the shadow of silver
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2月28日(火)
[今日の独言(ひとこと)] 【夜の黒服+無ライト自転車は轢いてもよい法律】
夜に車で走っていると、たまに危ない人を見かける。
川べりなど街灯の少ない車道を、無灯火で黒い服を着て走行している自転車だ。
本人からはこちらのヘッドライトがよく見えるだろうが、こちらからは相手の存在が全く見えないのでうっかり撥ねそうになる。
これが忍者や隠密なら死して屍、拾う者なしだが、そうでなければ事故を起こしたら私が捕まってしまう。
それは仕方ないとして、自動車に撥ねられたら多分痛いし最悪死ぬこともあるだろう。
冬は日が落ちるのも早く、暗い色のコートやジャンパーを着込んでいる人も多いので気をつけた方がいいと思う。

今年の4月1日から自転車利用者の全年齢においてヘルメット着用が努力義務化される。
この努力義務というのはいやらしいもので、違反しても罰則はないけど頑張って守ってねという曖昧なものだ。
さらに言うと昨今のマスク問題のように、個人の場では本人の努力次第だが、公共の場ではほぼ義務とせざるを得なくなる。
お陰で学生・生徒が自転車通学する際にはヘルメット着用が必須となり、業界はちょっとした特需となっているようだ。
たぶん髪型が崩れにくい、可愛いヘルメットなんかも開発されていることだろう。

なお少し前に話題になった自転車の傘さし運転は今は道路交通法違反として5万円以下の罰金が科せられている。
二人乗りは2万円以下の罰金、無灯火は5万円以下の罰金、手放し運転は懲役3年以下または罰金50万円以下の罰金、飲酒運転は5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられているそうだ。
さすがに自転車の手放し運転でムショに3年食らったという人はいないと思うが、もし事故に遭ったり事故を起こした際には過失割合の判断材料となるだろう。

とはいえ先の無灯火運転のみならず、傘さし運転などは今も見かけることが多い。
自転車は免許も不要で生活に密着しているせいか、あまり厳しく取り締まる訳にもいかないのだろう。
結局これらの安全対策は、撥ねられる自転車側だけでなく、撥ねる自動車側の罪を軽くする目論見もあると思う。
どこまで守るかは他人事だが、せめて夜間のライトだけは点けてほしいと切に願っている。

そして一番の問題は、自転車や歩行者を無視して自動車中心に道作りを進め続けた、過去の行政の失敗にあると思っている。

[一日三報]
[産経新聞] 「仁義を切って」「鉛筆なめなめ」は通じない? 「おっさんビジネス用語」の使い方と落とし穴

私の感覚だとこういうのはオッサンよりも爺さん用語だと思うのだが。
おじさん構文、若者言葉のギャップはどちらも方言のようなものなので、分からないではなく教える姿勢、理解しようと努める姿勢も必要ではないかと思う。
何言ってんのか分かんないと、片言の中国人や南部なまりのアメリカ人にも言えるのかと。
オッサンのくだらないダジャレに付き合うのも仕事だと思う。
プライベートならゴメンちょっと本当マジキモイで良いと思うけど。


[CNN] 少しの運動でも認知機能に効果、いつから始めても

ちょっと前までは1日1万歩とか、何歳までにやらないと取り戻せないようなことを言っていたのに。
世間のダイエット本のように、ハードルがどんどん下がっている気がする。
まあ取っかかりはなんでも良いから、とにかく動けよと言いたいわけで。
始めたら自然と運動を強化していく人も多いわけで。
そしてやらない人は何を言われてもやらないわけで。

[読売新聞] 知人宅侵入しスコティッシュフォールドの子猫盗む、時価40万円…マイクロチップで特定

泥棒猫ならぬ猫泥棒
これが2/22の猫の日に記事になる妙。(事件発表は前日)
マイクロチップのお陰で見つかったのは良かったが、飼い猫を盗む男が知り合いというのもどういうわけか。
あとスコティ高いのね。




