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[本日の独言(ひとこと)]
『野球選手の悲しさは、自分の子供に自分の最盛期を見せられないということだ。』
昔、絵の具メーカーのホルベイン工業の企業広告にそんなコピーがありました。 子供の物心が付く頃、野球選手の父は三十代後半の最晩年に差しかかる。 肉体の衰えは隠しきれず、弱々しい姿しか見せられない。野球選手でない父もいずれそうなる。だから新しいことを探さなければならない。 ということで絵画用具の広告に繋がる秀逸な作品です。 [参考サイト] ホルベインの広告 2003 野球選手の悲しさは。 それはともかく、近頃は野球に関心のない子供たちも多いらしく、男子でも野球のルールも知らないという子も珍しくはないようです。 そう思うと野球ほど複雑なスポーツも珍しい。 投げた打ったの攻守交代にせよ、塁に出てベースを回ってホームインしてようやく一点追加にせよ、サッカーともテニスともバスケともバレーとも違う難解さがあります。 せっかく打ったのに一点も入らない。 ちゃんと捕ったのに一点を入れられたというシーンも当たり前の不思議なスポーツです。 そんなややこしいスポーツがどうしてこの国で人気になったのかというと、大きく捉えると明治4年の野球伝来以降、第二次世界大戦後に新聞や電鉄の企業がスポンサーとして出資したことにより、いち早く全国的に普及させて経済成長とともに規模を拡大できたという、スポーツビジネスの成功があった訳ですが、狭く捉えると、これらの背景により文化として根付き、みんなやったことのあるスポーツになれたのが大きいでしょう。 私は子供の頃からすこぶる運動音痴ですが、それでも学校の授業にせよ友達との遊びにせよ、野球をやった、やらされた経験はあります。 だから一通りのルールは覚えなくても知っているものです。 サザエさんでもカツオ君に中島君が野球しようぜと誘います。 ドラえもんでも子供たちが野球チームを作っています。 それがどういうスポーツなのか、のび太くんの何が下手くそなのかという説明は一切ありません。 誰もが知っているスポーツだったからです。 そんな風潮もそろそろ変化しているようで、近頃は野球を知らない子供たちが増えています。 遊ぶ機会もなければルールを覚えるのも難解です。 そもそも覚える必要もありません。 そんな子供たちが大人になると全く興味を示さなくなるでしょう。 それは個人的には別に構わないことですが、いずれは野球によって生まれた文化的な側面や習慣も失われてしまうだろうなと感じています。 サザエさんやドラえもんだけでなく、成績の悪い新入社員に「気に病むな。プロだって三割打てたらスタメン固定だぞ」と慰めてもさっぱり伝わらなくなるでしょう。 まあ今時そんな上司もいないと思いますが。 「野球選手の悲しさ」もやがては「失われゆく文化」的な寂しさを帯びてくるかもしれません。 [一日三報]
【千葉日報】 「危ない!」事故の瞬間“スローモーション” 千葉大・一川教授らが仕組み解明
「火事場の馬鹿力」というのもありますが、やはり人間は危機に直面すると爆発的な能力が発揮されるものなのか。 それを日常的に扱えるようになれば超人になるのも夢ではない。 でも急速に老けたりするのかな。 [CNN] 携帯の電磁波浴びたラット、腫瘍できる割合上昇 米研究
心配するほどではないみたいだけど、やっぱり何かあるのかも。 放射能の研究を行ったキュリー夫人が、未知ゆえに放射線被爆で亡くなったように、電磁波も数十年後には大変な事態を引き起こすことになるかもしれません。 実は体に悪かったとか、後から言わないで欲しいよね。 [AFP] 窒息救命ハイムリック法の96歳開発者、自ら女性を救う 米
ご存命に驚き。 喉が詰まった時の対処法、近頃は背中トントンよりも効果的ともされるハイムリック法。 開発者はやはり上手いんだろうな。 [本日の独言(ひとこと)]
日本地質学会という星新一の短編小説に出てきそうな素敵な名前の学会が、この度「県の石」と称して各都道府県の代表的な岩石、鉱物、化石を発表しました。
