何も感じないが、見続けているとじわじわと、何となく笑えてきたり、泣けてくるような画像やら文章やら体験談やらに対して用いられるようです。
「徐々に」「次第に」といった言葉に近いニュアンスのようです。

特に写真や絵といったものに使われることが多く、「誘い笑い」として共感されることも多いようです。
何かに近いなと思っていたら、これはたぶんシュルレアリスム。
広義の「シュールなもの」に当てはめられているようです。

そこから発展して、「じわリズム」みたいな文化が生まれないかなと思ったり。
逆に、より直接的な感情を与えるものに対しては「やばイズム」とか。
「やばイズム」は衝撃で、「じわリズム」は情緒。
僕らは2つのリズムに琴線を振るわせられながら日々過ごしています。
めぐリズム。

[一日三報]
[ロイター] 米国がイスラム国との宣伝合戦に勝てない理由

なかなか興味深い話。
一体何のために戦うのか、そこにどんな見返りがあるのか。
善悪とらわれず分かりやすさで見るならば、イスラム国の方が宣伝効果は大きいだろうと感じます。
とはいえ、イスラム国なんて山賊とみたいなものなので、反社会的活動を期待して行ったとしても『使いパシリ』にされるのが関の山でしょう。
お金も殺戮も女性も、楽しいことはみんな上の人たちのもの。
参加者は結局、本国以上のコミュ能力と卑屈さが求められそうです。

[GIZMODO] バルセロナのお笑い劇場が一回笑うごとに課金する実験。入場料は無料

正当な価値が見えそうな、面白いシステム。
でもこれって、路上パフォーマンスのチップ払いシステムと同じかも。
日本でやるには、ポーカーフェイスの人と「意地でも笑ってやるか」という人が多そうで、ちょっと難しそうです。

[ITmedia] 身代金要求マルウェアに感染させる不正広告、日本含む大手サイトに

ハードディスクを人質に身代金を要求される感じ。
むかしのバナー広告は、単に画像を貼って入口を作るだけのモノでしたが、近ごろは裏で色んなことをやっているのでこんなトリックも仕込まれてしまいます。
クラウド化してもやっぱり心配なのには変わりなく。
重要なデータはハードディスクごと切り離して、必要な時のみ接続するくらいが対抗手段かなと。



10月23日(木)
以前にも紹介しましたが、スマホ版「青空文庫」のダウンロードランキングが楽しいです。





青空文庫は、著者の死後50年により著作権が失効された作品を掲載しているサイト。
その中で、読者がダウンロードした作品を月刊で公開しています。

作品を見ると分かる通り、見事に「聞いたことあるけど読んでいない」作品が多く読まれています。
夏目漱石、太宰治、芥川龍之介は鉄板。
その中で「ドグラ・マグラ」や「遠野物語」が入っているのは面白いというか、何となくネットのサブカル嗜好に合っているような気もします。
源氏物語が1巻のみ上位に入っているのは、さもありなんか。
「風立ちぬ」「雪の女王」は最近のはやりか。
カフカの「変身」やポーの「黒猫」が上位にあるのも興味深いです。

注目は「三国志」「宮本武蔵」「黒田如水」(黒田官兵衛)。
ついに吉川英治の著作権も失効されたらしく、名作が次々と登場しています。

50年以上前の作品、残るべくして残るものなのかなと思う次第です。



下位ランキングにも興味深いタイトルが並んでいます。

[一日三報]
[朝日新聞] 石英ガラスにデータ記録、3億年保存可 日立と京大開発

僕らの日常生活には向かない感じですが、モノは綺麗でいい感じ。
何十万年後かに人類が滅亡して、また新しい知的生命体が生まれて、地層深くからこの石英が発見されて、かつてこの地球に凄い文明があったと知る、みたいなパターンに使われることを期待しています。

[読売新聞] 警官制服姿で訪れた小太り男、464万持ち去る

きょうの小太り。
それはともかく、毎度毎度、手を変え品を変えて、騙し騙されしています。
現実的にはもの凄く被害が多い手口となっていますが、ミステリ小説などに使うとなぜか「ありえねー」と思われてしまうトリックです。

[CNN] 「変な英語名はダメ」、中国国営メディアが指南

日本人には戸籍制度があるせいか馴染みはありませんが、中国の方はよく名前を変えて使っています。
アメリカで働く方などが特に多く、中には転職の際に変名する人もいるとか。
でも名前を変えるのってそんなに悪いととも思わないというか、本名は別として通称名として好き勝手にしてもいいと思うのですが、どうか。



10月22日(水)
A 「こマ?」

B 「こマ!」

A 「こマ~」

C 「こマ? こマ?」

A 「こマ」

C 「こマ……こマ!?」

B 「こマこマ」

C 「こマ~」

D 「……こマ?」

(こマ回し)

