![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
||
![]() |
||
|
||
archive
|
[今日の独言(ひとこと)] 【AIで芸術も楽しくなるかも】
小中高校生の読書感想文コンクールを主催する全国学校図書館協議会は、来年度の応募要項に「盗作や不適切な引用等があった場合、審査対象外になることがあります」の一文を追記することを決めた。
これは文章が自動生成できる対話型のAIの利用拡大を受けて、AIにより作成された感想文が応募されてくることへの対策だそうだ。 ドイツのアーティスト、ボリス・エルダグセン氏は、今年のソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワードに「Pseudomnesia: The Electrician」(「偽の記憶:電気技師」)と題した作品を応募、一般応募のクリエイティブ部門で最優秀作品に選ばれた。 しかしその後、この写真はAIによって生成されたフェイク画像と自ら明かし、「AIによる画像や写真が、このようなコンテストで競争するべきではない」という声明とともに受賞を辞退した。 主催者側からすれば体よく利用された形になったが、アーティストの活動としてはまんまと成功せしめたと思う。 芸術分野におけるAIの浸透は勢いが増しており、文章も写真も真贋の区別が付きにくくなっている。 とはいえ、もちろんスイッチポンでAIがチャッチャと仕事をしてくれるのではなく、目的に合うようにAIをカスタマイズする技術もまだまだ必要だ。 そのAIエンジニアもある意味では筆を執らないアーティストだと思う。 読書感想文や写真コンテストでの使用が是か非かとなると当然ダメだが、それは企画の趣旨、子供に本を読ませたい、とか、インパクトのある現実の光景を見せたい、にそぐわないからに過ぎない。 将来的にはAIのほうが人間より優れた芸術、広く人々にインパクトを与えられる作品を生み出すようになると思っている。 AIの作品をAIが鑑賞して、適切な説明や優れた感想を伝えてくれる。 それを通じて人間は正しい知識と経験が得られる。 芸術の楽しみかたが変わるというか、心を豊かにするという意味では、案外良い形になってくれるかもしれないと感じている。 AIが人類に牙を剥かなければ。 [一日三報] [朝日新聞] 奈良の大仏上回る巨大仏像 ミャンマー国軍が建立へ 国民を懐柔か
今日の奈良、じゃないけど。 奈良の東大寺に大仏さんが建立された理由は、ひとえに時の朝廷、政府が仏教を国教として統治しようと計画したから。 別に国民が乞い願って建てた物ではなかっただろう。 無論、大仏と仏教に限らず、○○教も××教も支配者たちに保護されて、広められて、歪められていった。 ミャンマー国軍による大分建立も発展途上の政府としては歴史に則った判断かもしれない。 当然、奈良の大仏ができて当時の人々が幸福になったはずもなく。 数百年後に観光名所にでもなればいいが、それまで保つかな。 [NHK] 選挙カーは必要か うるさい?役立つ?集票効果は?