石なんてどこでも一緒だろというのは物を知らない素人の言葉です。 実際には全国津々浦々、それぞれ異なる石があるものです。 昔一緒に旅をした地質学者さんは、どんな僻地へ行ってもその土地独特の山、石、土があるから退屈することがないと話しておられました。 知識は人を豊かにする。 コンビニの駐車場で暇だ暇だとぼやいている少年は、やはり勉強不足と言わざるを得ないでしょう。 [参考サイト] 日本地質学会 - 県の石リスト(確定版) こういうのを目にすると、やはり自分の出身県、在住県から探してみるものです。 私の住む奈良県の岩石は「玄武岩枕状溶岩」、鉱物は「ざくろ石」、化石は「前期更新世動物化石」でした。 なんだかパッとしないと感じるのは、それこそ私が石に詳しくないからでしょう。 飛鳥の亀石くらい出てくるかと思ったのですが。 興味深いのは新潟県の鉱物「自然金」、島根県の鉱物「自然銀」。 佐渡の金山と石見の銀山に由来しているのでしょう。 滋賀県に「トパーズ」、鳥取県に「クロム鉄鉱」、岡山県に「ウラン鉱」が選ばれているのは、そんな物が産出するのかと驚かされます。 化石では北海道の「アンモナイト」、福島県の「フタバスズキリュウ」、長野県の「ナウマンゾウ」、沖縄県の「港川人」などが興味深いです。 恐竜の化石で有名な福井県では、かつて新種として発見された「フクイラプトル・キタダニエンシス」が選ばれています。(福井県勝山市北谷で発見) 県の石が地域の活性化に繋がるかどうかは分かりませんが、学校の社会科では話のネタになりそうです。 [一日三報]
【cnet】 グーグル、「Chrome」で「Flash」を無効化へ
いずれは来るものと思われていた事態。 こうなってしまうとツールとしては死刑宣告も同然です。 一時代を築いたFlashも終わってしまうのか。 作りやすい、使いやすいツールだったのにね。 [WIRED] 太古の火星で「高さ120mの巨大津波」が発生か
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震の際は、リアス式海岸の特徴も相まって、最大で40メートルほどの大津波が起きたとされています。 太古の火星で起きた津波はその3倍もの高さということで、ちょっと訳が分かりません。 なによりそれが観測できるという地球人の技術力も分かりません。 [ロイター] キリンの首を長くした遺伝子ゲノムを解読=科学者チーム
この遺伝子ゲノムをうまくどうにかしたら、僕らの首の長くなるのかしら。 しかし、そもそもキリンの首がなぜ長くなったのかという理由はまだよく分からない。 高い木の葉を食べるためと思われていましたが、それもどうやら違うとか。 雄同士が闘う際の武器か、遠くの肉食獣を見つけるためか。 その全てが理由かも知れませんな、 [本日の独言(ひとこと)]
やや中途半端な研究結果ではありますが。
印刷会社大手の凸版印刷の子会社トッパン・フォームズが発表した研究結果によると、45歳以上の年配層はそれ以下の若年層と比べると、縦書きの文章を見た際に前頭葉の脳活動が活性化していることが分かりました。 つまり年配層は若年層よりも縦書きの文章に高い関心を示す傾向にあるようです。 ただしこの研究は年配者の男女7名と若年者の男女5名のたった12名の被験者から出た結果に過ぎず、また横書きの文章への試験も行っていないので、研究結果を確定させるにはやや無理があると思います。 一体何を思ってこんな不完全な発表を行ったのか。 近々これを根拠としたビジネスでも始めるのだろうかと疑っています。 そもそも今のご時世、教科書でも公文書でも重要書類でも横書きのワープロ文章が主流なので、縦書き文章に限って強く関心を示すこともないでしょう。 普段私たちが多く目にする縦書き文章は新聞や書籍くらいなもので、それらをより親しんでいる年配者の方に偏りが現れるのも当然のように思います。 縦と横の関係について別の話題を出すと、近年は動画映像の視聴や撮影について、これまでの横長動画に変わって縦長動画が主流となりつつあるそうです。 これは言うまでもなくスマートフォンの影響が大きく、縦長のスマホを横に向けて視聴するよりも、縦のままで視聴する場合が増えているようです。 また動画撮影についてはさらに顕著で、スマホを使って撮影する際には縦向きで行う人がほとんどのようです。 古くはフィルム撮影の時代から、映像イコール横長が当然とされており、映画もテレビもそれに合わせて進化してきました。 しかしこれからは決してそうとは限らず、あるいは縦長こそが主流となる時代へと変わりつつあるのかもしれません。 テレビの画面も縦長や正方形になる可能性もあるでしょう。 縦がいいのか横がいいのか。 視点を変えて世の中を見ると新たに気づくことも多くありそうです。 [一日三報]