[一日三報]
[読売新聞] 浮かぶ光のリンゴ…空中に3D映像描く実験

仕組みがまったく説明されていないので、何がどうなっているのかはサッパリ分かりません。
でも何だか凄い実験です。
将来的には、「花火がなくなる」みたいな感じかしら。

[毎日新聞] ベルリンの壁崩壊:国境殺到の契機に 伝説の記者会見

もう25年も経つのかと驚き。
当時の私は子供だったので、単にみんなが壁を壊しているようにしか見ていませんでした。
あらためて見ると、非常にセンセーショナルな映像であったと思います。
そろそろ冷静に検証される時機かもしれません。

[CNN] 100歳まで生きたかった金日成氏、若者から輸血も 専属医が証言

世界中の金持ちと独裁者を見れば分かるだろう。
人類はまだ不老不死と、ハゲの特効薬を手に入れていないってことを。

それはともかく私、初代と二代目はともかく、三代目にはちょっと同情の念があります。
生まれながらの独裁者、なのに、自由にできることなんてほとんどないんじゃないかしら。



10月21日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
かの文豪・司馬遼太郎は、執筆に向けた資料を集めるために、軽トラックで古本屋を回り、手当たり次第に本を買いまくったそうです。さすがにそこまでではありませんが、たいていの作家は小説を書くために資料を探して読み漁ることは業務のひとつのようになっています。

今回の「へたれ探偵」は、せっかく奈良に住んでいるのだから、という理由だけで奈良を舞台に書いた作品です。奈良であれば36年も住み慣れているので、もう大体のことは知っている。だから資料を集めたり、取材に出たりしなくても書けるだろうという、ずぼらな動機もありました。

ところが、これはどこの地域においてもそうでしょうが、いざ取り掛かってみると、地元についてほとんど何も知らないことに気づかされました。奈良でいえば、どうして奈良公園に鹿がいるのか、法隆寺はどういう理由で建てられたのか、どうして都が飛鳥から平城京へと移ったのか。そんな単純な事情も知りませんでした。そうなると結局を調べたり取材したりしなければならなくなって、結局はどこを舞台にしても同じことだと分かりました。

ただ資料を読み漁ることの弊害として、あまり耽溺すると小説の方向性を見失う恐れがあるようです。書きたいから読む訳ですが、読んで得た知識は書きたくなるものです。するとミステリやらホラーやらを書くつもりだったのが、なぜか歴史や論文を書いてしまうことにもなりかねないのです。以前「昆虫部」という小説を書く際にも、昆虫のことを調べまくった挙げ句、むしろ「たのしい昆虫」という本になりかけたことがあります。本人としては凄く面白い読み物になるのですが、自らの本分とは違う作品になってしまいそうになるのです。

その際には編集者からストップをかけられて気づくのですが、なかなかバランス調整に苦心することもあります。「へたれ探偵」でも相当な量の「奈良がたり」が削られてしまいました。面白いのになあ。

[一日三報]
[ナショジオ] ドクイトグモ大量発生、住人を追い出す

ベッドの下から大量のクモが這い出してくるって、何の映画だったかしら。
気持ち悪いことには変わりありませんが、クモは害虫を食べる益虫でもあるので、さほど嫌いではない私です。
むしろ大量発生する原因、クモのエサが大量にあることを想像する方が不気味です。

[WIRED] 「核融合炉を1/10に縮小可能」ロッキード・マーティン社

資金集めの誇大アピールかしら。
ガンダムかジャイアントロボか、バックトゥザフューチャーのデロリアンか。
むかしはドラえもんにも搭載されていたはずですが、いつの間にやらうやむやにされてしまいました。
小型原子核融合炉、もうこの国では言えなくなった、夢のエネルギー。
ロッキードかどうかは分かりませんが、そのうち他国のどこかが作り出しそうです。

[CNN] 米無人宇宙船、約2年の飛行終え帰還 ミッションは謎のまま

きょうの宇宙。
謎のミッション。
帰還した無人宇宙船に、『何か』が乗り込んでいたら、SFホラーですね。



10月20日(月)


週末に大阪マラソンが開催されるので、最近は少し熱心にトレーニングしています。
世間を見ても近ごろは、やけに多くのランナーを見かけるようになりました。
いい歳したオッサンたちがご苦労なこったと思いますが、私も他の人たちからはそう見られているのでしょう。
まあせめて、出るからには完走しないと恥ずかしいなという気持ちだけで、日々走っています。

ちなみに、ランニングの際には「runtastic」というスマホアプリを活用しています。
走る前にスタートしておけば、走行距離とか経過時間とか消費カロリーなどが計測できるので便利です。



