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[本日の独言(ひとこと)]
少し前に日本の大学の研究グループが、人工知能に小説を書かせて「星新一賞」に応募しているという話を書きました。
その結果が先日発表され、なんと一次選考通過を果たすことができたそうです。(二次選考で落選) サイトには小説の全文が掲載されていました。 [サイト] きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ [作品] コンピュータが小説を書く日 [PDF] 小説の内容には未熟なところもありますが、人工知能としては立派な作品です。 なお執筆については物語の構成や登場人物の性別などを人間があらかじめ設定し、人工知能が状況に合わせて単語や単文を選ばせるという方法を取ったそうです。 具体的な仕組みについては分かりませんが、人間と人工知能との共著といったところでしょうか。 そのうち発想の根幹からもすべて人工知能が行えるようになるのかもしれません。 また人工知能については先日行われた囲碁の対決も世界を大きく賑わせました。 グーグルが買収したイギリスのディープマインド社が開発した人工知能「AlphaGo」と世界トップ棋士のイ・セドル九段との五番勝負は、人工知能が4勝1敗という圧倒的な勝利を収めました。 かつてIBMが開発したスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」が人間とのチェス対決に勝利して以来、将棋、囲碁と複雑なゲームへの挑戦が続いています。 特に囲碁はまだまだ人間に敵わないと過信していた人も多いようで、この結果に驚き、あるいは落胆する囲碁ファンも少なくはないようです。 なおチェス、将棋、囲碁はどれも盤上で『手の内を見せるゲーム』ですが、次は『手の内を隠すゲーム』での対決にも期待が寄せられています。 つまりトランプのポーカー、あるいは麻雀などです。 特に麻雀は運に左右されることも多く、引きが悪ければ意図的に降りて負けを回避する戦略要素もあります。 そういったことも人工知能が上手く対応できるのか気になるところです。 もしかすると、コンピュータだけに自動雀卓をハッキングして配牌を操作するとか。 イカサマまで使えるようになるともう人間に勝ち目はなさそうです。 [一日三報]
【毎日新聞】 米マイクロソフトが「深くお詫び」、AIの差別発言で
これも一つの興味深い実験だと思いますが、やはりよろしくなかったようで。 ネット内での会話だけを続けていたら、人間もAIもあまり健全な脳にはならない気もします。 [AFP] 米国のドローン数、20年までに700万機に 米当局
日本では今どれくらい増えているのか。 映像会社などの商用利用は凄く増えていますが、一般人にもそれなりに普及しているのでしょうか。 広いアメリカとは違い、ちょっと気軽には飛ばしにくい生活環境でもあると思いますが。 やはりその内、規制が入りそうですね。 [CNN] 月面に「村」構想、資材は現地調達 ESA
「基地」ではなく「村」と呼ぶところが、なんとなくイギリスらしい。 なるほど3Dプリンターにはそんな活用法もあるのかと、実現できるかどうかは知りませんが感心しました。 月旅行は、果たして私たちが生きている間に実現するのか。 ギリギリか、どうせなら月の墓地に最初に埋葬される人になりたい。 [本日の独言(ひとこと)]
先月末に加賀温泉へと旅行しました。
加賀温泉とは石川県の加賀市と小松市にある温泉のことで、粟津温泉、片山津温泉、山代温泉、山中温泉の総称だそうです。 このうち山代温泉に立ち寄り片山津温泉に宿泊しました。 冬といえば温泉とカニです。 旅行ツアー会社の話によると、関西の人は他の地方と比べてやたらと冬場のカニが受けるとか。 刷り込みかも知れませんが、私も関西人なのでフグやカキよりもカニに惹かれます。 そんな温泉旅行でしたが、立ち寄った温泉街は思ったよりも人気がなく寂しい雰囲気がありました。 時間帯にもよるのでしょうが、シーズン最中の観光地としてはあまり盛り上がっておらず、景気が悪いのだろうかとも感じました。 国内の観光地も近ごろは老舗の旅館やホテルが閉館に追いやられ、その空き家をホテル会社やリゾート開発会社などが買い取って、やや強引にリフォームをして安く売り出すという手法が増えてきました。 低価格、均一のサービス、ツアー連動と、従来の「待ち受けスタイル」から積極的な「売り込みスタイル」が受けているようです。 