【sorae】 カナダの少年、「マヤ文明の古代都市」を星座の星の配置から大発見
【WIRED】 「15歳が発見したマヤの古代都市」に専門家たちが反論 【GIZMODO】 15歳カナダ少年が発見した土地は、マヤ文明ではなくマリファナ畑の可能性 三段オチのような展開。 ロマン溢れる発見でしたが、そううまくはいかないようです。 でもこういう発想はとても大切なこと。 少年の発見を認めて勲章を与えた上に全世界に発表したカナダの宇宙庁は、ちゃんとフォローして欲しいと思います。 [GIGAZINE] 大気中の二酸化炭素濃度が上がってハチがいっぱい死んでいく理由
今日のミツバチ。 数が減っていることはもう何年も前から報道されていますが、その新説が公表されました。 二酸化炭素濃度が高まったせいで、栄養価の低い花粉を食べるようになったからとか。 私たちの食品も、それが同じ材料の物であっても、昔と比べて栄養価が下がっているという研究もあります。 そういうのもあるのかと知りました。 [信濃毎日新聞] 滝の上に城なかった…須坂・米子大瀑布、問い合わせ相次ぐ
いよいよ現実とCGとの区別が付かない時代が来たようです。 せっかくだから何か置いておけばいいのにね。 大阪天王寺のラブホテルみたいなのとか。 ![]() [本日の独言(ひとこと)]
![]() ゴールデンウィークの間に、和歌山の熊野にある山中の書店「bookcafe kuju」へと訪れました。
熊野は紀伊山地の大森林の一部で、ユネスコの世界遺産にも認定された熊野古道がある場所です。 隣県の奈良市からでも自動車で五時間もかかりました。 「bookcafe kuju」は2014年に廃校となった小学校をリノベーションして開いた店です。 カフェと書店を併設しており、書店部分は京都の名物書店「ガケ書房」が担当しているそうです。 ここはいわゆるセレクト書店で、新刊ではなく好みを色濃く反映させたマニアックなオシャレ本を取り扱っていました。 熊野の自然と古い校舎独特の懐かしい雰囲気がよくマッチしており、時間を忘れて長く過ごしたい気分にさせてくれる店でした。 昼過ぎに訪れましたが客も数組入っており、手作りパンも午前の内に売り切れたとのことなのでそれなりに流行っているようです。 サイト:Bookcafe kuju(facebook) 廃校を活用した施設は近年全国各地で増えており、地域の交流施設から宿泊、体験学習、あるいは店舗などに変えて運営されています。 背景には近年の少子化による児童生徒数の減少や市町村合併などの影響により、使われなくなった小中学校が多く発生しているからです。 文部科学省の資料によると公立学校は過去10年間で2000校以上も廃校となっているとか。 そう聞くとさすがにもったいないという気になります。 とはいえ、廃校もまたなるべくしてなったものです。 住人が少ない場所で新しい施設を始めたところで、人を集めるのも苦労しそうです。 また古い建物には耐震強度不足の問題もあるので、開放する前には改築や補強などそれなりの負担も必要となります。 しかし余っているのは事実なので、もしかすると何か新しい使い道も出てくるかもしれません。 私にはオバケ屋敷か脱出ゲームくらいしか思いつきませんが。 多分それでは貸してもらえないと思います。 [一日三報]
[AFP] 全長62.4センチのナナフシ、世界最長の昆虫か
今日の昆虫。 最長の昆虫として有名なナナフシさんがさらに記録を更新したようです。 62.4センチとなると、人間の片腕の長さくらいか。 体が棒状なので気持ち悪さはまだましかも。 夜になると耳の穴へと侵入してきそうですね。 [本日の独言(ひとこと)]