計測した結果は、か月単位でまとめて表示もしてくれます。
今月はもう本番があるのでトレーニングも控え目にしています。

111キロもの距離を、10時間半もかけて、6458キロカロリーも消費して、ただ走り続けています。
体に良いかどうかは知りませんが、地球全体のエネルギーサイクルを考えると、ひどく無意味なことをしているのではないかとも思う次第です。
発電とかできないかしら。

[一日三報]
[NHK] 北京国際マラソン 大気汚染で棄権相次ぐ

なかなか過酷な大会。
強化人間を選別しているかのようです。

[河北新報] 国内最古の脊椎動物の糞化石発見 南三陸

クソみたいな役に立たない化石を見つけたのかと思ったら、フンの化石でした。
私にはただの石にしか見えませんが、ここから時代も動物の種類も判別できるというから大したものです。

[WIRED] SF作家フィリップ・K・ディックのブランド「PKD」を早川書房が設立

僕らのハヤカワがなぜかブランドを立ち上げ。
デザインがちょっと古いメタルバンドのジャケットのようです。
フィリップ・K・ディックとか「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とかって、「俺、洋楽とか聞いてるしっ」みたいなアピールに使われがちなので、割と合っているのかもしれません。



10月17日(金)
ストリートビューの更新頻度が気持ち悪い。

みんな大好きGoogleストリートビュー
リリース当初はみんなで世界旅行などしたものですが、今はだいたい目的地を調べる際などに使う程度となっています。
それはともかく、一度はやりたくなるのが、我が家の調査。
ストリートビューで自分の家が写っているかと調べてみるのは、きっとみんなもやっていると思います。
走っていなくてガッカリすることもあれば、一昔前の景色が見えて懐かしく感じることもあります。
海外では偶然、亡くなった家族が写っていたという話もありました。

で、久しぶりにストリートビューで我が家周辺を覗いてみましたが、いつの間にか新しいものに更新されていました。
だいたい半年くらい前。
何かクレームでも付いて撮影し直したのかなと思いましたが、どこへ行っても大体そんな感じに、頻繁に更新されていました。
1年2年ごとなら分からなくもないですが、そんなに撮影車を走らせて更新しまくるのはなぜでしょうか。
これ、アメリカの大企業だから有耶無耶になっていますけど、日本の一企業とか、ましてや政府がやり出したらもっと大きな騒ぎになるというか、きっと文句を付ける人がたくさん出てきそうな気もします。

それはともかく、そんなにたくさん走っているはずの撮影車ですが、私は遭遇したことがありません。
きっと交通量の少ない朝早くにでも走っているから、タイミングが合わないだけだと思いますが。
面白そうなので見かけたら同乗させて欲しいなと思っているのですが、そういうのはやっていないのかな。



はからずとも、ストリートビューには自撮り写真が掲載されていました。

[一日三報]
[ロイター] 米アップルの新型iPad「エア2」、キャリア切り替え容易に

目新しくないけれど、バージョンアップといった感じ。
それはともかく、iPadよろしくますます細く薄くなってきたCEOのティム・クックさんがちょっと心配です。

[GIGAZINE] あのAdobe製iPad用デジタルペンと定規「Adobe Ink & Slide」速攻フォトレビュー

未来の鉛筆と物差し。
格好いいけど、値段を調べたら22800円。
自分で作った方がいいんじゃないか。

[CNN] 太陽もハロウィーンの仮装? NASAが画像公開

どうみてもヘビメタバンドのジャケット。
これでサイズが地球の109倍、重さが33万倍っていうんだから、ワクワクします。



10月16日(木)
彼女 「ネットで妄想を語っている奴って、キモいよね」

オレ 「明らかに不自然な事象や会話を、臆面もなく書き晒しているからな」

彼女 「自分が漫画の主人公にでもなったつもりなのかな」

オレ 「でも現実は寂しいし、話す相手がいないから、貧しい妄想力でネットに書き連ねるしかないんだよ」

彼女 「何のために? ぜんぜん面白くないのに?」

オレ 「それを指摘しても『オレの勝手だろ』とか言って拗ねるだけだよ」

彼女 「そっか……じゃあ言わないでおくね」

オレ 「おい、誰の話だ?」

[一日三報]
[AFP] 人は火星で68日間の命、米研究

謎の宇宙病や特殊な磁場の影響があるのかと思ったら、単に酸素供給システムの技術不足を指摘。
まあ、今本気で火星に行きたいなんて思う人がいれば、それくらいのリスクも覚悟済みだと思います。
ていうか、移住するなら火星よりもまず月面、月面基地の建造だと思うのですが、あまり話に上がらないのはなぜだろう。