2月21日(火)
[今日の独言(ひとこと)] 【進化論派かロマン派か】
先日ケニア南西部のニャンガという可愛い名前を持つ地域の遺跡で、およそ300万年前のものと見られる石器が見つかった。
しかもそれが化石人類とされるパラントロプス属の化石とともに見つかったということでニュースになった。
パラントロプス属とは私たちヒト属(ホモ・サピエンス)とは異なる系統の種族のため、もしもこの発見が事実であれば『道具は約200万年前にヒトとともに出現した』という従来の定説が覆されるそうだ。

私たちヒト属はサルから一足飛びに進化したわけではなく、様々な系統に分かれて最終的に残ったものとされている。
先のパラントロプス属もヒト属と同時期に生息していたがおよそ100万年前に絶滅したらしい。
特徴は頑丈で力が強くて知能が低いゴリラ寄りの種族だった。
それが、力が弱くて知能が高い私たちの祖先のように道具を使っていたとしたら驚きだろう。

とはいえ、近頃の研究では道具を使う動物はゴリラもチンパンジーもカラスもラッコもいるのだから、二足歩行するゴリラが石器を用いても不思議ではない。
もう少し知能が高ければ性能差でヒト属と置き換わっていた可能性もありそうだ。
ちなみに現在生息しているゴリラは体が大きく力が強く、相当賢い動物だが、それゆえによくストレスでお腹を壊してしまうらしい、
あるいはパラントロプス属にもそういう弱点があったのかもしれない。

そういえばアメリカ人の6割はヒトはサルから進化したという事実を知っているが、残りの4割はヒトは神によって特別に作られたものと信じているらしい。
意外とも思ったが、結局そういうロマンを信じていたほうが楽しそうな気もした。
無知というよりは、別にヒトがどこからどう生まれようと知ったことではないわけで。
あまりに古すぎるので現代人の参考にも教訓にも使えないわけで。
実際、全世界で統計を取ればどういう結果になるだろう。
実は進化論派よりもロマン派のほうが多数ではないかとも思っている。

[一日三報]
[Gigazine] 「コーヒーがエネルギーを与えてくれるというのはウソ」と専門家、カフェインが活力を「前借り」する仕組みとは?

知ってた速報。
パワーアップではなくブーストされているだけで、それがつまりは「前借り」であることには、みんな何となく気づいていたと思う。
たぶんエナジードリンクや覚醒剤でも同じ。
そして、たとえそうであったとしても、一時の活力のため求められるものだ。

[CNN] 「エグすぎる盗難事件」、チョコレートエッグ20万個盗んだ男に有罪判決 英国

今日のチョコレート工場。
結局なんの目的であったかは伝えられていないが、転売とかできるのだろうか。
日本の警察もこんな風に、アホな犯罪にはアホな犯罪と言ってもいいかもしれない。
でもあまり話題になると、店でアホな迷惑行為を働くアホがアホゆえに真似をするかもしれない。
下着泥棒事件のように淡々と報道しておくほうがいいかも。

[テレビ西日本] 「なんでこんなところに」 旧日本軍の対戦車地雷 岡垣町の海岸で見つかる 自衛隊が回収 福岡県

妊娠すると途端に街の妊婦さんが目に付くようになった、みたいな話もあるが、元自衛隊員ならきっとゴミの中の兵器も光って見えるのだろう。
しかし旧日本軍の地雷を知っているということは結構なお歳なのか、今も授業で習うものなのか、それともマニアなのか。
それにしてもこの地雷のフォルムは、海岸で見つけたら冗談で踏みつけてしまいそうで怖い。




2月14日(火)
[今日の独言(ひとこと)] 【1.17と3.11の合間に思う】
先日発生したトルコ・シリア地域の大地震は日が経つにつれて被害の大きさが明らかになり、あらためて未曾有の大災害の様相を見せてきた。
地震大国に住む者としても他人事ではなく、その悲惨さは痛いほど分かるだろう。
被災者を悼むとともに迅速な救助といち早くの復旧を祈っている。