時代の流れであり、おおむね歓迎したいところですが、どことなく「コンビニみたいなホテルだな」と感じています。 国内の観光地はどこも厳しいようですが、近年行った中では同じ温泉街でも大分県の由布院(湯布院)には感心しました。 昔は大分の温泉といえば別府八湯地獄巡りが定番でしたが、今では馴染みのなかった由布院が肩を並べるまでに発展しています。 どうやらオシャレで女子力に溢れるアプローチが功を奏してブランド化に成功したようです。 また別の観光地としては島根県の出雲大社も盛り上がっていました。 古事記や日本書紀にも登場する最古の神社のひとつですが、近年はパワースポットとして注目を集め、また2013年に60年に1度の遷宮として話題となり、さらに権宮司と皇族の方とのご成婚もあって「縁結びの神社」として大きな流行となりました。 こちらも参道のあちこちに縁結びの言葉やハートマークが散りばめられており、女性の観光客を多く見かけました。 いずれも「待ち受け」から「売り込み」に転じて、うまくいった結果だろうなと思います。 温泉が出るからという理由だけの「温泉商売」、神社があるからという理由だけの「神社商売」だけではもう人は訪れない。 観光地の方々には分かりきったことでしょうが、なかなか厳しい時代にはあるようです。 そういえば私の住む奈良にも「大仏商売」という言葉があります。 大仏様のように、でんと構えていれば観光客が勝手に寄って来る。 こちらもそろそろ、そんなことを言っている場合でもなくなると思います。 [一日三報]
【日経新聞】 文化庁、京都に移転方針決定 消費者庁・統計局は8月までに判断
ようやく、でも、なかなか。 東日本の震災以来、やはり省庁の一極集中は有事の際には不安だと多くの方が感じていると思います。 だから全国、せめて東京以外の関東圏にでも移転すればいいと思うのですが、なかなか腰が重いようです。 文化庁の移転も、とりあえず即時対応が求められない省庁からってところでしょうが、それも何だかぎこちない。 ていうか今時、どの県にあったって何も問題ないと思うのですが。 とりあえず、皇居と宮内庁は奈良に移転されてはどうだろうか。 土地あるよ、いっぱい。 [産経新聞] 「おいしくない」と苦情…有田みかんの偽装横行? 不正利用される段ボール箱
起きるべくして起きる問題。 こういった偽装は中国の得意技などと思われがちですが、結局どこの国でも横行するものです。 特にネット通販が流行の現代だと、本当にどこの誰が売っているのか分からないものです。 だから今まで生産者→市場→流通→スーパー→消費者という形態があった訳です。 (それでも偽装はありますけど) ネット通販を否定するのではなく、基本、ネットは自己責任と周知すべきです。 [読売新聞] コーヒー、スマホが原因? ガム売れ行き不振の「なぜ」
どんな理由があるかは知りませんが、私個人に関して言えば、ガムを買わなくなった原因はキシリトールです。 体質によりお腹が緩くなることが分かって以来、一切買わなくなりました。 昔ながらの砂糖を使っている板ガムなら平気ですが、粒ガム系は大抵変な甘味料を使っているので全滅です。 頑張って作っている方には申し訳ないですが、何考えてんだろって思います。 [本日の独言(ひとこと)]
先週の3月11日で東日本大震災から5年目を迎えました。
当時のことを思い返すと、あの日あの時、私は大阪の家でここのメールマガジンを執筆していたことを覚えています。 あの日も金曜日だったのです。 そこで当時のメルマガを改めて確認すると、「コント55号」の坂上二郎さんの死去について書いていました。 坂上二郎さんは震災の前日に亡くなられました。 ただ翌日の事態があまりにも大きすぎたために報道は大御所らしからぬ少なさでした。 翌週のメルマガではやはり震災についての気持ちを綴っていました。 淡々と続けている週間日記ですが、時代と人生の記録という形でとても役に立っています。 当時は出版社の意向により、弊著「タイムカプセル」の発刊が遅れたようです。 未曾有の大災害ではあるが、パニック小説としては酷くありきたりな設定です。 だから私たちは対応も復興も必ず成し遂げられるだろう、という前向きな気持ちを述べています。 あれから5年経ち、私たちは環境も心境も大きく変わりました。 復興は進んでいますが「震災はまだ終わっていない」という意識は誰もが持ち続けていることでしょう。 良いことには防災意識が高まり「いつまた災害が起こっても不思議ではない」という思いが強くなりました。 一方で悪いことには「明日どうなるかも分からない」という不安から長期的な視野に立てず、即時的な対応ばかりを求めている風にも見えます。 つまりまだパニックが続いているということです。 このような目に見えない心理的な変化は、今後も社会に重要な影響を及ぼしていくと思います。 「備えあれば憂いなし」という言葉があります。 安心しすぎることは禁物ですが、過剰な憂いで精神を疲弊させることは避けたいものです。 あえて言いますが、ま、のんびりやっていきましょう。 [一日三報]