[日刊スポーツ] コンバースが靴模倣と提訴

一時はみんなよく履いていたモデル。
うちにもまだ一足あります。
でも模倣品があまりにも増えすぎたせいで、飽きられた感もあります。
だから、そろそろ訴えたのかもしれません。

[共同通信] ミツバチ保護は重要、国連報告書 農業生産に貢献大

私もかねてより訴えている通り、ミツバチの人類に対する貢献度は非常に大きいです。
具体的には記事にある通り、農作物の生産量増加や質の向上に大きな役割を果たしています。
にもかかわらず、多くの人は彼らをハチミツを生産するだけの存在、あるいはハチミツと毒針をもたらすアメとムチ程度の存在としか見なしていないところがあります。
私たちはもっとミツバチを知り、ミツバチを大切にしなければなりません。
ビバ・ミツバチ。
でも家庭訪問はカンベンな。



10月15日(水)


東宝制作の初代ゴジラを見ました。
1954年公開なのでちょうど50周年。
ハリウッド版の新作は見ていません。

某国の水爆実験によって海中から目覚めた大怪獣が東京を殲滅、あらゆる兵器が通用しない中、孤高の科学者が作り出した変な液体を使ってようやく仕留める、という物語です。
設定も中身もチープに見えてしまうのは、50年前だから仕方がない。
そして僕らは、この作品から発展した特撮、怪獣、スペクタクル、エンタテイメント作品の刺激に慣れすぎてしまっているからでしょう。
作品中には「(ゴジラのせいで)また疎開かぁ」「せっかく長崎の原爆から命拾いしてきた、大切な体なんだもの」とぼやくシーンもあります。
身近な戦争と原爆。
そんな当時において、この作品が社会に与えた影響の大きさは想像に難くありません。

印象に残ったシーンは、「原爆を超える破壊兵器、水爆への危機感と社会への警鐘」「女性議員がわめき散らす国会」「ゴジラが骨も溶かされて死ぬ」「白黒映画は特撮が映える」というところでした。
怪獣映画としては面白くありませんが、歴史を物語るひとつの古典作品としては観る価値もあるかと思います。

今年は新幹線開通50周年、東京オリンピック開催50周年、そしてゴジラ公開50周年と、色々な50周年イベントが語られています。
年寄りたちの懐古イベントとも言えますが、それではこの2014年、50年後の2064年に「○○50周年」と呼べるものが生み出せたのだろうか。
何だかパッとしない気持ちになります。

[一日三報]
[産経新聞] 幻の名刀「正宗」150年ぶりに確認、京都で15日から一般公開

みんな大好きマサムネ。
ゲームとかの影響で、最強の刀っぽいイメージがあります。
なお「政宗」は刀工の名前なので、政宗銘の刀は他にもいくつか残っています。
それぞれどこかに展示されていますよ。

[ロイター] 香港デモ隊の要求は断固拒絶、中国政府が方針決定=関係筋

記事の内容はともかく、掲載されている写真画像が恐ろしい。
印象操作のサンプルに使われそうな写真です。

[ITmedia] ヤギは除草に役立つのか、鳥取で検証

ヤギ除草の効果。
どう考えても、見た目の可愛さと、エコっぽい活動による宣伝効果と企業アピールが目的なのに、一切そこには触れずに検証しているのが滑稽です。
単純に除草したいだけならもっと効果的な方法があると思います。



10月14日(火)








全国各地の友人から「売ってたよ」連絡をいただいています。
皆様ありがとうございます。
紹介しきれない皆様もありがとうございます。
私はあなたたちに生かされております。

[一日三報]
[読売新聞] 本の交換会で婚活、好きな3冊で人柄知る…埼玉

もう何でもかんでも婚活に繋げるのね。
それはともかく、3冊を選んで出すとなると、なかなか難しいというか、ついつい気取った作品を選んでしまいそうです。
〈1〉あなたを酔わせた本
 「今夜、すべてのバーで」 中島らも
〈2〉胸がドキドキした本
 「死のロングウォーク」 リチャード・バックマン(スティーブン・キング)
〈3〉オススメしたい本
 「壁」 安部公房

選ぶならこの辺の本もオススメですねっ!

