the shadow of silver
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9月25日(火)
[本日の独言(ひとこと)]


近頃、アクセスしても表示されないWEBサイトが多くなってきた。馴染みのサイトでも新規のサイトでもアクセスすると『表示できません』などとメッセージが返ってくる。アクセスが集中しているのか、サーバーがダウンしているのか、間が悪かったのかと思っていたが、何度やっても変わらない状況をよく見かけるようになっていた。

原因を調べたところ、相手側ではなくこちら側が問題を抱えていたことが分かってきた。ブラウザのバージョンが古いので新しい仕組みかパーツかセキュリティを扱ったサイトは開示できなくなってしまったようだ。それならばブラウザをアップデートさせればいいのだが、今度はパソコンのOSが古いせいで新しいバージョンはインストールできなくなっていた。

それでもブラウザを変更するなりすれば、なんとか元通り使えるようにはなっている。とはいえ、いちいち変更するのも面倒だ。長年使い続けてきたパソコンなので、そろそろ機械が壊れるか起動が遅くなるかと思っていたが、まさかそんなところで痛い目に遭うとは思っていなかった。

ということで、やむにやまれず新しいパソコンを購入した。
DELL Inspiron 17 5770。ついにメインで使うパソコンをタワー型からノート型へと移行することにした。流行のMac Book やSurfaceもいいが、持ち歩く必要のない環境と、17インチの大画面を求めてこれを選択した。それとキャンペーンか何かで大幅値下げ期間中だったのも理由だ。

実は今使っているタワー型パソコンもDELL Inspiron 530Sという同じ会社の同じシリーズだ。偶然そうなっただけだが、長年使い続けても否定的にはならない程度に信頼しているようだ。サポートやアフターサービスに過度の期待を寄せなければお薦めだと思う。

実際、パソコンを使ってやることと言えば執筆作業とインターネットと動画や音楽を再生するくらいなので、さほど高いスペックは必要としていない。それでもCPU:i7(第8世代)、メモリ:DDR4-8GB、ストレージ:SSD-128GBと、現時点で高めの性能を狙ったのは、今後10年間は使い続けたいという思いがあるからだ。パソコンいじりは好きだが、仕事となると作業が面倒なのであまり買い替えたくない。今のタワー型パソコンも、電源ユニットと冷却ファンを改造してもはやフタも閉まらなくなったが11年も使い続けることができた。

なお新しいパソコンが家に届いたその日から、なぜかスマートフォンの挙動が不安定になってきた。ああスマートフォンお前もか、さすがに10年はもたないか。

[一日三報]
[共同通信] 【世界から】米、「ディープフェイク」がやってくる

公平性を目指すためにインターネットでも本名を公開すべき! という不思議な主張をする人もいるが、技術の進歩はそんな話も軽快に飛び越えて、さらに公平性・正確性は失われつつあるようだ。
映画「IT」のペニーワイズや「 ヒトラー最期の12日間」のアドルフ・ヒトラーに嘘の字幕を付けてネタにする動画もあるが、あれも外国の政治家や大統領の動画に当て嵌めれば、外国語の分からない人にとってはフェイクニュースになるわけで。
ネット社会の行き着く先は、黙して語らず信用されずになるのかも。

[Gigazine] Amazonで自費出版した本が文学賞候補に選ばれたことにフランスの書店団体が抗議の声を上げる

なかなか難しい問題。
しかしこうもはっきりと、ウチが儲からないから困ると抗議するのもお国柄か。
とはいえ口出しして世間の賛同は得られるのか。
音楽業界にしてもそうだけど、日本の出版業界も、そろそろ独自の賞やランキングが世間と乖離し始めているかも。

[iPhone Mania] Huawei、Apple Storeで並ぶ人々に充電池やジュースを配布

こういう割り切りや強かさは中国・韓国らしくて、商売としては見習うべきところかも。
品がないとか節操がないとかなんて言わせておけばいい。
どうせ売れたら正義になるんだから。
Apple自身もしかり。



9月18日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
私はスマートフォンにパスコードロックを掛けていない。パスコードロックというのは、スマートフォンを起動した際の画面上で、あらかじめ設定しておいた四桁の数字を入力させるセキュリティのことだ。もしスマートフォンが盗まれたり、あるいは盗み見されたとしても、この四桁の数字が分からなければ操作できないのでプライバシーの保護に繋がるのだ。

私がパスコードロックを使用していないのは、何か妙なこだわりがあるからではない。毎回数字を入力するのが面倒になったので設定を解除してしまっただけだ。そして、そのせいで困ったことなど一度もないから、そのままにしているだけだ。。まあ、普通はその困った一度を恐れて設定するものだと分かっているのだが。