私が学生の頃はちょうどIT革命・インターネット黎明期と呼べる時代で、世の中の様々なものがIT化へとシフトしつつありました。
パソコンに触れたのもその頃が初めてで、ちょうどウィンドウズ95という、まだ誰にも何物か分からない、でもなんだか凄いものが登場したと騒がれていました。 ネット界でいうとグーグルもまだ生まれておらず、Yahoo!もまだ数あるサーチエンジン(この名称も使われなくなりましたが)のひとつに過ぎませんでした。 Yahoo!は今年で20周年ということで、特集では公開初期のページを掲載しています。 実際には利用者の閲覧環境の悪さもあり、これよりもっと粗いページでした。 サイト:1996年当時のYahoo! JAPANトップページを再現しました 私自身は学校でUNIXから使い始めてOSはWindows3.1から95、98へ。 言語はVBからC++、HTMLなどを学びました。 その後は趣味と仕事をかねてFlashや画像編集や動画編集、DTP、DTMなども覚えるようになりました。 どれもプロとはほど遠いレベルでしかありませんが、一度でも経験しておくと身に付く感覚はあるもので、世間一般でいう「パソコンに詳しい人」になれました。 今、世の中では「若者のパソコン離れ」という状況も現れ始めているらしく、新たなデジタルデバイドが生まれつつあるそうです。 スマートフォンの普及によりインターネットやデジタル遊びに関しては、特に若い人たちにとっては当たり前となりましたが、マウスを使って操作をしたり、キーボードを使ってタイピングをしたりといった作業ができない人たちが増えているそうです。 それで就職などにより使う機会が出てくると困ってしまう。 会社側も技術習得のカリキュラムを作るしかないという、前時代的な現象も起きているそうです。 大学生ならパソコンが使えて当然、ワード・エクセル当たり前、マクロが組めればなおよろし。 という時代は、実に十年も続かなかったのは驚きです。 一方、文部科学省では人工知能やビッグデータ解析などのIT専門人材育成を加速させるため、2020年度以降から実施される次期学習指導要領でプログラミング教育を小中学校に取り入れ、高校では必修化する方針を固めました。 世間では「小学生にプログラミングを学ばせても意味がない」「先に数学を勉強しないと使えない」「決めるのが遅すぎる上に無駄な学習」と否定的な意見も多いようです。 しかし私の感覚でいうと、こういうものは裁縫や工作の授業と同じように、まず触れる環境を与えることが大切で、その上で適正のある者が見つかる、見つけるものでもあると思います。 布の繕い方や半田ゴテの使い方も同じようなものです。 ただ遅すぎるという意見には同意です。 必要なくてもタイピングくらいは学んでおいてもいいと思います。 小説も書きやすくなります。 [一日三報]
【CNN】 英宇宙飛行士、宇宙からロンドン・マラソンに参加
宇宙でマラソンと聞くと、映画「2001年宇宙の旅」での宇宙船内のジョギング風景が思い浮かびます。 今回は大型スクリーンで会場の様子を見ながらランニングマシンで走るという状況。 凄い時代になったものです。 でも何より凄いのはフルマラソンを3時間35分21秒でゴールしたこと。 映像があるとはいえ、根気よく走り続けられたものです。 [日経新聞] ブラウザーのシェア、グーグル「クローム」が首位に、マイクロソフト「IE」を逆転
今となってはブラウザのシェア争いなど誰も感心を持っていないかもしれませんが。 開発などに携わっている当事者にとってはとても重要な出来事だと思います。 私も今はクロームを使っています。 PCとスマホとの連動が楽だったので。 それ以降は特に不便もしてないので使い続けています。 別にこだわりもないし、早い者勝ちってところもありますね。 [GIZMODO] Googleのエイプリルフールネタが現実化
フリック入力専用キーボード。 くだらないけど、これは確かに使い道がありそうな気も。 タッチパネルとは違う「押した感」というのは結構大切です。 細かい入力が難しい高齢者や、常に入力を続ける役所や会計の現場などで使えそうかも。 |
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