[TBS] 男子のボール投げ、50年で6m低下のナゼ

まるで子供たちが悪いかのような言い様が気に入らない。
それで野球人気だとかサッカー人気だとか言っているのだから、目も当てられない。
だいたい、外でもどこでも町から親からボールを投げちゃダメと言われているのだから、仕方がない。
でもボール投げができなくて何が悪いのかと、昔からキャッチボールもドッヂボールも苦手だった私は思います。
できなくても大人になれるよ。

[CNN] 砂漠の撮影はラクダで グーグルの「ストリートビュー」

写り込むラクダの影にも風情があります。
サイボーグラクダかと思ったけど。



10月10日(金)
きのう発売された「へたれ探偵 観察日記」は、無事に書店へもちゃんと並べていただけているようです。
そりゃそうだろ、と思われるかも知れませんが、結構心配になるものです。

本というのは、書いて出せば一生残り続ける物のように思われがちですが、実際にはあまりそういう物でもなく、ぶっちゃけ一か月くらいが寿命です。
書店には棚割りが設けられており、一番目立つところのスペースと、出版社によって確保されている奥のスペースがあります。
目立つところには売れる本を並べ、出版社のスペースには毎月の新刊が並べられるので、大体一か月くらいで内容はがらりと入れ替わっていくのです。
で、一か月以内に売れた本はもう一か月、さらに売れればもう一か月と並べられて、いわゆるロングセラーとなります。
売れなかった本は、一冊くらいは残して裏にしまわれてしまいます。
なかなかシビアな世界ですが、もし自分が本屋さんをやっていたらと考えると、しごく真っ当な流れでもあります。

一方で、それなら倉庫無限大のインターネット書店なら大丈夫だろうと思われますが、それもぶっちゃけあまり変わりません。
倉庫が無限大であっても、トップページや次ページに掲載される内容は変化しており、当然ながら話題の本、売れる本ががピックアップされます。
丹念に著者名を追いかければ探し出せますが、それは熱心なファンに限られており、ある意味書店で本を注文するのと同じようなものです。
よってインターネット書店も変わらず、むしろよりスピーディに追いやられてしまいます。

という訳で、一冊でも多く買っていただければ本の寿命が延びるので嬉しいです。
回り回って、私の体の寿命も延びるので助かります。(ごはん関係)
よろしくお願いいたします。

[一日三報]
[WIRED] 本を読むって、そんなに知的な行為なの?

そうでもないのは、言わずもがな。
むしろこの、変に知的ぶった態度があるから、人によっては近寄りがたく見せているような気もします。
専門書ならともかく、小説なんて娯楽ですがな。
ちなみに「国際成人力調査」(PIAAC)とは、昨年から今年にかけて初めて行われた調査ですが、日本人の「読解力」と「数学的思考力」は調査各国中で1位という結果になりました。
何の参考になるのかは分かりませんが。

[共同通信] ネット検索結果削除を命令 初判断、米グーグルへの仮処分

人格の侵害か、知る権利の侵害か。
何でも検索できる時代。
いつまでも残り続けるのはともかく、そこにおかしなデマや尾ひれが付けられてしまうことも考えると、規制もやむなしかと。
本当は、警察が正しい犯罪者情報をサイトで公表してくれたらいいと思いますが。

[AFP] 肉体的な死後も「意識」はあるか、研究

死体に意識はあるのか、ではなく、心臓が止まってもしばらく意識はあるのか、という研究。
まあ、いきなりプッツリ途切れる方が非現実的で、動かなくなるだけでしばらくは色々と見えているような気がします。
多分、すごくみんなに教えたいけど、教えられないもどかしさがありそうです。



10月9日(木)


新刊案内です。

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『へたれ探偵 観察日記』

椙本孝思・著 幻冬舎・刊
定価(本体650円+税)
2014年10月9日発売

(あらすじ)
対人恐怖症の探偵・柔井公太郎と、ドS美人心理士の不知火彩音が、奈良を舞台に珍事件を解決する! 「鹿に食べられた息子を探して」「制服が盗まれたのはなんで?」「国宝級の鉄剣を見つけて」など、知性も推理も手が届かぬ真相に柔井はどう辿り着くのか? 人が苦手という武器を最大限生かしたへたれ裁きが炸裂する新シリーズ、オドオドと開幕。

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「最弱の探偵」と「最強の探偵助手」によるミステリ。
私の作品にしては珍しく恐くないので、どなた様でも安心してお楽しみいただけます。
お求めは全国書店またはインターネットにて。
アマゾン好きなら こちらからどうぞ。
何卒よろしくお願いいたします。



10月8日(水)


こういう写真をたくさん撮って、素材写真のカタログでも作ろうかしら。

きのうはド平日ではありますが、稲刈りの手伝いをしていました。
本当は今週末に予定されていましたが、台風の襲来が予報されているので、その前に刈り取ってしまおうということです。
行けるか? と聞かれたら行くしかない訳で。
絶対、アイツはヒマだと思われています。
まあ、当たらずといえども唐辛子。