【GIGAZINE】 同じムービーをYouTubeに1000回アップロードし劣化しまくると最後はこうなる
興味深い実験。 個人的には昔に映像のお仕事をしていたこともあって、アップロード時における「自動劣化」が気になっていました。 YouTubeの、できるだけ画質を落とさずに容量だけを落とす技術は凄いと思いますが、やっぱり少しずつ劣化していくようです。 Facebookの写真も、1000回アップロードしたらグチャグチャになるのかな。 [AVWatch] 「七人の侍」と「生きる」が“最高画質”目指し4Kレストア。最新の修復現場に潜入
「ブルーレイならDVDも綺麗に見える」「4Kだったら昔撮った映像も綺麗に見える」というのは酷い誤解だと思っていましたが、そうでもないようです。 なるほど今時のデジタルではなく、フィルムがあればレストアもできる訳です。 35ミリフィルムは大体2K相当と聞いたこともあるので、手間をかければ大画面・高画質でも視聴に耐えうる白黒映画に復刻できるようです。 そこまでお金をかける価値のある作品に限られますが。 [ITmedia] 最新「ゼロクリック詐欺」の傾向と対策
スマホ詐欺もいよいよ巧妙化している模様。 こういうことがあるから、子供や高齢者に持たせるのが不安になります。 あとなんか、下の方にピョッとバナー広告みたいなのが出て、スクロールの最中に誤ってタップしてしまってダウンロードページに行くようなあれ。 宣伝広告はいいけど、押し間違いを誘発させるのはダメだと思います。 [本日の独言(ひとこと)]
グーグルの研究チームは今、人工知能に自然言語を学習させるために過去の作家の作品を分析させるトレーニングを行っています。
ウィリアム・シェイクスピアやマーク・トウェインなどの作品を短文にごとに分けて、どの書き手による物かを答えさせるといった訓練です。 もちろん与えるヒントが多いほど人工知能の正答率も上がります。 この技術が進化すればシェイクスピアなどの文章を完全に人工知能化することも可能となります。 最終的には現代の私たちが過去の文豪たちとチャットできるようにしたいそうです。 一方、フェイスブックでも同様の研究が行われており、こちらは『ジャングル・ブック』や『クリスマス・キャロル』『不思議の国のアリス』などの児童書を使って訓練させています。 絵本や児童書に作家の癖は出にくいものですが(アリスはそうでもないかも)、人工知能という幼児に言語と想像力を身に付けさせるには真っ当な方法に思えます。 シェイクスピアとは違い、より自然に言語を扱える人工知能が誕生するかもしれません。 日本では大学の研究グループがSF小説の大家、故・小松左京の作品を人工知能に分析させる研究がおこなわれています。 氏のエキセントリックで骨太なストーリーを解することで「小松左京の新作」を現代に生み出すことができるのか。 未完となった大作「虚無回廊」を人工知能が完結させることに期待が寄せられています。 なおこのグループは現在、同じくSF小説の大家、故・星新一の作品を分析して生み出したショートショートを「星新一賞」に応募しています。(結果は今月中に発表) 人工知能には計算や単純作業はできても芸術活動はできない、と言われていたのも過去の話。 今は小説や音楽、絵画などの分野でも独自の作品を生み出すべく研究が行われています。 でも愛情や感傷や哀愁の味わいを出せるのは人間の作家だけ、人工知能の文章に共感できるはずがない、とも言いたいところですが、いつかはそれも古い話になる気がします。 自分以外の世界は全て人工知能が作り出した仮想のものだった。 いや、自分は本当に人間なのか、AIなのか。 SFでお馴染みのカタストロフィな話も現実に起きるかもしれません。 [一日三報]
【CNN】 電子メールの生みの親、レイ・トムリンソン氏死去
インターネットの第一世代とも呼べる人。 最初にルールを作ったというのは偉大です。 ちなみに@自体は会計上で単価を表す記号として、大人ならネットを知らなくても一度は目にしていると思います。 確か相当昔から使われている記号です。 [AFP] 「醜い」動物の研究、人気のなさに警鐘 オーストラリア