「○○が最後のお願いに参りました!」は言い得て妙。 選挙が終わった途端に知らん顔をする人たちも多いわけで。 興味深いのは選挙カーの宣伝によって投票しない人が減ったかというと、そうでもなく、増えた場合のほうが多いとのこと。 マイナス投票がない以上、悪目立ちも一つの戦略なのは昨今の情勢を見れば分かる。 ということで、まあこれからも選挙カーは毎度お騒がせし続けるだろう。 [朝日新聞] ぐんまちゃんグッズ売上高、ケタ違いの修正 1万倍の金額を誤入力
さすがに気づくだろうと思いきや、予想外のキャラクタービジネス。 ぐんまちゃんのポテンシャルに驚かされた。 まあ、さほど群馬に縁もない私も知っているキャラクターだけど、そんなに稼いでいたとは。 各自治体や団体がこぞってキャラクターを作ろうとする理由もよく分かった。 今後、絶対王者くまもんの牙城を揺るがすキャラクターは現れるか。 [今日の独言(ひとこと)] 【傑作は5秒で決まる】
『心血注いでも駄作は駄作。鼻歌混じりで描いても傑作は傑作』と藤子・F・不二雄は名言を残している。
『ドラえもん』という最高傑作を描いているが、それ以前は正直言ってそこまでではない作品も少なくはない。 しかし作者は『ドラえもん』と同じくらい心血を注いで描いていたはずだ。 『ドラえもん』のヒットは作者の望むところであっただろうが、それ以外の作品はなぜそこまで受けなかったのか、あるいはなぜ『ドラえもん』だけが極端にヒットしたのか。 作者には分からなかったのではないかと思う。 消費者は常に優秀で極めて残酷な判断をする。 食べ物でも家電品でも漫画でも小説でも、好き嫌いを一瞬で判断して受け入れて、あるいは拒絶している。 それは一瞬の判断で生死が分かれた野生の本能ではないかと思う。 右へ行くか左へ行くか、食べるか食べないか、逃げるか戦うか。 私たちはその選択の中で生き抜いてきた勝者の遺伝子を受け継いでいる。 だから余計な情報や雰囲気に惑わされず、勘に頼ることも正しいだろう。 ニューヨーク大学心理学部の研究チームの研究によると、人は数秒間聴くだけでその音楽が好みかどうか判断できるらしい。 曲の冒頭の5秒、10秒、15秒と抜粋したフレーズを聴かせたところ、多くの人は好き嫌いの評価が変わらなかった。 この曲は冒頭が良い、サビが良いという話はあるが、結局冒頭だけが良い、サビだけが良いというものではなく、そもそも曲が良いという前提があるようだ。 少し前に『Vine』という6秒間だけの動画が流行ったことがある。 あるいはCMで新曲が数秒流れることがあるが、それは抜粋ではなく、聴く人にとってはそれで全て判断できるということだ。 これは映画でもアニメでも小説でも、あるいは料理でも同じだと思う。 受け入れるべきかどうかは一瞬で決めており、その評価は概ね正しいのだ。 気になるのは、それでいて音楽の好みや味付けの好みが分かれるところだ。 チューニングが合うというか、心の琴線に触れるというか、私はなぜこの曲が好きなのか、どうして皆はそれほど良いと感じないのか。 その差異がかなり大きく分かれているのは不思議に思う。 なぜ最高の音楽は存在しないのか、命がかかっていないからだろうか。 [一日三報] [読売新聞] キャバクラなど宣伝の「広告トラック」、東京都が規制強化…都外ナンバーも審査へ
今日のバニラさん。 近頃は奈良市内でも見かけるようになり、こんな人の少ないところで宣伝する意味があるのかなと思うとともに、かつての口減らし、女衒(ぜげん)の雰囲気も感じつつある。 キャバクラなどではトラックを走らせた、そこの広告写真に使われたことが一つのステータスになるとか。 大人の話は大人の世界だけでやるのがスジじゃないかとも思う。 [Forbes] 「ツイッターのDMは政府に筒抜け」マスクがTV番組で暴露
知ってた速報。 近頃どんどんキナ臭くなってきたツイッター界隈。 そろそろまた次のプラットフォームに流れていくのかも。 問題は「ツイッターのDMは(アメリカ)政府に筒抜け」ということ。 同様に「○○のデータ情報は××国に筒抜け」でもあるわけで。 ××国は許さないけどアメリカなら気にしないって人が多いのは不思議に感じている。 誰かが本気を出したら日本独自のプラットフォームくらい作れそうに思えるのだが、難しいのかな。 [RecordChina] イヤホン飲み込んだ男性、腹から音楽が鳴る―山東省