天気も良くて気持ちよかったです。
周りからは、たまには体を動かせだの、日光に当たれだのと、言われたい放題。
力仕事で明日は字が書けなくなるぞだの、いやこいつはキーボードだからもっと楽だだのと、言われたい放題。
私の方は、登場人物が全員ご年配なのを見て、あと20年もすれば私ひとりがこの景色を眺めているのかなと、口に出さずに一人でしんみりとしていました。



住処を追われたバッタと、それを狙う鳥。
熱き戦いも稲刈り期の名物です。



それにしても一体誰が、こんな固い粒を食おうと思い立ったのか。
先人は偉大です。
お前らも米食え、米。

[一日三報]
[毎日新聞] ノーベル賞:物理学賞に赤崎、天野、中村の3氏

きのうからきょうにかけての大ニュース。
受賞が早いような気もしますが、功績としては文句なしだと思います。
でもLEDの仕組みって、知られているようで知られていない気もしたり。
私は昔お仕事で勉強しましたが、なかなか思いがけない仕組みで光っているので面白いです。
これからそんな本もたくさん出ると思いますので、皆さんもぜひお勉強してみてください。

[産経新聞] ニューヨーク・タイムズがインド火星探査の漫画で謝罪

該当の記事と漫画はこちら。
日本のサムライゲイシャもそうですが、欧米の古い人たちにはまだこういう印象を持っている人も多いのかも。
とはいえ僕らもインドと言えば、ターバンと牛とカレーと変なダンス映画が思い浮かぶ訳で。
そこに好印象も抱いているのですが、相手にとっては不快とも思われているかもしれません。

[日経新聞] ゾウとネズミ、よく寝るのは…睡眠時間は「燃費」次第

コウモリの圧倒的な燃費の悪さに驚き。
まあ、苦労も多そうではあります。
記事で面白いのは、ここまで動物の差を伝えておきながら、それをなぜか人類の一種に絞って考察しているところ。
人間の睡眠時間の差って、体質や体格よりも性格の差がかなり大きいと思います。
私もいつも短・浅です。



10月7日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
知人に漫画を読めない人がいます。

子供のころから漫画を読む機会がなく、少年時代は部活に明け暮れて、大人になってからは営業の仕事に従事して、日々忙しく動き回っている彼。早々に結婚して子供も生まれたので、休日も家庭サービスかアウトドアの趣味を楽しむような人です。

彼の言い分としては、漫画の読み方が分からないとか。毎回変わるコマ割りと吹き出し文になじめず、何をどう読み進めていけばいいのか分からなくなる。構成を理解できても追いかけるのに必死になり、ちっとも楽しめないそうです。

一方で彼は小説や一般書籍や雑誌はよく読んでおり、当然きちんと理解できています。なるほど文字だけの作品は、どう読んでも一本道で迷うところがありません。映画もアニメも同じです。ただし洋画の字幕は苦手とのことで、その理由も何となく分かる気がします。

彼はちょっと珍しい人ですが、こういう性質は近ごろの子供たちにも結構いるそうです。動画全盛の時代においては漫画すらも不親切に感じられるのかもしれません。代わりに小説を読む人が多くなれば私としては嬉しい話ですが、そういう点では文章漫画ともされるライトノベルが流行るのもうなずけます。

また最近では「COMICO」という、スマホで読めるWEB漫画が一気に流行りだしているようです。これは絵と吹き出し文という漫画の形態をとっていながら、小さい画面でも閲覧できるように全て1コマで流し読みするスタイルとなっています。まさにニーズとツールを合わせた発明だと感心しています。

そんなCOMICOでは、人気作品を紙媒体で書籍化する活動も行っており、新人の発掘と販路を拡大する取り組みも進行しています。そこで聞いた話ですが、COMICOの1コマ展開の漫画を、通常のコマ割り展開の漫画にすべく「コマ割り構成に作り替える専門業者」というのが存在するそうです。つまり1コマ展開の漫画でデビューした作者の中には、コマ割り漫画が苦手、描けないという人もおり、書籍化にあたっては別のプロがかかわることもあるそうです。コマ割りなどできなくても漫画家になれる。これなども新しい展開と感じています。

漫画の常識も覆りつつある、いや、常識がないのもまた漫画の醍醐味かもしれません。

[一日三報]
[AFP] ノーベル医学生理学賞、オキーフ教授ら3氏に 脳のGPS発見

ノーベル賞のシーズンです。
この研究が今後どこまで発展するのかは分かりませんが、なによりも「脳のGPS」というキーワードの分かりやすさに感心しました。
「脳のGPS」→「自分の居場所が分かる感覚」→「アルツハイマー病とも関連あり」
これだけでビジネスの2つ3つはできそうな可能性を秘めています。
研究報告も話題性重視の時代かもしれません。