インターネットセキュリティ会社のカスペルスキーが、先日興味深い事件をブログに公開した。『iPhoneを2度盗まれた話』というタイトルの内容は、犯人による鮮やかな手口で、iPhone本体とiCloudに保存されていたデータを全て盗み出された被害者の話だ。

『いかにして私はiPhoneを(2度までも)盗まれたか』

現在iPhoneを使用している人にとってはぞっとする事件ではないだろうか。簡単に言うと、これは本体の窃盗と使用者へのフィッシング詐欺を同時進行で行ったことになる。しかも被害者がインターネットに詳しいセキュリティ会社の社員というから余計に説得力が感じられる。悪人は常に新たな手口で狙うわけではない。よく知られた手口を組み合わせて虚を突くこともある。まるで推理小説のトリックのようだと思った。

結局のところ、効果的なセキュリティとは指紋認証や二段階認証ではなく、詐欺事件の知識と何事にも動じない冷静さという自己防衛力の強化かもしれない。それはそれとして、私もパスコードロックくらいは掛けておいたほうがいいと思う。

[一日三報]
[GIZMODO] Appleが発表したモノまとめ! 新iPhone・新Apple Watch・新OSのリリース日

Apple大好きGIZMODOによる今年の新作発表まとめ。
結局、Appleが目指しているのは、昔のベンツやロレックスといった機械の高級ブランド化なのだろう。
車なんて走ればいい、時計なんて時間が分かればいい、スマホなんて使えればいい、という人は、もうハナからターゲットではないのだ。
でも、それはAppkeにしかできないことだし、たとえ売り上げが落ちても目指して欲しいところではある。
失敗するかもしれんけど。

[Gigazine] 「夫を殺害する方法」というエッセイの作者が夫を殺害した容疑で告訴される

ミステリやホラーの作家や愛好家は、非現実的な物語を楽しんでいるだけなので健全である。
とか言っていた奴は出て来い。
やっぱりミステリやホラーは不健全極まりなく、愛好家は犯罪者の予備軍に違いない。
とか思われないかと心配。

[AFP] 「人肉食は低カロリー」などの研究にイグ・ノーベル賞

[ロイター] イグ・ノーベル賞、自らに大腸内視鏡検査試した日本人医師ら受賞

今年も愉快な研究が選ばれた模様。
どの研究も気になるものばかりなのはさすが。
今後もクオリティの維持に努めてもらいたい。
その中でも日本人受賞者の研究は、地味ながら普通に実用的にも思える。
これは多分、欧米諸国の方々がなぜか好きな「お尻ネタ」だから選ばれたのかも。



9月11日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
先週はじめに日本を通過した台風による強風と豪雨は、西日本を中心に大きな被害をもたらした。特に関西空港の浸水とタンカーの衝突による連絡橋の閉鎖は誰も想像しえなかった事態だろう。世界に繋がる空の玄関口に閉じ込められるなど、新手のクローズドサークル的小説なみの展開だ。もちろん笑い話ではなく、なんとか全員無事に脱出できたらしく一安心したが、ニュースで知った際には思わず「そうきたか!」とつぶやいてしまった。

そんな事態の収拾も付かないうちに、今度は北海道で大地震が起きてしまった。胆振地方の土砂災害、清田地区の液状化現象、苫東厚真火力発電所の停止による道内全域の停電など、これも想像できないほどの被害をもたらしている。未だ不便を強いられている皆さまにお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りする。

それにしても、例によってこの文章を書いているのは9月7日の金曜日だが、掲載される10日の月曜日まで無事に済むのか。またどこかで何かが起きるのではないかと不安になってしまう。もはや天災は日常と思い、挫けずに付き合っていくしかないのだろう。

江戸っ子は宵越しの金を持たない、という言葉がある。これは江戸時代の人間に浪費癖があったのではなく、現代以上に天災や火事や泥棒の被害が大きい上に、幕府もしょっちゅう政策を変えていくので、後生大事に金を貯め込んでいても仕方がないという風潮を表した言葉だ。しかしそうした気質のお陰で、江戸の経済は発展したという側面もある。現代の資本主義経済も金の流通により発展するものなので、回り回って被災地の復興に繋がることにもなるだろう。

だから無事な者は不要に落ち込まず、明るく元気に活動したほうがいい。それは決して不謹慎ではないはずだ。とりあえずは防災グッズの準備から始めてみるのはどうか。それと停電になっても楽しめる本なども買っておくといいだろう。できれば私の本を。