結局、保護や研究の対象となるのは人間にとって魅力的な動物か有害な動物が多いもので。 昆虫もゴミみたいな虫は見つけられないまま絶滅していきます。 ファーブルが偉大なのは、それまで誰も関心を持たなかった地面の昆虫を観察したことにあります。 なくなる前に見つけておきたいものです。 [読売新聞] 震災5年 いまも待ち続ける動物たち
あれから5年経って、何が変わったのか。 「待ち続ける」と感情的な表現を用いるのは好きではありませんが、行き場がない状況なのは確かです。 犬猫とかダチョウとか、せめて人間が確実に持ち込んできた動物に対しては、せめて何とかして欲しいなと思うところです。 [本日の独言(ひとこと)]
米ボストン大学などの研究チームの発表によると、中年期の運動能力の低さと、年を取ってからの脳の萎縮には関係があることが分かったそうです。
簡単に言うと中高年は運動することによって脳の萎縮や認知機能の低下を食い止められる可能性がある。 だからみんな運動しようぜ! という話です。 毎度おなじみの健康ネタ。 特にアメリカは肥満大国であるとともに健康オタク大国でもあるので、こういう記事は受けがいいのだろうと思います。 日本でも中高年の健康オタクは多いもので、それが男性となると筋トレオタクへと発展する傾向にあるようです。 故意に負荷をかけて自分を虐め、過剰なまでに筋肉を付けようとするのは、ナルシストあるいはマゾヒズム的な性癖も垣間見えます。 しかし人間誰しも性癖・依存症はあるものです。 お酒や煙草やシャブやギャンブルや課金ゲームに没頭するよりは余程いい趣味だろうと思います。 一方、筋トレ大国でもあるアメリカからは数年前より「コンビクト・コンディショニング」(Convict Conditioning)の話をよく耳にしています。 「囚人トレーニング」とも呼ばれるこの筋トレは、囚人が刑務所の中で行っていた鍛錬をまとめたものだそうです。 その基本となっているのは自重、自分の体の重みを効率的に使うことです。 道具を持ち込めない刑務所ならではの方法です。 アメリカの囚人といえば、ドラマ「プリズン・ブレイク」のようにムキムキ・バキバキのイメージがあります。 もちろん現地の筋トレオタクたちもそう見ているようで、囚人たちのように威圧感のある肉体美を目指して盛んにこのトレーニングに励んでいます。 道具を使わないということはジムのマシンも使いません。 近所の公園で鉄棒などを使って行います。 すると集まった中でコミュニティが生まれます。 お陰で「筋トレのできる公園」を紹介するサイトやマップ検索サービスなども生まれているようです。 「囚人トレーニング」は日本でも次第にはやり始めています。 ただアメリカと違って適切な「筋トレ公園」を見つけにくいのが不満のようです。 上半身裸の男たちが公園の鉄棒で斜め懸垂する光景は、きっとご近所様に不安にさせてしまうことでしょう。 またお金を使わない運動なのでマスコミや企業の食い付きも悪いです。 それで結局、リアルの囚人よろしく、室内に籠もってストイックに励むことが多いようです。 [一日三報]
【ロイター】 景気低迷のブラジルで飼い犬盗難事件が急増、身代金要求も
「お前のペットを預かった」なんて、冗談みたいな話。 でも飼い主からすれば気が気でないことでしょう。 日本でも子供などをさらう身代金目的の誘拐は少なくなりましたが、代わりにこういう事件が起きるかも。 犯人側からすれば当たり外れがありそうですが、もし捕まっても軽い罪で済むメリットがありそうです。 [産経新聞] 銚子電鉄の駅名ネーミングライツがついに完売 終点駅は「ありがとう」
昨日、女子サッカーの大会が行われていた競技場は「キンチョウスタジアム」でした。 どこかと思って調べたら、大阪ではお馴染みの長居球技場で、なんだと思いました。 数年前からネーミングライツの施設などが増えましたが、実際スポンサーにどれほど宣伝効果があるのだろうかとちょっと感じています。 話題になるのも一瞬だけのような気がします。 [ITmedia] GoogleのヒューマノイドロボAtlasが超進化し実用域に
可愛らしくて、ちょっと怖い、そして凄い。 いよいよスターウォーズのバトルドロイドのようになってきました。 しかし二足歩行にこだわっていた日本の技術も、すっかり追い抜かれてしまいました。 むしろ一早く戦闘ロボに着手して、世界を驚かせてみてはどうだろうか。 |
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