[シネマトゥディ] 吉本興業、映画会社を設立

あれ、なかったの? という驚き。
なるほど、昨今この会社が映画作りに頑張っていたのも、こういう訳かと納得。
今後は芸人監督作品のオールスター勢揃い映画が増えてくるかもしれません。
そういや小室哲哉とやろうとしていたとしていた音楽事業はどうなったのかしら。

[CNN] 旅客機でカニが多数逃走、離陸遅れる NY空港

僕らの技術や生活なんて、カニ一匹で左右される程度のものです。



10月6日(月)


きょうの大自然。
窓に貼り付いていたなにか。
ゴミかと思って見ると、上の部分を巧みに動かして移動している。
どうやらミノムシでした。

木の小枝や葉の切れ端などを、蓑のように体にまとうので、蓑虫。
ミノムシといえば秋の風物詩でもありますが、近年は環境破壊とか色々あって見かけることも減ってきたとか。
見つけた奴もどこかみすぼらしく、不憫にもなぜか窓に貼り付いていました。

ミノムシというのはミノガの幼虫ですが、面白いことに蛾となって飛び立つのはオスだけです。
メスはずっと幼虫体形のまま、一生をこのままミノの中で過ごします。
年頃になるとフェロモンを放ってオスを誘引して交尾。
そのままミノの中に卵を生んで、孵化するのを見届けてから自ら下に穴を空けて墜落死します。
なおオスも交尾後はすぐに死にます。

何とももの悲しく、ありがちな虫の習性。
生むために生きる、命を受け継ぐだけの存在。
生殖時期を過ぎてもだらだら生きているのは人間くらい、と言ったのは誰だったか。
育児がいる哺乳類はそういうものですが、それでもロスタイムの方が長いのは人間くらいです。

台風一過、このミノムシも見当たらなくなりました。
また昆虫小説も書きたいな。

[一日三報]
[CNN] 冥王星はやっぱり惑星? 米ハーバード大で投票

今さらそんなことを言われても困ります。
「ニューホライズン」といえば、中学のころ使っていた英語の辞書がそんな名前でした。

[WIRED] 「アイスランド噴火」、GoProを載せたドローンが至近距離で撮影

御嶽山の状況確認にも使えないものかしら。
色々と問題はありそうですが、こういうフットワークの軽さは見習って欲しいと思います。

[AFP] セイウチ上陸で飛行制限、暴走で幼獣大量死の恐れ 米アラスカ

想像を絶する光景。
セイウチは大きくて強い海獣ですが、気が弱いというか、よくパニックを起こして自滅している印象があります。
ホッキョクグマが来ても大暴走するし。
カキを食べて涙を流す。 アイアムザウォラス、ググーグジョブ。
でも人間のせいだとしたらちょっと心配。



10月3日(金)
面白いネタを思いついたから、実験とお遊びでiPhoneアプリでも作ろうかと思ったけど、開発環境にmac本体とストアへの登録費用がかかると聞いて断念。
Windows環境しかないので、始めるには中古でもmacから買い揃える必要があるようで、面倒臭くなりました。

それならAndroidアプリでもいいじゃんって話ですが、使っているのがiPhoneなものだから、作ったところで遊べないのはつまらない。
誰かに作ってもらう方法もありますが、人に頼むともっとお金がかかる上に、そもそも自分で作りたいと思っているので、それもちょっと違う感じです。

いっそのこと、自分とみんなのそういった要望に応えられるような、小さなアプリ開発会社を立ち上げるのも面白いかと思ったり。
くだらないアプリを安価で手早く作ります。
社名は、株式会社 ぬるアプリ。
「ぬる」は"null"にかけています。

そんな妄想を膨らませつつ、結局何も動いていません。
とりあえず、目下の仕事が山積です。

[一日三報]
[読売新聞] なぜか「け」のページ…図書館電話帳29冊破損

最近はもうタウンページを見る機会も少なくなりました。
NTTの固定電話に加入していると、ハローページとタウンページが毎年届きますが、いつも袋のビニールすら破くことなく次の年まで放っておかれます。
そろそろ止めるか、希望者のみの配布くらいすればいいと思うのですが、どうか。
それはともかく、図書館の本を切る奴は、同じ刃物で同じ程度に身を切られる刑に処せばいいと思います。

[CNN] 養鶏場に侵入者、ニワトリ920羽殺す 米

むかしゲームの「ゼルダの伝説」で、しょっちゅうニワトリをいじめていました。
それはともかく、放っておいても殺して食べられるというのにむごい事件です。
しかし一人で920羽となると相当ですが、複数でバカなことをしたのでしょうか。
無意味に動物をいじめる奴は、同じ道具で同じだけいじめられればいいと思います。