今日の雑技団。 コードレスの弊害がこんなところにも。 妊婦さんのお腹に旦那さんが耳を着けた時にヘビメタとか流したら面白いかも。 「さすが俺の子だ」とか言っちゃったりして。 飲み込み式の胎教音楽とか流行ったりして。 して。 [今日の独言(ひとこと)] 【びんずる尊者と仏の道】
先日、長野市の善光寺で安置されていた「びんずる尊者」像が何者かに盗まれ、その後警察により犯人が捕まり像が返却される事件があった。
像は結跏趺坐像で高さ83センチ、重量はかなり重いとされているが、大人の男性一人でも持ち運びできる程度だという。 当寺では「びんずるさん」と呼ばれており、患部と同じ箇所に触れると病が治るとされる「なで仏」として慕われていた。 「びんずる」とは「賓頭盧」と書き釈迦の弟子の一人「ピンドーラ」に由来している。 博識で慈悲深い人物だったが神通力をみだりに使ったために叱責を受けて涅槃に入ることを許されなかった。 それゆえ本堂の外で座すこととなったと言われている。 その人間臭さ、あるいは勤勉さが庶民に愛されて、全国各地の寺で安置されている。 奈良では東大寺大仏殿の、やはり入口の外に置かれているのが有名だ。 そんな身近な存在だからこそ全国的なニュースになったのだろう。 犯人は熊本県に済む34歳の男だった。 「びんずるに恨みがあった」「どこかに埋めてやろうと思った」「びんずるがいると地震や事件が起きる」などと供述しており、売却目的ではなかったと見られているようだ。 控え目に言っても頭のおかしな男だと思うが、一方で木像にそれほどの恨みや思いを抱くことも宗教ではないかと感じている。 前に聞いた話では、夢のお告げでお地蔵さまに言われたという理由で、全国各地の地蔵から『よだれかけ』を取って回っている人もいるらしい。 見えざる景色、聞こえざる声から天啓を得るのが宗教ならば、人間にはそのような能力を備わっていることを認めなければならない。 その上で、あなたのそれは天啓ではなく世迷い言だと説得する必要があるのではないか。 「びんずる尊者」ですら仏道に外れて叱責を受けたのだから。 三島由紀夫なら立派な文学に仕上げかねない事件だと思った。 [一日三報] [NHK] “トマトはストレス受けると高い音出す”イスラエル研究チーム
今日のマンドレイク トマトはわざと渇水させてストレスを与えることで実が甘くなる。 お米も生育途中に水を断って中干しすることで根を強くする。 なので野菜が悲鳴や呻き声を上げていると思うと色々と困るので、こういう研究はほどほどでも良いと思う。 [産経新聞] 信号無視でも優良運転者? 最高裁に委ねられたゴールド免許制度を揺るがす判決
興味深い判決。 つまるところ社会における犯罪とは正義ではなく法律によって定められている。 そして警察も裁判所もその法律に従って業務を遂行する機関であるということだろう。 公平な判断だと思うが、一方で「バレなきゃ悪じゃはない」の考えも助長させているわけで。 だから道徳や宗教が必要とされるのだが、これはこれで。 ということで、ゴールド免許制度自体がおかしいと私は思っている。 [CNN] 古代ローマの建物はなぜ長持ちするのか、科学者が謎を解明
古代の技術は凄いと思うが、永遠を目指して建てるか、50年で壊れることを計画して建てるかの違いも大きいと思う。 現代は決して遺跡には残らない。 それで良いと思うけど。 [今日の独言(ひとこと)] 【アガサ・クリスティーの修正問題について】
英紙テレグラフによると、出版社のハーパー・コリンズはアガサ・クリスティーのデジタル版小説について、人種差別的な言及や、現代の読者にとって不快と思われる表現を編集したり完全に削除したりする対応を取ったそうだ。