ニュース映像などで特に驚かされたのは、彼の地の建造物の脆さだった。
まるで積み木細工のようにバラバラと建物が倒壊していく。
あの光景は今の日本では見られないものだろう。
中東地域と言えば古来より煉瓦細工に優れていることで知られるが、現代の建造物も似たような製法であったことが窺える。
あらためて耐震構造の重要さが分かった。

国の調査によると紀伊半島の南側にあるフィリピン海プレートを震源とする南海トラフ地震について、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%とされている。
最新鋭の調査をもってもこの程度の精度しか出せないのが苦しいところだが、単純に判断すれば交通事故に遭う確率よりも高いそうだ。
日々、車に気をつけようと思う癖に、地震に気をつけようと思わないのはおかしいという話にもなる。
当然、南海トラフ地震が来るぞ来るぞと言いながら、先に全く異なる地方で起きる可能性も充分にあるだろう。

私たちの今は地震がないのではなく、たまたま幸運にも起きていないだけと思っておいたほうがいい。
いつ起きても対応できるように防災の準備と心構えを持っておくことだ。
心構えとは、日々警戒を怠らないということではなく、明日地震が起きても受け入れられる覚悟を持っておくことかもしれない。
スティーブ・ジョブズの名言に『もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?』がある。
そうは言ってもなあという事情もあるが、問いを持ち続けるのは大切だ。
ジョブズも何となく自分が早死にすると気づいていたのかもしれない。

宗教改革で有名なマルチティン・ルターも『明日、世界が滅ぶとしても、私はリンゴの木を植える』の名言を残している。
成すべきことを為せというのは最も簡単で、ひたすら難しい真理だと、1.17と3.11の合間に思う。

[一日三報]
[CNN] 別れた相手の名を猫トイレに、バレンタインデーに合わせ寄付集め 米保護団体

今日のUSA。
あちらの人って基本的に攻撃的というか、不幸やネガティブな感情を他者に押し付けがちに見える。
社会で生きる私の不幸は、私ではなく社会が責任を負うべきだ、という考えが強いのだろうか。
この企画も動物保護団体が進めているわけで、猫を巻き込んでも猫の幸福に繋がるならオッケー!という感覚が窺える。
もし批判されもスマンの一言で取り消して許されるのだろう。
その前しか見ない姿勢は良いことだと思うが、やっぱり私には向いていない気もしている。

[AFP] 米、異星人関与を否定 撃墜の飛行物体めぐり

今日の宇宙。
逆に色んな厄介な問題の解決手段として「宇宙人のせい」としてしまうのも良いかもしれない。
どうせ言い合いになって終わるだけなら、宇宙人が来たことにしたほうが余計な軋轢を生まなくていい。
米中が同時に宇宙人を見つけたと騒ぎ出したら、いよいよ裏で取り決めがなされたと見るべきだ。

[ロイター] 途上国でも「太陽光遮断」研究、NGOが新たな資金

いよいよ本格的に人類の敵となりつつあるおひさま。
莫大なエネルギーなのに、本当に扱いにくい代物だ。
それはそうとこの計画、実現できないだけでなく、中途半端に実行して破滅を招きそうな匂いがしている。




2月7日(火)
[今日の独言(ひとこと)] 【ルフィを名乗るな、名乗らせるな】
昨今話題の連続強盗事件。
主犯とされる指示役の男は「ルフィ」と名乗り呼ばれているらしい。
言うまでもなく某海賊漫画の主人公から拝借したのだろう。
海賊の船長だから強盗のリーダーとしてふさわしい名前と思ったのか。
少し前ならルパン四世あたりを名乗っていたのかもしれない。