[毎日新聞] 円山動物園:つがいと信じて4年ハイエナ2匹とも雄でした

写真のしょんぼり感がかわいい。
なるほど、ハイエナは外見から雌雄の見分けがつきにくいようです。
でもたぶん、当のハイエナたちはしっかり分かっていたことでしょう。
そりゃ、知らない男と一緒の檻に入れられて、「やれ!やれ!」って言われたらキレるよね。



10月2日(木)
匂いは記憶と密接にかかわっており、ある特定の匂いから過去の記憶が思い出されることもよくあります。
プルーストの「失われた時を求めて」で、マドレーヌの匂いが過去の記憶をよみがえらせたのは有名な話。
山や海の匂いから故郷を思い出す、機械油の匂いから仕事を思い出す、シャンプーの匂いから恋人を思い出す、表現しきれない匂いからお婆ちゃん家を思い出す、そういう経験もあるのではないでしょうか。

一方で、ガス漏れの匂いから危険を察知することもあります。
これは「付臭」と呼ばれるもので、本来無臭である有害ガスに気付かせるために、わざと例の嫌な匂いを付けています。
匂いというのは記憶と感情に結びつけられやすいのです。


まあ、何が言いたいのかというと。

金木犀の匂いはトイレを思い出すから困るということです。



世間の「いい匂い」はこんな風に、残念なイメージを付けられがちだと思う次第です。

[一日三報]
[AFP] 海賊コスプレの男性、強盗と間違った住民が襲撃 米フロリダ州

人間、見た目が9割。
見た目が海賊なのだから仕方ないような気もしたり。
むしろ捕り物をさせられたあげく、保釈金90万円まで支払う羽目になった住民2人に同情します。
時は大海賊時代です。

[CNN] 世界で4番目に広かった湖「アラル海」、ほぼ消滅

分かりやすい環境破壊。
旧ソ連の横暴か、社会の発展のためか。
子の結果、どれだけの人の生活が「潤った」のかも知りたいところです。
ちなみにアラル海のかつての総面積は、だいたい琵琶湖の100倍くらいだったようです。
無茶なことをしています。

[GIGAZINE] もしもこの世から「蚊」がいなくなったら?

結論から言うと、そんなに深刻な事態にはならないとか。
面白いのは、この内容をそっくりそのまま「人類」に置き換えてもなりたちそうなところ。
いや、むしろ自然環境の保全を考えるのなら、滅ぼすべきは蚊よりも私らではないだろうか。



10月1日(水)


きょうのへっぽこお国自慢。
奈良県は「書斎・学習机の普及率」「ピアノ普及率」「パソコン普及率」「新聞購読数」「空気清浄機普及率」「電子レンジ普及率」「コーヒー支出額」「じゅうたん普及率」が日本一だそうです。

これだけ見ると、勉強熱心(机)で、芸術(ピアノ)にも造詣が深く、デジタル機器(パソコン)に精通し、社会情勢(新聞)にも関心を寄せ、健康増進(空気清浄機)への意識も高く、調理道具(電子レンジ)を賢く使いこなし、国際的(コーヒー)で、足を大切にしている(じゅうたん)、素晴らしい県民であることが分かります。

まあ実際には、田舎で広い家が多いだけのような気もしますが。
それにしても空気清浄機を欲しがるのはどうしてだろう。
これまでに色んな県を回ってきましたが、空気の清浄さにおいては相当マシだと思います。

なんとか県民ショーではありませんが、色んな比較を調べてみるのも面白そうです。

[一日三報]
[ITmedia] Microsoftの次期OSは「Windows 10」

「9」かと思ったら、まさかの「10」。
「7」でようやく分かりやすい番号を付け始めたのに、まさかの一つ飛ばし。
色々言っていますがどうもパッとしない言い分。
「9」にまつわる「苦」や「窮」や「ナイ(ン)」というイメージを避けたかったのか。
しかしウィンドウズおなじみの俗説、「偶数の呪い」
Windows3.1(○)→95(×)→98(○)→ME(×)→XP(○)→VISTA(×)→7(○)→8(×)→9?(○?)→10(×?)
は、気にしなくてもいいのかな。

[毎日新聞] 東海道新幹線:開業50年の出発式 これまで56億人運ぶ

社長さんが「気が遠く」なってどうする。
開業を知っている人と知らない人との間で、感慨深さの差もあるようです。
私は生まれたころから走っていたので、特に何も。
でも子供の頃は、まだ世間でも「新幹線」というキーワードが魅力的に扱われていました。
あとスーパーカーも。

[GIZMODO] 山やスノボで活躍しそうなスマホを無線機に変身させるケース「Beartooth」

これはなかなか楽しそうな装置。
そろそろスマホの拡張性も充実しつつあります。