例えば、「スタイルズ荘の怪事件」でポアロが他の登場人物を「もちろんユダヤ人だ」と話す箇所を削除している。 あるいは「黒人」「にやりと笑った」という箇所も単に「うなずいた」に修正されたり、エジプトの少数民族ヌビア人に対する差別的表現を全面削除したとのことだ。 アガサ・クリスティーの差別的表現については傑作小説「そして誰もいなくなった」の顛末が有名だ。 原題は"Ten Little Niggers"(10人の小さな黒んぼ)だったが、"nigger"がアフリカ系アメリカ人に対する差別用語にあたるため、今の"And Then There Were None"(そして誰もいなくなった)に改題された。 さらに作中に登場する童謡の"Ten Little Niggers"(10人の小さな黒人)を"Ten Little Indians"(10人の小さなインディアン)に、舞台となる島の名前も"Nigger Island"(ニガー島)から"Indian Island"(インディアン島)に訂正された。 ところが近年ではインディアンもまた差別用語であるとされ、童謡の"Ten Little Indians"は"Ten Little Soldiers"(10人の小さな兵隊)に、島の名前も"Indian Island"から"Soldiers Island"(兵隊島)に修正された。 これは日本語翻訳版でも同様で、古い読者はインディアン島のインディアン人形と記憶しているだろうが、今は兵隊島の兵隊人形として出版されている。 そのうち「兵隊」も禁止用語になれば「こけし島」の「こけし人形」あたりになるかもしれない。 アガサ・クリスティーは今から133年前の1890年に生まれて、47年前の1976年に死去したイギリスの作家だ。 その生涯は二度の大戦に翻弄され、また世界の価値観や倫理観、女性の地位などが大きく揺れ動いた転換期でもあった。 そんな現代とは異なる時代を生きた人の作品に対して、今の価値観では差別的として修正するのはどうかと思う。 ポルノと怒ってダビデ像の股間を削り取るようなものだろう。 古い小説にはその時代の価値観や思想が内包されている。 もしもそれが現代にそぐわず差別的であると判断するなら、出版社は絶版にして回収すべきだろう。 そして現代の作家が書いた、現代社会にあった作品のみを出版すればいい。 そうすることもなく、古い小説を修正して出版するというのは、単に有名な作品を利用してもっと儲けたいという気持ちしかない。 出版の権利を持っているのならそれも可能だろうが、その際にはちゃんと「原作:アガサ・クリスティー、添削:○○○○」と明記して、別作品として扱うべきだと思う。 [一日三報] [Gigazine] ネガティブで感情的なタイトルのネット記事はクリックされやすくなると判明
「人の不幸は蜜の味」ではないが、人はネガティブな話ほど興味を持つ傾向がある。 ある意味では人生におけるリスク回避を求める性質によるものではないかと思うが、まあ余所の幸福話を聞いたところで得もせず、無駄に嫉妬心を煽られるだけだ。 問題はそのせいで、これまで見向きもされなかったゴシップ記事や煽りタイトルが幅を利かせるようになり、一般誌のニュースでもやけに煽り口調の見出しが目立つようになってしまった。 読まれてなんぼの世界ではあるが、自ら信憑性を失わせていることも気づいてほしい。 [CNN] 米軍基地近くに生息のトカゲ、「ストレス食い」で戦闘機の騒音に対処
今日のトカゲ。 色んな人たちが勇気づけられそうな記事。 しかし食われる者たちは堪ったものではないわけで、こういう点でも生態系に影響を及ぼしているのかも。 [ナショナルジオグラフィック] ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか
毎年のようにイメチェンを繰り返しているティラノサウルス氏。 かつてはまさにリアル・ドラゴン、最強の名をほしいままにしていたが、調べてみたら実はそこまで強くなかったと言われたり、死骸漁りが専門だったと言われたり、違うかもしれないと言われたり、実は羽毛があったと言われたり、やっぱりなかったと言われたり。 知られた名だけに研究対象にされやすいのだろう。 実は全く違う外観だった可能性も現段階では捨てきれない。 ひとつ確かなことは、太古の世界で頑張って生きていたということだけだ。 |
|
![]() |