私は某漫画については詳しくないが「ルフィ」という名前は非常に個性的で面白いと思っている。
少年漫画の主人公の名前といえば、「孫悟空」という直球ストレートなものがそれまで幅を利かせていた。
あるいは「キン肉マン」か「ケンシロウ」か、いずれにせよ子供にも分かりやすく、イメージしやすいものであったに違いない。
「ルフィ」や「黒崎一護」や「夜神月」などは、そういう子供っぽさ、ギャグっぽさ、馬鹿馬鹿しさから脱却した印象があるだろう。

登場人物の名前設定というのは、創作者にとっては永遠の難問であり、また答えの出ないテーマであると思う。
考え抜いて、苦心して、書き直して、ようやく思いつくものだが、それでもどこかしっくり来ない場合も少なくはない。
しかしそう悩むのは作者ばかりで、読者にとってはさほど重要ではなく、どんな名前でもすっと受け入れてしまうものだ。
「孫悟空」でも「ルフィ」でも「ゴン」でも結局は話が面白ければ名前は勝手についてくる。
それは現実での人の名前でも同じだろう。
名は体を表すというが、本当は体に名が付いている程度に過ぎない。
それでも、人の名前もキャラの名前も最初に付けなければならないから難しいのだ。

「ルフィ」という名前は噂によると船首を意味する英語のラフ(Luff)から取っているとか。
海軍や海自の用語ではラフアップ(船首を風上に向ける、舵を取る)などがあり、船をテーマにした漫画の主人公としても打って付けだろう。
加えて、他の漫画では見られない珍しい音から選んだ風も感じられる。
名前の覚えにくさは漫画が面白くなくなる一因にもなるが、こちらは見事に唯一無二の呼び名として昇華した。

ということで、作者が全力の発想で生み出して、必死の思いで作品を描き続けて、ようやく知れ渡った名前なのだから、ケチな泥棒の親玉ごときがパクるのはいけない。
また報道も何度も伝えるものではないと思った。
泥棒が「ドラえもん」とか、あるいは放送禁止用語とか、果ては陛下のお名前を騙っていたとしても、そんな風に報道しただろうか。
名前にインパクトがあるから言いたいだけじゃないの? と感じている。

[一日三報]
[ITmedia] いよいよ「グーグル1強」が終わる? ユーザー爆増中のChatGPTがもたらすインパクト

近頃話題のChatGPT。
おじさんはガンマGTPのほうが気になるよーとか言いだしたら、もう死んだ方がいいと思う。
各所に衝撃を与えているようだけど、別にグーグル1強は終わらないと思ったり。
結局、世間は何ができるかよりも、何をさせられるかで動くもので。
私は音声対話で目の前に結果が表示される、インカム付きメガネデバイスがほしいと前から言っている。
それとChatGPTが連動できれば変わると思う。

[AFP] 火星に「クマ」!? NASA探査機が撮影

今日のマーズ。
かつての「火星の顔」を思い出されるニュース。
高精細な画像が届くようになって火星の顔も単なる丘と判明したが、まだこういう話題は尽きないらしい。
あるいはまだ見ぬ火星人からのメッセージか。
地球人に警告しよう → 恐いモニュメントで怒っているとを伝えよう → 地球ではこの動物が大きくて強くて恐れられている → 見よ地球人これが火星の怒りだ
みたいな。

[ロイター] 米で「ガスコンロ禁止」論争が激化、議会に阻止法案も

引火かガス中毒かと思いきや、謎の環境破壊。
調べたところ、ガスコンロの使用により二酸化窒素やPM2.5が発生することで喘息を引き起こしているというらしい。
世界というのは残酷で、厳密に言えば水でも酸素でもあらゆるものが人間の寿命を縮める要因になっている。
人間はひび体を切り刻みながら生きているようなものだ。
ということを知らないと、こんな風に無限の水掛け論争になってしまう。
そして繊細な人はどこまでも、どこまでも不健康な健康主義に陥ってしまうのだ。
火打ち石とマキを使おう。