[一日三報]
[ナショジオ] 「我々は宇宙人だ」と信じるブラジルの宗教団体、写真21点

今日の宇宙(偽)。
馬鹿なことを信じていると思うのは簡単だが、本当の問題は信じてしまうほど荒んだ社会にあるのかもしれない。
三大宗教もその他の宗教も、過酷な時代であったからこそ生まれて広まったのだろう。
ヘンテコ教をヘンテコ教と見破れる平和を感じつつ、いつ立場が変わっても不思議でないことも意識しておくべきかと。
世はなべて半信半疑で。

[INTERNET Watch] 実は誰もいなかった? 「被災地への千羽鶴」ツイートは注意喚起の内容ばかりであると判明

私もかねてより気になっていたこと。
こういうのがあるから、流れリツイートはスルーするしかないわけで。
それにしても、近頃は被災地の状況確認に公・民かかわらずツイッターがよく使われているけど、海外製のつぶやきコロシアムを情報インフラの主として活用するのもどうかと思ったり。
国が災害専用の情報交換ツールを作って運営すればいいと思うけど、難しいのかな。

[おたスケ] 井上喜久子の声をベースにした「VOCALOID5 桜乃そら」。デモ歌も

この分野の進化も昨今、目覚ましいわけで。
しかし、多分みんなが気づいているだろうけど、これもまたご自身でご自身の仕事を奪う活動にならないかなと。
合成音声のアナウンスやナレーションも増えているわけで。
将来的には「いらすとや」みたいに、声も無料配布されるようになるかもしれない。



9月4日(火)
[本日の独言(ひとこと)]
近頃はシャツの裾をズボンの前部だけに差し込んだ若者をよく見かける。私としては馴染みのない行為だが、ファッションというのはそういうものなのだから、あまり気にしないでおこうと認識している。そもそも自分自身も当たり前のようにシャツの裾を全部出しているので大して変わりがない。カーディガンを背中に羽織って、両袖を胸の前で結ぶ「プロデューサー巻き」がオシャレとされていたように、ファッションの善し悪しはごくわずかな時間で移り変わってゆく。ある時までオシャレだったものが、ある時から急に格好悪く、古臭くなってしまう。話題性だけでなく、実際に目をしても「古っ」と思えてしまうのだから、人間のこの感覚は本当に不思議なものだと思う。

先月、群馬県の高崎市で開催された科学教育研究協議会の全国研究大会で、「体操着のシャツの裾は出した方が涼しい」という研究発表が出されて大きな反響があったらしい。教育指導の場においては、体操着のシャツの裾は入れろと言われており、それに逆らう生徒が裾を出して格好つけるのが昔からの定番だ。しかしサーモグラフィで運動後の体温を測定したところ、裾を出しているほうが、入れているほうよりも四度程度低くなっており、快適に活動できることが分かったそうだ。

これは特に実験するまでもなく、裾を出して体育をしたことのある生徒なら皆知っていた結果だろう。もちろん裾を入れて運動するのは体温の変化ではなく、見栄えの誠実さと服を巻き込まれないなどの安全面を考慮しているので指導の理由は異なっている。とはいえ近頃の猛暑を思うと少しでも涼しい方法で体育を行うのは必要なことにも思える。この研究発表をもって全ての学校がすぐに変わる、甲子園の高校球児が全員裾を出してプレイするとは思えないが、体操着の構造に変化が現れるかもしれない。セーラー服のようにズボンに入れずに着られるようになるとか。いわゆるヘソ出しは結構涼しいと思う。

そして裾を入れない体操着が当たり前になると、今度は無理にでも裾をズボンに入れるのが格好いいという風潮になるかもしれない。ファッションとはそんなものだ。

[一日三報]
[CNN] ヒジャブを着けたスーパーガール「エマラ」、UAE生まれのアニメが話題に

アニメのアクションが、日本やアメリカの見せ方と非常に似通っているのが興味深い。
やはり技術は模倣から入っていくものかと思いつつ、その上で独自性が出れば面白くもなりそうだ。
ヒジャブについてはよく知らない。忍者みたいで可愛いと思うが、文化的側面が大きいのでなんとも。

[東京新聞] セミ・バッタ・蚊 猛暑や大雨で虫少なく?

ご近所感覚で言えば今夏は確かにセミや蚊は少なかった。
バッタは元からあまり見ないので知らない。
それで絶滅することはないだろうが、たぶん生態系への影響は大きかったと思う。
強くてでかくてややこしいのが増えてきそうね。

[Gigazine] ヤギには笑っている人の雰囲気を感じ取る能力があることが判明

ヤギですら空気を読む、いわんや人間をや。
小学校でももっと感情の表現方法とか笑顔の作り方を教えるべきだと思う。
大人になっても無表情な人が多い。私もだけど。